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2011年7月31日日曜日

よい週末

私は普段は土日は外に出ず、それこそ集中して事務所で事務仕事ということが多いのだけど、今日は大学時代の友達と一緒だったので週末お食事お出かけ。で、代々木で焼肉を食べました。

これは「和牛焼きしゃぶ」という奴。初めて食べましたが、めっちゃ美味しかったです。ささっとあぶるように火を通し、お野菜やキムチをくるんで食べます。お店はここ

それにしても、どこもかしこもレバ刺しが食べれなくなり、ホントにいい迷惑ですな。子供に生肉喰わすなっての。280円だかのユッケ食べるなっての。何かがヘンだ。何かがおかしい。何かが間違ってるだろ?


帰宅時に乗った山手線はなんとガリガリ君仕様。思わず写真を撮っちゃいました。皆さんもよい週末を。

2011年7月29日金曜日

ビンテージ・エール

ビンテージ・エールとやらを初めて飲みました。八重洲のリカーショップで見つけたもの。

飲む前に、まずものすごい香りがした。そして飲んだらすごく豊かで、すごく甘かった。家に戻って調べたら,LONDON PRIDEの会社と同じ会社のものらしい。うーん、世の中にはまだまだ経験してない美味しいものがたくさんあるなぁ。ただ高くて普段飲みはとても無理。

まだ返事してない早稲田のコメントが机の上に散らかっています。これやらないと、質問に答える前に生徒さんに忘れられちゃうよ〜ん。

ナンシー・カーとジェイムス・フェーガン



ウエッブ・コンポーザー・アワードは、なんと自営業/SOHO部門で結構ぶっちぎりの1位。2位を大きく引き離しています。すごいよ! 企業部門では2位です。いやいやたいしたもんだと自分で感心しています。投票してくれた71名の皆さん、ありがとう。(FBのアカウントがあれば投票出来ますので,皆さんぜひご協力ください! ここまで来ると1位になりたくなってきました)

今日はナンシー・カーの誕生日ということで、Twitterで紹介する映像を探していたのだが……いいねぇ。こういうの、またやりたい! 彼らはウンと前に来日させて、それっきりになっちゃってる。でもホントにうまいんだよ、この二人。英国ものは難しいんだよなぁ。なんかこう売れない匂いがプンプンする(笑)でもこの二人ほど古くさいのにヴィヴィドで明るい音楽はない。スタイルは本当に古くさい。古くさいけど、モノすごーーーく技量があるから全然暗くない。めちゃくちゃヴィヴィドだ。彼らに比べると他の音楽が曇って見える。いつかまた呼びたいなー。呼びたいなー。

彼らのCDはまだ過去の在庫がここにあります。ぜひご利用ください。最近気づいたんだけど、またなんとなくだけど古いCDがよく売れ始めてるのは、きっと世の中に在庫がないんだね。ウチの在庫以外(笑) 向こうのレーベルもアーティストも大量に売れるものじゃないから、ある程度売れたら、もう追加プレスはしない。ウチはその点リリースしたら在庫はたっぷり取るしなぁ。で、良いものはいつかは売れて行く、ということでしょうか。嬉しいね。アマゾンとか、すごく動く時だけ(新譜の時期だけ)無責任に入荷して、すーぐ在庫なくなっちゃう。ウチみたいに長く地味にというのは、もしかしたら強みかもしれない。でもそれをするには体力が必要だ。

今日はこれから朝早く郊外の某学校にクライアントのおじさんの鞄持ちで出かける。1時間半くらい電車にのる。今、私にとってクライアント仕事はこの1本。他は全部自分がプロデューサーの自分の仕事だ。そのことは自分の仕事生活において一番大事な要素なのであるが、自分のプロジェクトは儲からないし、下手すりゃ赤字になる。でもクライアント仕事は大変だけどちゃんとギャラがもらえるから、たまにはやらないといけない。クライアント仕事はつまらないと相場は決まっているのだが、このプロジェクトはなかなか面白いプロジェクトなのだ。とはいえ、何せクライアント仕事なので、どこまでここで言って良いかはプロデューサー判断。なので私は何も言えないが、言えるようになったら、またこちらでも紹介していきますね。

全然関係ないけど、こんなブログを見ました。陸前高田。やなせたかしさんの書いたイラストが力強い。

2011年7月27日水曜日

ヴェーセンはいいな。まったく、もー!



しかしヴェーセンは本当にかっこいい! 前回の来日から2年くらいあいた。すごーく、すごーく長くあいたような気がする。前の来日は5度目の来日だった。たった5年の間に5回来日は、外タレとしては、ちとやりすぎだろうと自分では思ったのだ。だから今回は2年あけた。

でも……長い、長かったよ、長すぎたよ、ヴェーセン。2年なんて待てるわけがなかった。そうだ。ヴェーセンが、私にとっては世界一番かっこいいバンドなのだった。忘れてたよ。本当に忘れてた。

それにしても、ヴェーセンとマーティン&デニスの共演なんて、我ながらすごい企画を思いついたと思う。私はあちこちのフェスティバル形式のライブで行われる、いわゆる「カム・オール・ヤ Come All Ye」的なアンコールの大セッションが大嫌いなのであった。それは確かにビジュアル的には素晴らしいものだが、音楽的にはまったくつまらないと言っていいだろう。お客さんは大抵「あのアーティストとこのアーティストが一緒に同じステージで演奏した!」ってなだけで、えらく感激してくれる。だがそこに甘えてはいけない。お客さん、ちゃんと音を聴かないとダメですよ。

私がプロデュースするからには、音楽的に最高のものをお届けしなくてはいけない。カムオールヤには絶対にさせない。この2バンドが「ちゃんと」共演しないとつまらない。

実際自慢するわけではないが、こういうちゃんとした共演はフォークの世界ではあまりない。一つは皆に予算がないことが上げられる。みんな実際、ものすごい忙しいし、リハーサルのためにスケジュールをあけるのは至難の技だ。ツアー中にリハの日なんてわざわざ取れない。当日サウンドチェックの合間にちょいちょいとやってしまうのが実際なのである。そして、まぁ彼らが普段からものすごい才能で曲を記憶し演奏する技術を兼ね備えていることから、ある程度、なんとかなってしまう……というもまた理由の一つ。

だからちゃんとした共演なんて、レコーディングを一緒に行ったバンドでなければ、ありえない。ヴェーセンもマーティン&デイスも実際「ちゃんと」共演するのは初めてだ。いつだったかマーティンは「ほら、ヴェーセンの曲、俺だって弾けるんだよ」と言って、確か「キャプテンキャプシール」だかなんだかを楽屋で弾いてくれたけど、そんなのユニゾンでやってもつまんないんだよ。

ちなみにリハの時間の設定についても、ちゃんと作戦をたてた。たぶんアイリッシュ側に「リハどのくらい必要?」と聞いたら絶対に「当日でいいよ」と流されちゃう可能性が高い。なのでヴェーセンの連中に仕切らせることにした。ちょうどマーティンとヴェーセンが、スェーデンだかどっかのフェスで一緒にやっている日があったので、そのタイミングでヴェーセンの方に「そっちでマーティンたちと話し合って,何時間くらい必要かだけ確認しておいて」とメールを入れた。

で、出た答えは5時間。なのでみっちり前日にリハーサルルームを取って5時間リハーサルをする。ふふふ。見ておれ、お客さん!! おそらく世界中のコンサートプロモーター、誰も作りえなかった最高の音楽を私はあなたにお届けすることができるだろう。そして、あなたはそれを体験することになるのだ。

コンサートの詳細はこちら

2011年7月26日火曜日

ヴェーセンはいいな。自由で、かっこよくって…



数時間前に掲載した映像が、どうも中途半端でイライラするので、こちらにフルの映像を載せました。それにしても、いいよな、ヴェーセン。なんて自由なんだろ。3つの楽器がすべてものすごいパワーでグイグイ押してくる。メンバー間の遠慮/妥協はいっさい無し!

ヴェーセンと出会ってからというもののアコースティックなバンドは、もう探さなくてもいいやと思ったのでした。これ以上のバンドは、もうありえないね。最高に自由で、最高にかっこいい!

すみません、今日1日、読書してました。

昨日夜寝る前にタイコウチさんに薦められた福岡伸一先生の「生物と無生物のあいだ」を読み始め、感動し、今日、ランチに外に出る際に福岡先生の本を持って出たのに、郵便受けを見たらこの本が届いていて、それを持って近所のうどん屋に行き、ランチをしながら、ついついこっちを先に読み始めてしまいました。スゴイ! で、今日は午後はほとんど仕事せず読書してました。

話題の大野更紗さんの「困っているひと」。私は女で圧倒的に文章力があるのは、絲山秋子さんと和田静香さんだと思っている。本当に文章がうまい人というのは本当に文章力だけで読ませる。この二人が書いていれば、たとえ題材がわからないものであっても一応読んでしまう。そのくらい文章に力があるのだ。なんでだろう。構成力? 言葉の選び方? テンポ? とにかくグングン引き込まれる。例えば和田静香さんのブログはいつも和田さんの気持ちが爆発し(笑)超とっちらかっているのだが、ここだって良い編集者がつけば、きっとものすごい人気ブログになるに違いないのだ。

で、話題の大野さん。ホントに彼女もそれに負けてない。まずものすごく文章がうまい。句読点の打ち方がいいのかな…とにかくテンポがいい。面白い。ぐんぐん読み進む。そしてこれは極上のエンタテイメント。そして深く考えさせられる。彼女の洞察力もすごい。本当にものすごい本だと思う。ぜひ、皆さんも読んでみて。

そして、この本と同じくらいパワフルな病気本がある。それは巨匠和田静香女史の「ワガママな病人VSつかえない医者」だ。まったく爆笑。すごい文章力。後書きの湯川先生の言葉にあるように、和田さんは一度本気で書いてみる必要がある。特に圧巻は胃カメラを自ら引っこ抜いて逃げ出すシーン(笑)。とにかく話題のこの「困っているひと」以上にパワフル・エンタテイメントなのです。いや、分かるんだけどね、本人は必死だ、って。

大野更紗さんのインタビュー。チキさんのPodCastが、ここで聞けます。イメージ通りの女の子の声。

ちなみに「困っている人」はブログでの連載がベースになっているらしく、実は全文をWebで読めます。でも彼女を応援するためにもぜひ本を買って読んでほしい。

でもツイッターやブログやネットがあって良かった。彼女みたいな作家の作品が読める、私たちは幸せだと思う。元気をたくさんもらった。

で、今日は午後は読書でつぶれてしまった。なので今から仕事する。気ままな自営業とはいえ、さぼると生活に響く。ただ外部とのアポがなければ、自分で1日のタイムスケジュールが組める私は本当に幸運だ。確かに普通に週末だろうが年末年始だろうが、平均1日12時間くらい仕事してはいるが。だから普通の人よりよっぽど仕事してますんで、仕事さぼって読書してたからと言って怒らないでください(笑)。さて頑張らないと。仕事に戻ります。

かっこいいヴェーセン!



ほんの10日間ほど前のヴェーセン。かっこいーーーー。が、余計なエフェクトはいいから演奏を全部ちゃんと見せろ!と思う。何はともあれ来日までもうすぐ……って言っても3ケ月もあるか。

来日公演の詳細はこちら

2011年7月25日月曜日

マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル@音遊人

ヤマハの「音遊人(みゅーじん)」さんにインタビュー記事をご紹介いただきました〜。ありがとうございます。カラー1Pで、とってもメジャーな展開。感謝、感謝。

今日は朝からクライアントさんの代理でとった極めて重要なミーティングの日程を間違えてクライアントさんに伝えてしまい、大ボケ!なスタート。その後も今夜楽しみにしていた飲み会の場所を参加者に充分に伝えておらず大ボケをかまし(もっとも彼女のオフィスはそこから目と鼻の先なのであったが…すぐ合流できてホッ)、最後の最後がまたもやお店に携帯を忘れて店員さんを走らせる(笑)

と、まぁボロボロの1日でした。でも極めて重要なプレゼン1件は、無事に完了。友達から大事なプロジェクトの依頼も受けた。いい加減、夏ボケから脱出し頑張らねばという感じ。ま、頭切り替えて…やること山積! 山積! 山積!

2011年7月23日土曜日

素敵な土曜日

今日は雑用を昼ごろには終わらせ、その後は友達が4巻にもわたる漫画本を貸してくれたので、それを持ってとっとと外出。近所をのんびり散策。良い1日でした。

途中よった近所の喫茶店で新聞を読む。時間がなかったので、あまりゆっくり読めなかったのだけど、「ダニーボーイはアイルランド民謡ではない」みたいな記事を(たぶん)朝日新聞が掲載しており、ほぉ〜、伝統音楽にたいする認識も、こういう記事が大新聞に載るか、とちょっと感動。(今、ググったらこんな記事が出てきました→朝日新聞be

ところで昨日ここに掲載したWEBコンポーザーアワード。今朝になってみたら山口工務店さんを抜いて、なんとウチのHPは企業部門の2位になっていた。すごーーーい。……というかクールにしていようと思っていたけど、ちょくちょく順位を確認してしまう私って(笑)うふふ。ちょっと嬉しーい♥(というわけで画面を画像で記録する)

投票してくださった皆さん、ありがとうございます。これ万が一この順位をキープできたら、何かお祝いしたいな。なんか考えます。たぶんBINDって、2万から3万くらいは売れている人気ソフトだと思うけど、それにしてもすごいよね。ちょっと嬉しい。このアワード企画した人は、絶対にこうやって上位の人間が騒ぐと思って企画してくれたんだろうけど、それでも嬉しい。と、まぁ、平野さん(デジタルステージ代表)の企画に踊らされてみたりする(笑)


コローナズは昨日アイルランドで大きな野外のフェスティバル。みんな元気そう。写真、拡大して見てね。

ヴェーセンおよびマーティン&デニスの公演(11/5 トッパンホール)。チケットですが現在座席はこんな感じ。クリックすると画像が拡大します。チケットを買うときの参考になさってください。緑がウチで持っている指定席分で、黒が売れちゃったところ。ピンクはトッパンホールチケットセンターが持っているエリア(まだそれほど売れてないと思う)。後方は自由席エリアになります。まだまだ良い席はありますので、どうぞ皆さんお早めに。

さーて、すっかりリラックスしてしまったので、仕事、仕事!

