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2015年12月31日木曜日

今年もお世話になりました

今年もまたもや良い1年だったよ〜 皆さん、ありがとうございました。

1月
ダブリンでパンチ・ブラザーズをポール・ブレイディと一緒に観た。それについて、いろいろおもしろい事が起こったのだが、私はホントに運がいい、というのがすべての結論。あれこれ起こったあれこれを、いつかここに書ける日が来るんだろうか。何はともあれ素晴らしいライブだった。今、一番面白いアコースティック・アンサンブルはアメリカの音楽だと思う。正直アイルランドも北欧もヴェーセンやマーティン・ヘイズなみにすごいものは、もう出てこないように思う。



2月
松江でアイルランド映画祭のお手伝い。グレン・ティルブルックの公演に出てもらう予定の山口洋先輩骨折で軽くパニック。

3月
グリーンランドのミュージシャンとの最高の出会い♡♡♡ ここから私の人生は急展開してしまった。いつかきっと探検家になろうと決心! 



そして彼らが帰国した翌日にグレン一家来日というありえないスケジュールで仕事をする。でも子供たちが可愛くて、すっごく躾が出来てて感動する。あの子たちとまたツアーしたい。

4月
はじめてトルコ航空にのって経由したインスタンブールに感動する。ウォリスに会いにドイツへ行く。ものすごいライブに圧倒される…など。収穫多数。

5月
ペッテリ・サリオラが今までにない規模の全国ツアー。これ以上の成功はないだろうってなくらい成功したかも。次は大きい会場を考えてあげないとね。それにしても若い子は成長が早い。5年がかりでのぞんだウォリス・バードも、最初の来日にして200点満点の出来。チャンスを与えるのはこちらの仕事だが、それを活かすのは本人次第。二人とも私の期待に200%答えてくれた。ともに32歳のアーティスト。これからが楽しみ。わたしはあと10年以内に引退したいので、その前に誰がやっても成功するようなレベルまで持っていければ、大成功。それにしても早く引退したいもんだわ…



6月
北極ブームが止まらない。本をひたすら読み、かつポールやハラールなど秋の公演を発表。そして、なんとジャーナリストとしての仕事をいただき北欧出張へゴー!!

7月
ついに北極圏上陸。太陽が沈まない。2週間強におよぶ自分にとっては超長い出張に辟易する。もう夏の北欧は勘弁したい。ハイパーすぎてついていけない…が、このシンガーの圧倒的なステージにすこぶる感激する。彼女が「ちゃんと」来日する日は来るのだろうか。出来たとしても、スポンサー頼みで偶然のラッキー企画以外はありえんだろうな。



8月
赤羽で2度目のケルト講座。週に1回講座をやるというのを5週間。楽しかった。その後、生徒さんたちがウチの公演にきてくれたりして、ホント嬉しく思う。赤羽組の皆さん、ありがとう!

そしてこの長過ぎる1ケ月におよんだフレアーク・グローバルオーケストラ。



9月
フレアークのツアーが続く…本当によく耐えた。そして決まりきったプロダクションの中で、毎晩違う演奏をするマリウスの爆発するような才能にあらためて感動する。20年以上やってたって、あのクラスの才能にはなかなか出会えない。なるべく早いうちにソロで呼びたいものだが、ジャズかー 難しいなー。人脈もないしなぁ。でもやる。



こっちもはっとこ…サンドヴァル御大とマリウス「チュニジアの夜」



10月
ポール・・ブレイディの来日。コットンクラブさんとの共同プロジェクト。御大の御大ぶりを十分に堪能し、もう来日はこれが最後でいいんじゃないかとも思う。13年で5回呼んだし、来日アーティストとしては充分じゃないか。二人で夜の鴨川の川縁に寝そべって、マネージャーのジョンにfacetimeしたのが良い思い出。あれも食べたし、これも食べた(笑) 御大は言いたいことだけ言って、ご機嫌で帰国していった。ありがとう、御大。私はリハビリ期間が必要です。



11月
ハラール来日♡ 心あたたまるいいツアーだった。フレアークとか御大とか、濃いツアーが続いたので、こういうのにホッとした。こういうツアーが一番自分にあっている。すべてに感動。トリオのインストルメンタルってのが、私は一番好きな形態。ありがとう、ハラール。とにかく楽しかった。



そして台湾にナヌークのエルスナー兄弟に会いに行く。初めての台湾に超感動。食べ物が最高に美味い。そして可愛いエルスナー兄弟に超感動。あの子たちのためなら、何でもしてあげたい…♡ こういう気持ちにまだ自分がなれる…ということに自分でも感動している。こういう気持ちがわたしを次のプロジェクトへと導いてくれる。

12月
ケルティック・クリスマス!!! そしてすごい数の忘年会で飲みまくり食べまくった。でもって経理をどうしようか考えている。どうしようも何も、とにかく取りかからないといけないんだけど…(今ここ)

PS
しかしたったこれだけを書くのにブログをたどって読み返さないといけないという記憶の薄れぶり…ボケぶりが最近ではホントにやばい。

これは、すごい。BBCドキュメンタリー「BLIZZARD - Race to the pole」を観ました

極地もの。あいかわらず極地マイ・ブーム続行中。ちょっとだけ観るつもりが結局最後まで観ちゃった。350分という長時間のドキュメンタリー…というか、おそらく元々は1時間の番組(CM抜き)6本シリーズということだと思う。とにかく面白くて一気に観てしまった。

英国のスコットとノルウェーのアムンセンの南極点到達レースから約100年ということで、当時の冒険を再現するという企画。ただしもう南極では犬ぞりが禁止されていることから、ロケはグリーンランドで行われたのだった。来たっっ、グリーンランド! やっぱりグリーンランド来てるよーー! ってこの映像が制作されたのは2006年のころのようなんですけどね…

このDVD、実は自分で買ったんじゃなくて友人から借りた。音楽プロモーターで働いている彼がこのDVDを何故持っているのかというと、彼の担当するアーティストがこの撮影に参加しているのだ。そのアーティストとは、ペンギン・カフェのアーサー・ジェフス。アーサーのひいお婆ちゃんは、なんとスコット隊長の未亡人だった。スコットが南極で遭難して亡くなった後、未亡人となったひいおばあちゃんは新しい夫をゲット。そこからアーサーのファミリーがスタートしたんだって。すごい。世間は狭い。アーサー、そうだったのか。来日した時に、グリーンランドの話を聞いておけば良かった。京都音博の時なんか、結構会話のチャンスもたくさんあったのに… 次に会えることになったら、グリーンランドの話題をふってみよう。



しかしこれ観ると、グリーンランド、結構あったかそうなんである。みんな時々手袋をしていない。作業のためだろうか。また動いているからかえって暑くなるんだろうか。

南極点到達は、ご存知の方も多いだろうが、今から100年くらい前、1911年にノルウェーのアムンセンによって達成された。そのアムンセン隊に遅れること30日間ほど、英国のスコット隊も南極点に到達している。が、しかし無事に戻って来たアムンセン隊と違って、戻りの旅で重なる悪天候にやられたスコット隊は、残念ながら隊員全員死亡。全滅してしまう。

スコット
予算が豊富にあったせいか機械のソリや馬といった極地に適さないソリを使うスコット隊。最後の方では人間が重い重いソリを引く。一方で犬ぞりを駆使し、極力身軽な感じで進むノルウェー部隊。すでに数年前に北西航路を達成しているアムンセンは経験値が段違いに違うように見える。ノルウェー人、おそるべし。ヴァイキングの時代から、あのヘンに住んでいる人たちは探検に適しているんだろうか。自然を敬いイヌイットのやり方を学んだアムンセンは極地に強いのだが、研究だと言ってペンギンの卵や鉱物やら、あれやこれや調査しながら旅していた優雅なスコット隊は、ちょっと極地探検そのものをなめているようにも感じられる。が、これはおそらく研究や学術的なことを、隊員の無事な地理的な到達よりも重んじるブリティッシュネスとも考えられるが…

このテレビシリーズのエンディングでも検証されているが、最近では、これまでいわゆる無条件で英雄視されて来たスコットの、実は人間的に弱い部分やリーダーシップのあり方など、あれこれ研究も進んでいるようだ。

