中沢新一「日本の大転換」

友人がFacebookで薦めていたので、購入。昨日の夜から読み始めたのだが、これが本当に素晴らしい! 

実は震災からこっち、いわゆる「理系」的視線から原発本を読んだりしていた。ところがこの本は、まずなぜ原子力がいけないか、ということを人類学的に適格に指摘している。私がずっと思っていた原発にたいする違和感。それを明確に思い出した。何ミリシーベルトとか、何とかベクレルとか知るずっとずっと前から。数字に弱い私に、そもそも癌のパーセンテージとか、そういう説明などまったく通じない。そうだった、そういうわけで原発はだめだった… とにかく目がさめるような本だ。

前にこちらでも紹介した上田紀行さんの「慈悲の怒り」ともども、震災以降の日本において必読の1冊だと思う。実はまだ読み終わってない。今、かみしめるように読んでいるので、またここに読み終わったら感想をじっくり書く…というか、次のBOOK TALKの課題本にしようかな…

今日郵便物がシズカ・ワダから届いた。何かと思ったらお洋服3着。私が出張するといったら、出張先で着てくれ、と言う。中野で3着で500円だったんだって。おもしろいよー、シズカ・ワダ。確かに縫製が怪しげな感じもあるが、なにせこの値段だもん。いいよ〜これ。で、最初に洗うときはヘンな色の水が出るから、洗うときは1着ずつにしろ、と言う。ありがとう、シズカ。

というわけで和田静香の本がもうすぐ発売になる。 和田さんはユーモアのセンスが本当に素晴らしい。読めば元気になること間違いなしだよ! 写真は送っていただいたお洋服3着をならべてみたところ。いいね〜こういうシワシワなの、旅行中は重宝するんだよね〜。