エディ・リーダー「Mirmama」



ドラムのロイ・ドッツがFBで紹介していた映像。エディ・リーダーの「ミアママ」時代のライヴドキュメンタリー。名盤で何度も何度も聞きました。日本ではたしか「エディ・リーダー」というタイトルで売ってましたよね。懐かしい。このアルバム、死ぬほど聞いたな。そういう人多いかも。実際はオーバープロダクションで、もっとナシュラルに作った方が本来のエディっぽかったと思うのですが、それでも、すごくよく出来たアルバムだったと思う。この当時のライブって私は見てないんだけど、やっぱりいいですね〜♥

こうしてみると、ティンホイッスルとかコンサーティナとか使ってるし、プランクシティの影響大な「Blacksmith」とか、普通のポップスにしてはトラッドな感じ。何より本人の訛り具合がキュート。

30分ほどのドキュメンタリー。名曲ぞろい。All Or Nothing, What You Do With What You've Got, Honeychild, Dolphins, Say Hello In There, The Blacksmith, Cinderella's Downfall and My Old Friend The Blues

ウェブコンポーザー・アワードで、個人事業部門1位?!

ウチのサイトは、BINDという非常に安価ですぐれたソフトで私が自分で作っているのであるが、BINDの会社デジタルステージさんがホームページのコンテストがやるというので登録してみた。

で、登録したことをずっと忘れていたのだけど、今日「投票はもうすぐ〆切ますよ」みたいなメールが届いたので、ためしにウチのFBページやTwitterで「良かったら投票してください」と呼びかけたところ、なんと! SOHO/個人事業部門1位になってしまった! 加えて、企業・コーポレート部門でも3位! といっても投票数は26票とかなんだけど、いや、それでも嬉しいよね〜。ありがとうございます。

ウチのホームページ。ここにも書いてあるとおり、古いページと新しいページが混在し、各アーティストのページが入り組み、ものすごく複雑な構成になっている。たぶん見始めた人は、見ても,見ても、見終わらないという事になる。へんなホームページだ(笑)。

でも新しいページ、古いページ、すべて私が一人で作ったんだよ! BINDはそういう賢いソフトだ。センスのない私でもなんとなくそれなりのページが出来てしまう。あと投票期間が1週間以上あるし、たぶん本気の方たちが組織票で上げてくるだろうから、最後まで1位でいるとは思えないけど、これからも頑張ってセッセとページを作っていこうと思う。

それにしても、いい時代になった。こうやって個人の自営業でもなんとなく日が当たるチャンスがある。で、努力していればなんとなく認めてもらえる。これはデザインとか構成のコンテストらしいのだけど、果たして。

そして、それとはまったく別の話なのだが、ウチのページにテキスト広告をくれている某代理店さんによると、私のホームページは個人のページとしては圧倒的に高い評価が与えられているらしい。(ちなみにこのテキスト広告、見た人がクリックするしないはまったく関係なく掲載しているだけで広告料が入る。わずかですけどね。月に1回、焼肉にいけるくらい)まぁ、通常会社でやるべき量の仕事を個人でこなしているからコンテンツが異様に多いというのが理由の一つに上げられるが、特に良い要素としては

(1)マイナーだったとしても何かの「公式」ページである
(2)しかもそのアーティスト名ときたら、ヴェーセンとかルナサとか、直球で到達しないとダメという言葉が多い。つまり「六本木」「カフェ」とかで検索される検索結果とはまったく別物なのだ。
(3)で、バンド名等で検索されたとき、上位にあがってくる可能性が高く、さらにクリックされる可能性が高い
(4)毎日更新されている(実はこのブログと連携しているページが内部にあるため)=ページオーナーがちゃんと活動していると認識される。
(5)ラジオとか雑誌とか、これまた評価の高い公式ページからウチのHPへリンクが貼られている。
(6)アクセス数は平均300くらいあるようだが、代理店さんによるとこのようなページの評価とアクセス数はあまり関係ないようである。もちろん圧倒的なアクセス数があれば、また別なんだろうが。

なので、GOOGLEなどで評価を調べると、本当にウチのHPは良い位置にいるらしいのだ。代理店さんからは「これ以上上位のページになることも可能だけど(そうなるとテキスト広告の単価があがる)それにはまず会社組織にしないとダメですよ」と言われる。うまくいけば事務所家賃くらいの広告収入も夢ではないようなのだが、別に私は会社ごっこがしたいわけでもなく、ホームページが評価されることが目的でもないので、今のままが一番。ということで、この点は放置(笑)

でも……うふふ。嬉しいよね! 良かったら,皆さんもぜひ投票してください〜。投票はこちらからできますFACEBOOKのアカウントがあれば、誰でも投票できるそうです。


そんなことはさておき。今日も食べ物が美味しく,良い1日でした。それだけで充分だよね〜。皆さんもよい週末を!

2011年7月22日金曜日

音楽評論家という仕事:とうようさんの死について考えた事



フレアークのこんな映像みつけちゃいました。長いです。1時間くらいたっぷり。フレアークのコンサートって地元じゃでかいシアターみたいなところでやっている。つまり大勢の人に向けての音楽だから、素人にも分かりやすいように非常に楽しい。ちなみにここに出てくる楽器全部は持ってきませんが、それでも楽器をとっかえひっかえ楽しいライブになること間違い無し! 公演まであと2ケ月。チケットはこちらで、どうぞ! 10/1(土)Star Pine's Cafe@吉祥寺。

中村とうようさんの突然の死から24時間たって、TwitterのTLや登録しているブログでの皆さんの言葉を読むにつけ思います。音楽評論家ってなんだろう、って。

そんな時、私はずいぶん前に週刊文春で宮崎孝弥さんが紹介していたデイズニー映画のエンディングを思い出すのです。以前もここで紹介したことあったと思う。映画自体は観ていないのですが、どうやら料理の映画で、最後の料理コンテストでいわゆる「評論家」の人が自分のコメントを読み上げるというシーンだったと記憶しています。それをそのまま、評価の対象を「料理」から「音楽」ということに置き換えて紹介します。ただしく覚えていないと思うけど、だいたいはこういう事を言っていました。

「自らは楽器がうまいわけでも、素晴らしい音楽を書けるわけでもないのに、安全な位置にたって人の作ったものを評価する。音楽評論家は極めてむなしい、そういう職業だ。我々はいつも忘れてはならない。我々の評論など、実際作られた作品そのものに比べたら、なんの価値もないことを。それがどんなダメな作品であっても……それにくらべたら、まったく価値もないものだという事を」

「だが、我々がリスクをかけて自らの存在を意味づける場所がある。それは自分の名誉というリスクをかけて誰も知らない無名の新人を評価し、応援し、世に送り出す時だ」


いいでしょ? 私はこの言葉が気に入っています。ちなみに我がTHE MUSIC PLANTのアーティストたちも、本当に最初はまったくの無名で、最初から広告打つなんていう芸当はできないし、リスクを持って取り上げてくれる音楽評論家&ライターの先生方がいなけえれば、まったく日本では存在しなかったものばかりなのです。特にウチみたいなとこのアーティストを応援してくれる時、音楽評論家って職業は本当に素晴らしい!!(笑)と、まぁ、手前味噌ですが…心からそう思いますよ。

とうようさんの死を「老人の孤独死」というふうに捉えている人もいるけど、そんなことないと思う。ミュージックマガジンはとっくにとうようさんの手を離れていたし、親しい人だけに送られた遺書、葬式はしないでくれという言葉、自分のコレクションを大学に寄贈し、79で自らの命をたつ…という、ある程度自分の思い通りに書いたシナリオだったのではないか……と勝手に思うわけです。これがとうようさんの美学だったんでしょう。

まぁ、でもとうようさんのことを良く知らない私が書いても説得力ないよね。分かりません。実際は。ただ今日は業界全体がなんとなくドヨーンとしているので、思い切って書きました。

先輩に自死されると、業界全体が見捨てられた気分になるかもしれませんが……音楽はずっと存在するし、リスナーの存在もずっとありつづけます。そのどちらか(もしくは両方)をちゃんと応援しているかぎり、私たち音楽を仕事にする者も、その居場所を見つけ続ける事ができると信じています。元気にがんばりましょう!


PS
マーティン・ヘイズのTVでの反響。コンサートチケットはすべてウチの事だから良いとして、CDはせっかくプロモーションしてもライナー付き日本盤以外、AMAZON界隈の並行輸入の連中に美味しいところを持っていかれるんだよな……とグチる時間があったら、自分のところのHPをちゃんとせい!(笑) というわけで、マーティンのCDショップのページを更新しました。今なら私がすぐ発送しますよ〜ん。

2011年7月21日木曜日

中村とうようさん、ご冥福をお祈りいたします

中村とうようさんのショッキングなニュースに、動揺しています。今日は、音楽業界、みんながそうだと思う。

私は直接お会いしたことはなく、遠くから「あれが中村とうようさんだよ」と言われ、生とうようさんを見たことがあったのが、2、3度…かな。直接お話しをしたことは一度もありません。またとうようさんが書いたというライナーも持っていなければ、「とうようずTALK」に感動したという経験もありませんが、いかに重要な人だったかというのは、まさにこの五十嵐さんのコメントのとおり、実感しています。

それにしてもリリースが楽ではなかったと思われるワールドミュージックのCDにミュージックマガジンで「わざわざ取り上げ0点をつける」というのには、私でも納得がいかなかった。その人が自殺という結論を選んだということで、なんか後味が悪い。だけど私がお世話になっている人の多くが、非常に尊敬する人物であり、その皆さんが今日はショックを受けているということを考えると、やはりご冥福を祈らずにはいられません。

「ぴあ」も廃刊。音楽業界も大きく変わりますね。亡くなったからと言って知りもしないのに絶賛するのは私はイヤなので、正直に書きました。R.I.P.

「変化の時代」のおカネの使い方

日本経済新聞のこの記事、勝間和代さんの「変化の時代」のおカネの使い方 、すごく気に入ったので、ここに紹介します。というより、未来の私が忘れないように(笑)自分のためのメモとして。この記事は、すごく私の今までの生き方を肯定してもらえるものだし、これからの私の仕事にも勇気をもらえる記事だと思う。

詳しくはとにかくリンク先を読んでいただくとして、つまり「物を持ったとしても限界がありますよ」「反対に貴重な経験や人脈は永遠にあなたと一緒ですよ」ということなのです。わたしは20代のころ、本当に貧乏だったけど、そのお金のほとんどを貯金もせずに海外に行く事に使っていた。でもって、今、ものすごい貴重な経験となって、それが私を支えている。この経験は絶対に誰も、そしてどんな天災が起こったとしても私から奪えない、私だけのものなのだ。

「無形資産は『どんな変化があっても持ち歩ける資産』なのです」

「昨日より今日、今日より明日の自分がより良くなるように、自分に投資をすることです」

「変化の時代では『固定的で、解約が不可能なもの』におカネを使ってはいけません」


うーん、いい!! なんか元気が出た。すでに私も40代半ば、貯金ほとんどなし! 貧乏結構! 貧乏上等!(笑)一応立派な誇れる(これも無形財産の)事業があるんだよ。そして、今も私はお客さんに音楽の感動という無形財産を提供している。今日は打ち合わせで、元気のある業界のお姉様方二人と一緒ですっごく盛り上がって楽しかったのだけど「この時代、チケット売るってのが、そもそも無理な話よね〜」「海外から呼ぶのなんて、これからどんどん難しくなっていくかも」みたいな結論だったから、なんとなくいろいろ考えていたのだったが……この記事読んで,元気が出たよ〜。勝間さん、ありがとう!

全国のお客さん。今、あなたと同時代のミュージシャンが生きて活躍しているってことは、ものすごい事なんです。ましてや日本に来るなんて。これから先、こんな来日が何度あるか分かりません。この貴重な一瞬を絶対に逃さないよう。ぜひコンサートにいらしてください。そして、その貴重な体験は、あなたの一生の財産となって、きっとあなたのことを、あなたがどんな苦しい時でも支えてくれる事でしょう。

……と、まで言ったからには、一生覚えておいてもらえるような、本当にいいものを紹介していかないとね(笑)。プレッシャー大。うん、がんばります。

ヴェーセン from スウェーデン、もうすぐ来日するよ!

