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2013年6月30日日曜日

グランドフラントの無印でのコンサートでした〜 楽しかった!

 今日はこの春オープンした、梅田グランドフロントの無印良品にてインストアコンサート。

 たくさんのお客様が御来場くださいました〜 ありがとうございました!!
 巨匠のフィドルケース。おもしろいでしょ。ヴァイオリンのケースが小さめで、ボウはこの筒に入っている。
ポスターにサインしました。「まいど」とか書いてます。

お店の皆さん、御来場くださったお客様、本当にありがとうございました。

明日、全員帰国です〜〜

大阪公演。そして明日は店舗でのインストアライブ。ぜひご来場ください!

 本日、朝の新幹線で大阪へ〜
 フェニックスホールさんでの公演。素敵!
御来場くださった皆さん、ありがとうございました。
 会場ではCDも販売。たくさん売れました! 明日の店舗でもおそらく販売はあると思いますので、皆さんぜひ。

私のおすすめはBGM4、7、8、17、そして今回の皆さんが作ったBGM18です。

BGM4はいろんな意味ですごくバランスのとれた1枚。私が特に好きなのはアラン・ケリーとジム・マレイのトラック。めっちゃ泣ける。ハープのトラックも人気のようです。

そしてBGM7。これはスコットランド録音で、なんとラウーのマーティン・グリーンも参加しています。メインはシーリスというハープのデュオ。彼女たちのトラックが半分を占めます。エンジニア/プロデュースは、贅沢にもあのブルー・ナイルでも有名なカルム・マルコム。

そしてBGM8はストックホルム録音。ヴェーセンのメンバーにそれぞれバラバラに参加してもらています。特にミッケのチェロとのデュオが素晴らしい。(ちなみにスタッフの間では【スティーブ・ライヒ】と呼んでたトラックあり。聞けば皆さん、この意味が分かりますよ)ウーロフ(ニッケルハルパ)はピアノとのデュオ。これが泣ける。そしてローゲルはヨーラン・モンソン(フルート、笛)とのデュオで聞かせてくれたのでした。懐かしいなー。私個人としてはこれが一番おすすめ。

BGM17は再びアイルランドでのレコーディング。最高のシンガー、イーマー・クインに参加してもらったのが自慢です! 他のみんなも本当に頑張ってくれました。

打ち上げは晴屋さん。このお刺身の見事なこと!
圧巻でした。

明日もがんばります。

明日は梅田グランドフロントの無印良品さんでインストアコンサート。1時,2時、3時と30分ほどの演奏をします。どうぞお出かけください。(そしてCDも買ってね!)

あー 今日はバタンキュー(笑) 明日は開店前にサウンドチェックしないといけないので、またもや早起きなのでした〜


2013年6月29日土曜日

フレンチ・ケルトの皆さん、素敵! 東京公演無事終了。明日から大阪です〜

 本日はトッパンホールで公演でした。ホントに素敵な心あたたまる音楽! リハーサルの風景。
 いいコンサートが実現できた時は打ち上げも盛り上がります。今日は焼肉です! ジャッキー巨匠はキムチがお気に入り。
エリック巨匠も写真を撮影ちう〜

明日から大阪です。まずはフェニックスホールの公演。(2回ありますが、どちらも定員いっぱいで申込はすでに締め切り済み)

そして日曜日は梅田のグランドフロントにて1時、2時、3時の公演。こちらは30分ほどの演奏で自由にご覧いただけますので、ぜひご来場ください。

2013年6月26日水曜日

フレンチ・ケルトの皆さん、到着〜

今日も朝早よから成田出迎え。ウチは成田に近いのだけが取り柄だわ…1時間15分で成田についてしまう便利さよ。

今日は無印良品の音楽会の皆さん、フレンチ・ケルトの皆さんをお迎え。初めて会う人たちで緊張したけど、皆さん、素敵ないい人たちでホントに良かった! ケルト人は国籍がどこでも一緒かもしれない。嬉しいなー!! 写真は夕食の様子。左からEric Liorzouさん(ギター,歌)、Clotilde Trouillaudさん(ハープ、歌)、Thomas Bocherさん(フルート)、Jacky Molardさん(フィドル)の4名。

実はラウーのエイダンに「次は何やるの?」と聞かれて、このツアーの話をしたら、エイダンは「いいなぁ! ジャッキー、大ファンなんだ」と言う。ほぉ。私は実はフランスの音楽については、ホントさっぱりなんで、「なるほどフィドルの人ね。アイルランドでいったらどういうタイプ? ケヴィン・バークとか?」と聞いてみた。