当時を再現したこのドキュメンタリーでもノルウェー隊と英国隊が、当時の装備を駆使しながら目的地までの旅を競いあう。ノルウェー隊がスイスイ進むのに対し、英国チームは何をやっても上手くいかない。そして英国隊にはりきって参加していたアーサーも、肩をいためて前半で途中離脱しちゃった。アーサー、なんとこの撮影に来るまではキャンプすらしたことがなかったというから驚き。まぁ、生粋のホントに貴族のお坊ちゃんだもんね…でもよくやったよ。アーサー、すごいよ!! 体重も25kgも減っちゃったんだそうだ。

それにしてもペミカン(極地での典型的な食事で超ハイカロリー。ほとんどラードを固めたもの)って、初めて動画上で観た。すごく超不味そうだった…うううう…

とにかく食べ物も何もない氷の世界。これぞ極地。燃料や食料が終わったら…止まったら死ぬだけだ。そういう究極の世界。
アムンセン

最後の最後は食料も燃料もつき、テントの中で眠るような状態で亡くなっていたというスコット隊。

絶滅の一歩手前、最後の方では凍傷がひどくて動くのに不自由なメンバーが、自分が隊の負担になるのを避けるため、嵐の中、テントを出て「ちょっとそこらを歩いて来る」と言って姿を消すシーンまである。な、泣ける! うううう… 最後のデポ地までもう少し…。たった11マイルだったのに! たった11マイル、ということはスコットも分っていた。それなのに! スコットの死については、いろいろ説があるようだ。

「あとたった11マイルだったのに…何故諦めたのだろう」と。ノルウェー隊に先をこされ、積極的な自殺だったとは言いたくないが「スコットは、もうダメだ、ということを受け入れたのではないか。そして他の2名もそれに従ったのではないか」という説が最近では有力なようである。うーん、究極の選択だよ。究極の選択!!! スコットとその隊員たちはたくさんのジャーナル(日記)を残しており、このドキュメンタリーでは学者の先生方がそれをもとにあれこれ検証を重ねている。

当時のメディアの加熱ぶりは本当にすごかったのだそうだ。スコットの様子は実はニュージーランドを経由して当時の英国メディアを大変にぎわせていただ。当時の動画もすごくリアルにかなり残っている。そして、それがいきなり次のニュースでは亡くなった、と英国中に報じられた。英国ではもう火がついたような騒ぎになったらしい。

それにしても、英国においては、この100年ほど前に、やはり北西航路を発見しようとしていたフランクリン隊が129名死んでるわけで、それにも勝って北西航路を達成した(といってもフランクリンから50年たってるけどね)アムンセンという男はホントにすごいよな、としか思えない。いったいどんな男だったんだろう。当時大西洋から太平洋へ抜ける近道は貿易の大変なメリットになりかねた。探検は大変な国家事業だったのだ。

今の研究ではアムンセンはどんな大変な時でもユーモアを忘れない、そしてチームのみんなのやる気を引き出すことのできる素晴らしいリーダーだということになっている。確かに一般的に言ってもノルウェー人は強い。精神的にも肉体的にも。強くてユーモアも忘れない。

さて実際のドキュメンタリーに参加したノルウェー隊と英国隊はどうなったかというと、ネタをばらしても面白さに変わりはないと思うので、とっととバラしてしまうと、ノルウェー隊が最後の1話を残して余裕でゴールインしてしまう。ノルウェー隊の隊長いわく「アムンセンの極地をわたる方法は現在でもまだまだ有効だということが証明された」ということなのだ。

それに対し、英国隊は目的地には(かなりの誤差で)到達し無事引き返してくるものの、最終的に体重の減りのパーセンテージがひどくプロデューサー判断で探検は強制終了。自分では戻ってくることは出来なかった、というオチ。もちろん現代なので、ヘリがやってきてアイスランドのホテルに収容され、お風呂に何度も入り美味しそうなディナーを食べているところが映される。ホッ…(笑)

いかーん、それにしても… 極地ものは面白すぎる!!! いよいよ角幡さんも大推薦のスコット隊の悲劇を書いた「世界最悪の旅」を読みたくなったのだが…こんなに読み広げてたら、いくら時間があっても足りないよ! それにしても知識欲がまったく止まらない! 困ったもんだ。まだまだ読みたい。まだまだ知りたい。

このDVD、Amazon UKでなら手にはいる。 あと角幡さんの「アグルーカ」を再読したくなった。今呼んでる「ソマリランド」が終わったら、また読もう。

2015年12月30日水曜日

お正月ヒマな人のための、おすすめお正月向け長い動画特集

お正月、ヒマな人、もしくは私みたいに経理をやってる人のための(笑)、BGMにもなるおすすめYou Tube長い映像。

Nanook of the North
フラハティ監督の20年代に制作されたものすごいドキュメンタリー。北極に住むナヌーク一家の生活を追った無声フィルム。実は最近このフィルムにカナダのイヌイット・シンガー、タニア・タガク(ビョークとの活動ででも有名ですよね)が音楽を付けるというすごい企画がありBBCで観ることができる。(Google Chromeでhola!をいれると解除できます)



ライヴ映像ではこれがおすすめ。Punch Brothersのライヴ。インタビューが挿入されるけど、ライブたっぷりです! おそらく現在存在するアコースティック・アンサンブルの最高峰。わたしも今年の1月にダブリンで初めて見て、死ぬほど感動しました。いつか日本に来ることなんてあるんだろうか。



Damien Riceも来日しませんなぁ… アジアツアーもやったのに日本はナシ。その彼の新譜が出るちょっと前のライブ。ホントにホントにホントに素晴らしいですわ。また観たい。あと5回くらい観たい。そしてあなたのリサになりたい。素敵すぎる…



アリソン・クラウスって特別好きなシンガーじゃないんだけど、とにかくバンドが抜群に良いので、最高に気持ちがいい。



5月に来日するフルックのトリオ編成でのライブ。90分くらいあるけど、どういうシチュエーションなのかな…これ。後ろに他のバンドのセットが見えているからフェスか何かかしら。



今では考えられないような狭い場所(ちょっとマット・モロイズ・バーに似ている)で演奏する2001年のルナサ。ドナがいたころのルナサって本当に素晴らしい。わたしが生涯でおそらく一番愛したバンド(笑)



では、皆さん、本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

すべてのジャンルはマニアが潰す

クリスマスにNHK-BSで流れたアイルランド音楽のドキュメンタリーの録画を友人宅でやっと観た。言いたいことはたくさんあるが、余計なことは言わないでおこう。

親日本プロレス?だっけ? 「すべてのジャンルはマニアが潰す」っての。せっかくTVというメディアを通して、普段普通の人の会話には滅多にあがることのないケルトやアイルランド音楽が全国放送で流れたというのに、排他的なコアユーザーが余計なことを言って、せっかくのヒットのチャンスを潰してしまうのは良くない。

とはいえ、やはり黙っていられない事もある。ちょっと前も私の大好きなカズオ・イシグロの「私を離さないで」が、なんとTVドラマになるというニュースにひっくりかえった。設定は日本だという。ありえない!! しかも女優さんも俳優さんもまったく分らない人たち。あー、もうなんかありえない! …と怒りを爆発させていたのだが、それもこれまた余計なことだ。そもそもわたしはあの本が好きすぎて、映画も何もかも嫌いなのであった。好きな本の映画は絶対に上手くいかない。が、あれこれ文句を言うんだったら、おまえが映画つくれよ、だよね。ホント、マニアというのはろくでもないわ…

こんな意見は、おそらく全世界のうちの1%くらいなのだ。あれだけの傑作であっても、あの本を読んだことのある人は、人類の0.00001%(根拠なし)くらいだろう。残りの99.99999999%(根拠なし)のうちの、もしかしたら数パーセント(根拠なし)が興味をしめしてくれる可能性があるというのに、それをつぶすようなことを言ってはいけない。マニアが余計なことを言うと(笑)せっかくテレビドラマを見てイシグロの「イ」の字も知らない人が興味を持ってくれているだろうに、それをすべてダメにしてしまうのだ。