「100,000年後の安全」観てきました

本日、ちょうど午後イチの打ち合わせが渋谷のあっち方面だったこともあって、やっと観てきました話題の映画「100,000年後の安全」@UPLINK

一応フィンランドのドキュメンタリーだし、話題の原発モノということで職業上押さえておかねばならぬという事もあり、あまり興味も湧かない中で行ったのですが……。これが、ものすご〜〜く良かった!!! これははっきり言って,皆さんに超おすすめの映画です。ぜひぜひ見に行ってほしい。詳しくはこの後に書きますが、もちろん原発を作れば必ず出てくる放射性廃棄物のことを知らない人は、この映画でその怖さを充分感じてほしい。けど、そういう解説は他の専門家の皆さんにお願いします。私は自分ならではの別の視点でこの感想を書きます。

まず簡単に内容を説明すると、原子力発電所から出される高レベルの放射性廃棄物。これの処理には各国が頭を悩ませているわけなのだけど、北欧の国フィンランドではこういう結論に達した:地下深くこれを埋めてしまおうと。当初ロケットで宇宙空間に飛ばすのはどうかという案も出た。でもロケットは、打ち上げの時など途中のリスクがあまりに危険すぎる。海に沈めてはどうか。いや、何かあったとき、海洋汚染こそ取り返しがつかない。あれこれ悩んだあげく、フィンランドの地盤は18億年前から安定しているものだそうなので、そこに埋めようという結論に。そしてこの放射能制廃棄物ほぼ永久保管施設「オンカロ」の建設が始まりました。

この地下の永久処理場は地下500m、斜めにトンネルのように何kmにも渡って深く深く掘られ、そして、およそ100年後には施設が完成することになっているのだそうです。完成したらここに格廃棄物を入れていき、そしてそれを封印するというもの。そして核廃棄物は、放射性物質を出さなくなる10万年後まで、この施設に保存されるというわけ。現在、予定の半分くらいまで穴は掘られているらしい。

関係者は思考を巡らせる。ではいったいどうやって10万年、それを安定した状態で保ちつづけるか。10万年後、そこに暮らす人々に放射能の危険性をちゃんと警告できるのか。だいたい6万年後くらいに氷河期が来て人類が滅亡するのじゃないのか。いずれにせよ地上は天変地異や戦争、いろんな要素であまりにもリスクが大きい。では、石碑をたてて、そこに国連が言う何カ国(6ケ国だったかな)かで警告を掘っておくのはどうだろうか。ムンクの絵「叫び」を貼ったらどうだろうか、あれならユニヴァーサルに危険なものだと警告できるだろうし…とか。

そして、映画では結局さんざん思考をめぐらした結果、やっと出した結論らしきもの(?)が「もし万が一、10万年後の人類がこの施設を見つけたとして、いかなる警告文を書いておいても、何か埋まっているのだろう?と好奇心に負けて、ぜったいに掘り起こすだろうから、何も印は残さない方がいい」ということ。実は過去にもルーン文字で「絶対に触ってはいけない」と書かれたヴァイキングの遺跡があったのだそうだ。でも考古学者たちは迷いもなくそこを堀った(何もでてこなかったみたいだけどね)。なので、もう何も残さず、埋めたら忘れさられてしまうのがいいという考え方なのだ。(私もそれは正しい結論だと思う)

映画全体をおおう不気味に美しい映像が余計恐怖感をあおるわけなのだけど……私は思わずニヤっとしてしまった。

だって、これ、めっちゃくちゃフィンランドっぽいんだもん。ムンクの絵とか真面目に語っているところとか、めっちゃ可笑しい!!(ごめん、ごめん!!) 私が知っているフィンランド人も、だいたい皆こういう感じだ。あれこれ、あれこれ、あれこれ、本当によく悩んで議論している。原発だけじゃない。音楽の仕事だってそうだ。いったいどうやったらフィンランド音楽を広められるのか。いつもいつも思考を巡らせている。もっと良い方法はないのか、他にベストな方法もあるんじゃないのか。自分たちは間違っているんじゃないのか。そして議論に議論を重ね、議論に議論をつくし、なんとか納得できる落としどころを見いだし,前に進んで行く。それがフィンランドのやり方なのだ。今のところ、そのやり方は正しい。だからフィンランドは世界がうらやましがるような高福祉の国になり、高い教育水準を誇り、エコフレンドリーでこんなに住みやすい国になった。

だいたい議論を尽くしてもろくな結論は出ない。その落としどころは……この核処理施設みたいにだいたいはハッピーなものでは決して無い。うんざりするような長い時間この施設を気にかけないといけないわけだから。働かない奴のためにも働いて税金を納めなくちゃいけないわけだから。でも、そのヘんが結局のところ限界なんだよね、というのをフィンランド人は知っている。そして、今の議論でそこがベストな(というか皆が妥協できる)落としどころとなれば、それを受け止めて、それを真面目に実行していく。そうするしかないのだ。そうして実際、世界の中でもまれにみるような良い国を作っているわけなのだ、フィンランドは。

そして、こう言ってはなんだけど、その過程が……めっちゃ可笑しいのだ。ゴメンね。フィンランド人。私はそんな貴方たちが大好きです。ホント,フィンランド人にますます惚れた。というか、もっと言ってしまえば、これが人間の限界であり、可笑しさであり、究極の姿なのだ。ホントに人間、いくら頭がよくなっても、このヘンが限界なのだ。こんな風に生きるしかないのだ。

そして何より偉いなと思ったのは(これは可笑しさ抜きで…いや、でもちょっと可笑しいかな)、彼らは非常に謙虚だ、という事なのだ。謙虚だから核処理においてミスが絶対に起こらないとは思っていない。(だから実際にはミスはほとんど起こらない)加えて、この高度な文明がいつまでも続くとは信じていないし、人類滅亡に備えて、本当に真剣に悩んでいるわけなのだ。すごい,フィンランド人は本当にすごいよ!! 

しかしこの施設を作っていて、スタッフが内輪で言うジョークの中に「もしこの施設を掘っている最中に、自分たちより前の文明が作った核廃棄物が出て来たらどうする?」ってのがあるんだって。そこはちょっとフいてしまった! ごめんよ、今、こんな風に面白がる事なんて、地球上に放射能物質をまき散らしている日本人の私ができる事じゃないのだけど。

いやいや、冗談ではなく、本当にこの映画のことを笑えない。そして10万年後、人々は知る。フィンランド人は正しかった…って。そして未来のフィンランド人は思うのだろうか、自分たちの先祖が悩んだ分、俺たちは他の国の連中よりも、ずっと幸せだぞ、って。

こう言ってはなんだけど、カウリスマキとか好きな人には絶対にみてほしい映画。やっぱりフィンランド人。ものすごく真面目。そして繰り返しになっちゃうけど、とにかくめちゃくちゃおかしい(と言っては不謹慎か…何度も書くけど…でもそういうのが正直な感想)。


PS
しかし18億年安定していたというフィンランドの地層も、まだまだ分からない。なんとフィンランドでは珍しい体感できる地震が最近あったそうなのだ。アイスランドの噴火も連続しているし……果たして地球はどうなることやら。

FINLAND FEST 2011 ラティーナさんにライブレビュー掲載

なんか…もうすでに3年くらい前のことのように感じますが(笑)。まだほんの1ケ月半前のことなんですよね。アラマーイルマン・ヴァサラット、ヴァルティナが頑張ってくれたFINLAND FEST。ライヴレビューを掲載していただきました。ラティーナさん、ありがとう!!




懐かしい、恵比寿での早朝の洗濯歌(笑)、ヴァルティナ。THE MUSIC PLANTはON THE SHELF TVという小さなTVステーションを運営しています。いいでしょ、これ。

2011年7月20日水曜日

LIVE IN NEW YORK CITY 2006 - Glenn Tilbrook & Fluffers

グレン率いるフラファーズのライヴDVDが、いよいよ本日YAMAHA MUSIC & VISUALSさんより発売になります。商品の詳細はこちら! 

「Tempted」「Annie get your gun」他、スクイーズ時代のヒット曲を始め、ライブで好評のソロ作品も入った16曲。圧巻。そして五十嵐正先生のライナーが泣かせる。

「ソロアーティストとして04年、05年、07年、09年、11年と近年は頻繁に日本にやってきているので、皆さんの中にも実際にそのライブを体験した人がたくさんいると思うが、毎回汗まみれで一切手抜きなしのサーヴィス精神満点の熱演パフォーマンスを聞かせてくれる」

「入場料に対しての満足度のコストパフォーマンスがこれほど良いコンサートは他にないと言い切ってもいい」


ううう、タッドありがとう。そんな風に言ってもらえて、グレンも私も嬉しいです。次はいつ呼べるのか、予定は現在のところまったくの白紙ですが。


せっかくリリースしてくれたヤマハさんを応援するためにも、ぜひ買ってね〜。


ついでにこっちもお忘れなく! ソロツアーのドキュメンタリー。グレンのツアーのとっちらかり具合が(笑)体験できる貴重なドキュメンタリーです。必見!

2011年7月19日火曜日

マーティン・ヘイズ@「旅のチカラ バイオリンは歌い フィドルは踊る」

今日、マーティン・ヘイズがNHK-BSのドキュメンタリー番組に出るというので友達の家に行って観てきました。ウチはBSが映らないんですよ〜。

ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんがアイルランドにマーティン、そして伝統音楽の世界を訪ねていくというドキュメンタリー。葉加瀬さんがマーティンのファンだというのはずっと前から知っていた。実は10年くらい前だったか、ある日突然、某3大新聞の編集者から電話があり「そちらのCDを紹介したいのでジャケット写真を送ってほしい」という依頼があったのだ。ご紹介してくださっている方は誰かと聞いたら葉加瀬さんだった。その時の記事はその編集者が送ってくれなかったのと(笑)、私が掲載日に新聞を買うことを出来なかったので読んだことがないのだが、記事を観た人の話によると、すごく良い内容だったのだという。

で、今回のこのTVの話は、マーティンの来日時にTV番組の制作の方がウチのコンサートに来てくれて初めて知った。最初聞いた時は、こんなに直近(たしか収録は5月だったはず)でスケジュールがあうものかと思っていたのだけど、無事なんとかなって、番組が出来上がった。

いや〜良かったね。葉加瀬さんの音楽はクライズラー&カンパニーの時からちょっと知っていた。私はそれほど広く音楽を聴く方ではないけれど、ケンソーの当時ドラマーだった村石雅行さんがクライズラーやってたから(そして村石さんは葉加瀬さんのソロツアーのドラマーもやってたと思う)、なんとなく知ってたし、ライバル視もしてた。もっとも私がケンソーのマネージャーをやってた当時、村石さんのスケジュール争奪戦にあがってくる相手はたいていユーミンであったのだが(笑)

だいたいこういう仕事をしていると自分がめちゃくちゃ惚れているアーティスト以外、そして自分のアーティストよりも売れてる人たちについてはどうしても理由もなく敵対視してしまうものであるが、偶然、葉加瀬さんがとある料理番組(たぶんテレ朝の上沼恵美子のやつ)に出ているのを観てから、私は葉加瀬さんに好感を持った。普通こういうのに出る場合、芸能人は衣装の上にエプロンを付けるだけなのだが、葉加瀬さんは全身プロ仕様の調理服を着てらした。「料理番組、大好きなんです!」と言う、そのやる気と心意気。そして料理の先生にたいする尊敬ある態度などに非常に心を動かされたのだ。いい人だね〜、葉加瀬さんって!

今回の番組については、超細かいポイントに言いたいこともなきにしもあらずだが、でも非常に分かりやすい形でアイルランドの伝統音楽のことが紹介されていたし、マーティンは葉加瀬さんの尊敬するフィドラーという立ち位置で非常にいい役回りをやらせてもらい、ものすごく良かったと思う。

葉加瀬さんは伝統音楽をそれこそ必死で「難しい!!」と言いながらも一所懸命演奏し、譜面に落として練習し(そこがクラシックの人らしい)、なんとかタラ・ケイリー・バンドのゲストとして演奏し…葉加瀬さんの伝統音楽家に対する尊敬の気持ちが出ていて、まさにあの時の料理番組と一緒! 本当に素敵でした。しかしたった数行の楽譜なのに、その楽譜から目を離すことができない。クラシックと伝統音楽ってまったく似て非なるもの……それにしても完璧アウェイのこの世界で、葉加瀬さん、よくやった!