エイダンいわく「いや、なんというか、もっと名人系タイプで、ジャズっぽい……フランキー・ギャヴィンかな」とのこと。ほぉ。「会ったらファンだって話しておいて。僕らのことも知っているかもしれない」だって。で、ジャッキーに話してみたんだけど、エイダン、巨匠にラウー認知されてなかったよ…(笑) もしかしたら私がRAUって発音で言っちゃのかもしれないけど…(笑)

しかしこのテの音楽に詳しいS石さんによれば、ほとんどお忍びで来日したヤン・ケメネール様をのぞきフレンチ・ケルトの音楽が来日したのは、ほぼ初めてらしい。うーん、これはすごい! そうそう、ちなみにジャッキー巨匠は私が「音楽評論家の先生に聞んたんだけど、フレンチケルトが日本上陸するのって初めて見たいよ」と言ったら、「そうだ」と強く返事した。つまり!「自分が来てないってことは、誰も来とらん」って事なのだろうか。すごいぞ、巨匠、期待大!?

この公演ですが、このブログでも何度かご紹介しているとおり、すでに一般応募は締め切っておりますが、大阪では梅田のグランドフロントにある無印良品でも演奏があり、それは参加自由なので、ぜひぜひご来場ください。演奏は1時、2時、3時と連続で30分ほど行われます。おそらく週末のグランドフロントは無印良品のファンの皆さんで激混と思われますが、音楽ファンの皆さんが誰もいないと私もアウェイ感満載なので、ぜひ皆さんご来場ください! 

動画はジャッキーの別バンド。



LAU ライブレビュー @ 梅田クアトロ

関西でラウーを目撃した友人がmixiでライブレビューを書いてくれたので、許可を得て転載いたします〜 ありがとう、Sさん! 



前作のアルバム「アークライト」は聞いていたんだけど、最新作も出ていたことも知らなかったような体たらくで、ライブを見るのも初めてだ。

まず、出音を聞いて意外だったのは、純然たるアコースティック、っていうライブの音作りじゃないってことだった。
フィドルとアコギはギターアンプに直結されていて、別に電気的に変調させるわけではないが、そこから出ている音を更にPAでもラインとマイクで 拾って出している。アコギにもフィドルにもコンタクトマイクが付いていたけど、あれはPAに回してるのか、あそこからアンプに入力してるのかは分からな かった。

アコーディオンに至ってはもっと徹底していて、かなりの数のエフェクターを通し、サンプラーにも直結されていた。モニターは彼のみ、両耳のイヤモ ニを使用していた。ボディを叩いて出した音をサンプラーで回してリズムにしたり、鍵盤を押さずに蛇腹を広げたり畳んだりしてまるで溜息のようなノイズを出 し、それをループで回したり…、かなり色々なことをやっている。 

更にボディにカシオトーンくらいの小型のキーボードが強引に接着されている。アコーディオンは左手でベイスにあたる低音のボタン、右手で鍵盤を演奏するものだけど、右手で小型シンセを弾きつつ蛇腹を動かして低音はそのままボタンで演奏、みたいなこともやっていた。
更に、小型のムーグも傍らにあり、時折ツマミを弄っては電子音をまき散らしたりもする。マックブックも見えたけど、エフェクトのプラグインか何かかな。
とにかく、彼の飛び道具だらけの音作りってのにいちいち目も耳を奪われる。まるでザ・バンドのガース・ハドソンみたいなもので、一見アーシーな演奏をするのかと思いきや、シンセでおならのような音を入れてくる、というあの異様にスプーキーな味を持っている人だ。

楽器はアコースティックだし、アコーディオン以外は演奏の方向もアコースティックだけど、音作りはアコースティック的なシビアさではない、というバランス感覚。
これが、そのまま演奏のキャラクターにも直結していた。

確かに彼等はトラッドとかフォークというカテゴリーに入るんだろう。だけど、伝承曲をきっちりやるタイプのバンドではない。自作曲も多いのだけど、それがトラッドの要素をまっとうに引用しつつも、遙かにコンテンポラリーなところに落とし込む体質だったりする。
いわゆる真っ当なトラッドのグループだと、「良い演奏を聞いた」印象が残るものだが、彼等の場合それ以上に「いい曲を聴いた」印象の方が強い。それは、トラッドのメロディやリズムを使いながらも、もっと自分たちなりのものを作ろうという意志が強いってことだろう。

