LAU名曲への誘い:Ghost

前の投稿で「ラウーのライブは構成がよく考えてある」みたいなことを書いたけど、そういや一時スローな「GALLOWHILL」でライブが終わるパターンが多い時期があった。

静かな曲で終わるとお客さんの心にいつまでも残る公演になるよね… という話をヴェーセンにしたら、ヴェーセンも最近はスローな曲で終わるパターンに構成を変えたようで(笑)、今回のツアーのセットリストはいかにもそんな感じだった。うん、いいね、そのアイディア! が、しかし彼らのそのもくろみはお客さんのダブルアンコールを望む声で、うまく行かなかったのでした。残念だったね。ま、でもいいか(爆)

しかしホントにスローな曲をかっこよく演奏するのはとても難しい。ただでさえケルトのメロディは英語で言うところのチーズ臭くなりがちだ。スコットランドなんか、特に。実際90年代くらいまで、スコットランドは、クサいバンドが多かった。唯一、フィル・カニンガムとアリイ・ベインだけはスローでメロディアスでかっこいい曲を出していたと思うけど、やっぱりオジサン二人だし、これをシャープに紹介するのは、ほとんど不可能だった。スローな曲が、シャープでかつ格好よく、それでも泣けるってのはホントにぎりぎりの綱渡りでなりたっていることが多い。

それにしても今やスコットランドの方がアイルランドよりもかっこよくなっちゃったんだから、時代の流れは分らないもんだ。

こういうしっとりしたクリスの歌はホントに感動的だ。クリスの歌はスローな方がかっこよく聴こえる。この曲といい「Unquiet Grave」といい、ホントに素敵だ。この曲、たぶんやると思うよ、日本でも。ん、そういえば両方とも幽霊に関する歌?!

映像はエディ・リーダーと一緒にやっているヴァージョン…これはCeltic Connectionsでの映像だね… ケルティック・クネクションズみたいなフェスがハイクオリティで毎年続いているのも、スコットランド・シーン成功の原因かな、とも思ったりするが、もっとも、いかにいいバンドが生まれてくるか、かっこいい演奏者が生まれてくるか、というまったくの偶然/個人プレイである要素も多いとは思うのだけど。




ラウー来日公演はもうすぐ!!

6月17日 梅田クラブクアトロ
6月18日 名古屋クラブクアトロ
6月19日 渋谷クラブクアトロ
すべての詳細はこちら!
http://www.plankton.co.jp/lau/index.html

Welcome パーティもやりまっせ:http://plankton.co.jp/lau/party/index.html