NHKの番組ということで、秋の来日公演の告知は出来なかったけど、オフィスに戻ったらチケットが瞬間で6枚も売れていた。まさに「旅のチカラ」ならぬ「TVのチカラ」? とか書いてたら、また1枚売れた…ありがたい。

番組制作の皆さん、葉加瀬さん、本当にありがとうございました〜。

PS
マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル来日公演
11月5日(土)トッパンホール with ヴェーセン
11月8日(火)旧古河庭園洋館
詳細はこちら
マーティン・ヘイズのホームページはこちらです。

PPS
番組の再放送があるそうです。7/23、朝7:45より。のちほどNHK ON DEMANDでも観れるようになるそうです。(20日、追記:こちらで見れます NHKオンデマンドへのリンク

PPPS
「いい番組だったよ」とマーティンのマネージャーにメールしたら「アイルランドの音楽のドキュメンタリーって、いっつもハリウッドくさくなるから心配してたのよね。あなたが気に入ったなら大丈夫だわね」だって。分かってる!(笑)




ロビン・ヒッチコック with ジョー・ボイド@Tiny Desk

このプロジェクト、日本でどうかな〜と言われたのだけど、難しいだろうという事で諦めちゃったんだよね。でも、今はじめてちゃんと映像でみてどうかな〜と思い直しているところ。名プロデューサー、ジョー・ボイドのトークショーと、ロビンのカバーによるプロジェクト(リンク先で映像が見れます)。ものすごく上手な通訳さん入れたら日本でも出来るかも。ジョー・ボイドの話を聴きたい人は多いと思うけど、これをやれるのはロビンしかいないよね。20分ほどの映像。「テラピン」そして「I SAW NICK DRAKE」

しかし最初からロビン節、全開! 1960年代から飛んできたアーティストだよ!だって(爆笑)

もうロビンは5年以上呼んでないし、そろそろ何かしないといけないと思っている。またロビンとミニーと美味しい物を食べたい。東京で。

それにしてもTiny Deskすごいなぁ。なんかインテリなんだよね、出てくるアーティストみんながすごいインテリ。ウチのインターネット音楽番組ON THE SHELFも負けてないぞ。割と放置しているんだけど、アクセスが少しずつのびて来た。いちばん人気の映像はなんと、これ! 4本ある中でいちばんキャリアが浅いアーティストなのに。すごいぞ、アラマーイルマン・ヴァサラット。でもこのシチュエーションに本当にぴったりだよね。いいバンドだ、ホントに。

2011年7月18日月曜日

なでしこ優勝に思う日本のサッカーの実情

朝起きたら、サッカーチーム優勝で日本が盛り上がっていた。おつかれさま、選手の人たち! 明るいニュースがしばらくなかったから日本が一気に元気になったようだ。良かった。良かった。

しかし元々スポーツ観戦しない私にとって、どうもこの状況はシラケるばかり。どうもオリンピックにしろ、W杯にしろ、スケートにしろ、普段から応援してない人たちが、こういう時にだけお祭りに便乗しているように見えるのだ。ファンが一瞬だけ一気に増殖し、そしてしばらくするとまた次の感動に向けて、さーっっと波は引いていく。……いや、もちろん何もしないよりそのときだけでも応援した方がいいのだろうが、それにしても、普段こういうスポーツに対して充分サポートが出来ていないのに、どうなのかな〜と思うわけさ。今回も聞いたら選手は会社勤めやバイトとサッカーの練習の両立で大変なんだそうじゃない。そういやスケートだってスケートリンクがなくてみんな選手はものすごく苦労していたよね。充分サポートできてないにも関わらず,盛り上がった時だけ、応援する。なんか違和感感じていたら乙武さんのブログのリンクがTwitterで流れてきて、彼の言葉に超共感してしまった。ぜひぜひ皆さんにもよんでほしい。

なでしこ優勝に思うこと
http://otozone.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-d7ff.html

ずっと応援してきた乙武さんだからこそ書ける文章だ。特に乙武さんの偉いところは、そこに苦言を呈するだけではなく、しっかりポジティブに結んでいることだ。ここがスポーツマンらしいよね!「感動の準備段階にもっとお金を使えば、いままでより多くの感動を得られるかもしれませんよ」

そうなんだよ。最初からきっちり応援することであなたの感動は何倍にもなるのだ。乙武さん本当に素晴らしい…というか頭がいいんだよね、この人は。うん。

本当におつかれ様、選手の人たち。そして今回騒いでいる人たちは少しでも彼らの活動を普段から応援すべきだと思う。日本のサッカーは東電/原発と切っても切れない位置にいる。このブログ「福島原発に対する日本サッカー界の責務」なんてすごく泣ける。サッカーを思う気持ちばあればこそ、だよね。そういえば元勤め先であった東電をかばうあまりブログが炎上した選手もいたよね。とにかく、いろんな事を深く考える機会になればいいな、と思う。選手はみんな本当にピュアな気持ちで、多くの犠牲を払い、そしてこの悲願の優勝を勝ち取ったのだ。それを知ることで、あなたの感動はもっと深く、もっと強いものになるのだから。

……な〜んてね。それこそ普段からサッカー詳しいわけでもなく、応援しているわけでもない私が言わなくても、きっとサッカーファンの皆さんは分かっているよね。そもそも私がグダグダ言うことでもない。

で、手前味噌なんだけど、この「感動の準備段階にもっとお金を使えば」ってのは、実は私も意識している事なのだ。早くからチケットを買ってくれたお客さんのために、なるべくマメにブログを更新する。もちろんつまならい食べ物の写真とか仕事の愚痴を書くこともあるけど、お客さんがここを読むことで来日の経緯を知ったり、成田に到着した瞬間や、打ち上げでのアーティストの姿をみたりして、コンサートの数時間だけではなく、感動の時間ををもっと長く感じてもらえるようになる。というか、そういう準備によってコンサート本番での音楽の感動はさらに色濃くその人の心に残る。そうなるよう、このブログで頑張って情報発信しているつもり。

ぜひぜひウチのコンサートチケット買って、チケットを買ってからコンサートが始まるまでの(いや終わってからもしばらくは)時間もワクワクすごしませんか?

ただいま,告知中の公演はこの2本。

10/1(土)フレアーク@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
11/5(土)ヴェーセンマーティン・ヘイズ&デニス・カヒル@トッパンホール

さ〜て、頑張ります!

PS
友達がこういうブログを教えてくれました。共感。本当の共感って同じ物を好きってことじゃなくていいと思う。「どんな風に好きか」ってのが共有できれば対象はどんなでも。この人は本当にスポーツのことを愛していると思う。
http://hoshinot.asablo.jp/blog/2011/07/19/5963157

2011年7月17日日曜日

夏休みらしい1日

今日はお友達の家にお呼ばれをしてホームパーティ。いいな〜、ホームパーティが出来るお家は!! ちょっと夏休みっぽいでしょ。彼女は私がPR会社勤務をしていた時の社長で,本当に本当にお世話になった人です。こうして今でも旧従業員/飢えた独身女性を家に呼び、ご飯をご馳走してくれるのです。旦那さまも、とてもいい方で(ウッチ〜、楽しいBGMをありがとね!!)本当に楽しい1日でした。

ウッチ〜が用意してくれたビール。普段、お家で飲むのは発泡酒なんだけど、今日は特別なんだって!! ありがとう!!




数々の料理の写真をお楽しみください。ぜひクリックして大きくして見てね!

夏野菜の…なんて言うんだろうこういうの。夏野菜の煮浸しって感じかしら。すごく手がかかったお料理です。


サラダ。ドレッシングもしっかり手作り。えらいなぁ!!


しいたけ、まいう。


間違いなくA5級のお肉。旦那様が無理をして買って来てくれたものです。


ミノ。まいう!!!! 脂、脂、脂、まいう!!!


こういう素敵なおもてなし系オードブルを作れるようになりたいもんですねぇ。素敵。


ケーキもまいう!!!!!


スペアリブ。アウグスビアクラブで出せそうな絶品の味です!! 古藤シェフの地位も危ない!?


ちらし寿司だよ。ちゃんと寿司太郎じゃないやつ。


太郎といえば、ここは河野太郎さんのお膝元、平塚。
きれいな富士山が見えました。ウッチ〜のオリビア・ニュートン・ジョン・タイムが始まる前に帰宅しました。(このお家にお邪魔した人は、かならず『ザナドゥ』の映画を1本見なくてはいけない/この世代の洋楽男性にはよくあるパターンです)

早稲田大学に行ってきたよ! 2

さて、早稲田シリーズ、続きです。


すごく個人的なのですが、サークルで音楽をやっているので(民族音楽とかフュージョン、ジャズ、どんなジャンルでもやるサークルです)、今回スウェーデンの民族音楽を聴いて、すごくインスピレーションを受けました。サークルではケルト音楽演奏することが多いので、スウェーデンの音楽も今度はやってみたいなと思います。

なぬーっっっ。すごい。さすが早稲田。そんなサークルがあるんだ! ちなみにヴェーセンのこの曲はアイルランドのバンド(だからケルト)がよくカバーして演奏しているんだけど、知っている?  ダーヴィッシュっていうバンドがカバーしているのがいちばん有名かな。「ジョセフィーンのワルツ」という曲。ちょっとケルトっぽいでしょ。ヴェーセンでなくても今度ウチのバンドを学校に呼んでくれ〜っっ。予算少なくても学校なら行くよ〜! よろしくね〜! なんか一緒に企画しよう。




私は来春からIT業界でシステムエンジニア職に就きます。この職に就くとは思ってなかったですし、でもこれも運命かなと思って、野崎さんのおっしゃるように3年は企業に入って社会の荒波にもられようと思います。小さい頃からずっと音楽をやってきて、演奏家になりたいという密かな野望を持って学生時代を過ごしてきました。今は進路が大幅に変わってしまいましたが、いつか絶対に音楽を仕事にしたいなと漠然とですが思ってます。考え方もまだまだ甘いですが、野崎さんのお話にかなりたくさんのヒントがありましたので、自らの考えを構築する要素にさせていただきたいと思います。

就職おめでとうございます! すごい! かっちょいい。いいなぁ、システムエンジニア。でも音楽への愛情もぜひ忘れないで。で、縁があったらきっと音楽についても何かできる時がくると思いますよ。そりゃあ諦めちゃえば、もうそこで終わりだけど、逆に強制終了するまでは続いているようなもんなんだから、ぜひ楽器を時々でも手に取ることを忘れないで。

それから
私はかつて音大に行きたかったけれど、音楽に関わる仕事で生活していくことの難しさや自分の能力のなさを知りあきらめたという経験がありました。なので今回好きなことを仕事にするというテーマの体験談はとても興味深かったです。
というコメントも他の方からいただきました。

実は私が日本でいちばん尊敬する作曲家の人は歯医者さんを生業としています。その人はプロ、アマから成る5人のミュージシャンのロックバンドのリーダーで本当に素晴らしい作曲家。バンドはメンバーチェンジを繰り返しながらも25年以上続いていて、アルバムもメジャー/インディーあわせて10枚以上リリースしています。海外でも高い評価を受け、そして今度ウチが日本に呼ぶオランダのバンドと共演もしてくれます。だからそういう意味では音楽は続けられる。この方の場合は「好きな事は趣味で」と言うには、そのコミット量がハンパではなく、そしてその分評価も非常に高いものを得ている。なので、好きなことは趣味に、とは言わず、ぜひ音楽に対する夢も捨てないでほしいんです。

音楽って表現活動なんだよ。だから職業にする/しないは、もしかすると究極的に関係ないのかもしれない。それに、おそらくこれからの仕事の世界は、音楽に限らずいろいろな職種/業界の垣根がなくなるような気がしてるんだ。加えて仕事/趣味の垣根もなくなるような気がしている。これから労働人口も少なくなるし少子化で、動ける人は何がなんでも社会に対して参加していかないとたち行かないようにも思えるんだ。それは、あと10年……あるいはもっと短いかもしれない。とにかくIT、音楽、いろんな事業がきっとボーダーレスになって、そんな中できっと個人が自由にのびのびと仕事(趣味?)ができるようになると思う。楽観的すぎるかな。でも、例えば私の尊敬する佐藤さんという方も売れっ子広告マンで、グルメライターかつ花火師だったりする(笑)。週3日はこっちで仕事して、あと2日はあっちとかそういう自由な職業がなりたつようになるかもしれない。悪く考えれば、ただでさえ固定された安定職業はワークシェアリングみたいな形になって、みんなで分け合わないとダメになるかもしれない。

この後どうなるかはともかく最初のうちはシステムエンジニアになったり、他の仕事についちゃうと、たぶん仕事忙しくなっちゃって音楽のことしばらく忘れちゃうかもね。コンサートとか行けなくなるかもしれない。楽器を演奏する時間もないかもしれない。でも音楽はきっといつでもあなたの側にいる。そして時間があったら、ぜひウチのコンサートにも来てください!


今日聴かせていただいたスウェーデンのバンドの音楽、すごく好きです! 私はリンドグレーンが大好きで「やかまし村の子供たち」の映像作品は毎半年に一回必ずみたくなりますが、ニッケルハルパの音を聴いていたら、また見たくなりました。そこはたとなく、なつかしく胸がしめつけられるような気持ちになります。スウェーデンに行きたい! 私は大きな会社じゃなくても全く問題がないので(むしろ小さくてアットホームなところが良いと思っています)そういう雰囲気のほのぼのかつしっかり仕事をできる会社に出会いたい…。

マ、マジ、マジ? 小さい会社でもいいの? 給料も少ないよ。ウチは人は雇わない主義なのでダメだけど、もしかしたらいろいろ紹介してあげられるかもしれない。二年生なのね……就職する段階になったら、ぜひ連絡ください。っていうか、スウェーデン、もっとメジャーな国にしたいんだよ。日本で知られなさすぎだよね。助けてくれる〜? 優秀な人材をスウェーデンおよび北欧関係に求む! 若い人、カモ〜〜ン!!


私は失敗が怖くて怖くていつも引っ込んでいます。周りからはそうは見えないかもしれませんが。基本的に私は自分のことが大嫌いなので、今日話を聴けて何か活かせられればいいなと思います。がんばります!