伝承曲をきっちりやるグループは、スピードがあるダンス曲をやったりしても、とかくクラシックの室内楽的な硬質さが漂うものだけど、このバンドはもっとラフだ。
本人達の意識がどこにあるのかは判然としないけれど、楽曲にグイグイ没入し始めると、確実にロックっぽい熱が全面に出てくる。特にアコーディオン のマーティンは、全身でぐらぐらとリズムをとり、指運もどんどん怪しくもつれていく。演奏の精度でいうと、批判がおきてもおかしくないくらいに荒くなる。 しかし、速度とエネルギーを注入することを一切やめない。つまりは、丁寧に曲をやる、という以上に大事なことがある、ということなのだろう。

楽曲にしても、美しいメロディがあり、勇猛に暴れる演奏があり、押し引きの効いた構成でドラマチックに展開する構成があり、沢山の切り口と味があって、いちいち新鮮に響いてくる。
しかしながら、それが単純に「ロックを足しました」「テクノみたいな反復を入れてます」みたいに、他のジャンルの要素を孫引きして足したような感覚はない。雑多な音楽性を持ってもう一回トラッドに戻っていくような律儀さを持ち合わせている。
その新鮮さと律儀さがせめぎ合うのが、格好いいのだ。

アルタンなどの学究的なグループはたしかに素晴らしい。だけど、40分も聞いていると正直もういいか、と思ってしまうクチであって、自分がルーツ・ミュージックの聞き手としては良くない方であるという認識はある。
だから、このラウーとかアイルランドのキーラとか、カナダのソーラスみたいな、伝承に自前の味を強引に加えつつも、一般的なポップスまでには行かない、という適度な「濁り」があるバンドこそ、大歓迎だったりする。

彼等のユニークな持ち味がレコード以上にストレートに堪能できた素晴らしいライブだった。しかも、このバランスの演奏は今の時期だけの持ち味にな るかもしれない。音楽性がぐっと変わることだって十分考えられる。そういう生ものとしての貴重な一期一会の空気も大いに感じられた。

ちなみにマーティンはMCで「Yesterday,I saw craziest music I ever heard!!」と言っていた。どういう事かというと、このクアトロのライブの前日、クリスとマーティンは先日共演したタブラ奏者のU-zhaanさんの お勧めで、難波ベアーズにライブを見に行っていた。

そのブッキングというのが、三上寛(!)、オシリペンペンズ(!!)、クリトリック・リス(!!!)のという、ある文脈においては豪華極まりない けれど、特にトラッドなんかを熱心に聞いてる人には訳が分からない…どころか、知っていれば却って拒否されてしまうような極端な味わいを持つ人たちばっか である。
しかし、その極端な、しかも割と日本語の言葉による部分も多い表現をする三組のライブを大いに楽しんでる姿をたまたま目撃した。特にマーティンは場内で異常な盛り上がり。
この3組を無条件に楽しめる、という感性はちょっと凄いと思う。物珍しい、という理解では断じてない様子だったから。
ちなみに、ご一行はベアーズの翌日は文楽を見てきたらしい。何という落差と好奇心。

でも、あえてマーティンにもの申したい。「craziest music I ever heard!!」って、あんたも十分クレイジーだぜ!



2013年6月25日火曜日

次の企画に向けて…

福島から来た種で育てたヒマワリ、元気!
ブログの期間があいてしまった。ウチは1人自営業なんだし、生きてちゃんと仕事していることを皆さまに知ってもらうべく、毎日ブログを書くことを自分に課しているのだが、ダメダメだね。

しかし今年はちょっと働きすぎた。とにかく毎月毎月公演という状態が、昨年の11月…というか、ジョン・スミスがジョー・ヘンリーとリサ・ハニガンと来日したのが10月だったから、10月からずーーーっっと6月まで続いた。10月:ジョン・スミス、11月:マーティン・ヘイズ&デニス・カヒル、12月:チーフタンズのお手伝い、1月:パディ・グラッキン&ドーナル・ラニー、2月: kan、3月:ポール・ブレイディ、4月:アラマーイルマン・ヴァサラット、5月:ヴェーセン、そして6月:ラウー。毎月、誰かが来ている状態がずっと続いたことになる。

正直、ちょっとバテ気味。というか、体力はありあまるくらいあるのだけど、1つ1つのツアーをもっと味わいたぁ〜い、という気持ちなのだ。1つ終わるとハートブレイクする時間もなく、もう次。次っっ!(笑) 1つ1つの思い出を上書きして、次々と進む。正直、もうヴェーセンとかうまく思い出せなくなっている。

そして実は次のツアーはもう明日。まぁでもその方が落ち込まなくていいのかもしれない。あの最高に可愛いラウーが終わっちゃって寂しいなぁ、もう!(笑)