というか、ここで言うマニアの意見はネガティブな意見である必要もない。例えば今、新しいアルバムのプロモーションに忙しいエンヤについて、30年くらい前にクラナドで歌ってた時はあーだとかこーだとか、あれこれマイナーな、別に知らなくても世の中は変わらないよ的な情報を持ち出してきて、今ある情報に被せるように知ったかぶりするのも良くない。そんなこと知らなくたって、今あるこれを純粋に楽しもうよ、それでいいじゃないの、と。っていうか、相手に聞かれるまで、余計な知ったかぶりや情報は迷惑でしかない。それをいい加減、わたしも学ぶべきだ。

それにしても今読んでる「ソマリランド」の本がめちゃくちゃ面白い。今、わたしはケルトも北欧を後にして、極地や辺境に夢中になっているのだが、その流れで探検家のノンフィクションを続けて読みあさっているところだ。とにかくマイブームのお二人:角幡唯介さんも高野秀行さんも、ものすごい文章が上手い。「ソマリランド本」にいたっては、ソマリアの難しい氏族関係を、日本の枕詞をつけて分りやすくしてしまう。分りやすく語る、これはめちゃくちゃ重要だ。こういう絶対に「読者を置き去りにしない」マニア感というのは、ホントにホントにホントに素晴らしいと思う。っていうか、わたしもこのブログの書き方をこれからは改めないといけないと思った。誰が読んでも、知らない人が見ても、分りやすいように書かないと。せっかくのチャンスを逃してしまう。ただでさえ、わかりにくいジャンルなんだから。探検ほどじゃないけれど…

友達が物欲が止まらなくて通販にはまり服をいっぱい買ってしまい…とか言っていたが、物にたいする欲求はいつか覚めるのだが、知識欲はやばいことに止まるところを知らない。気がつくと本をたくさん買って読みあさりネットサーフィンを何時間もしてしまう結果となる。昨日、友達からこれを借りた。南極探検スコット隊の再現。ペンギンカフェのアーサーが出ているという。見るのが楽しみ! やばいよ、極地!!(笑)

さてTHE MUSIC PLANTは、年末年始も休みなく普通に営業していおります。主に経理作業とか事務所のレイアウト替えをやっていますが、チケットもガンガン販売してますので、どうぞご利用ください。


2016年の来日はこんな感じ

3月 ティモ・アラコティラ
フィンランドの偉大な作曲家によるソロピアノの公演



5月 フルック
クール系ケルトバンドの最高峰の一つ。人気です



昨日は友人宅で昼間から忘年会ですっかり飲みまくり食べまくりをしてしまったが、今日中に来年春に北区と一緒に企画しているケルト祭りのテキストと写真などをまとめてデザイナーさんに発注をかけないと… デザイナーさん一家の方は受験生をかかえて、どうせ外出できないから「いつでもドーゾ」とのこと。みんな結構働いているよな。

2015年12月27日日曜日

「10,000時間の法則」の最近

炭水化物オン炭水化物の、とある日の「おやつ」
神保町にて まいう〜 490円くらい
1万時間の法則って、すごく有名な話ですが、ご存知ですか? 簡単に説明しちゃうとビートルズでもジョブズでも、好きな仕事を1万時間繰り返したから世界のトップになれた、ということ。つまり才能のある/なしではない、何でも死ぬ気で1万時間続ければ、その道のプロになれる、ということなんです。いいでしょ、これ。

ビジネス啓蒙関係で良く取り出されるこの法則。私は好きだし、ホントにそうだと思っている。私も20代のころはホントに寝食忘れて死ぬ気で働いたし、それが今の自分を作っていると信じている。もちろんジョブズやビートルズなどの世界的レベルまで到達することは滅多にないのだが、とりあえず自分が1人で生きて行けるレベルにまでは持っていくことはできた。それが、やっぱり1万時間なのだ。

でも、数日前にこんなブログを友達がFacebookでシェアしてて、なるほど、と思う反面、ちょっと思うこともあったりしたので、自分の意見をここにまとめておく。で、気がつけば、この1万時間の法則、ちょっとググると最近は否定的な意見が多いのね。うーん、どうなんだろう!?

まず大前提で言えることは、ほとんどの場合、私たちはみんな凡人なのだ、ということだ。特別の才能がある人というのは、ほとんど存在しないし、世の中で成功している多くの人が「自分には才能があった」とは思っていないだろう。たま〜に「まさにこの職業をやるために生まれて来た人だ」という人に会うことはあるが、滅多にない。多くの場合、みんな普通に才能があり、みんな普通に才能がない。普通なのだ、普通。ふ・つ・う。わたしもふくめて。

昔、音楽の仕事が世間の憧れの職業だった時代、よく若者に聞かれたものだった。「音楽関係の仕事って、どうやったら就けますかね」と。で、そんな時、わたしの答えは決まっていて「本当に就きたいと思ったら絶対に就ける。というのも、本気で音楽の仕事がしたいと思ってる奴って何人もいないから」というものだった。

そう、就職するなら音楽関係がいいな、ちょっとかっこいいし…程度で口にする奴は多くとも、本気でなりたいと思っている奴なんか、いない。誰もが物事を口にするだけで、あなたほど真剣にそれを考えちゃいないのだよ、と。そんな風に若者を励ましてきた。今や音楽業界なんて、今いる人材たちでも余っちゃって余っちゃってしょうがない時代なのだが、そしてそれよりなにより特に録音物の販売については、非常に厳しい職業になってしまったわけだが、昔は憧れの職業の1つだったからねぇ。ホントに時代は変わったよねぇ。(そして、今年もわたしが知っているだけで2名、本当に優秀な女性が音楽業界を去った。しかし彼女たちにとって、それは次なる飛躍への前進であるので応援したい)

そして、最近では、この紹介したブログに書かれてるみたいに、向いてない仕事を1万時間やったとしても、無駄なのじゃないかと…そういう意見が多いんだわな。特にヴァイオリニストを職人、作曲家こそ本当の芸術家と言っちゃってるところもなんか違うと思うし(クラシックの世界ではそうなのかもしれないけど)、さっさと他の仕事に移った方がいい人をその場に止めておくのは悲劇的だという判断… なるほど。うーん、それもあるが、ただオレみたいな年代(もうすぐ50歳になります)に言わせてみれば、若いうちに3年くらい死ぬ気でやってみないで、どうする?ってのはあるのだよ。

平日の昼間、銀座で女二人で
高級A5ステーキ食べ放題ランチ。
5,000円なり まいう〜
向いてない仕事を1万時間やったって、やはり一流にはなれない… というが、そこはちょっと想像力が足りないんじゃないかとも思う。誰だって1万時間も何かに係れば、その職業に自分なりの何かを見つけられると思う。そしてそれが自分の職業人としての喜びを連れて来てくれるんだよ。

職業の喜び知らない人は、本当にもったいないと思う。いや、職業じゃなくてもいいや…社会との係わりっていうのかなぁ。人間である以上、社会的であることは生きていくことは必要で、それはほんとに大切なことだと思うんだが。

今、職業が余っていて、でも人は仕事がないって騒いでいて、上手く世の中の経済の血流が流れていないことを感じるにつけ、健康で動けるのであれば、働かないのは非常にもったいないことなのではないか、とぼんやり思ったりもするのだ。そして、明らかなブラック企業ならまだしも、若いうちは「これだ」と思った好きな仕事に向けて3年くらい精進するのも悪くないのではないか、と思うのだよ。

…みたいなことを最近とある人に聞かれたので書いておきました。それにしても、みんな「やらない事の言い訳」がものすごすぎる。それ、やってから言おうよ、行動してから考えようよ、みたいな事を言いたくなるのさ、オレみたいな頭の悪い人間からしてみれば。みんな最短距離を行こうとしすぎ!

ま、でもオレも何かが分ったわけでもなく、人生も歩ける人生は1本切りなので、自分の経験がそうだった、って事を言ってるにすぎないんだけどね。ホントいくつになっても、人間なんてダメなもんよ。でも若者,頑張れよ! 君の頑張りは無駄ではない!