失敗は怖いよ……私もね、いまだ失敗の連続。まったく上手くいくことなんて1つもないって感じ。まぁ、だから「次こそは完璧に!」って思って続けてる。たとえば今年の春のツアーなんてひどかったんだよ。地震があって原発があって、さらにミュージシャンが現地を飛び立つ寸前にアイスランドの火山灰があって、本当に自分がしっかりやってても荒波の連続! 無事ミュージシャンが帰国したときは本当にホッとしました。

仕事で大事なのは「経験値」だと思っている。こればっかりはお金で買えない。経験すると次、そのことは怖くなくなる。たとえば私はだいぶ前にアイルランドでパスポート紛失したことがある。で,そのとき思ったことは「パスポートをなくしたら大変。だから二度となくさないようにしましょう」って事じゃなくて「なくしてもたいしたことないじゃん」って事。ホントに経験は大事だよ。一度なくしたことで、これからはなくすことが必要以上に怖くなくなるし、なくした人にどういうアドバイスしたらいいか分かったし…自分の経験値が上がった事の方がより自分にとっては大事だと思うんだよね。 

うーん、これじゃ質問の答えになってないか。でも人に大きな迷惑をかけたり、命にかかわることでなければ、失敗はしていいんじゃないかな。そして失敗は取り返せる。さっきも言ったように、仕事をしているとどんなに経験値をあげていっても何かしら問題は起こる。で、大事なのはその問題をどう解決するか、なんだよね。で、解決する能力は過去の失敗の経験値なしでは語れない。若いうちはいいけど、年取ってから経験値ないと、辛いぞ〜っっ(笑)

自分が嫌い…書いてるけど辛いよね。実は紹介したい本があって「9つの性格」っていうのだけど、騙されたと思ってぜひ読んでみて。これ性格分析には最高の本で、私も目ウロコだった。私も数年前にやってみたら、思ってた自分とまったく違ってた。エニアグラムっていう、すごく古くからある性格分析法なんだけど、意外な結果になる。そしてそれについてすごく適格なアドバイスをくれる。私はこのテの本って基本的に読まないし、まったく信用してなかったのだけど、これだけは別格だった。図書館にあるだろうし、文庫でも出ているようなので、ぜひ手にとってみてください! きっと新たな自分が発見できるかも!

よく自分を愛せない人は他人も愛せないって言うじゃない? さっきの失敗話にも通じるのだけど、同じように自分の失敗を許せない人は他人の失敗もたぶん許して上げることができないんじゃないのかな。でも例えば失敗した人が「ごめんなさい」って言って謝って、一所懸命その失敗をなんとかしようと対処していたら、あなたはその人を許してあげられるでしょ? えっ、許して上げられるない?(笑)そしたらダメだけど、許してあげられるって思えるなら、大丈夫、周りもあなたの失敗を絶対に許してくれるから。

PS
こんなブログを見つけました。失敗してもヘコまなくなれる「13人の偉人の手痛い失敗まとめ」「Fail early, Fail often, Fail better」 早くたくさん上手に、失敗せよ。

すんません、この話題、当分続くかもしれません(笑) まだまだ沢山コメントいただいています。 

2011年7月16日土曜日

樋口了一さん追い出しライヴ@池袋



感動でした。今まで行った樋口さんのライブの中でいちばん感動だったかも。樋口了一さん東京追い出しライブ。久々の池袋ライブだそうで立教大学時代の仲間も集まり演奏するコーナーなどもあり楽しかったです。

樋口了一さん。熊本出身のシンガーソングライター。代表曲、水曜どうでしょうのテーマ「1/6の夢旅人2002」「手紙」他。樋口さんの東芝EMI時代に私はPR会社に勤めていて、樋口さんの宣伝のお手伝いをしていた。私は東芝さんのやり方がどうも気に入らなくて、でもクライアントさんだから文句も言えないし、力がないなりに、どうしたら樋口さんの力になれるのか、ずっと考えてきた。でもなんというか、ろくすっぽ役にたったことがない。本当にいつかちゃんと一緒に仕事がしたいと思いつつ今日の今日まで来ちゃったよ。でも終わりじゃないよね。まだまだ樋口さんの音楽活動は続くし、私もずっと応援していこうと思っている。

樋口さんの歌は私に沢山元気をあたえてくれる。この歌をよく出張先の外国のエアポートで聴いて元気をふるいたたせる。あまり外で音楽聴く習慣がないのだけど、この曲は私の出張用のMacbookに入っている数少ない曲の1つだ。

世界中を僕らの涙で埋め尽くして、
やりきれないこんな思いが 今日の雨を降らせても
新しいこの朝が いつものように始まる


樋口さん、ありがとう。忠太郎さん、ありがとう。また次回の東京のライブにもきっと顔を出します。

15年以上のブランクがあって会った忠太郎さんに「野崎さんは変わらないね〜」と言われて、ちょっと嬉しかった。(いや、お世辞だってw)

早稲田大学に行ってきたよ!

早稲田大学に行ってきました。素敵なキャンパスにびっくり。私たちが大学生だった頃は大学の建物の中にエスカレーターなんてなかったし、冷房だってあった記憶がないんだけど…あっっ、それは日大だからか!!? というわけで行ってきました。早稲田大学。

講義の内容は「社会人ロールモデルに学ぶ:好きなことを仕事にする〜女性と学び」というお題。なるべく精神論(がんばればなんとかなる!)みたいなことではなく具体的にお話しすることを目標に頑張ってみましたが、果たして……

今回この事を設定してくださった新井先生に助けていただきつつ、でもなんだか自分の事ばっかり話してた感じです(笑)。

でもいただいたアンケートのようなものを見ていたら「すごい楽しそうだ」ってのは充分伝わったみたい。良かった。

ホントどうも昔の自分のことを思い出すと恥ずかしいやら、世間知らずで可愛いやら(笑)。とにかく思い出しても、若いころの自分はものすごい頑張りだったと思う。実際ほとんど寝ないで仕事してたし。今,同じ事をやれと言われても絶対に出来ないだろう。そのくらい悩んだし、努力したし、頑張ったと思う。でも今の若い子はもっと要領良くやれると思うんだよね。みんな頭いいし、インターネットとか個人に味方してくれるツールもたくさんある。

仕事をやりだすといろいろ楽しいことばかりじゃなく、大変なことの方が最初は多いと思う。でもそんな時,少しでも「そういや学生時代に聞いた,楽しそうにしてるオバちゃんも若いときは苦労したって言ってたもんな」って思い出してくれたらいいと思うんだわ。

さて講義のあと集めたアンケートでいろいろコメントをいただいたので、返事を書きたいと思います。


「ヴェーセンの音楽とてもすばらしかったです。とてもファンタジックですてきです」(ありがとう!)「子供のころからファンタジックな世界が好きで、ゲームを通じて指輪物語とか十二国記とか大好きで、でもそれを仕事にするとなると…うーんどうすればいいのでしょう」「自分の好きじゃない音楽をPRするのがつらいって分かります。バイトでコ●サの服を売っていますが、好きじゃないしPRするのがつらいです」

私が一緒に仕事をしているゲーム関係の人はすごくみんなロマンチストで、素敵な方が多いですよ!! FFの植松さんとかゼノギアスの光田さんとかはワールドミュージックのことも非常によくご存知で、ご自身の音楽に取り入れたりしています。だからゲームからファンタジーの世界に行く感じはよく分かりますし、ヴェーセンの音楽も分かってもらえたのかも。嬉しい!!

しかし偉いな。私は指輪物語は挫折して読んでないし、映画すらみていません。職業柄、フォローしてなきゃいけない文化領域なんですが。やばいよね…

具体的な仕事:たとえばヨーロッパの素敵な小物/雑貨を輸入したりする仕事はどうですか? ケルトとか、北欧のルーン遺跡とか、そういうのをモチーフにした小物や雑貨。その一つ一つに神話的なストーリーがあり、そういうのをきちんと説明できるあなたのような人が販売したら、すごくいいと思います。小口輸入のノウハウ本はたくさん出ていますし、自分のお店をもたなくても、デパートに卸したり、通販を立ち上げたりいろいろ出来ると思います。起業すること前提で書いちゃったけど、もちろん商社に入ってそういう企画を立ち上げたりするのもオッケー。小物や雑貨じゃなくって、いっそ音楽や映画、本を紹介する仕事でもいいですよね!

今、コ●サでバイトされているということですが、アイルランドにはケルトの神話のイメージをモチーフにした有名デザイナーでジョン・ロシャという人がいますが、彼なんか日本でまだ紹介されてないんじゃないかな……と思って調べたら、すでに誰かがやってたーーーっ(笑)オーマイガッ! 

それはさておき、こんなに生きるのが大変になっちゃった日本で、これからぐんぐん需要はのびると思いますよ、ファンタジー! 

あ、あとバイトでコ●サの服を売るのが辛いとおっしゃってました。分かります。好きな服じゃないのかもしれません。でもせっかく縁があってバイトしてるんだし、この場合はなんとかコ●サのことを好きになると仕事がうんと楽しくなりますよ。せっかくだからこの際、コ●サの服の歴史や背景を徹底的に調べてみたら? ブランドのなりたちや歴史、過去にコムサを着た人たちの話。デザイナーとか。上位ブランドだったら職人さん的立場の人もいるのかもしれません。そういう人の話は面白い。ファッションの事はまったく私はわかりませんが、今,調べたら76年設立の日本のブランドだという事なので、ファッションブランドとしては歴史がまだまだ浅い方? でも大きなブランドになるまでに苦労があったと思いますよ。そういうの知ったら、きっと楽しくなる。それにコムサだけじゃなくても、日本のアパレル業界の歴史とか徹底的に調べたら、きっと服売るのも楽しくなりますよ! 

ここまで書いてて気づいたのだけど、ファンタジーまで行かなくても、きっとあなたはそういうしっかりした背景や歴史がある深いものだったら楽しめるかもしれません。なにせ指輪物語読めちゃったんだから!! きっと歴史ある企業や海外の古いブランドなんかに就職するのが向いているかもしれませんよ。そして商品や物事のうわっつらだけじゃない、ちゃんと深いところまで語ることが出来る大人になれたら、それがきっと成功ですよ。


私は将来起業したいと考えています。ばく大な夢ではありますが、現在の日本の芸能界にあまり納得がいっておらず(実力がない人が入れて、実力がある人が入れてないように感じるので)、将来実力がある人が夢をかなえられる社会が作りたいなと思っています。

ううう、嬉しい。嬉しすぎるよ。ホントそうだよね。なんでバカな音楽って売れるんだろう。本当に私もそれをヒシヒシと感じるんだ。

ただこれだけは覚えておいてほしい。たとえば私はサザンとか、エグザイル?とか大嫌いなんだけど、「サザンの音楽のおかげで自殺するのを辞めました!」って言う人、いるんだよね……ま、それは大げさだけど「〜〜の歌で失恋の悲しみを忘れることが出来ました」って。どうしてこんなくだらん音楽って思うけど、まぁ気持ちは分からなくもない(笑)

あとね、私には10歳と7歳の姪と甥がいるのだけど、二人ともエグザイルのものまねとか大好きなんだよね。なんであんなんが、と思うけど、仕方ないんだよね。それからウチの甥っこはかなり大きくなるまで言葉がでなくて、うちの妹(彼の母親)はとても心配していた。ウチの妹は滅多にCDを買わない音楽オンチなのだが、妹がよく「世界で1つだけの花」(スマッピ?)を甥っこに歌ってたんだよね。なんかそういうのを見ると、音楽ってなんだろう、って思うんだわ、ホントに。だって私の大好きなヴェーセンとか、ジョン・スミスじゃ、彼らのことは慰めたり楽しませたりしてあげられないんだもの!

で、私の出した結論はこれ。音楽はアーティスト側ではなく、聴き手側の中で生まれるものだ、ということ。最近はそう思うようにしている。だから分からない人には分からないんだよね。いい音楽を出しているからといって、多くの人に受け入れられるとは限らない。そこがこの仕事の難しいところだ。

アイルランドに世界最高のアーティストと言われるヴァン・モリソンという人がいるのだけど、いつだったかヴァンの音楽が高島屋タイムズスクエアのエレベーターの中で(何故か知らないけど)流れたことがあった。私はそのとき、上にあったHMVに営業にいく途中だったのだけど、平日昼間だったらエレベーターの中は中年のおばちゃんばかり(私もそうだけど)。そのとき思ったことは、この人たちにヴァン・モリソン聞かせても、喜ばれないって事。あのヴァン・モリソンですら無理なんだもの! ほんと音楽って難しい、と思ったんだわ。

ただ、そういう考え方はともかくとしても、今の音楽業界は本当にひどいと思う。ただこれはもうリスナー側が賢くならないとどうしようもないかなと思っているんだ。

でも一方で、ソニーの今、役員になっちゃったえらいおじさんと話しいていて話があったことの一つに「どんな音楽でもプロモーション次第で2万枚は売れるポテンシャルがある」という事があげられる。この2万枚ってなんの根拠ないんだけどさ(笑)でも私はなんとなく肌で分かる。ソニーのおじさんも2万だって言ってた。私だけがそう言うならともかくソニーの役員の人がそういうんだから、きっと間違いないよね。そう,絶対にどんな音楽でも2万は売れる。だって人口これだけ多いんだもの、日本は! 2万ってあまり一般的には認知されない数だけど、それでもスタッフ何人か食べていける、すごい数ですよ。あなたの言う「芸能界に入れる」ってのが、どのレベルか分からないけど、食べて行けるかという意味であれば、それはどんな音楽にも可能性がある!という事なのだわ。

あなたの応援したい音楽がどんな感じなのか分からないけど、たぶん「売れない」「分かってもらえない」って悩むことがあると思う。でも結局結論はそういうこと(リスナー側の問題)なんだよ。だから私たちの仕事は、できるだけ望まれているだろう場所へ、適格にプロモーションしていくということ。あとはアーティストと、それを聞いてくれるお客さんに任せるしかない。スタッフとしては、やれる事は本当に少ない。大変だけど、受け入れてもらった時は「共感」を得られたって事だから、すごく嬉しい。

でもホントあなたは偉いよ、すでに起業している人と交流したり講演会行ったりしているなんて。私が大学のときはノホホンとしてたからなぁ! 「将来来実力がある人が夢をかなえられる社会が作りたいなと思っています」って本当に嬉しい。君のような人にこそ、この斜陽の音楽の世界に来てほしい! そして皆で頑張っていこうよ!

