ローゲルのギターはすごいな。まったく、もう!



ヴェーセンの魅力をあげるときりがないが、そのうちの1つにローゲルのギタースタイルが上げられる。こんな風におもしろくギターを弾く人は他にはいない。なんといってもコード感がユニークでホントに聞いていて飽きない。

この映像はブラジル人のマンドリン奏者のウプサラ(スウェーデン)での演奏風景。演奏が始まるまで2分30秒くらいあるので、最初の方は飛ばして良いから絶対に聞いてみて。

ローゲルのチューニングはなんとDADADAという変則チューニングで、しかも12弦。オリジナル・チューニング法。いつだったかローゲルといっしょにお茶の水にギターの弦を買いにいったことがあったのだが、そのあまりにもユニークさに弦を揃えるのに苦労した!(笑)

とにかく1つのストロークたりとも同じコードじゃない(ように聞こえる)。このユニークな奏法はいったい何なんだ? 全ギタープレイヤーの人、注目。それにしても楽しいよなぁ、ローゲルのギターは。聞いててまったく飽きることがない。1ラウンド終わって、2ラウンド目にはまたまったく別のコード展開が繰り広げられる。

デニスも全身,耳にしてものすごい集中度でマーティンの音を聴いているが、ローゲルもメロディプレイヤーのことを本当によく観ている。この映像を見るとそれが分かるよね。先日友達とTwitterで話をしていて、彼女のヴォイトレの先生がピアノで指導するのだけど、それですら一緒に歌ったり演奏するときに、おたがい気を使ったりタイミングが掴めなかったりするんだよ、という。うん、面白いね。それは面白い。すごく良いところをついている。

ものすごい意見かもしれないが、一緒に演奏することは一緒にセックスをすることに似ている。牽制したりお互いに気を使いすぎてはなりたたない。お互いに尊敬の気持ちがあり、良いものを作ろうという努力がないとなりたたないのだ。ローゲルを観ていると分かるが、彼がバックアップすることによって、メロディ奏者はさらに自由に羽ばたく事ができる。だからかっこいいミュージシャンはみんなセクシーなのだ!

そういやローゲルは人の話を聞くのもすごく上手。いつも私の悩み相談にのってくれる。今回も一緒に飲むのが楽しみだわ。ツアーは大変だが、本当に楽しみ。頑張ろう。あともう少し。

ヴェーセンをたっぷり聞きたい人は南青山マンダラの公演もお忘れなく!
11月6日(日)OPEN 17:00 / START 18:00
この日はもう自由に好きにやっていいよ、と言ってあるので、長くなる可能性もあり。もうこんな小さい会場ではヴェーセンをみることができないと思っていてください。100名ほどの会場です。お申し込みはこちらへ。ホームページでのチケット販売は,この週末で〆切ますよ〜