バンドもステージでのトータルタイムが1万時間を経過したあたりから、アンサンブルがグッとよくなる。頑張れよ、ウチのバンドたち! フルックも本当に長くバンドを続けている。フルックの来日公演はこちら。 



それにしても3カメも使っているわりにはひどい映像。ライティングもへったくれもあったもんじゃないが、演奏はいいでしょ、これ。

とか書いてたら、ゲーテ先生が良い事を書いていたのを見つけたよ。


まったくもってその通りでございます。












PS.
とか書いてたら、北区が誇る最高の言論人、小田嶋隆さんがこんなことをつぶやいていた!!     Stay hungry,  Stay Foolish
















2015年12月25日金曜日

音楽ファンは、バッハやベートヴェンやショパンとともに生きて行こう


林田直樹さんの今年のベストツイート。ご紹介しておきます。

ホントにいやなことばかりの世の中です。でも自分たちだけは崇高な気持ちを持って生きて行こうじゃありませんか。

あなたの人生もわたしの人生もいろいろ。でも私たちはともに美しい音楽に溢れる素晴らしい道を歩めることに違いはありません。

こんな優しいメロディがかける人は、本当に心が綺麗なんだと思う。フルックのブライアン・フィネガンが、セーラの長女メイジーのために書いた曲。次の来日でも、きっと演奏してくれる事でしょう。あれこれある日々に流されながら、ふとこんな曲を聴くと、哀しい曲じゃないのに泣けてきます。



フルックの来日公演まで、まだかなりありますが、それまで皆さん元気で頑張りましょう。今年もお世話になりました。

フルック来日公演の詳細はここ。来年5月。

そしてこちらも… 抜群に心が綺麗な人の音楽です。こっちも泣けるよなぁ…



ティモ・アラコティラの来日の詳細はここ。来年3月です。

もう面白いことを、力強く発信するしかない!

先日同業者というか、同じような仕事をしている人が「いくら宣伝しても宣伝しても“知らなかった”って言われる」と嘆いていた。

こっちも同じセリフをはきたい。わたしもこんなにこんなにこんなに発信しているのに「えっ、来日してたの、知らなかった」と言われる。そうなのだ、世の中情報が多すぎて、みんなその情報洪水の中に溺れているのだ。

そんな時、自分の力の無さをなげくのであるが、最近はもう、そのアーティストの公式ページを作って、Googleをシークレットモードにして、そのアーティスト名をググった時に、上から3つめくらいにあがってくれば、もう発信する側としては合格。それでいいでしょ、と思う。知らないのは、知らない方が悪いんだよ、と。そりゃあ、媒体の皆さんもジャーナリストの皆さんもホントに今は忙しい。これだけ情報が溢れる時代だもの、それは無理もない。

そんな状況の中で、唯一生き残る道があるとすれば「あそこはチェックしておかないとヤバイよ」と思ってもらう、ということにつきる。面白いことを常に発信して、とにかく人の目を自らこちらの情報に注目してもらえるよう仕向けるしかない。じゃないと、とてもじゃないけど発信しても、発信しても、追いつかない。誰にも見つけてもらえない。

となると、結局PRとかそういう仕事がない時代に戻るってこと?

そういや、ちょっと前にプレスリリースを一切無くした、という企業の宣伝部のお姉さんのインタビューをネットで見た。もしかしたら、それは正しい道かもしれない。今や宣伝しても、宣伝しても、宣伝しても、見つけてもらうのは至難の技だ。でも本当に面白いものを発信しているのであれば、自然と周りはついてきてくれる。

一時、私はPR会社に勤めていたことがあった。情報をもっていればお金になったし、情報が媒体で露出されれば仕事になった。でも、そんな時代はもう終わったのだ。そして、何かをやる立場の者としては、常に面白いことを発信しなければ、あっという間に飽きられてしまうんだということをキモに命じておこうと思う。

そして、それはそれでフェアでいいんじゃないかと思う。宣伝の強さで物事が決まるんだったら、広告費いっぱいもってる大企業以外、勝ち目はない。

皆さん、メリー・クリスマス from アラマーイルマン・ヴァサラット。



と、こんな気持ちじゃあんまりなので、こちらもどうぞ!



来年はもう無理だけど、アラマーイルマン・ヴァサラットは2017年に再来日を検討しているところです。

2015年12月24日木曜日

高野秀行×清水克行「世界の辺境とハードボイルド室町時代」を読みました

この本を読むまで、人間は日々サルから進歩して、より文化的に、より理性的になっていくのかと思っていた。オレって歴史を知らなすぎるわ… 実態は全然そうじゃないんだ。ちょっと絶望的な気持ちになったのだった。が、そんなことはともかくこの本は抜群に面白い。

ここでも何度か紹介している早稲田探検部出身の素晴らしい冒険家、ノンフィクション・ライターである高野秀行さん、そしてテレビ番組などの時代考証(中世)などを手がける歴史学者、清水克行さんの対談本。「世界の辺境とハードボイルド室町時代」

高野さん、よく同じ早稲田出身の探検家、角幡唯介さんとの対談をメディアの企画でふられ、どうも違う、などとおっしゃっていたが、この本は「ドンピシャの話し相手が想像もしない方角からあらわれた」という事で制作されたのだと言う。

というか、高野さんがまず清水さんの「喧嘩両成敗」本を読んで、これはすごい、ソマリランドみたいだ!!と盛り上がり、集英社の敏腕女性編集者が二人を引き合わせたのだとか。そしたらその場で話は盛り上がり盛り上がり…大学で会って話して終わらず、そのまま飲み屋で5時間話し…そしてその編集者が偉かったのは、それをすべて録音していたのだとか。そして「これはこのまま本になる!」ということで書籍にまとめたのが、この本なんだとか… すごいよね。(でも、分る。一回話しちゃうと、最初の臨場感とか、「じゃ場所を改めて…」ってやっても、二度と戻ってこないからね)

確かにこの感じは分る。最高に響き合う相手は、実は別のフィールドのどっかにポンと存在している。前に紹介したけど、ケルトの装飾美術研究家の鶴岡真弓さんが、福岡センセと話がビシバシあっちゃうとか、カフェバッハの店主さんと響き合っちゃうとか、そういう事である。わたしも日本の音楽業界でレッツ芸能界みたいな人と話すよりも、ワールドミュージックのフェス主催してるヨーロッパ人とか、同じ日本でもインディー映画の配給者や、個人で頑張ってる陶芸作家さんとか、そういう畑違いの人とビシバシ話があっちゃうのと一緒である。生きてるベクトルが一緒というか、物の見方の角度が一緒というか…

清水さんの方も「前近代を体感するうえで世界の辺境の現状はとても参考になる」と話している。とにかくそんな響き合う相手を見つけた二人が語りたおす、これはめちゃくちゃおもしろい本だ。「世界の辺境」そして「室町時代」うむ。そうなのだ、時空を超えて響き合うものは響き合っちゃうのだ。反対にすごく身近にいて同じ時間を共有していても、分かりあえないものは、絶対に分り合えない。

この本、おもしろくって、とにかく「へー、そうなんだー」と思いつつもホントに笑いながら読めるのであるが、私はしかしそこに途方もない絶望を見つけてしまった。それが冒頭にも書いた、「なんだ、人間ってちっとも進歩してないじゃん」ということ。特に清水さんが話されるネタ(ネタ、と言っちゃうとなんだが)わたしにとっては知らないことだらけで、本当にビックリだ。この本を読むまで、私は日本人はサルからより理性的に、少しずつでも進歩しているのだと信じているのだ。人類は間違いなく、ベターでより良い社会を作り上げつつあると思っていたのだ。

が、違った。民主主義が上手く機能しないのも、実は独裁国の方が平和が維持できるのも、すべて人間に進歩がないからじゃないのか、と分った。よくよく見てみれば、実のところ進歩が見られたのは物質だけで、肝心の人間は遠い昔の人たちの方が、人間が出来ているようにも思われる。

