元気なパディ

昨晩やっと先週放送になったLATE LATE SHOWがRTEのWebにアップされたので、チーフタンズのパディ・モローニのインタビューを観ることが出来たのだけど、これが最高なのでご紹介します。 司会のタブリディにバンドをそんなに長く運営できる秘訣を聞かれて、泊まるホテルのフロアを変えるんだよとか、飛行機は全員ウインドーシートなんだよとか(いや,実際ツアーはどんなに豪華なツアーでも大変なものなのですよ!)、故デレク・ベルの爆笑エピソードとか、本当にパディのユーモアは最高だ。「まぁ最初の48年が大変なんだよ。あとは楽なはずだ」とか言ったり。さすがチーフタンズ。バンド歴48年。説得力が違う。40枚のアルバムを出し6回グラミーを取り、エミー賞もアカデミー賞も受賞しているだけの事はある! 新作「サン・パトリシオ」はビルボードのラテンチャートにもチャートインして大好評なのだそうです。スターバックスで売ったらあっという間に売り切れたとか(ヒアミュージックからのリリースだからですね)、New York Timesの社説で取り上げられたり‥‥。本当にチーフタンズ快進撃。特にNew York Timesの社説は、英語で読まれているもっとも部数の多い社説だそうで大変な名誉だそう。普通音楽は新譜レビューとかそういうコーナーで取り上げられるものなので、社説で取り上げられたのはチーフタンズ、そして過去にはもう何年も前にボブ・ディランがちょこっと取り上げられただけなんだって。ここでそれが読めますが、最後の「we are closer to on another than we remember」という最後の一文が心を打ちます。 パディのダブリン訛りは最高で、私も何度もこの映像を仕事のBGにして聞いていますが,全部は聞き取れませんけど、本当に楽しそう。ユーモアのセンスがとにかく最高で、本当に聞いていて元気になれます。最後には最近なくなったアイルランドの人気ラジオプレゼンターさんのためにLong Journey Homeのテーマを弦をバックに演奏します。