映画「4月の涙」

ウチがFINLAND FEST2011をやっている時期に、公開しているフィンランド映画いうことで「同じ国の文化、もりあげにゃ〜っ」ということで、このフィンランド映画の試写を見せていただきいました。

フィンランドの内戦当時の事を描いた映画「4月の涙」です。1918年。まだほんの100年前の事。ロシアから独立したばかりのフィンランド。国民は白衛軍(右派)と赤衛軍(左派)に分かれて内戦状態だったのでした。それにしても同じ民族で戦ったりすると、それはそれは重いものを、その国の歴史に残します。だから最近までこの時期の事は、本においても、映画においても、あまり語られることがなかったとのこと。でも最近になって、やっとこの原作になった小説が出版され、それに続いてこの映画が制作されたのだそうです。

戦争映画は重い。ホント理不尽なことが山積みで、いたたまれなくなったのですが、でもこの映画、最後はハッキリとした落としどころがあり、ある意味ホッとしたのでした。それにしても……フィンランドは女の人が強い! 本当に強いと思った。つーか、100年前、すでに男女平等のフィンランド、女性も兵士となって戦ったわけです。それにしても、あぁいう極限状態だと力の強さなんかよりも意思の強さがすべてなんだなと思う。そして…彼女の場合、見た目もものすごく強く見える(笑)。

それにしても俳優陣もすごく魅力的。特にこの主役の彼女、めちゃくちゃかっこいいんですよね。あと同性愛者で交錯した性格の判事さん役の方も非常に好演。都内ではシネマート新宿、そして銀座シネパトスにて5月7日より公開予定です。フィンランド好きの方、文化に興味がある方は、もう絶対に必見ですよ〜。

いや〜、それにしてもフィンランドの女はみんな強い! 弱い女の人は、いったいどうしているんだろう、と不思議でしょうがない。