西村佳哲「自分をいかして生きる」

この方の連続3冊のうちの2作目。実は1作目はかなり良かったものの、ダラダラ読んでしまったせいか、いまいち乗り切れなかったが、二冊目のこれはかなり良かった。3日で読んじゃいました。

普段から自分が思っている仕事感にぴったりあう!  が、加えてこの本はすごく重要なこともたくさん気づかせてくれたので、それをメモっておくとしよう。

舞踏家の大野一雄さんが「咲いている花をみて、あぁ綺麗だな」といつの間にかそばに寄って花に手がのびる。この手はいったいなんだろう、と話されていたのだそうだ。

花を摘む事ではなく,その行為の直前の思わず生まれてくる動き。まるで肉体というより魂のようである。

西村さんの分析:傍観者ではいられないこと、それだけではおさまらないようなことの足下に一人ひとりの<自分の仕事>の鉱脈があるんじゃないだろうか。他の人に任せたくないこと、思わず手がのびて、摘みに行くような衝動が生じること。それは思考というより存在からわき上がってくる動きだ。それが社会や他者に差し出されるとき、その人ならではのかけがえのない<自分の仕事>になるんじゃないか…

うーん、素晴らしい。ほかにもうなずき部分がたくさんにある本。また時間があるときにここで紹介していきたいが、西村佳哲さんについては、こちらをどうぞ。

さーて次は三冊目の「地方なんちゃら」(下記参照)を読むべし。それにしてもさすがタイコウチさん。いい本知ってんなー。やっぱり本と音楽は友達のおすすめが一番間違いがないわ…



さーて、これから映画でーす。では,皆さん会場で。やばいMCの内容考えてないやー(爆)