あいかわらず荒川土手を走っているが、まるで痩せない。でもこういう日常がいいね。最近は土鍋ご飯にこっていて、ご飯を浸水させてから、ひとっ走りして、戻ってきたら、スイッチオンしてご飯を炊く。あぁ、なんて幸せ。こういう時、もともと私はツアー向きの人間じゃないと確信する。

でも実は明日も成田である。といっても今回はアーティストが自分のところのアーティストではないので、普段とはまるで気持ちが違う。成田で「初めまして」するアーティスト。責任重大なクライアント仕事なので、これまた大変。フランス人とツアーするのは初めてかもしれない。フランス人…。フランス人は日本に来ていったい何を食べるのだろう!(笑)そもそもフランス人、英語通じるのか?(爆) そんなこともあって、今回は私とは別にコーディネイターも付く。コーディネイターはこの世界ではベテランの方で、なんとキングレコードの大先輩。そう、M子さんに久々にお会いし、一緒にツアーするのもとっても楽しみ!

そして早くも来年のプランニングで忙しい。来年はせめてツアーとツアーの間は2ケ月…いや7週間は間をあけよう…などと思いつつ、なかなかこっちの思うように予定は組まれていかない。とか言ってる先から、夕方、また某マネジメントから連絡があり、来年9月か10月に来たい、と言う…そうですか、ハイ。来年は10-11月あたりがすごいことになりそうだ。うまく調整しないと。

7月の声をきいたらサンマ土鍋ご飯♥
それにしても、なんかスケジュールがあいていて「バイトでもすっかな」と思うと、頼まれ仕事が入ってくるので、ホントに有り難い。この「バイトでもすっかな」って、自営業になってから、ずっとあって、もう20年近くやっていけてるのに、ついつい地元の求人フリーペーパーとか駅でもらっちゃったりする。(…と、芥川賞作家のあの方も言っていたので、フリーランスってそういう事なのかも、と思う)

このあと自分が100%やる来日は11月の第1週まで、ない。が、その前に実は某ミュージシャンのプロモ来日を手伝うという仕事もある。この10月の案件も、明日からの仕事みたいに雇われ仕事だ。あまり雇われ仕事ばかりしているとプロデューサーとしては良くないのは分っているが、どちらも私のことをよく分ってくれているクライアントさんだから、仕事はやりやすい。でも、やっぱり自分が発見しゼロから組み立て、ファイナンスもふくめて責任を100%持つ来日は格別だ。一方、人とチームでやる仕事も楽しいが、すべてにおいて使う筋肉がまるで違う。何よりいろいろ勉強になる。そして当然のことのようにギャラが貰える(笑)。そうだよね、自由は普段あきれるほど満喫しているんだし(笑)と思う。
夜中の企画会議@トマトラーメン

なんてことを考えながら、まだまだ明日からの準備をしています。明日はまた5時起きだよ。このツアーは7/1に終わるので終わったら、すぐにでも11月の件を発表します。それからホームページの大工事もしないと。そして来年のツアーに向けてあちこち営業かけていかないと。やばい! 

本当に明日からのアーティストが素敵な人たちであることを期待。ちなみにクライアントさんは、私がこのブログに今回のミニツアーのことを書いて、一般の音楽ファンの皆さんに報告する事を良しとしてくださるので、こちらにも報告していきますね。フランス人〜(笑)

2013年6月21日金曜日

まだまだLAU

LAU JAPAN TOUR 2013 Part 2ビデオ。彼らの視線からみたツアーという感じがして面白い。




そしてなんといってもこれ。












昨日の夜Scottish Album of the yearのセレモニーがありました。以前ここでもPublic ボートを募集したあの賞です。ラウーは最後のベスト10に選ばれました。フォークではカリン・ポルワートと2組だけ。よくやった。ラウーの登場は01:24くらいから。東京で撮影した映像も流れますよ。



ってなわけで、早く終わらせて次に気持ちを持っていかねばと思いつつ…(笑)こういうのがあがってきちゃうと引きずるよね…

でも彼らの活躍はほんとに素晴らしい。いや、でも応援してくれる人、協力してくれる人、見守ってくれる人、みんなの気持ちに報いるためにも彼らは頑張らないといけない。それは誰にとっても同じです。月並みな言い方だけど元気をもらったよね。ありがとう、ラウー♥

2013年6月20日木曜日

ここまで良く来た。偉いぞ、ラウー! これからも頑張る。

 ここをずっと読んでくださっている人には「ま〜た、その話か」と飽きられちゃいそうですが、また彼らと歩いた道のりについて(笑)ちょっくら語りたいと思います。このへんの話を最初から知ってる人は、笑ってください。でもきっと知らない人の方が多いと思うんだ。だからまた書く(笑)