他にも
「私も感性哲学とかパフォーミングカルチャーを研究しているので、好きなことを仕事にしたいという気持ちがあると、自分の感性で「これはみんなに分かってほしい」と思うものが、みんなに伝わるのかなというのが気になったりします」
というコメントもいただいています。これにも答えられたかな…


…たった数問に答えただけでこんなに長くなってしまった…… これ当分続くかもしれません。

ヴァン・モリソン「ヒーリング・ゲーム」真剣に生きるすべての人へ。


2011年7月15日金曜日

「明日の広告〜変化した消費者とコミュニケーションする方法」

さとなおさんを知ったのは何時の頃からか、すっかり忘れてしまったが、割と最近の事である。たぶんLoops TVの第1回のゲスト(さとなおさんは21分過ぎに登場)を拝見した時かな〜。とにかく私は割と新参者ではあるが、熱心なさとなおさんのサイトのファンである。さとなおさんは元電通マンにして、グルメライター。コミュニケーションデザインを主な領域とするクリエイティブ・ディレクター……というか、なんでも屋さん(笑)。そしてこの本を読むまで知らなかったのであるが、さとなおさんのサイトは、定期的に更新される個人サイトが日本にまだ10コくらいしか無かった時から存在していたんだって。ファンが多いわけだ! とにかく、そんなマルチな方なのである。最近では3.11の救援情報サイト「助けあいジャパン」、震災後に日本政府が出した海外大手新聞への「絆に感謝します」というお礼広告などの仕掛け人でもあるのだ。

そんなさとなおさんのブログをほぼ毎日読んでいたのだが、そういや肝心の著作を読んでなかったわな。いうわけで、今さらながら手にいれました「明日の広告」佐藤尚之(これがさとなおさんの本名)。

私はビジネス本はちゃーっっと斜め一気読み。文学はじっくり味わって、という読書スタイルなので、今回はビジネス本のつもりで、ちゃーっっと読み始めたのだけど、読み慣れたさとなおさんの文章だからかもしれないが。するすると心に入っていき、実はどんな文学よりも非常に感情移入して読んでしまった。というか、ちゃーーーっとなんか読めない本である(笑)

この本によると「広告は消費者へのラブレター」のだというのである。確かにそうだ。そう考えると分かりやすい。そして昔はラブレターを普通に消費者が受け取ってくれていたのだという。ラブレターは相手の手にも渡りやすく、そして他に楽しいことも少なかったので、ラブレターはとても喜ばれた。渡したラブレターはちゃんと読んでもらえた…のだと言う。ところが今やラブレターがうまく消費者に手渡ったとしても、そこに書かれているくどき文句を信じてもらえなくなり、しかも消費者はラブレターの内容を友達と吟味し、友達に判断をまかせたりしているのだ! そんなすごい時代になってしまった。

と、まぁ、広告は発想の転換を求められる時代になったのだ。そういう事が非常に分かりやすく書いてあって、いろいろ目ウロコな箇所がたくさんあったわけだけど、そんな中で何より私がいちばん感動したのは、バスケットの漫画の感謝広告の下りである。

すみません、わたし、ホント世間にうとくって、このバスケ漫画「スラムダンク」のことをまったく知らなかった。しかも新聞もTVもろくに見ないから、同じく、さとなおさんが仕掛けた星野監督の広告の事もまったく知らなかった。つまり簡単に言ってしまえば「感謝広告」なんだけど、こういう広告の使い方があるんだ!とまったくもってビックリしたのだわ。私は広告は「商品を売るためのもの」だけだと思ってた。だけど違うんだ、と。こんな風に消費者と商品と広告主が一体化するのが広告なんだ、と。それって当然のことっちゃ当然のことなんだけど、その本質が今、とても忘れられている! そしてさとなおさんのクリエイティビティは広告だけでなく、Web、そしてリアルなイベント、フォトブック、DVDなど広がって行く。

このプロジェクトは、単行本がなんと1億冊突破したという、人気バスケ漫画のお礼キャンペーン。「スラムダンク 1億人感謝キャンペーン」。広告主は漫画家である作者の井上雄彦さん。そして、この徹底した感謝のキャンペーンが出来上がる過程。まるで自分がミーティングに参加しているみたいに熱く燃えてしまった! 

「買ってくれてありがとう」じゃ嫌味だろう。「応援してくれてありがとう」じゃないだろう、もう8年前に連載は終わってんだし。星野監督の広告でやったみたいな大きな声の「ありがとう」ではないだろう。もっと分かる人にしか分からないものでいいのじゃないか。さとなおさん、作者の井上さんを中心に9人のメンバーが、それぞれ意見を出し合っていく。そしてブレストを重ねに重ねた結果、ついに「このスラムダンクは(作家である)井上さんのものではなく、読者のものだ」という突破口が見えるのだ。

いや、この言葉が出たときは思わず泣けてしまった! 大げさだけど、ホントに! そしてそこからは次々にやるべきことの内容がパーーッと見えてくる。その結果がこれである。そしてこの広告だけではなく、専用のウェッブサイト(このアイディアがまた本当に素晴らしい)、そしてマニアックな人にしか分からないイベント。廃校で黒板に井上さんが漫画を書いて行ったとか……読者の喜びを想像するだけでも鳥肌もんだ。そういったものが次々と組まれて行く。

いや、広告/キャンペーンってこういう事なんだね。クリエイティブってこういう事なんだね。本当にすごい!!

普段、ウチはお金がない〜お金がない〜といいながら、自分のアーティストのプロモーションを必死で行っている。広告に使うお金はほとんどない。というか皆無。今まで広告打ったことは2度くらいしかない(笑)。CD屋さんの有料ディスプレイは、ほとんど拒否。プロモーションと言えることといったら、せいぜい普段応援してくれてる音楽評論家の先生方に資料を送ったり、インタビュー取ってもらったり、ライブをみてもらってライブ評を書いてもらったり、そんな程度だ。戦略的な事なんて何もできやしない。でも、この本を読んでいたら、いや、もしかしたら予算がないなら、ない中で、もっと何かできることがあるんじゃないか。そう思えるような気がした。まだそれが具体的に何かは分からないけど。

でもって、この『読者の応援に感謝し、その感動をさらに確固たるものにする』という感謝広告というもののあり方に本当に心から共感した。と,同時に感謝広告みたいなものだったら、ウチももしかしたらすでに無意識のうちにやっているのかもしれないと思った。コンサートに来てくれたりCDを買ってくれたお客さんに感謝するいちばんの方法。それはやはり「お客さんの信頼を裏切らないクオリティの高い音楽を紹介し続けること」これに尽きるのだと思う。

ちょっと自画自賛すぎる? でも苦しい事業を振り返ってみても「お金があったら広告が打てるのに」とか「自分が大きなレコード会社だったら、アーティストたちに大きなタイアップを持ってきて上げられるんだろうか」とか悩んだりすることが皆無とは言えなくはないが、それでもそこに必要以上にこだわり立ち止まることをせず、前をむいて進んでいられるのは、そういう事なのじゃないかと思う。続けていく事、期待を裏切らない、もっと良いアーティストを紹介する事こそ、私がお客さんに対して書いている熱意のあるラブレターなのだ、と。

そして、これはどんな職業にでも言えるんじゃないか、と。「まったく割にあわない」とさとなおさんも書いている。こういうのは長い時間のコミットが必要とされる。ほんとに割にあわない。でも「やって良かった!」と思える。そういう感動は、その分、いつでもそこにある。

それにしても、メジャーおよびマスメディア大嫌いな自分にとって、電通マン(この頃はさとなおさんも会社員だった)なんて「ケッ!」みたいなもんだと思ってた。クライアントにヘラヘラしてお金のある奴がバカでも勝つ世界だと思ってきた。でもさとなおさんの仕事の世界はすごいと思った。本当に夢があっていいと思った。だから不思議と「全面広告とか、お金があっていいな」というヒガミみたいな気持ちが起こらなかった。そこが自分でも新しい発見だった。ま、さとなおさんだからな、と言うのはもちろんあるのだけど(笑)

「明日の広告」は3年前に書かれた本で、今はだいぶWebの世界も変わってしまった。でも、すでにTwitterの現在の盛り上がりを予測している部分もあったり、この本は今、読んでも本当に読み応えがある本だと思う。っていうか、あなたがどんな職業についていて、どんな風に迷っているとしても、絶対に読むべき本だ。そしてあなたの仕事における「(お金を使わない)感謝広告」はどういうものかというのを考えてみたら、ちょっと仕事の別の側面が見えて、自分の仕事が面白くなるかもしれない。

さとなおさんは、なんと今、続編を書かれているそう!! 楽しみ。


ところで野崎はなんと今日、早稲田大学で女子大生200人くらいを前に「好きなことを仕事に」みたいな内容の講義してきた。もう、みんなキラキラしてすっごく素敵だった。さっそくTwitterで交流してますよ。早稲女の皆さんと〜。いいな〜、若い子っていいな。私も若い人の役にたちたいんだ。最近、すごくそれを思う。そんな話は、また明日のブログで。


<参考リンク>
さとなおさんのホームページ
さとなおさんのホームページより「明日の広告」
さとなおさんのこんな記事見つけた! これは勉強になる。プレゼンの極意!



2011年7月13日水曜日

厳しい現実にどう向かいあうか

とうとう電気は足りていると東電の新社長が発言したこと、そして埋蔵電力があちこちにあるのに、その収集に東電がまったく努力していないという事実をテレビ朝日が放送した。やった。嬉しい。もちろん電気を大事にすることは必要だけど、原発なくたって日本は大丈夫! 

それにしても今回のことで、意見があう、あわない、正しかった、間違っていた…いろいろあるよね。これからもあるだろう。そんな時、必要以上にパニックになって騒いだりするのはもちろん、科学者や関係者でもないのに自分の意見を押しつけちゃう人や、説教体制になる人、他の人を馬鹿にしたような言動を取る人たちには、ほとほと疲れた。そして自分の意見すら言わず黙る人はつまらないなと心から思う。一方で、さすがだなぁと本当に感心させられる人も、ものすごく多い。人間の大きさが試される、これは有事なのだ。原子炉との戦争なのだ。まだまだそれは終わっていない。被災地の救済もまったく進んでいない。それにしても、いろんなものを見てしまったように思う。自戒をこめて。



ライターの和田静香さんが私があまりにがカズオ・イシグロ良いというので、ということで読んでくれたらしい。「わたしを離さないで」嬉しいよ、和田さん。でもあまりお気に召さなかったようで(笑)そのことはここに書いてある。和田さん、さすが。本質はしっかり掴んでらっしゃるのだが、そうね、ちょっと厳しすぎたかもね。(和田さんのブログ、右上にタイトルが来るのだが、そこに小さく「ごめんね、カズオ」と書いてあるのに爆笑! 和田さん、ホントおもしろすぎるよ!!

それで分かったんだが、私は音楽も本も映画も、現実的にクソ真面目に考える方が好きなのだ。一方、今日たまたまこんなブログにも出くわし読んで考えた。死刑囚の人の、本を読むことについての記述。我々にとって本や音楽は現実逃避なのか、それとも現実と向き合うための糧なのか。「ぜひ被害者/遺族に懺悔をし反省し、覚悟を持って死に向かうために…」と先生は読書を薦めるが、本人は現実を忘れさせてくれるものを、と願う。死がもうすぐやってくる死刑囚。無断転載するとマズいだろうから、ぜひリンク先に行って読んでみてください。

音楽も、本も、すべて究極的にはエンタテイメントであり、心の共感なのだ。人によって求めるエンタテイメントは違う。共感できる事も違う。Twitterで「だからいろんな本や音楽があるんですよ」と言われてハッとする。本当にそうだ。うん、だから私は村上春樹が苦手なんだな。彼のスペインでのスピーチは素晴らしかったし、いつだったか読んだエッセイみたいな「遠い太鼓」は悪くなかったが、せっかく一生懸命読んでいるのに急に登場人物が死んだりする彼の小説は理解に苦しむ(笑)。つまり私はファンタジーっぽいのが苦手である。カズオ・イシグロはSFみたいなもんを書いてたとしても徹底的に現実的だ。そこが私が好きなところ。でもそこについて行けない人は多いのかもしれない。っていうか、多いんだろうな、きっと。売れてないもんな、カズオ・イシグロ。で、村上春樹は売れてるもんな。



先日読んだ上田紀行さんの言葉がTwitterで流れてきた。忘れたくないのでここにもメモる。「モノが溢れる社会が「豊か」なのではない。私たちの意識が貧しければ、どんなにモノがあっても貧しいのだ。なぜ人を信頼できないのか。社会を信頼できないのか。何を恐れているのか。何が不安なのか。そしてその恐れや貧しさは大人の行為を見つめる子どもたちに確実に継承されていくのだ」(上田紀行)

いい歳になったのだから、少しでも良い社会を作ることに協力したいし、これからの人たちに勇気を与えたい。今週は実は金曜日に早稲田で「好きなことを仕事にするには〜女性と学び」というタイトルのレクチャーをやるんだけど、未来ある女子学生の皆さんが辛い事があった時に思い出してもらえるようなメッセージを!と張り切っているところ。

