みんなで子供や妊婦さんを守ろう! 大人は大丈夫なんだから!

東電はいまだに巧妙にメルトダウンと言っていないものの、大手メディアがやっと騒ぎだ今日このごろ。みんな騒然となっている。私はなんとなく想定内のことだなと思っていて、あまり驚いてもいないのだけど……それは別にいいんだわ。でも、これ、なんか読んでて涙が出て来たよ。NHKかぶんブログ(最近ファンです)に掲載された菅谷昭先生の講演全文起こし。そこから感動した部分をご紹介します。

「今までは僕は日本に帰ってきてからは、全国でチェルノブイリの話をさせてもらいました。で、そのときに僕が話をしても、正直言って、日本の皆さんは、誰も自分のことしか考えてくれなかったです。どこかの対岸の火事のように私全然、関係ないわっていうように聞いていた。これは今回起こったときに、急に私にいろんなことを言ってくるときに、あれだけ言ったじゃないのという風に私言っているんです」

「これは日本国民が、ある意味では、これを逃げるんじゃなくて、正面から、まさに日本は、海外から見ますと汚染国になってしまったので、この事実だけは、しっかり捉えてください。逃げられません。いいですね、ですからそういう中で、そういう事実を知った上で今後、我々がまたどうやって生活を立て直していくか、っていうことを考えて欲しいんです」

「ちびちゃんというかお子さんとか妊産婦さんだけは、もし汚染されている土壌がはっきりしているならば、できるだけ口にしないのが良いだろうと。ただし、僕らみたいに老人はみんなもう気にしないで食べるように。だから僕が言っているのは、子供だけ守ろうと、それから日本の将来を担っていく、その赤ちゃんたちを産んでくれるそのお母さん方の中でも、妊産婦さんだけは、国民全体で持って守ってあげようと。あとの方はいいだろうというのが私の基本的な考えでございます。ですから、それは基準値がありますから、それ以下であれば、理想を言ったらきりがありません。こういう現実だって言うことは皆さん、これは思ってください

ちょっと目がさめた。そうだ、私たちは被爆者なんだ。うん、大丈夫。私は納得しているよ。これからはそういう日本に、アーティストを呼ばないといけない。こういう日本なんだ、って説明しないといけない。なんか自分が45になって「もう子供は生まないんだろうな」と思ったこの年にこの事故が起きたのが偶然に思えない。私はもう充分年取っているから大丈夫。絶対にずっと日本にいて、ずっと好きな音楽を紹介する。

だから、その分、子供たちは皆で守ろうよ。お母さんたち、大変だよ。国民全体で総力をあげて子供を守ろう!! でもそれにはいったいどうしたらいいんだろう。

今日も近所の交差点で、アイスバーをなめながらバギーに載っている2歳くらいのおじょうちゃんを見る。こういうのは辞めた方がいいんじゃないかとちょっと思った。外で物を食べるなんて、東京でもホットスポット出て来てるし…と素人なりに思う。

いまだに姪っこと甥っこの顔がつらくて会いに行くことができない。ま、千葉の田舎だから大丈夫なんだけど。姪っこは「大きくなったらおばちゃんの仕事つごうかな、就職難しそうだから」と言っていた。11歳にしてこの発言。で、親(私の妹)に「おばちゃんは貧乏でしょ。あんなになてもいいの?」と怒られていた。ただでさえ仕事見つけるの大変になるだろう姪っこや甥っこの世代に、将来長く長く続く大変な借金を負わせてしまった。悔しい。ほんと悔しい。

PS
今日感動したこと。ウチの近所の中華でランチしてたら隣のテーブルから熱い談義が。原発かなと思って耳をダンボにしてみたら、なんとリビア情勢について。5、6人のおっさんたちが熱く語っていた。すごいよ! おっさん達、詳しすぎ。いろいろ教わりたいと思った。おっさん、今度一緒にランチにまぜてくれ。どこの会社の皆さんかしら。