最初に彼らに会ったのは、マーティン・グリーン(アコーディオン)が最初でした。まったくの偶然です。2005年の3月に無印良品のBGM7のレコーディングのコーディネイトを手伝っていた私は、レコーディングのためにスコットランドはグラスゴーを訪れていました。このとき、マスウミュージック(一時はすごい流行ってましたよね…)のフロントマンのマーティン・スワンに数トラック参加してくれるようにお願いしたのでした。理由もフィドルをこちらの要望どおりに弾いてくれれば誰でも良かったのですが(実際スコットランドには候補は何十人といるし)でも当時スワンのマネージャーと仲良くしていたので、彼に何か仕事が振りたかった、というのもあるのです。マーティンはパイパーのフレイザー・ファフィールドと、マーティン・グリーンを伴ってスタジオに現れました。そのときは普通のセッションだったので、マーティンは普通にアコを弾いて帰って行ったのですが、すごく可愛いボロボロのブーツを履いていて、当時からなんとかなくキャラが立ってて感じのいい子だな、という印象を持ちました。その時のマーティンについては「イライザとやってるアコの子」以上のことは知らなかったです。ちなみにこのレコーディングで、マーティンはブルーナイルの作品などでも有名なプロデューサーのカルム・マルコムと初めて出会い、カルムはラウーのファーストを手がけることになるわけですからホントに偶然ってすごいもんです…っていうか、このバンドはセレンディピティ能力がものすごく高い。

そして、その前だか後だか、おそらくたぶん2004年か2005年くらいに私は取引先のVertical Recordsの紹介でエイダン・オルーク(フィドル)のファーストアルバム「シリウス」をリリースしました。このアルバム、まさに私が大好きなクール系トラッドの連中が大集合。マイケル・マクゴールドリック、ブライアン・フィネガン、ハラール・ハウゴー… とにかく超豪華。しかも曲がいい。この作品はだいぶ枚数も売りましたよ。で、当然のことながら来日作りたいなーと思ったのですが、このビックバンドの人数じゃ呼べないだろうし、まったくエイダンがトリオ編成かなんかでやってりゃいいのにな、とは、ずっと考えていたのです。

その後すぐにラウーというすごいバンドが出て来た評判は、もうあちこちから聴こえて来ていました。ものすごいバンドがいる、と。確か同年のケルティックコネクションズ(グラスゴーの有名音楽フェス)でラウーを目撃した五十嵐正さんがラウーのポストカードをお土産にくれたのもこの頃かな。(クリスがロングヘアーで可愛い) そしてラウーはデビューでいきなりfROOT誌で、本人たちは真っ黒というバックライトの印象的な表紙になり、それをみた時はびっくりしましたが、とにかく最初からものすごい評判だった。そのfRootsの記事にラウーのファーストのレコ発ライブが2007年の3月にあると知って、ふーーーーんと興味を持って見ていたのでした。

同じ頃、ロリーナ・マッケニットがヨーロッパツアーをするというので、私はお客さん2名をつれてヨーロッパに行くことにしました。ほんとは10名くらいのツアーになるかな、と期待したんですが、3人で地味に…(笑)日程は最終的にコペンハーゲンでロリーナを見て、翌日ロンドンへ移動、移動日のあとロンドンでロリーナをみて終わり、という短いツアーになりました。(今、思えばロリーナは私たち3名のためにベストな席を用意し、楽屋にまで招待してくれたのですから、すごいツアーでしたよ)

ロンドンに到着したのが、たしか昼間だったので、私は当時娘が生まれたばかりのセーラ・アレン(フルック)の家を訪ねました。普段、私はダブリンやロンドンへ自分が行ったからと言って仕事の予定もないのに自分のミュージシャンを呼び出したりしないのですが、このときはセーラの赤ちゃんが見たくて本当に偶然にセーラの自宅まで訪ねていったのです。オフのセーラに会うのも初めてだったと思います。

そしてその日の夜、お客さんと「今夜はロンドン市内で面白そうなライブがある」と言って私はラウーのライブにお客さんを誘いました。が、正直、見るまであまり期待できないと思ったので、普通にチケットを買っていくつもりだったのです。しかしそこになんとエイダンから私の携帯にテキストが…。正直びっくり。エイダン本人とは面識ゼロでしたから。メッセージいわく「セーラからロンドンにいることを聞いたよ。コンサートに来ない? 名前をおいておくから、ヨーコ+1」とかいう内容(笑) まぁ、だからセーラの援護射撃がなくても私はコンサートには行ってたと思うのですけどね…。正直「ありゃ」と…最初は思いました。招待されると後がプレッシャーだしなぁーと。でもまぁ行くか、ということでお客さんと一緒に会場に向かいました。チケット代は仲良く1枚分は3人で代金を分けて(笑)しっかり2名分は招待してもらっちゃった。

