ゴキブリみたいな連中

昨日は昨日で頭にくるような出来事があった。まずはここのリンクをご覧ください。

どうして!!! どうしてこうやって真面目にCDを作って真面目に売っている人たちの心を踏みにじる人がいるのだろう。

まぁ、私もCDを積極的に売っていたときは嫌な思いをたくさんした。ライセンスものはもちろん輸入ものだって、エクスクルーシブ(独占販売権)を取った上で、大量のストックを買って、リスクをかけてプロモーションしているのに、CD屋は平気で並行輸入で他から輸入盤を取って私が苦労して売っているCDの横に並べていた。

私のCDは返品自由なのに、どうして店が返品できない輸入盤を取るかというと、それはその方が利益が大きいからなのだ。国内仕様のCDはせいぜい利益は定価の25%とか30%。並行輸入なら1,000円とか乗せられる,そういう事。人にプロモーションさせて自分はそこにゴキブリみたいに付いていくわけだ。レコード店以外にも、専門ジャンルの通販の業者とかも、そう。人のプロモーションするものに平気で乗っかるって、すごい神経だよね。自分の仕事にプライドはないのだろうか。私だったら恥ずかしくて人の真似したり、人のふんどしで仕事したりとか出来ないけどね。まったくゴキブリみたいな連中だ。特にウチのアーティストなんてゼロから私が組み立てることが多いから、私以外が動けばすぐに分かる。そんなゴキブリどもは私が何も言わないことをいいことに、私の動きを見ていて、ウチが何を次にやるのか見張っている。そして動きだすと、それに連なるようにやってくる。

でもそれで大きく儲かっているとはとても思えない。ただでさえ対して儲からない仕事なのだ。つまり、そういう奴らは単にこちらに嫌な思いをさせたいがためだけに、やってくるのだ。もしくはゴキブリの糞(見たことないけど)みたいな小さな利益を拾いに来る。

私の友人のレーベルにはそういう奴らが許せなくて、ゴキブリたたきにやっきになっている人もいた。1枚1枚それはどこから日本に入ったか追求して追いかけて、現地のレーベルにクレームするのだ。それはもちろん彼の当然の権利である。でも最初から一人自営業者の私はそんな事する時間があったら、売る方に力を入れた方がいいと、その点については涙を飲んできた。その分、自分が頑張ってプロモーションすればいいじゃないか、と。

しかし人間ってホント欲のかたまりだよね。真面目にやっているから成功するとは限らないのがホントに悔しい。で、こういう風に真面目にやろう、頑張ってこの音楽を売っていこうと思っている人たちの心を平気くだくわけだ。有名人のtwitterにからむ人とかもそうだと思うが、どうしてそういう事が出来るんだろう。まったくその人たちの頭の中を見てやりたいと思う。

だから、もう、こっちは、やってられんわ!!と思って、諦めるのだ。ウチももう基本CDは諦めている。だって動けば動くほどゴキブリが現れてイライラするから。Amazon とかの値段みたら、とてもじゃないけど、何もできないわ… そう、私はゴキブリに負けましたぁ!(笑)

こうやって音楽業界は自滅していくのだ。人間世界、全体も。まったく…ま、心落ち着けて綺麗な音楽でも聴こうっと。

深夜なので、たまにはこんな投稿もしてみました(笑)