そういや今や死刑で人を公的に殺している日本でも、平安時代においては260年死刑がなかった。そして、この本で知ったのだが、戦国時代にはホモセクシュアルに対する偏見がなかった…とか聞くたびに、もしかしたら人間は後退しているんじゃないか!と驚く。
そして都市文化が進むたびに人間は何か大事なもの(それはムベンベだったり、雪男だったりする)をいとも簡単に失ってしまうことに気付く。

それにしても室町時代とソマリランドは似ているのだ。面白かったのは「未来が背中の方にある感覚」これなんか、ほんとにまったく目鱗ボロボロ。面白い概念だよ。いいよ、それ。未来は確かに背中にある。どうして、そういう感覚失っちゃったかなぁ。

外国に行っても同じ感覚があるが、読書も同じだ。いろんな時代や、いろんな国を知ることによって、実は今自分の生きているこの時代が、この国が、急に立体的に見えて来たりするのが本当におもしろい。(これは高野さんの前書きの言葉にもある)今存在している価値感や基準は、決して絶対的なものではないということが急に見えてくるのだ。

それにしてもこの本はおもしろい。いわゆる歴史トリビア的に楽しめる単なるエピソードや知識の羅列だけではない、もっと人間の深い部分、普遍的な何かを深く深く探ろうとしているのが分る。これを企画した編集者は、ものすごいデキる人だと思う。さすが!

ってなわけで、清水さんの方の本も無性に読みたくなってきたが、今、高野秀行さんブームで読んでない本がすでに3冊積んであるので、まずはそっちを先に片付けようと思う。次は分厚い「ソマリランド」でも行くかな…



ところでこのお二人が荻上チキさんのラジオに出たのをYou Tubeで発見。



我らが大倉センセイの番組でも、この本を番組で取り上げている。



そして高野さんと角幡さんが出ているラジオ発見! DJの人はともかく、ホステス役の女子がまったく探検というものを理解していないのが笑える。質問が幼稚すぎるよ…ちゃんと本読んでからのぞんだのか、この番組に?(笑) 



ま、でも電波媒体なんて、そのくらいのでいいのか。視聴者はゼロからこの話を聞くわけだから…。しかし世の中で探検というものは、あまり理解されないのさ。それでいい。分る奴さえ分ってくれれば。(まるで自分ももう探検家側の気分!)

それにしても高野さん… 人生楽しそうだよなー オレも楽しく行こう。

2015年12月23日水曜日

イエスは、アイルランド人だった…

イエスはアイリッシュだったことが公式に発表されました。

彼には12人の飲んべえの友達がいた。
建物をたてるべく、大工として訓練された。
無職で、母ちゃんと33歳になるまで一緒に暮らしていた。
彼は彼の母ちゃんは処女だと思っていた。
彼の母ちゃんは彼が神だと思った。

アイルランドへいらっしゃい!
(確かに多くのアイリッシュに当てはまる、すべての条件…)


皆さん、ハッピー・クリスマス!


2015年12月20日日曜日

忘年会ウィーク 続行中 2

昨日は地元赤羽で女2人で忘年会。人気のキャベツにて。ここは、昔わたしがエイプリル・フールのロケをお願いしたお店である。とにかく超人気店なんで最近は予約がなかなか取れないことが多い。が、とある人にここに行きたいと言われて1ケ月半くらい前に予約をしたのはいいが、最初4人だった予定が2人になり、最終的にキャンセルという展開に…。うーん、普段常連づらして通っている店でこれはつらい。しかも12月のこの時期に。

そもそも4人から2人になった時、店に電話をしてみたら「それがちょうど団体さん入っちゃってさー 奥の狭い2名席でいい?」とマスターに聞かれたので「もちろん! 全然問題ないです」と返事をしていたところだったのだ。

なので、絶対に穴は開けたくない…というか、普段お世話になっているところに対しては、なんとしてでも責任を取るのが野崎流なのだ。それは仕事だけじゃない。いや、仕事ではなく遊びだからこそ、絶対に外せない…というわけで急遽、別の友達に来てもらった。それにしても急な動員に乗ってくれたMちゃんに大感謝!

そして店に行ってみれば、私たち以外はすごい団体さんで、わたしも先に店に入った時は「こりゃー参ったなー 静かに話が出来ないじゃん」と思ったのだが、到着したMちゃんは、赤羽歴ン年、この店へも9年目の超常連さんで堂々たるもの。「まぁ、ゆっくりやりましょう」と何処吹く風。いいねー Mちゃん。毎度ながら人間のステージが高い!

それにしても美味しかったなー。普段は4人くらいでいくから1品を大量に食べられない。が、すべてを二人でシェアするとかなりのヴォリューム。うーん、美味かった!





ふぅー お腹いっぱい!

で、心配していた隣りの超団体さんも盛り上がりが加熱するたびにリーダー格であり、おそらく店の常連さんらしき男性が「みんな、他のお客さんもいるんだから、あまりウルサくしないように」と何度も声をかけてくれたり、私たちも「大丈夫ですよー」とか言いつつ、結局あちらの団体さんが頼んでた裏メニューの端っこをもらったり、持ち込みされてた福島のどぶろくもらったり…


結構笑えたのでした。会社かどっかのスポーツクラブの飲み会かな? 「ちょっと一瞬うるさくしていいですか?」なんてマスターが言うから、何が始るのかな、と思ったら、みんなで500円以内で買ったプレゼントを謎の歌(おそらくこれ)を歌いながらグルグル回し交換会をしている…爆笑もの。

それにしても赤羽はいい。っていうか、こうやって常連が埋める店はすごく環境がいいよね。常連さんだと店には迷惑かけられない、という作用が自然と働くため、環境が良くなる。ウチもそんなコンサートの現場目指したいな。常連のお客様、いつもありがとうございます。

Mちゃんにこんなお土産ももらった。


こちらも有名どころらしい。フランス菓子カド。ご主人はフランス洋菓子の修行者第1号。そして、なんと店内には川端康成の直筆の推薦状が飾られているらしい。おそるべし北区。「北区愛」をひしひし…! 5コいただいたのだが、帰りのバスの中で2つ食べて、帰宅してから残りの3つもペロリと食べちゃった…甘くてふんわり。昔のマドレーヌって感じで、とってもまいうです!!!

来年ですが、北区を拠点にケルト・イベントやります。詳細は来年1月末〜2月頭くらいに発表。ちょっとお待ちくださいねー。

2015年12月19日土曜日

大きなところでやらせてあげたい…というのはあるのだが。

kanをあれこれプッシュしてきた時、この映像良く使ったなー



自分のアーティストに大きなところで演奏させてあげたい、というのはよくある話。kan、大きなステージ似合ってるよね。日本でもこういうところで演奏させてあげたかった。

でも、まぁこの映像もよく見りゃ分るけど、たぶんフェスティバルかなんかで、お客はkanの音楽を知っててチケット買ってきてるお客じゃない。kanが自分の名前でチケット売ったら、一番動員できそうなロンドンやエジンバラだって、せいぜい200人くらいだろ。

それでもこういう仕事を続けていると、アーティストの実力以上の話がたま〜にやってきたりする。でも大きなところやフェスティバルでやることの意味ってホント難しい。昔は大きな分母に見せれば「ちょっといいな、これ」で単独公演のチケットも売れたしCDも売れた。グレイゾーンのファンを取りこむ事が出来た。だからこういう機会は非常にありがたい場所だった。でも、今やみんなちょっとやそっとのことでは、音楽にたいしてお財布を開いてもらえない時代になったし、みんな忙しいから新たなアーティストを追いかけてなんてくれない。音楽業界は、お客さんに「聞いてもらう」ための貴重な時間の取り合いである。ましてや、そこからお金をいただこうなんて、ホント無謀なことしか思えない。

それでも、お客さんから、そして業界内部から、ちょっと盛り上がると、すぐ「次はフェスだ」と言われる。「あのテレビに出してみたら」とも言われる。なるほどそういうのは効果あるかもしれない。でもそんなのは瞬間風速であって、アーティストの筋肉にはなっていかない。わたしも過去いろんな過ちをたくさんしてきた。意味のない無料イベントとか、インストアとかやってアーティストに無理をさせてきたし、自分も無理をした。でも、ちゃんと自分の足の上にたった活動をしていかないと駄目だって最近は分ったんだよね。