きったないライブハウスでした。汚いのはいいんですが、音がひどかったよなーあのライブハウス。でも一応ロンドンのレコ発ライブ(笑) fROOTSでプッシュされてたとはいえ、お客は100人いなかったと思う。そして前座のバンドが終わって、私がトイレかなにかに行こうとしたら、そこで非常階段のところだったと思うのですが、マーティンとバッタリ遭遇しちゃいました。向こうは普段接触のない東洋人ということで覚えていてくれたらしく「やぁ、来てくれたんだ、ありがとう。僕らの曲は難しいから開演前は1本しかビールが飲めないんだよ」とかいってビールを3本かかえて楽屋に戻っていったのが印象的(笑)

そしていよいよラウーが始まりました。今思えばHinbaかFrank and Flosだった。私は音楽がはじまって30秒でこのバンドを呼ぼうと決めました。これはホントに早かったです。あと当時ホントに偶然にも大阪の友人に「アコーディオンのフェスがやりたい」と相談されていた、ということも実はあった(笑)。で、そのアコのフェスは流れましたが、私の執念は流れなかった。当日はRevealという会社の社長のトムが自ら即売をやっていました。普段トムは現場には絶対に出てこないのでホントにこれも今、思えば激レアな事だったんですが。トムからラウーのファースト、Lightweights and Gentlemanのアナログ盤を買ったのが(笑)とっても懐かしい。そして翌日エイダンの携帯に「日本に来る気はないか?」とテキストをすると、エイダンは速攻で「行きたい」と返事をしてきたのです。

そして当時マネージャーもいなかった彼らの、ブッキングエージェントのアラン・ベアマンがビザの手配やら何やら骨をおってくれ、そのうちにこのCDはアメリカの取引先のコンパスレコードからリリースが決定(ホントここでも世間が狭すぎる!) 私はすぐにリリースをフィックスさせて、そしてその年のたしか10月に彼らの初来日が決定したのです。

あれは忘れられない公演だったなー。特に初日の衝撃たるやすごかった!! そして初来日は大盛況のうちに終了したのです。代官山の小さなライブハウスで2日の公演でした。ホントによく来てくれたよなぁ! あと、ICU高等学校で演奏させていただけたのと、当時私がやっていた文化放送のインターネットラジオのからみで文化放送のホールで演奏できたのも良かった。

何はともあれ、これは間違いないという手応えを感じた私は、この時点ですぐに2009年に向けて大きなツアーを組みはじめました。そういう大きなサイズのツアーになると、もう突発的にはいろいろ決められない。準備が1年半は必要です。そこであいてしまった空白を埋め、そしてバンドの人気を確固たるものにするため、2007年の初来日と、2009年の本格来日の間に代官山の小さな小屋で5日間連続という、今思えばほんとうにすごい企画を打ち立てたのです。また5日連続で来てくれたお客さんには1日分のチケットをフリーにするというプランも作りました。このときの詳細はアルバム「アークライト」に書いたので、興味がある方はぜひ読んでください。これが今思えば泣ける、笑える、面白いツアーだったのでした。

そしてこの5日連続の公演のときにプランクトンの川島恵子さんが来てくれて「このバンドを2年後のケルクリでやりましょう」と決定を出してくれたのです。うほほほーーーい!!

そして2009年、私が作った、ウチにしては大きなツアーを1本経て(そしてそのツアーのときも恵子さんが来てくれてみんなにしゃぶしゃぶをご馳走してくれたのでした)、ついに2010年12月ルナサとヴァルラウンと一緒にケルティック・クリスマスのステージにたったラウー。ホントにあれには涙が出ました。

そして恵子さんには「いつかぜひクアトロのツアーを作ってください」とずっと、ずっとお願いしてきたのです。クアトロは… 私の世代の音楽ファン特有かもしれないけど、クアトロを一杯にできて一人前の外タレ、という感覚があるんですよね(笑)。だから今回大阪,名古屋そして渋谷のクアトロで公演ができてホントにホントに嬉しかった。ホントに嬉しかった。

この仕事をしていると、いろんなアーティストに出会います。でも彼らみたいにものすごい上り調子のバンドには滅多に出会えない。こういうアーティストを私たちは広めていかなくてはならない。っていうか、こういうアーティストにノレなければ、スタッフとしてもダメなんです。音楽って結局はアーティストとお客さんのもの。スタッフができることはホントに少ない。そんな風に強く思った。

最初の来日から来てくれているお客さんにとっては、今回のツアーはほんとに感慨無量だと思います。私もそうです(笑) ウルウル… 私が作った最初の来日はBBCの前だった。だから皆さんもBBCよりも先にラウーを認めたことになる。そのバンドが今や4回もベストグループ賞に選ばれ、こうしてクアトロで一人前の公演が出来たというのは、ホントに、ホントに、ホントに、ホントにお客さんありがとう!! プランクトンさんありがとう! ラウーの音楽にありがとう!!というしかないのです!! ううううう!

