ドナは最高のギタリスト♥

さて昨晩から売り出したダミアン&ドナ。無名の新人デュオなのに、おかげ様で素晴らしいスタート。本当に皆さん、ありがとうございます。頑張って二人をWelcomeしないとね!

まぁダミアンもいいけど、皆さんの目的はきっとドナだよね。ドナといえば、私はもう素敵な思い出がいっぱいある。可愛いドナ。性格がいかにも「やんちゃ坊主」って感じで、ルナサの中で一番可愛いのがドナだった。

ドナはツアーが嫌いでね。ツアー先に私が遊びに行くと、いつも「家に帰りたい」って愚痴ってた。ドナがバンドを抜ける2、3年前から知っていた。日本はそれでもトラブルが少なかったから気に入ってたみたいだけど、どこどこにツアーしたって言っては「もう二度と行きたくない」って言ってた。確かに当時のルナサのツアーはものすごく過酷だった。マネージャーもいない時期も長かったし、私も2、3日同行して、もう充分だわ…と思ったものだ。ルナサみたいにヘヴィーにツアーをするバンドは本当に大変だったと思う。ドナはツアーをするには(綺麗な言葉で言えば)繊細すぎた。ドナが辞める、というその公演でショーンはステージ上でも人目をはばからずポロポロ泣いていたという。

その後、ルナサは「6」というアルバムを作り、それにあたって2名のギタリストをバンドにいれた。ポール・ミーハンとティム・エディだ。二人とも全然タイプの違うギタリストだった。ティムの方が才能という点ではあったと思うのだけど、性格がエキセントリックすぎて長いツアーには向かなかった。またアメリカが嫌いでアメリカには絶対に行かない、と主張していた。ルナサにとってアメリカは一番の稼ぎ場所だ。そうこしているうちにポールがバンドメンバーとして定着し、ポールがルナサのHPのバイオグラフィーに名前が載るようになった。その後、現在ポールは結婚して家庭を大事にしたいということになり、現在のルナサのギタリストは元フルックのエド・ボイドが担当している。実際,私個人の意見だけどエドの方がポールより良いギターを弾くと思う。ちなみに今度のケルティック・クリスマスにはエドがやってくるので、皆さんも楽しみにしてください。いいよ、エドのルナサ!(笑)

でも、まぁ、バンドが「ルナサ」と名前がつく前から知ってる私からすれば(笑)、やっぱりルナサのギタリストはドナだ。ドナがいたころのルナサはホントに中坊の団体みたいなグループだった。しょっちゅう楽屋で喧嘩していたのも事実で、その中心にいっつもドナがいた。でも、私は彼らが羨ましかったね。普通大人になったら、もう喧嘩なんかしないじゃん? それだけ彼らは親密だった。ドナが抜けてからルナサの喧嘩は減ったと思う…っていうか無くなったじゃないかな。もうみんな大人になったしね。でもドナは声が大きくて背も高くて目もギョロっとしててデカかったから、ドナがいたころのルナサは本当にうるさくて可愛かった。

当時の私も若かったから、もうルナサに入れこんで、入れこんで、入れ込みまくり、これ以外にバンドは存在しないってなくらい入れ込んでいたので、よくメンバーの肩を揉んであげていた。(もう今じゃそんなことするバンドはいない/爆)で、よくお返しに、って言って、ドナが私の肩を揉んでくれることがあったのだが、ドナは手がすごく大きいから、ドナが揉むと胸まで上がっちゃう感じだった(爆) その感じが今でもすごく覚えている。

他にもドナとは素敵な思い出がたくさんある。それはまたおいおい紹介していきますね。いずれにしても、おそらくだけど、今後も長いツアーをしょっちゅうやるようなバンドには、ドナは入らないじゃないか、と私は思っている。そしてもちろん自分が中心にたってステージをやろう、なんて思ってもいない人だから、このダミアンとの来日は結構貴重なツアーになるのではないかと考えるのだ。だから皆さん、このチャンスを逃さないように!

ってなわけで、映像集。シャロン・シャノンとドナ。二人とも若い! 途中二人でちらっと視線をあわせるところなんか、すごくいいね〜。この頃のシャロンはものすごくシャイでステージでしゃべることすら出来なかった(笑) ドナもステージでは一切しゃべらない。今度のダミアンと来る時はどうかな。(たぶんしゃべれないだろうな…。一方のダミアンはステージでのMCも本当にしっかりしている!)



あとシャロンとドナの組み合わせではこの映像とか大好き。埋め込みが残念ながらできないのだけど、ぜひご覧ください。トレヴァーもかっこいいよ。シャロンはこの当時のリズム隊がホントに良かったよね。よくリズム隊の取り合いで、当時のルナサのマネージャーと、シャロンのマネージャーが喧嘩してたけどね(笑) それにしてもドナのギターがかっこいい! Mouth of Tobique 

そしてこれが最初期のルナサ。マイケル・マクゴールドリック抜きの創設メンバー。すごい! みんな若いけど、やっぱりここでも特徴的なのはドナとトレヴァーのリズム隊。



続いてこちらはケヴィンも入った時代のもの。97年、アイルランドの人気TV番組、Late Late Showに出た時のもの。



懐かしいドナのルナサ時代。ルナサのファーストと言えば、この曲で、みんなビックラこいたのが懐かしい。「アイルランドの伝説的なバンド、ボシーバンドの再来!」とか言っちゃって。今聞いても、ゾクゾクするくらいかっこいい。途中リズムチェンジするところとか、もう最高。こんなトラック、よく出来たと思う。当時の感動がよみがえる! ちょっとレッド・ツェッペリン的かっこよさがある。



私がドナ在籍時代でもっとも好きなアルバム「Merry Sisters of Fate」より。この曲本当にかっこいい。1st of Augustをドナが書いて、それがマイク・マクゴールドリックの書いたWind Brokeにつながる。なんか男らしいよねー。ギターがいいでしょ? ちょっとエレクトリックギターもかぶせてある。確かエレキの方はフレイムスのメンバーが弾いたんだよね。初期の傑作。



ドナがルナサを脱退後、ルナサをぬけたこの3名でツアーした事もあった。でもこのトリオはすぐ終わった…(笑)もともと長くやる気はなかったんだと思う。この曲もファーストでめっちゃ印象的な曲だったよね… はぁ〜かっこいい!!!



そのあとドナはピアノ・アコーディオンのアラン・ケリーとのカルテットでしばらくツアーしてた。アランとドナは大親友同士で、しばらく続いてたけど、もう今は離れちゃったみたい… この曲も2:13から、ギターのスタイルが変わるところが、やっぱりルナサになるのよね〜♥



ってなわけで、ドナの再来日、祝、祝、祝! 公演の詳細はこちら