それにしてもアーティストのキャリアを預かり、この日本でこの仕事を続けていく責任たるや、ものすごいものがある。もちろん自分はそれにやりがいを感じているんだが…。

そしてあれこれ言ってくれる人の気持ちはわかる。あれこれ言ってくる人はこの音楽の可能性を信じてくれているんだ、ってね。これを多くの人に聞かせれば、みんなビックリしてくれるんじゃないか、って、そしてこの音楽についてきてくれるんじゃないか、って。そう思ってくれてるんだよね。

でも、残念ながら、世の中、そんなに甘くないですから(笑)。前にもここに書いたけど、わたしが通っている北区のボロいスーパーマーケットでジョニ・ミッチェルがかかった。店内BGMだ。でも誰も彼女の歌を聴いている人などいない。おそらくこの世で一番すごい音楽を作っていると思われるジョニ・ミッチェルだってそうなのだ。アーティストとお客さんの、きちんとした出会いの場を作ってあげなければ、そこに意味はない。そしてそれが私の仕事なのだ。

そういやもうずいぶん前だが、スヴェングに東京での、某クラッシク・フェスティバルの出演の話が来た。でもあの時は自分たちで作ってる公演とスケジュールが近かったから、実はバッサリ話を断っちゃったんだよね。あぁいう無料公演を、目の前のオファーに釣られて手にしてしまえば、5,000円以上するコンサート・チケット買ってきてくれたお客さんから総スカンをくらうことになる。で、それをカバーしてあまりあるくらいCDが売れたりみたいなことがあればいいんだけど、そういうことも起こらない。(というわけで、今後、ウチが無料公演をやるとしたら、それには裏に隠された意味がある、と思っていてください)ただし一度そんな風にバンドにやって来た話を断った手前、私にはスヴェングに、もっとちゃんとした仕事を運んでくる義務があるのだ。スヴェングは、しばらく自分じゃ呼べてなかったから、今回、民音さんで呼んでもらえて、かなりホッとしてる。続けていくのは、ホントに大変なのだ。

エーロがハーモニカをひっくり返しながら演奏する「Eksyneen Tango」民音さんの公演はすべてソールドアウトになることで有名なので一般のファンの方は早めにチケットをゲットしてくださいね。1月来日。もうあと1ケ月だよ! 日程はここ



そしてこちらも絶好調のフルック。先週チケットを発売開始して、思ったより動きがいいので、ホッとしています。早くも東京DUOは目標人数の半分まで行った。あと5ケ月あるのに。ありがとうございます。っていうか、ウチってやっぱりケルトが一番強かったんだ?! ま、でもフルックくらいいっちゃえば、背景の文化よりもバンド自体の魅力だよね。彼らのことを待ってくれていたお客さんがいて、ホントに嬉しい。ありがとうございます。チケット発送、第1弾はこの週末に行う予定です。

しかしかっこいいよね、彼ら。



フルック来日公演詳細はこちら

2015年12月18日金曜日

忘年会ウィーク続行中


昨日まで自分の過去に呼んだミュージシャンが別バンドで都内にいたので、彼とご飯を食べたり会話したりするチャンスがあったのだが、昨日がもう最後の夜で、今日から地方公演なので、もう彼と会えないと思うとちょっと寂しい。

こういう状況、実はすごくいい。というのも自分のツアーだと、自分は疲れてボロボロだし、そもそもメンバー1人1人とじっくり話す時間もないし、翌日のことも心配しないといけないし… 無事にミュージシャンが家に帰ってもらうまではホントに気がぬけないのだが、昨晩みたいなシチュエーションだと、彼のお仕事の部分はプロモーターさんに任せ、今、彼が困ってないか、お腹をすかせていないか等、心配する必要はまったくなく、自分は自分の事を心配すればいいだけ…で、彼との会話を楽しめばいいだけ、という。 しかもなんか仕事以外で会う、ってのは「友達」っぽくていい。なんか利害関係ないところで、さ。ホントになんて贅沢なシチュエーション。呼んでくださったプロモーターさん、レコード会社の皆さん、ありがとうございます。一番楽しいところをわたしがいただいちゃってます…

それにしても友達がいなくなって恋しくなるのは、その人との会話だ。

ポール・ブレイディとかもそうだけど、ポールも会話がめちゃくちゃいい。人間ってこんな風にいろんな事を分かち合えるんだ、ってのがすごく感じられるのだ。分かち合っているのは、そのときシェアしてるご飯だけじゃなくってね。


それに限らず今年の忘年会はホントに久しぶりに会う友達もいて、楽しい。今年は異常に忘年会の本数が多い。それに彼の来日が乗っかったから、なんか今日は2本だて…みたいな日もあった。去年なんか全部で3、4本くらいしか忘年会がなかったと思うのだが、今年の本数が多いのは、いいことなのだと思う。友達が増えたのかなー、わたし。


それにしても友達はいい。彼が昨日言ってた名言「人は何が起こったかという事よりも、どう起こったかという事に判断基準を置く傾向がある」これ、すごくなるほど、と思った。確かに、どんな風にその事が起こったかというショックのせいで、その物事の本当の部分を見逃す傾向がある、ということだ。
確かに。っていうか、いい事言うなぁ。こういう会話,いい。飲み会はこうでなくっちゃ、と思ったのだった。

それにしても何度も思うんだけど、同じ時間は二度と戻ってこない。彼と、他のアメリカのミュージシャンを呼んだのは2006年の10月の事だった。あのプロジェクト。良く実現させたよなー。特にR.E.Mがまだ稼働している時期だったから、スケジュール自体だって難しかったに違いないんだよね。R.E.Mのスケジュールやら、何やら…それにレコ社の方への根回しや何やら。でも始ってみれば、R.E.M側が「こっちからお願いする前に」私の公演の情報を公式サイトに載せてくれたり、ワーナーの担当者さんが高そうなワインを持ってピーターを楽屋に訪ねてきてくれたり、ビックな人はスマートでかっこいいなぁと感激したものだ。


そういや、あの時「有名バンドのサイドプロジェクトなんていくらでもあるんですよねー」と言った某巨大新聞の音楽担当者も、別の意味で絶対に忘れない。絶対にあいつ許さない。ミュージシャンたちがどんなに頑張っていろんなことを必死で実現させているか知らないくせに。おめーが新聞社以外になんか面白いプロジェクトやってみろ、と思った。(ちなみにその担当者はとっくに異動…っていうかスキャンダル起してクビになったと思う)


そして「ホントに来るんですか、野崎さんが呼ぶんですか? ウソでしょ」とか失礼なこと言った、某音楽雑誌の編集者も絶対に許さない…(爆)あ、でもそいつもとっくの昔に消えたか。


ま、今となっては、いろんなことが懐かしい。あの時、あのプロジェクトが実現出来たことは本当に奇跡だった。ミュージシャンみんながそれぞれの奥さんたちも同行しちゃって、奥さんたちもすごく楽しく、ホントに楽しいツアーだった。あのプロジェクトはもう二度と出来ない。あの時間は本当に誰にとっても大事だった。もちろんあのコンサートに来てくれたお客さんにとっても。そして彼が別バンドで来日し、一緒にここ数日すごした時間も本当に大事なのだ。


が、思い出を取り出して懐かしがって可愛がってるだけでは終わらないのが私ですので、皆さん、また未来の企画に期待していてください。私は未来を見つめて行きます。


今読んでる高野秀行さんと歴史学者の先生との「世界の辺境とハードボイルド室町時代」がめちゃくちゃ面白い。未来は目の前ではなく背中の方向にある。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の感覚。これ、すごくいい!

2015年12月17日木曜日

ホントのファーザー・クリスマス

このブログをご覧の皆さんならご存知だとは思うのですが、毎年紹介せずにはいられない、この名作… 本当に素晴らしい。これぞ真のフィンランド。真のサンタクロース。

特にハンターさんの1人がちょっと1月に来日するスヴェングのエーロに似てるのよね❤

Rare Exports Inc. (2003) from Woodpecker Film on Vimeo.