本当にありがとうございました。これからも頑張らないとなぁ。という私の現在の問題はラウー以降、これだけ強烈に入れ込めるバンドに出会えてないこと… 普段のルーティンでいくとだいたい4年に一回出会えることになってるんだがなぁ! もちろんアラマーイルマン・ヴァサラットとか、スヴェングとか、他にもいいバンドがウチにはたくさんいるけど、やっぱり自分の中の何かと完全に一致するというバンドは本当に滅多に出てこない。いや、実際一生出会えない人も多いだろうし、出会ったとしても一緒に仕事をすることなんか出来ない可能性の方が高い…だろ、普通。

…と、言うことを考えれば、わたしも相当恵まれている、と強く思ったりしているわけです。

でもそれはやっぱりそれぞれのアーティストのもっている力だね。その力に載ることが出来る能力がないスタッフとしても生き残って行けないしね。うむ。

それにしても5度目の来日が無事に終わって良かった。地震もなかったし、台風もぶつからなかった。ホントにホントにありがとう。私はホントにこんなバンドと係れて、すっごくラッキーだよな、と改めて思ったりしているわけです。

さぁ、次のツアーはなんと1週間ないんだよね! 頑張ります。初のフランス人ツアー…


東京公演…終わった!!!

 名古屋の打ち上げはあの有名な「味仙」へ! うまい!
 ごちそうさまでした〜

 渋谷クラブクアトロ。ここで公演をすることが夢でした…
 またもや差し入れ…
 いただきまーす♥
 たくさんのお客さま、ご来場感謝。
 ユザーンさん、かっこいい!

でもホントはさらさらのストレートヘアなんだって。













そしてあの頭を真似しようというラウーの一部のメンバーの依頼でアフロを探したのだけど、ユザーンさんのような黒髪は得られず… こんな色買ってきたらメンバーに「黒じゃなきゃダメ」とか言われ、却下… これどうしてくれよう。1コ1,000円したんだけど(笑)















      こんにちは、スコットランドぉ〜

ご来場ありがとうございました。
















CD買ってくださったお客様、ありがとうございました。


感謝,感謝,感謝…











ご来場下さった皆さんにはとても満足のいく公演だったと思います。本当にありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。


2013年6月19日水曜日

ラウーは死ぬほどすごい! 名古屋公演無事終了〜!

 名古屋までマイクロバスで移動。そういやドライブインって初めてだったかも。結構あれやこれや買い込むメンバーたち。

 本日、即売テーブルの店長担当! 久しぶりの店長で、腕がなる‥?!
 差し入れいただきました〜

名古屋の皆さん,本当にありがとうございました!












明日はいよいよ最終公演。
東京、渋谷クアトロにて7時から
当日券あります。ぜひぜひ、ぜひぜひ御来場ください!! これはホントに絶対に良いです。

今、話題のサム・リー氏も登場しますよ。お楽しみに〜

2013年6月18日火曜日

音楽の力。ラウーはホントにすごい!

それにしても初めてのクアトロ公演、梅田/大阪で幕をあけました。いや〜ホントに嬉しい。ラウーのクアトロ公演は私の夢でした!  ホントに嬉しい。代官山でホントに小さい公演ではじめた6年前からホントにここまでの道のりは長いようで短かった。

嬉しいのは、どこでやってもラウーの場合、動員が少しずつでものびていること。ホントにすごい。前々回の来日時の京都公演、そして前回の京都公演、そこから今回の梅田クラブクアトロの公演。外タレはなんでも初来日以降縮小傾向(日本の洋楽ファンのマジョリティは知識として一度聞けばみんなよいと思っていると思う)にある昨今において、これはホントに素晴らしい傾向だと思うんです。ラウーは、まだまだこれからうんと大きくなる。

