パワフル女子会

本日は某国大使館のパーティにお呼ばれしていった。こんな仕事をしていると、そういう名誉に預かることは多くあるのだが、今日スペシャルだったのは、それがサウナ付きで(とか書くと、どの国だかバレるが)、しかも女子会だったことだ! 大使館のパーティは有り難いし名誉なことだと思うが、だいたいいつも人数が多すぎて、名刺交換しても全然意味ないし、チラシまいても誰もチケット買ってくれなし、まったくもって意味のないことが多い(失礼)。

でもこの国の大使館さんは、本当に私のことを買ってくださっているようで、時々こういった10名以下の親密なパーティに呼んでもらえる。本当にありがたいことだ。この国の文化に貢献できて嬉しいと思う。

こういってはなんだが、外国が好きで、外国に行ってしまう人や外国かぶれの人は多いのだが、両国の文化の架け橋になれる人は本当に少ない。そんな中、参加されていた元気な女性の皆さん,本当に素晴らしい仕事をされている方ばかりで刺激になった。

でもって、女子会ということもあって、フィンランドの男性は、女性は、日本の男性は、女性は、みたいな話題になった。そうね、だいたい概してフィンランドは羨ましいわよね。でも私は有り難いことにあまり女性だから損をしたと思ったことはない。ずっと男性と同じ職業に就いて来たから? 一度28歳くらいの時、派遣のバイトで行った事務所で「お茶をいれてください」と言われて困惑したことがあるが、そのくらい恵まれて来た。コピーとってくれ、とか職場で言われたことすらない。加えて鈍感な性格も幸いしたか、いやな思いもせず本当に恵まれていたなと思う。ましてや15、6年前に独立してからは、すべて自分物差し。だから迷いもないし、人を羨ましいと思ったことがない。そりゃー、もう少し儲かればいいなと思うけど、この職業についているとお金のせいで不幸になった人もたくさん見ているからね。自分はもうこれ以上にはならなくていいよ。もうずっとこのペースで続けてさえいければ最高、と心から思う。

帰宅がてら、地下鉄でまた勝間和代さんの「断る力」を読んでいたのだけど、そこに書いてあった。人と比較したりするから行けないんだ。自分の中の軸を持て,と。いいねぇ〜。そうだね、そこが幸せのコツだね。自分でも身の程ってのをわきまえているつもりでもいるし。これ以上ビジネスが大きくなったら、きっと何か他の大事なものを失うんだろう。

それにしてもプロデューサーとかやってると、ホントにどうなのかな、と思うことが多い。自分は不安だし、ホント、ピーピーなのに、ファイナンスの件はもとよりすべてが自分にのしかかってくる。関わった人、すべてを幸せにするのはプロデューサーたる者の責務だ。先日久々に話した某社の女性社長も「みんな悩みだらけだね」と言っていた。ホントそうだ。みんな、あっちもこっちも楽しそうに見えて、みんな大変なのだ。そうやってみんな健気に生きているのだ。でもって、仕事をしていると「ズルいよな、この人」って思う人に時々出くわす。でもそんなのにイライラしてたら、いつまでたっても始まらない。自分だって多くの人に迷惑をかけているんだし、と思う。でもって音楽業界はやくざな世界だから、そいいうズルい人たちも、ヒットとか出せちゃうんだろうか、って思う。真面目にやっているからってヒットにならないのが、この仕事のエグいところだ。

まぁ、でも自分の信じる道を行くしかないのかな。

と、また迷いが自分の心の中に浮き上がってきたときに、このことを忘れないように、今日のブログに書いておく(笑)

ところで今日、髪の毛を切った。後ろはすっかり短く刈り上げ状態で、前髪もなんだか子供っぽい気がするが、もう私は髪の毛は信頼している美容師さんに任せることにした。いつもあまり指示しないで彼のいいようにしてくれ、と言っている。服も私は自分で買った服よりも、人からもらった服の方が似合っていて素敵に見えることが多いんだわ。