ローカル・ヒーロー



アイルランドでお世話になったナオコさんがブログで「2012年はアイルランドでオーララが見られる」というのを話題にしていたので、この映画を思い出しました。「夢に生きた男」とかいうダサい邦題がついてますが、ホントに素晴らしい映画です。私の生涯のベスト1ムーヴィー。ビル・フォーサイス作品「ローカル・ヒーロー」。ストーリーは、まぁよくある感じかもしれませんが、ホントに細部が素晴らしい。もう最高。一つ一つのシーンが宝物みたいな映画です。

特に好きなのはエンディングです。普通なら帰国したマッキンタイヤが村を離れて終わりだと思うのですが、帰国して荷物をほどきつつ、アメリカのマンションでスコットランドを思う。そこが本当に素晴らしい。この映画は旅の感傷をよく表している。音楽がマーク・ノップラーなんですが、これがもう本当に素晴らしい。この映画に出会った当時の私は出張にことのほか思い入れがあったので、このセンチメントはよく分かる。あの地が好きだけど、そこでは生活できない自分というのもあって、それはそれで嫌いじゃないんです。ホントに素晴らしい。

この映画がシュートされたペナンを訪ねるというドキュメンタリーを見つけました。私も行きましたよ。このテレフォンボックス。懐かしいなぁ…今でもこの写真を部屋に飾っています。