そして! やっぱり私がやらなくちゃいけない事は、良い音楽を紹介していくこと。これに尽きる。世間ではレデイ・ガガみたいなポップでキラビやかで、現実を忘れさせてくれる音楽が良いのかもしれないが、私は好きじゃないんだもん、しょうがないじゃない?(笑)

ヴェーセンの映像。どうやらコンサートの冒頭らしく、音楽がはじまるまで27秒ほどあるけど、我慢して、この豊かな音楽を聴いてください。ヴェーセン、素晴らしい。「ハンガリーでの1時間」私がヴェーセンの中でいちばん好きな曲。こういうスローな曲でスタートするのは良い。マーティンもそうだけど自信がないと出来ないよね、こういう演奏。ジグだ、リールだっていって、最初から飛ばす若いバンドには最近まったくついていけなくなってしまった。本当に豊かな音楽。ヴェーセンの来日公演まであと3ケ月とちょっと。詳細はこちら

マーティン・ヘイズ on NHK BS「旅のチカラ」

ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが、マーティン・ヘイズを訪ねて旅するというドキュメンタリー「旅のチカラ:バイオリンは歌い、ヴィドルは踊る」が7/19に放送になります。NHK-BS、午後8時より。

どんな番組になっているのかな〜。楽しみです〜。

この後も夏から秋にかけてマーティンは先の来日時に取材した記事がバシバシ出ます。トッパンホールの公演は全部指定席。良いお席はお早めに! 公演の詳細はこちら。11/5(土)ヴェーセンとの共演です。

PS
再放送のうち21日(木)朝8時30分の分が​なくなりました。残念。でも本放送は予定どおりですので​、ぜひ見てね!(2011.7.16追記)

2011年7月12日火曜日

どうしようもなく暗い映画、でも確かに光が見えたような気がした

どうしようもなく暗い北欧映画が大好きなのですが、これもそんなタイプの映画のうちの1本。「光のほうへ」デンマーク映画。

幼い兄弟は、アル中で育児放棄してしまった母親に変わって小さな赤ん坊の面倒を一所懸命みていた。でもある夜、誤って赤ん坊を死なせてしまう。大きくなって疎遠になってしまった兄弟の生活はそれぞれボロボロだ。兄はムショ入り。やっと出所しても失業していてシェルター暮らしのアル中。弟は結婚して子供をもうけたものの薬中で、夫婦で薬でフラフラになっていたところ奥さんは車にひかれて事故死。弟はしっかりせねばと思いながらも薬が辞められず、それでも小さな息子マーティンの面倒を見ている。

福祉が充実している国の話であることは映画をみていても理解できる。でもそんなデンマーク、北欧でもありうる、まったく底なしの世界。最後にそれでもなんとなく光がみえたような気がする。いい映画だった。早くしないと今週で終わっちゃうらしいので、都内にいる方は必見。でも隣でやってる中国映画の方があきらかにポップに泣けて面白そうだったよなぁ!(笑) 

それにしても人間が生きて行くのは面倒くさくて難しい。昨晩寝る前に読んだ【「認められたい」の正体〜承認不安の時代】にちょっと通じるものがある。人間が生きて行くのは本当に大変だ。一人一人が、たいしたことない人生を、まったくもって大騒ぎしながら生きている。たとえば……たとえば犬みたいに散歩してご飯をたべてご機嫌のご主人の側にいられるだけで幸せ……って事には何故ならないのだろうか。人は誰もが認められたがっている。自分に。自分に近い人たちに。自分の知らない人たちに。人間は自覚症状のあるなしに関わらず認められなくてもいいと100%割り切ることは絶対にできない。でも、そういった考え方から自由になる方法がこの本には書いてある。良い本だった。

結論として、人生は大変だが、良い本や良い映画がたくさんあるので、良いと思った。今日を頑張る皆さんの側にも、あなたの人生を勇気づけてくれる音楽や映画や本がありますように!

2011年7月11日月曜日

必見、ヴィッメの歌声

NHKが北欧スペシャルと称して北欧関連の番組をたくさん紹介するようですが、その中でも必見。今週の木曜日に放送されます。Amazing Voice 驚異の歌声 「北欧(1)オーロラに響くサーミ」。

今週木曜日7月14日(木)午後9時〜(再放送もあり)

サーミとはラップランド地方に住む、北極圏の遊牧民のこと。森や自然と対話する、そんな音楽です。ヴィッメはそのなかでも本当にトップクラスのアーティスト。ぜひご覧下さい。

番組の詳細はこちら

ちなみに一緒に出てくるらしいマリ・ボイネが、これまたすごいアーティスト。大御所ですが、なぜか今月末に札幌にだけやってきます。なぜに? いろんな人が来日に向けて動いているのは知っていたのですけど…しかもフジロックと同じ週末。

なおヴィッメの新作の「MUN」ですが、ウチに20枚くらい在庫があるんですよね〜。ご希望の方はお申し付けください。送料込みで2,000円でお送りします。

送り先の住所(郵便番号から建物のお名前までフルに)、お名前、電話番号、支払い方法(PAYPAL/クレジッカード or 郵便振替)をご記入のうえ、こちらまでご連絡ください。すぐ送りますよ〜。(ウチの通販は初めてな方はこちらをご参考に)



PS
この番組NHKオンデマンドでしばらく見れるようです。ぜひ! こちらへ。210円。NHKの有料オンデマンドにはいろいろ言う人いますが、私はこれは適正価格だと思いますよ〜。受信料もちゃんと払ってます。もうTVは処分しちゃったけど、ワンセグでiMacで見てます。

食べ物の写真を整理しました〜

FACEBOOKの写真がたまりにたまったので多少整理しました。食べ物の写真。皆さんも美味しい物を食べて、なんとかこの過酷な夏を乗り切りましょう。それぞれの店名をクリックすると私が撮りだめた食べ物の写真がたくさん見られます。

良い音楽と一緒で、美味しい食べ物は元気をくれます。大事だよね〜。食べ物と音楽。

単なる焼きたらこなんだけど、そのレア加減といいなんといい最高のお味。八重洲の名店。おだいどこやなぎ(八重洲):137点の写真掲載



何を食べても最高にうまい! ホルモンといえばここ。四谷ホルモン(荒木町):38点の写真掲載


一時レートが最高に悪かったときは5,000円くらいしてました。免税なんだけど…今は3,000円くらいかな。ヒースローのギャビア・ハウス。空港の食べ物:25点の写真掲載



ビールが美味しいお店なんですが、このニクニクしたチョリソは悶絶ものです。AUGUST BEER CLUB & CLUB HOUSE(六本木):77点の写真掲載

2011年7月10日日曜日

1年前の今日は

1年前の今日は日曜日でジョン・スミスがプロモーション来日していた。六本木ヒルズのTSUTAYAでインストアをやってアウグスビアクラブでみんなで飲んだ。今日そのアウグスでまた気心知れた仲間とタベリング大会(笑)。

あの日は今日よりは暑くなかった。まだ梅雨があけてなかったんじゃないか、とその日も一緒だった友達が言う。ビールはあいかわらず美味しい。ジョンは現在英国ツアー中。本当は今年も来日させたくて某フェスティバルに売り込んでいたのだが、諸事情で流れてしまった。残念。でも私は諦めてはいない。また必ずジョンを呼ぶよ。



ジョンの大傑作「MAP OR DIRECTION」。こちらで販売しております。今ならまだDVD付き。

レコーディングドキュメンタリー。私が字幕を付けました! 懐かしいなぁ。

2011年7月9日土曜日

古い写真! フレアークと清水さん

先日ケンソーの清水さんがこんな写真を送ってくれました。清水さんとメンバーの許可を得て、ここに掲載しちゃいます。

いや〜すごいですね。今となってはとってもレアなオリジナルメンバーたちとの写真。それにしてもエリック(いちばん右)がすっかり老けてしまったというのに、清水さんはいつまでもお若いですね。

すでに共演曲も決定し,あとはコード譜のやり取りおよび当日のリハーサルのみ。共演がとっても楽しみです。

フレアークのチケット、まだ今なら座れる席がゲットできます。45分x2セット、途中休憩ありという構成ですので、座ってみた方が楽かと。

コンサートの詳細はこちら
お申し込みはこちらへどうぞ〜。


2011年7月8日金曜日

「慈悲の怒り」上田紀行 続き

前回の投稿からの続きです。

自分で物事を決めて変えていくことができない日本人
「そして問題なのは、
「敗戦」をもたらしたそうした構造が、この事故の後も続いていること、そしてむしろ強化されているように見えることです」

「歴史のしめすことは、
「不安の回避」によってますます傷口が広がり、「挙国一致でがんばろう!」といった言葉がひとり歩きし、犠牲者ばかりが増えていったということなのです」
「不安は無くすべきものではなく、活かすべきものなのです」

買い占め行動について
「この風景がとても寂しいのは、その行動には前提とされていることがあるからです。それは「私が困っていても誰も助けてくれないだろう」という前提です」

「この大災害に向かいあう中で、自分の人生にとって大切なものと、あまり大切でなかったものが明確に分けられていく。自分がほんとうにしたいことと、ただ周囲に合わせていただけのこと、惰性で行っていたことなどが分けられていく。そして大切にしたいものと、捨ててもいいものがはっきりと分かってくるのです」
「本当にそれでいいのか」という見直しが行われたとすれば大変価値があることだと私には思えます」

「今回の震災で死と向かい合った人は、人間の生死を見据えた人生観の中で生き直すことになると思います。それが父親の死だったり母親の死だったりすれば、いったいこの父親は何を残そうとして死んでいったのだろうか、この母親は何を残そうとして死んでいったのだろうかと人は考えるものなのです。そしてこう問うのです。
「私はそれに応えて生きているだろうか」と」

「重要なのは助け合う仲間でしょう。不安に押しつぶされないようにする第一歩は、まず「不安」を表出することだと思います。私は不安なんだと誰かに言うことです。そしてそれを聞いてくれる仲間が必要です」
「この震災は私たちに大きな不安を与えました。生死を目の当たりにして、自分の生き方が揺らいだ人も多いと思います。しかしそうした体験は心の琴線が触れ合うきっかけとなります。そして
そこで生まれた関係や絆が、「第三の敗戦」から立ち直り、震災からも復興していく力を生み出していくのです」

「(日本人は)「正当な怒り」「生産的な怒り」がとても苦手」
「怒りは決して人に対してぶつけてはいけない。その行為に対してぶつけなければいけないのです」
「行為に対して怒りを持ち,しかしその怒りを、それを生み出した原因は何か、そのシステムとは何かを探求するエネルギーに変えていく」

「原発の現場で被曝のリスクにさらされながら働いている関係者の人たちと、システムとしての東電や国を明確に区別しなければいけません」

未来への責任「私たちは「責任」と聞くと、すぐに「過去の過ちの責任を取らされる」といったように、過去の出来事に対しての責任を、それも「取らされる」と受動態で考えます。しかし私たちが担っている、より大きな責任は,私たちがどういう未来を築いていくのか、そして私たちの後続世代にどのような社会を手渡していくのか、という
未来への責任です」
「何とか安泰に生きられればいい、将来世代がどうなろうと、ひとまず私が幸せに生きられればそれでいいじゃないか。それは究極のエゴイズム。
その幸せの小ささはいかばかりでしょう

2011年7月7日木曜日

良い1日

今日は多少涼しくてすごしやすい1日でしたが、ちょっくら遠出して(っていってもたいしたことはないのですが)大島豊さんにお会いしてきました。クラン・コラでご病気のことは書いてらっしゃるので隠す必要はないと思うのですが、心配されている皆さんも多いと思うので、ここに報告しておくと、思っていたよりずっと元気でらっしゃいましたよ。早く100%復活してコンサートにも顔を出してもらえるといいなぁと思っています。ミュージシャンみんなも大島さんにまた会えるのを楽しみにしています。まだまだ抗がん剤治療が大変そうですが、うん、とにかく前を向いてグチを言いつつ行きましょう。

それにしても入院中はお邪魔できなかったし、311以降、大島さんと会うのは初めてということになったわけですが、本当にいろいろお話しできて、すごく元気になった。私が励ましに行ったのにねぇ。で、大島さんと復興事業はやっぱり女にやらせた方が良かろう、という結論になりました(爆)

大島さんに地元のパン屋さんの名物食パンをいただきました。食べるのが楽しみ。こちらのお店のものだそうです。

PS
大島さんに会ったとたん「ちょっと太ったんじゃない?」と指摘された。やばい。和田さんのDEBUNOTEを笑えない。

2011年7月6日水曜日

「慈悲の怒り」上田紀行

BOOK TALKのブログを一緒にやっているタイコウチさんがこんな本を紹介してくれたので、さっそく購入! 今日、近所の鰻屋に夕飯を食べに外に出る際、ちょうど郵便受けに届いていたのを見つけたので、夕飯を食べながらさっそく読み始めてしまった……すごくいい!この本! 著者が今回の震災をうけて「書かねばならない」と思って書いたというだけあり、さすがにものすごく説得力がある。

地震当日東京にいた私たちは被災したわけでもない。ただ電車が止まったから自宅まで歩いたり、棚が倒れて部屋の中がめちゃくちゃになっただけだ。故郷や愛する人を失ったわけでもない。でもものすごく私たちも傷ついている。モヤモヤしている。そんな私たちが読むべき本である。そして問題を直視すべきなのである。超お薦め。(それにしてもさすがタイコウチさんだよなぁ…)

