ポール・ブレイディ来日までの道のり33:The Paul Brady Song Book

先の投稿にも書いた1ケ月にも渡る公演に続くように、ポール・ブレイディの歌で綴るドキュメンタリーがRTE(アイルランド国営放送)で放送になった。30分の6回シリーズ。

CDも素晴らしいが、とにかく番組が素晴らしいので、ぜひDVDで買ってほしい。CDの方は松山晋也さんのものすごいテンションのインタビューがライナーになっているので、それはそれで必読なのだけど。

DVDの方は茂木健さんが訳をライナーにしてくれたので、インタビュー部分も充分楽しめる。ってういか、このDVD見るだけでもだいぶこのブログ用のネタも拾えるんだよね… ポールは資料が膨大だわ…

確か1回目の放送は、私がポールのコンサートをみにベルファーストに行った時で、バンドのみんなとベルファーストのホテルで放送だか、数日前に放送された映像だかを見た記憶がある。“Dancers in the fire”をポールが演奏するのを見て「まだこの曲やるんだ!」と思ったのが記憶にあるので第1回目だとはっきり分かるのだけど。

しかしここでもそこここに「気難しい奴」というレピュテイションが出てくるね。サウンドチェックで音に対して要求がものすごいこととか、リクエストが飛んでムッとするところとか。皆さん、お願いだからライブが始まったら、絶対にリクエストは飛ばさないように! 飛ばす場合は紙に書いて私に事前に手渡してください。ポールいわく「一緒に来ている友達かなにかに自分は曲をいっぱいしっていることを自慢したいのだろうか、リクエストを叫ぶ奴がいる。僕は僕のやるべきことをやらせてもらいたいのにさ。これって贅沢すぎる要求?」みたいな事をインタビューで言っている。まぁ、そういうポールの話もたくさん聞けます。それにしても……うっ、サウンドチェックの厳しい恐いシーンとか、映像で見てしまった…ホント胃が痛い。

そういえば、これからアメリカに行くというポールとダブリンで飲んだことがある。ポールはマネージャーのジョンに「Let's stop being.... reasonable」と言った。私は「ひ〜ッッ〜」と心の中で思い、アメリカのプロモーターさんに激しく同情したのでした…うううう。恐くて訳せない。恐いよー、プレッシャー、プレッシャー、プレッシャー、プレッシャー……まぁ、このプレッシャーを楽しんでいるんですけどね。

それは置いておいて、このDVDで良いのはバンド演奏かなー。もちろんドーナルやアンディと一緒にやってる伝統曲もいいけど、70年代みたいなヴィヴィドなケミストリーはもうないかも。ちょっとポールも神経質そうに歌っているし。とはいえ素晴らしいですけどね…。反対にブラスセクションの入ったバンドはすごくいいし、今の旬な感じだ。ポールのソロ演奏も本当に素晴らしい。っていうか、ここに入っているライブならではのポールの声がとにかくどのトラックを聞いても最高に素晴らしいし、最高にパワフルだと思う。そうなんですよ…ポールはライブが最高にかっこいいんですよ…

そして、なんといっても、最高に良いのがメアリー・ブラックとのデュエット。“I will be there”は必見です。あと、やっぱりなんといってもインタビューがいいね。ポールの話がすごくいい。インタビュー映像も、ポールがすごくリラックスしている感じがする。なんか、こう、いいんだよね〜。ポールの素顔が、満喫できるファン必見のDVDと言えるでしょう。うん。絶対に見るべし。