把瑠都関、おめでとう


エストニア出身の把瑠都関が大関昇進! エストニアはロシアから独立したバルト三国の1つ。フィンランドに文化/原語が非常に近くて、91年の独立以降「新しい北欧」として、とっても注目の国なのです。ヘルシンキが結構淡白な街なのに対して、エストニアの首都タリンにある旧市街は、とっても可愛くて女の子が泣いて喜びそうな店がたくさんあり、お土産ものきなみ安く、もっともっと観光客が訪れて良い国。ヘルシンキからも飛行機で50分、船で行ってもたった1時間(3時間くらいかかる船もあり)。

実は、そのエストニアから昨年、ヴァイオリン奏者を招聘しました。ティト・キカスといってヴァイオリン1本でアルバムを作ってしまったというすごい人です。彼も実はシベリウス・アカデミーで学んだらしく、アカデミー時代も相当の変人として扱われていたようでした。彼のファースト・アルバム「ストリング・セオリー」に入っている音はすべてヴァイオリンの音。映像はここで観ることができます。CDはウチのホームページで販売していますので、ぜひ。このページに掲載してます。

現在発売中のスカンジナビアン・スタイルも、エストニアの首都タリンの特集。およびこの号にこのティトのインタビューも掲載されています。

把瑠都関、ちょうどティトのコンサートの日は婚約発表の翌日だったのですが、奥さんを連れてコンサートに顔を出してくれましたよ。感激でした。ティトにしてみれば、日本人がアメリカでコンサートをやったらイチローが来てくれたようなものですもんね。自国の文化を応援するなんて偉い! というわけで私もすっかりファンになっちゃいました。横綱にならないかな〜。

2005年のこんなインタビューも発見しちゃいました。「錦を飾れ 把瑠都(ばると)くん」十両になるまで里帰りが許されておらず、おかみさんにパスポートを預けて頑張っていたこと。夜、OTUKARE SANDE GOZAIMASUとローマ字で何度も書いたこと。涙なくしては読めない感動のインタビューです。