この本が言っていることは、ものすごく大事なことだ。まだ半分しか読んでいないが、感動した部分を忘れないように書きだしておく。ダライ・ラマの「困難な時を過ごす時に、現実を正しく認識しつづけているのならば、その過程で自分たちの心の力を強くすることができるということです」という言葉を思い出しながら。ここでしっかり自分たちで考え現実を変えて行くことを学ばなければ、私たちに未来はない。


起こった問題をクリアに。
「今回の震災は地震,津波というという天災と、原発事故という人災の2つの事象をきっちり分離することが必要です」

“がんばろう” “みんな一つになろう”といったメッセージについて/思考停止状態になってはいけない
「そのメッセージ自体は美しいものかもしれません。しかしこのタイミングでそういしたメッセージが連呼されるとき、それは私たちの自我の不安の軽減装置として、
そこに逃げ込むべきものとして消費されてしまいます

この震災で2万人以上の人が亡くなったり行方不明になっていることについて。
そして実はそれ以上の人数が実は自殺で亡くなっているという状況を10年以上克服できていない日本について
「この震災からの復興は、これだけ多くの自殺者を毎年生み出し続けるような、この社会システムを根底から変えていくものとならなければいけないだろう。
それは徹底的に苦しむものの側に立ち、ぜったいに見捨てないという、社会の中での「信頼」の回復である

日本型無責任体制
「社会の中に、その場の空気というのがまずあって、状況が最初に決められていると、
我々はその状況や空気に寄り添うようなことしか言わず、状況そのものを変えるような発言や行動をしません。ですから、その方向が大変危険なものであったとしても、それに歯止めがかからず、ずるずると進んでいってしまう。そして重大事件が起こって初めて、その「空気」が誤っていたことに気づくのです」

日本人は自分で考えて行動を起こし、世の中を作って行くことがものすごく苦手。
「日本人は最初に状況が与えられた中でうまく生きることは得意なのですが、
その状況自体が正しいかどうかを判断したり、もしその状況がふさわしくなければ新しい状況へとみんなの手で変えて行く、状況を作りあげていくことに関してはとても不得意だということです」

思考停止が敗戦を生んだ。
「丸山真男の論を読むと、実は(A級戦犯である)この人たちが、我々と変わらない、普通の会社員にも通じるような、あまりにも日本的なパーソナリティーなのだと思えてきて驚かされます」




2011年7月5日火曜日

お年寄りに席を譲ったら……ギルバート・オサリバン来日

大学生のころ、音楽好きの先輩が大ファンで教えてもらったギルバート・オサリバン。アイリッシュだって皆さんご存知でした? Waterford生まれ。6歳くらいでイングランドに移住した。でもこの映像みると、いかにもアイリッシュだよね(笑)



この曲もこんな歌詞だったんだ…と今さら思います。字幕をオンにすると歌詞が読めます。

というわけで、オサリバン、日本にやってきます。10/6、10/7に東京ビルボード、10/3は大阪ビルボードで公演あり。

彼のバックバンドに知り合いというか大親友とも言って良い2人が入っている。実は私はダブリンに部屋を借りていた時期があって、まぁ、部屋といってもハウスシェアだったのだけど。それはそれは楽しかった。東京の自分よりも充実している台所とキッチングッズ。立派なオーディオセットに山のようなCD、DVD。1代目の大家がギタリストで、2代目の大家がドラマーだった。いいですよ、ミュージシャンの大家。実際二人ともツアーだの彼女の家に泊まったりで、自分の家にいやしない。いつも私は大きな家をひとり締めしていたのでした。懐かしいねぇ。ダブリン、久しぶりに行きたくなったねぇ。というわけで、元大家に会いに私も公演にはお邪魔しようかと思っています。

2011年7月4日月曜日

ジャズなんだけどさ、これすごいよね!

今度フレアークで来日するマリウスの、ブッ飛び演奏をお楽しみください。すごいよね、これ。両脇のリズム隊およびピアノ関係ないって感じ。すごい勢いで音楽を引っ張っている。マリウスの音楽だけがヴィヴィドだ。すごいミュージシャンは1音出しただけで分かるけど、マリウスもそういうミュージシャンの一人だ。音がヴィヴィドなんだよね。他がボケて聞こえる。

当初フレアークの来日が決まった時は4人で、という条件だった。でも公演の詳細発表直前に5人になった。今までフレアークのグローバルオーケストラ(大所帯バンド)に参加していたマリウスはフレアーク本体にも参加ということになり、日本にもやってくる。

楽しい非電化生活?

BIG ISSUEにこんな記事が載っていた「この夏、非電化生活!」。電気を使わないで愉しく幸せに生きる、というもの。まぁ、ちょっと聞くと単なる偏屈に見えなくはないおじさん達だが、例えばこの非電化B&Bとか、見ているだけで愉しい。他にも非電化除湿器とか、コーヒーの入れ方、とか。ちょっとした発明ライフみたい。毎日の生活をこんな風にすごすのは大変かもしれないが1週間くらいここで企画練りの合宿してくるか!とも思う。なんか心の中まで綺麗になりそうな気がする。非電化パソコン充電器とか出来ないかな。それさえあれば私でもここで生活できそうな気がするなぁ。

午後、上京している小松崎操さんと会ってお話をする。小松崎さん、素敵だなぁ〜。彼女みたいに強い意志があって落ち着いていて、堂々としていて、説得力のある女にになりたいと思う。私にはまだまだハードルが高い。それにしても寒いところに住んでいる女性はみんな優しい! そして真の優しさは強さの中にあるのだ。私も、もっと修行し頑張らにゃあ!

ところでフレアークのチケットが好調です。今回目白のワールドディスクさんに販売していただいてますが、ワールドディスクさんでの販売分はあと1枚で終了だそうです。すごいよ。ウチでの残券もそれほど多くないし、整理番号が150番超えると座れる確率も下がってくるから早めのゲットをお進めします。45分x2セットを考えているので、それほど長くはないとは思いませんが…皆さんきっと私と同じくらいの歳か、それ以上でしょ?

そのフレアークとのステージ面での打ち合わせが大変だ。いろいろ、いろいろ、いろいろ詰めることがあって、頭がウニになりそうだよ。ウニウニウニ〜っっっ。普段1,000人以上のホールでやっているもんをライヴハウスやスイングホールのステージに載せるのは本当に大変。でモエリックが辛抱強く付き合ってくれている。偉いねぇ〜ワーキングリーダー!

それにしても、自分の仕事のことをいろいろ考える。今日も帰宅したら、お金出すからやってくれないかみたいなオファーが、とあるバンドよりあり……。あまりの貧乏生活に心も揺らぐが…これやっちゃうと自分の「音楽を選ぶ立場にいる自由」を売りに出しちゃうようなもんだしな。売春行為だろ、それ。なので、こういうのはやらないと決断し、速攻で断りのメールを入れた。偉いぞ、私!

京橋で見つけたイカす喫茶店。入ってみたい。

2011年7月3日日曜日

フレアーク、来日まで3ケ月



音楽がはじまるまで1分くらいありますが、この映像好きです。「ソフィア」フレアークの超名曲。

なんだかんだで、それほど時間があるわけでもないよね〜フレアークの来日まで…。3ケ月か。ここまで来るのは早かった。ホント楽しみだな。数日前にエリックがレコーディングスタジオから戻ったので、ここ数日毎晩のようにメール10通くらい交換している。マネージャーのいないバンドは大変だわ、ホント。なんでも自分でやっているんだね。こちらも連日深夜…というか早朝までやり取り。ふぅ〜。

さて今回CDのリリースもないかわりにメンバーが自ら即売用にCDを持ってきてくれます。

まだ今回の来日に間に合うかわからないけど、新しいアイテムはグローバルオーケストラのライヴ盤のCD/DVDセットらしいです。でもたぶんDVDはPALですね。今、エリックがNTSCヴァージョンの制作費を調べてくれていますが、たぶん無理だろう。ちなみに内容はたぶんこんな感じ

それからこの超有名ボックスセット(22枚組!!)も持ってきてくれる予定。会場でサインが欲しい人はぜひ購入ください。この低予算ツアーで来日してくれるメンバーを、ぜひ応援してあげてください。MUSIC PLANTでは一切手数料を取らず(でも即売スタッフのバイト代は払わんといけないしな〜、どうしようかな。私が自分でやるか)応援するつもりです。

アンディ・アーヴァインのインタビュー番組、必見!



アンディ・アーヴァインのインタビュー番組に悶絶。プランクシティの映像も見たことのないようなものばかり! 子役俳優だった子供時代から、アイリッシュミュージックとの出会い、東欧の音楽との出会いなどなど…… とにかく必見! 7/19までRTEのHPにて視聴できます









アンディによると子役時代の記憶はほとんどないそうです。スコットランド人のお父さん、アイリッシュのお母さんともにエンタテイメント業界の人で、お母さんは売れっ子のミュージカルのコメディ女優だった。アンディはロンドンで生まれ、なんと3歳半から寄宿者学校生活。アンディいわく戦後の混乱期だったので、そんなこともあったんだろう、と話しています。トラウマチックな人生だったけど、それが今の自分を作っているからやり直したいとは思わない、とアンディ。なぜ芸能界に入ったかというと、10歳上のお姉さんがすでにエンタテイメント界で知られていたので、弟のアンディも自然と芸能界に入っていったらしい。

アンディに最初のギターをくれたのは有名俳優のピーター・セラーズ。クラシックの先生についたけど、練習がきつくて断念。

アンディと巨匠ウッディ・ガスリーとの出会いが文通からはじまったことは有名な話ですが、当時御大本人は手紙を書くことができなかったらしいのです。でも付き人?っぽい人たちが「ウッディがこう言っているわよ」「あなたの送ってくれたテープのここが気に入ってたわよ」とか知らせてきてくれてたんだって。素晴らしいね。

「Never Tired for the Road」をウディ・ガスリーへのトリビュートとして書いたら、人々はみんなそれがウディの曲だと勘違いした。「それはちょっと嬉しいよね」とアンディ。

アンディにとって最高の音楽体験はプランクシティの最初のコンサート。なんとドノヴァンの前座だったそうです。たくさんのライトや田お客さん、大きなステージというのも初体験だったそう。プランクシティについては、前回の再結成ツアーは金銭的にも音楽的にも大成功だったけど、今後また再結成することはないだろう、と分析しています。

世界中をツアーして、世界中に友達がいて、それは本当に素晴らしいと最後に結んでいます。ファマーナーにあるご自宅が思いのほか立派なので、ちょっと安心しました(笑)

夏!

それにしても暑い……というのを言ってはいけないと思いつつ暑い。小松崎さんが今日コンサートのMCで「羽田に降りたとたん、あれ? 暖房が入っているのかな?」と思ったと言っていたが、そんな感じ。この暑い中、毎朝、ちゃんと化粧をしてストッキングを履いてオフィスに通っているOLの皆さんは偉いと思う。私もそんなことをやっていた時期が1年半くらいあった。今やれと言われたら、死ねと言われているのと一緒だ。つくづくフリーで良かった。

というわけで、格好さえ自由であれば、暑いのは私は割と平易で、汗だらだら流しながら仕事したり寝たりするのも大好き。もともと実家でも、私が大学に通いはじめて一人暮らしした頃は冷房なんてなかった。そういう田舎なのだ。東京で一人暮らしになってからも、最初のエアコン買ったのなんて10年くらい前じゃないか? 加えて貧乏だし電気代がもったいないという観点から滅多に冷房はつけない。去年だけはさすがにあまりの暑さに数回つけたけど、ほとんどの場合一度もつけないで夏は終わってしまう。

そんな調子だから人間はまったく問題ないのだ。が、問題はコンピュータなのであった。昨年暑さでOSXのiMacはトんでしまった。ブラウン管のOS9のコンピュー2台は全然平気だったのに。もっとも動いている割合がだいぶ違うから、最近のMacがトびやすいとは評価できないのだけど。なので、今日、予防のためということでヤワなiMacのために小さな扇風機を買った。今、流行りのUSBで動くやつ。こんな小さいので大丈夫かい…と思ったけど、暑かったiMacの側面がだいぶ冷たくなってきた。すばらしい。

でもiMac。こんなに薄くなくてもかっこよくなくてもいいから、もっと頑丈に作ってほしいよなぁ。ホント、デリケートでやんなっちゃうよ…とボヤくと、またトぶので…いやいやお暑い中、本当にご苦労様です、とねぎらっておこう(笑)

夜は経堂でRinka & Tricolorのコンサート。若さ&元気のトリコロール、そして情熱/静謐/深さのRINKAという趣き。対照的な2つのバンド。それにしても久しぶりに日本のアイリッシュグループを見たけど、進化しているよなぁ〜みんな。つーか、努力だよね。努力してんだよね、みんな。ウダウダしているのは私だけじゃん。

そういう皆さんに刺激され、ケルトもやっぱりいいかも、とちょっと思いなおす。もうアコースティックミュージックは今あるバンドで最高峰を充分極めたので(自画自賛)、これ以上良いバンドはもうないだろ、と確信し、やるなら変わったバンドじゃないと意味がないと思ってきたが、もう少し裾野を広げてもいいのかもと思った。考えてみればいくつか頭の中に浮かぶバンドはいる。

帰宅したら、こんな素敵なCDが届いていた。CLIVE GREGSONの新譜。デラックスボックス版。クライヴは私が一緒に仕事をした最初のアーティストの一人である。現在の私の人脈はすべてクライヴかメアリー・ブラックから派生している。だから感謝してもしきれない。また彼を日本に呼ぶことが出来ないかといろいろ考え中。なんか楽しいことしたいよな〜。