のちにフルレングスの映画になった「レア・エクスポーツ」ですが、私は2003年のこのトレイラーの方が好きです。7分くらいで英語のナレーションだけど、英語分らなくても結構楽しめると思います。きっとこのトレイラーが評価されて映画の資金が出来て、あの大作を監督は作ったのだと思われ…

それにしても北欧に癒しのクリスマスを求めるなんざ大間違い。ホントは恐いんですよ…ふふふふ。

以下はネットにあがってた、フィンランドのサンタさんたち。恐いよーーーー(笑)





2015年12月16日水曜日

スウェーデン・オールスターズ来日中

すみません、ツアーが始る前にアップすれば良かった。ハーモニー・フィールズさんのプロデュースでこんな方たちが団体でツアーしています。




今日は東京で公演がありますよー チェキラ!

12/16 早稲田スコットホールにて7時から。大阪は12/20に伊丹のアイフォニックホールです。わたしも連日忘年会が続いていて、ちょっと疲れ気味。今日は北欧の音楽に癒されよう〜っと。

3組の出演者を紹介しますね。

私は彼らの中ではニコラスが一番好きです。一流のプレイヤーですよ〜 このトリオ楽しみだなぁ!



ヨーランに会うのも久しぶりだな…この曲、無印でレコーディングしたっけ…2005年くらい?の話 ヨーランも東京で公演するの久々じゃないかしら。



ウリカは6月に行ったノルウェーのフェスティバルで拝見しましたが、いいよね!



ってなわけで、今日は早稲田でお会いしましょう〜

2015年12月15日火曜日

猫の言葉社新刊「わんわん丘に冬が来た!」


おおおーーー来たっ!



わんわん丘に冬が来たー! 久しぶりのマウリ・クンナス&美晴社長の黄金コンビ。猫の言葉社さん、新刊はいくつかあったけど、マウリ・クンナスの作品は久々かも?

冬の生活を書いた、ほんとに心からあったかくなれるフィンランドの絵本です。

これってホントに100年くらい前のフィンランドの生活ってこんな感じだったんじゃないかな。謎の居候おじいちゃんがいい味出している(笑)

皆さん、是非お買い求めくださいましー
クリスマスプレゼントにもぴったり。

猫の言葉社さんはフィンランドの絵本作家、マウリ・クンナスをたくさん出しています。稲垣さんの70年代の留学話を書いた「猫の言葉」は名著ですねー。まだ読んでない方はチェキラ!

2015年12月14日月曜日

高野秀行「幻獣ムベンベを追え」を読みました。ムベンベには会えなくとも、探検家は真理に近づく

早稲田探検部マイ・ブームが続いている。今度はコンゴの(ちっちゃい方のコンゴです)幻の怪獣モケーレ・ムベンベを追う物語。kindleで買いました。

ムベンベって、こんなやつ(左の絵参照)。一応、日本語Wikiまであって、ちゃんともっともらしい説明が続くが……正直、いるわけないじゃんと思って読むと、大真面目に書かれたwikiの文章も単にバカにしたような風に読めなくもない。うーん、まぁ、いいや、興味ある人はリンク先を読んでみて。

が、こういうのを真剣に捕らえ、ホントに探しにいっちゃう人たちがいるのだ。それが探検家だ。早稲田大学探検部、おそるべし。同じ早稲田探検部出身の角幡唯介さんもすごいけど、まったくもって、すごい連中だ。

っていうか、学生にしてすでに1つの事業家だよね。自分のやりたいことを企画書にし、資金を集め、タイアップを決め、チームを組んで実行する。すごいよ、これ。みんな学生さんでしょ? 日大のTOP 40愛好会でノホホンとしてた、オレとはえらい違いだ。誰もが早稲田の探検部に入れば、もうみんな事業主になれるんじゃないか? もう就職なんてしなくっていいんじゃないのか?とまで思ってしまう。日大には探検部はあったんだろうか… なんというか探検部という事自体が、とっても早稲田的だ。

それにしてもすごいよ。ノンフィクション作家の高野秀行さんが学生時代に書いたもの…すごいよね。学生が書いたものなのに、確かにもうすでに大作家の片鱗が!!! 圧倒的に読ませる。めちゃくちゃ面白い。なんか妙に芝居がかった文章。大真面目に書かないと…揺らいでしまうのかもしれない。ムベンベなんかいない、って(笑) でもって最後にプロになってから書き足したと思われる後書きとかが、さらに泣かせる。くーーーっっ!!

文章が面白いからとにかく読み進めるんだけど… それにしてもバカなんですよ…。っていうか、モケーレ・ムベンベ…いないでしょ、ふつー。そして、そんな僻地に行かないでしょ、ふつー。死ぬような思いしてまで…あまりにも馬鹿だ。馬鹿すぎる(褒めてます)。探検家ってミュージシャンよりたちが悪いと思う。特にこういう「珍獣探し」みたいな探検家。なんかのバカなテレビのバラエティみたい。そういや高野さんは、子供のころ川口浩探検隊を本気で信じていたそうなのだから相当重症だ… 

コンゴのすごすぎる文化、村の掟やら何やら日本の価値観なんて吹っ飛ぶ。村民との駆け引きもすさまじく、何より自然もすさまじく…隊員たちの葛藤。病気で倒れる者 あぁ、もう何がなんだか? なんでこんなことやってんだか? いちいちそういうツッコミを入れたくなる。まったく理解できない、この人たち。まったく理解できないよ。

そして映像までYou Tubeで、発見しちゃったよ…おいおい。で、この映像にもオチが入っているので、書いちゃいますが、ムベンベには出会えてません、この人たち。


でもね、探検の醍醐味って、そこじゃない。それは分らない人には分らない。分らないんだったら、もういいんです。笑いたい人は笑いなさい。

高野さんの後書きより…「ある1つの場には、世界の他のどこにも起こらない、そこだけにしかない過去、現在、未来があるはずだ。それを大切にしなければいけない」

そうなんです!!!! なんて正しい!! なんて正しいんだ!!!! そうやって探検をすることで、探検家は世界の真理に近づくのだ。ムベンベには出会えなくても!!! それは角幡唯介さんの「雪男」本にも通じる。そしてその真理は、このヘナチョコ日本にも、世界中どこにでも通用する絶対的な真理に間違いないのだ。ムベンベ探しにいって発見しちゃったよ、世界の真理を!

これはパワフルな本だ。高野さんの他の作品はこれから読むので、高野さんをこれ1册で評価するのは早いのかもしれないが、これは大変な名著であるし、ホントに探検ってすごいと思う。まだまだムベンベ探しの旅は終わらない。というか始ったばかりだ。

世間ではケルトとか北欧とかがブームらしいが、私は今や次に来るのは「辺境」や「極地」だと思う。もう生きるか死ぬかのサバイバルの世界。原始的な、あまりに原始的な世界。それこそが、今の日本に必要なものだ。なぜ辺境が私たちを呼ぶのか? それは、そこが究極の場所だからだ。生きるか、死ぬかの究極の場所だからだ。もっと言えばゴリラ喰うのか、喰わんのか、ウンコするのか、しないのか……そういう究極の場所だからだ。

もう悠長に外国の文化とか、あったかい暖房のきいた部屋で、香りの良い紅茶を飲みながら勉強している場合じゃないよ。上品に構えてなんかいられないんだよ! 究極の場所に追い込まれて、人は考えるのだ。なぜ自分は生きてるんだろう、なんで人間は生きていかねばならないんだろう、って。

だいたいこのマッドな日本は、今や極地に劣らないくらい過酷な場所になってしまった。やることなすこと、すべてダメダメで問題山積。1つ1つ真面目に対処してこなかったツケが大変な問題を生み、もう未来なんかない。原発やら安保法制やら沖縄やら、なくなった年金やら…このマッドな日本社会は、いまや極地以上に、圧倒的な自然以上にひどい場所になってしまったのかもしれない。それに、今でこそ外は寒くとも、一応は屋根の下で優雅に私もこのブログを書いているが、いつだって大きな地震が起きて、それが崩潰するかもしれない。いや、私だって、あなただっていつだって貧困のスパイラルに陥り、二度と抜け出せなくなるかもしれない。東京に住んでたってギリギリなんだ。みんなギリギリなんだよ。