いや、実際、これだけの音楽に心を動かされない人はいないと思います。とにかくだまされたと思って、絶対、絶対,絶対にこの公演に来てください。

ホントにものすごい公演でした。嵐のようだったよ。最後の某スローな曲では涙が出た。こんなドラマチックな公演はホントにラウー以外ありえませんよ。もう他の単に一緒に演奏しているだけのアコースティック・アンサンブルなんて、もう絶対に聞けない。

皆さんもいやなことばっかりの日常に辟易しているかもしれない。問題ばっかりの社会、これから世界が良くなって行くとはとても思えない、そういう現実ですよね、ホント。私もそれは感じています。でも、音楽が鳴っているときは、そういうことをいったん棚上げしていいと思うんです。そういう力がこのバンドにはあると思うんです。これこそ、アリス・マコーミックがいってた「音楽のいやす力」だと思うんですよ。

こういう音楽を聞くと自分の中の細胞が喜ぶのが分かる。ニューエージとか聞いて、ちょっとくたびれたいだけの奴には分からんでしょう。必死に毎日頑張る人は分かる。この凄さ。これこそ、本物の音楽であり、ホントにいやしてくれる音楽なんだと思うんです。

興味深かったのはアンケートで「短すぎる」という声が多かった事。ふふふふ‥ 短い印象でしょ。でも時計を見るとわかりますが、決して短くはないんですよ。つまりラウーはそういうバンドだということなんです。聞けば聞くほど「もっと聞きたく」なるバンドなんです。もっともっとこのパワーが欲しくなる。ステージ上の彼らは絶対に手をぬかない。彼らの持つすべてをもって私たちに与えてくれる。

ウチのバンドはみんな素晴らしい。みんな自慢のバンドだし自慢のアーティストです。例えばヴェーセンもマーティン&デニスもすごいけど、ある意味もうハッピーなサイズでいろんな事が実現出来ているところがあると思うんですよね。でもラウーはこれからまだまだウンと成長していくバンドだと思うんですよ。たぶんもっともっと大きくなる。ウチで一番の成長株がこのバンドなんです。ホントにもっと多くのお客さんが聞いてくれるようなバンドになると思う。

バンドはホントにホントにものすごい音楽を届けてくれます。スタッフとしては、そのバンドの頑張りように答えていかないといけない。これだけすばらしい音楽が体験できることは、ホントに滅多にありません。これが通じなかったら、やっぱり何かがへんだと私は思わずを得ません。そのくらいすごい音楽だと思うんです。

ぜひ名古屋、そして渋谷へ足を運んでください。私から皆さんへお願いです。この公演、来ないと一生後悔すると思いますよ。今のラウーはおそらく今しか聞けない。次のラウーはおそらくもっと遠くへ行き、もっと大きくなっています。

明日は(もう今日だ)クアトロ名古屋公演。水曜日がいよいよ渋谷のクアトロ公演。当日券あり。ぜひぜひおこしください!!! お待ちしています!

ラウー、凄かった!!!! 大阪の皆さんありがとう〜(全国おっかけの方も)

今朝はまず文楽を見に‥こういうのですよ、こういうの‥


昨晩からの振り幅がすごすぎるんですけど‥!! ポスターの前でポーズをとるマーティン。
 


サウンドチェック中‥‥すごいケーブルの量です‥



 またもや頂き物で喜ぶメンバー。
 ごちそうさま〜

 イヤーーーー今日という今日はホントにすごかった!! 本当に最高でした。
御来場くださった皆さん、ホントにありがとうございました。












クリスがサイン会で書いていたヘンな絵(笑)












焼きそば、なう!
 お好み焼き、激ウマでした。
梅田の夜はドンキホーテでふけていく‥

またなんかおかしなムーヴィー取ってましたよ。ラウーのHPか何かにあがるのかな‥

お楽しみに〜

2013年6月17日月曜日

濃ゆい大阪の夜!

というわけで、昨日の夜は久々の移動日&オフ。ユザーンにすすめられた難波ベアーズのライブにやってきました。

それはクリトリック・リスさん


そして三上寛さん


そしてオシリペンペンズさんというすごい3組。


マーティンなどは最前列で、ずっとヘッドバッキング。ものすごく盛り上がりました。

バンドのTシャツを購入!
なんとラウーのエンジニアのティムは、三上さんとオシリペンペンズさんがグラスゴーに来た時、エンジニアを担当したのだそうです。7年ぶりの再開に湧く楽屋! さすがラウー。こういう「キてる」バンドは、セレンディピティの能力が高い!! アンテンドしている私たちもびっくりする夜でした。
最後はほっとする場所。テンプルバーさんへ。
これが食べたくて♥ 本日大阪公演、がんばります!  19:00開演。当日券あり。梅田クラブクアトロ。