「情熱大陸〜現代の新しいスタイル【ノマドワーカー】の挑戦に密着」を見た!

久々に「情熱大陸」を見た。ノマドワーカーというので非常に興味もあったのだけど、なんだかちょっと拍子ぬけ。

そもそもノマドワーカーを過剰に神格しすぎてるんじゃないだろうか。自由で何にも束縛されない。でもそこには(彼女も番組の中で何度も主張しているように)責任がともなう。それにしても番組を見ている分には、ツイッターでつぶやくだけで仕事がくるような印象も受けた。これは明らかに間違いだと思う。よっぽど彼女のTwitterのフォロワー数、すごいのかなと思ったら、全然で、たかだか2万ちょっと。メディアにも露出しているわりには少ない。これで呟くだけで仕事がくるというのは現実的ではない。それだけ彼女が良い人脈に恵まれていて,加えてその人たちがよく彼女のTwitterをよくチェックして、しっかりフォローしているということなのだと解釈する。

でも番組のタタキが「営業なしでビジネスを成功させる秘訣とは?」みたいなキャッチで、まるでTwitterやノマドワークが万能みたいな印象受けるよ。違うだろー。

それにしても番組では彼女のワーキングスタイルはいいとして、彼女がいったい何をやりたいのかがまったく分からなかった。まるで自分の生活スタイルをこうしたい、ただそれだけに見えた。30分くらいじゃ仕方ないかな、とも思った。でも例えば「自分もウツだった。ウツの人に勇気を与えたい」「会社辞めたくても辞められない人の背中を押してあげたい」とか?であれば、まだ理解できる。

で、ヘンだなーと思って、彼女のホームページやらブログやらを見たら、ほら、やっぱりそうじゃーん! しっかりそのヘンが打ち出されていたよ。彼女が自分の活動によって少しでも世の中がよくなればいいと思って一所懸命努力していることなどもホームページやブログを見れば分かる。最後に古巣の集英社から仕事が入るのは良いエンディングだったが、それにしてもやっぱりTVじゃ限界があるのかな。番組じゃ彼女の魅力を伝えきれてないと思った。もったいない。

私が番組を作るなら、もっと彼女が世界を良くしようと頑張っているところにフォーカスする。きっと彼女も最初は自分のことだけでいっぱいいっぱいだったのだろう。でも自分はうまく行くようになった。それを世間に広めて、同じ悩みを持っている人たちをはげましたい。そういう事なんだと思う。だけど番組では彼女の「ワーキングスタイル」だけフィーチャーされているように感じた。彼女の情熱が先にあっての「ワーキングスタイル」だと思うのに。なんか違うよね。もっともTVって焦点しぼって単純化しないと、視聴者に何ひとつ伝わらないのかもしれない。とはいえ、スタイルだけじゃ人は説得されないよ。番組のタイトル「情熱」負け。

「営業なしでビジネスを成功させる秘訣」…ね。私はもちろん営業も頑張るけど、でも一番良い効果的な営業は「常に面白い物を発信しつづける」ということだと思う。そうすれば自然と人が注目してくれる。そしてそういった人たちの期待に確実に答えていくことだ。がんばらないとねー。この彼女も頑張っている。

今日は1日発送作業&宛名書きで終わっちゃった。久しぶりに素敵なチラシも作ったんだし、DM(しかも郵送)で関係者皆さんに送ってみようと思ってセコセコ作業していたのだ。今やほとんどの取引先ともFBやソーシャルネットワークでつながる時代。でもネット使ってないライターさんや媒体の人には死んだと思われてるよな、私(笑)

PS
その後、彼女が過去のブログにこんな風に書いているのをTwitterの友人のつぶやきで発見。それを読んで思い出した。あ、この人覚えてる。このブログだいぶ前に読んだわ。もちろん足立区在住の私としては、そこに響いたわけですが(笑)。名刺については、その前に「ネットがあれば履歴書はいらない」だったけかな…に書いてあったんで、だいぶ前にオノレ印刷?は辞めていました。(でも今だに名刺印刷するくらいなら焼肉に行きたいと思うけどね!)

そうね〜でも足立区いいよ。物価安いし、家賃安いし、荒川土手は素敵だし。ただ宅配便やコンビニや郵便局や銀行が、都心にあるものよりも使えなくて融通きかなくて、ビジネス・インフラが弱い…と思っている。まったく田舎こそビジネスインフラを強くして都心と戦うくらいの感じであるべきなんだがなー