ルナサ・ストーリー1



ルナサについて、これから数日に渡って書いていこうと思います。私がホームページを始めてから、ブログを始めてから、幾度となく書いてきたネタもありますが、まぁ新しいファンの方もいるか、と思って。

まずは1曲聴いてください。ルナサのファーストから1曲目の「Eanair」。このときのラインアップは、現在でもメンバーのショーン、トレヴァーに初代ギターのドナ・ヘナシーという鉄壁トリオ。加えてマイケル・マックゴールドリックのフルート、そしてジョン・マクシェリーのパイプという編成だった。最初から、ものすごいギター演奏と、レッド・ツェッペリンみたいなパイプの雄叫びには感動するが、後半そこにからんでくるマイクのフルートが、これまたたまらない。本当に最高の最高のバンドがここに生まれた。アイリッシュ・ミュージックでありながら、ものすごい熱い。マグマのように熱い音楽だ。それでいて、とってもクールで格好いい。マット・モロイが「ボシーの再来」と呼んだ。各メディアが絶賛した。が、アイリッシュ・ミュージックの世界はそれほど甘くない。バンドは嵐の航海へと乗り出していく。

(2に続く)