そんな時、ゴリラを解体したり、ウンコしたり、そういうことが大事なんじゃないの? こういった辺境こそが、今この日本で必要とされている本当に生きるための哲学を一番提供してくれるのだ。

これは絶対に来る!! オレのケルト・ブームは20年前に終わったし、北欧ブームも10年前に終わった。私が断言しておきましょう。次に来るのは「辺境」「極地」だって。

さーて、旅にでも出るか(爆) 

高野さん、日本史の先生との対談本も好評のようだ。思わずポチった…やばい。辺境「マイ」ブームは続く。

とか、書いてたら、なんとこんな投稿を高野さんのブログに発見! にゃんと! あの川内有緒ったら「高野はぐれノンフィクション軍団」のメンバーだったのか!! すっげー っていうか、世間は狭いな…狭すぎるよ、有緒ーー! 高野さん,紹介してーーっっ。オレも軍団に入りたい。ノンフィクション書けないけど!(爆)



PS
今朝起きたら、こんな映像があがってた。御大がチャリティの為に出したシングル、ボブ・ディランの「Forever Young」のカバー。そうね、いつまでも若くありたい。馬鹿でありたい。あ、違うか(笑)

2015年12月13日日曜日

発信することは、つねにリスクが伴う。

さとなおこと、佐藤尚之さんがちょっと前にこんなツイートを紹介してた。「54歳にもなってわりとこんな円環で日々を生きています」…だって! 

あんなに成功しているさとなおさんでもそうなんだ!…って、ちょっと嬉しくなったりもして。 

私はといえば、もういっつも、このイラストみたいな感じだ。企画が思い浮かび「オレって、すっげー」とばかりに盛り上がるのだが、結局世間の荒波にもまれ、ダメだこりゃとなる。でもそこからなんとか自分を奮い立たせ、這い上がるように復活していく。そんな繰り返しの毎日。皆さんの前に企画が発表できる時には、その前に死んだ企画が20本くらい横たわっている…

でも、まぁ、それでも自分の企画を打ち出していかないと自分の存在意義がないからねぇ。他の人と同じことやってちゃ、全然ダメなのだ。この感覚は私はすっごく若い頃からあって、自分は人と同じ努力をしてたんじゃ、全然駄目なんだってずっと分ってた。人と同じことしてたんじゃ生き残っていけない、って妙に子供のころから自覚していたような気がする。ちょっと前に小島慶子さんのこの記事にも書かれていたが、私も女子アナのことを笑えない、いわゆる承認欲求のかたまりである。だから自分の企画を作るし、ここにいろいろ書いてみたりする。

しかし発信することのリスクって、最近じゃ、ホントどっこにでもあるのね…とちょっと呆れている。パリで同時多発テロがあったことなど、もうみんな忘れているようだけど、あの短い間にFacebook上ではプロフィール写真をどうしたこうしたで、あれこれ意見が飛び、誰かを非難する人が自分のウォールにも多くてゲンナリしてしまった。SNS上の自分のID写真みたいな、ほんのささいな事でさえ、そんな風なんだから、ここにこんな風に長いブログを書いている私なんぞはいったいどんな批判を知らない場所で得ているか、分ったもんじゃないわな。あっちこっちで敵作ってんだろーな。自分じゃ、普通なことしか書いてないつもりなんだがなー。

これまたかなり前のニュースにも思えるが、菊地直子被告が無罪になったことがニュースでやっていて、無罪はないだろ、とか多くの人が勝手な事を言っていて、ちょっとびっくり。私はオウムの事件はちゃんとニュースを追いかけていないから、詳しいことは知らないが、結局のところ自分ではきちんと追いかける時間もないと自覚している。でもそれはその問題を真剣に考えていない、ということではなく、江川紹子さんみたいなジャーナリストさんに任せればいいと思っているからなのだ。「江川さんが言うのであれば…」とオウムについては、いつも自分を納得させている。江川さんはこの判決に納得としていた。だからそれでいいのだ。もちろん私も江川さんの言うことに何でもかんでも賛成しているわけでもない。(確か彼女は死刑賛成論者だったはず)

…とまぁ、これに限らず、その道の専門家ってホントに大変だよね。程度はあれど発言する場合、その責任を負うのは当然なのだろうが… 加えて彼女にしてみれば、これまであれこれ記事を書いたり取材をしてきた手前、ここでひるむわけにはいかないわけで… ほんとに頑張ってらっしゃるなぁ、と思う。私もレベルは違うけど、やっぱり自分の仕事においては「ひるんでるわけにはいかない」って思う。発信すれば大なり小なりリスクが生まれてくるし、ネット上だってそうのだから、ましてや自分で何かを実行した日にゃ、そりゃ…

ここもどうなんだろうと思う。ここももっと「ゆるふわ」「癒し」「おケルト」にすれば、読者が増えるのかもしれないけどさ… でも読者増やすためにやってるブログじゃないからね。それに私はアイリッシュ・ミュージックのオーソリティでも北欧音楽のことをよく知ってるわけでもない。ただ単に自分の好きなバンドと一緒に仕事をしているだけなのだ。なので、自分に関係ないバンドには、そもそも「興味がない」 このジャンルに詳しい人は、他にいくらでもいる。ただ言わせてもらえれば、知識を持っている人は多くても、それを公の場で発信する勇気がある人は少ないし、さらにミュージシャンとシビアな交渉をし、彼らにギャラを支払って一緒に仕事が出来る人は、やっぱりものすごく少ない。

そして「ゆるふわ」「癒し」「おケルト」風にすれば、今いる数すくないお客さんから総スカンをくらうことにもなりかねないのだわ。そりゃあ、もうちょっとお客さんの人数が増えてくれればいいなといつも思うよ。でもいいんだ。今いるお客さんが着いてきてさえくれれば。今のウチのお客さんは、チケットは、ほとんど完璧に申し込みがあれば支払いまで、きちんと完了してくれる。無連絡キャンセルとか滅多にないし、手続きにおいて低レベルの問題もほとんど起こらない。そして私が1人でこのオフィスをやっていることについて理解をしめしてくれている。お客さんの理解がなければ、ウチもまったくやっていけない。そして私も自分にウソがあれば、この仕事をこんなに続けていくことは出来ない。

江川さんが「人間は弱いです。カルトというものはそこをついてくる。誰にでも起こりうることなんです」ってTVで言ってた。人間は、分っているのに理想的に生きることが出来ない。そういう生き物なんだって、いい加減理解しないと。そうなんだよねー、そうなんだよねー 人間は弱い。

それは理解した上であえて言うが、人はどうであれ、私は自分が弱いままではいやなんだ。だからここで自分のためのブログを書いて、自分がやりたいことを有限実行させるのだ。それだけだ。それがお客さんに受けて、プロジェクトに金銭的な成功を生み出せば、それは最高のボーナスだ。でもだいたいは、そこそこ、まずまずの成功しか生み出さない(爆)。自分の企画をやっては赤字になり、ギャラ仕事を受けてなんとか補填する。一方で、自分のクリエティブな企画を実現させないと、凡人な私にギャラ仕事なんてやって来やしない。そんな繰り返し。それでTHE MUSIC PLANTが本当に倒れてしまえば、それまでなのだが、そこまで大きな失敗にはならないところが、これまたニクい。大した結果にもならず、とほほ…という気持ちのまま1つの企画が終わり、しかしながら、たいして堪えた感もなく、次の企画のため不死鳥のように復活して来るのだ、オレは。ほんと懲りない性格だよなぁ!


ナヌークのおにいちゃんこと、クリスチャンが歌うこの曲が好きです。ナヌークの曲はヘンなリズムチェンジがあるのが、ホントに面白い。
「ワタリガラスよ、教えてくれ。いったい僕らはどこに行こうとしているのか」
北欧においてはワタリガラスは未来を導くものの象徴とされる。


PS
これいいでしょ。「意見を表明しようと思ったら、無傷ではいられない」
https://mobile.twitter.com/AntifaKyoto/status/672079747631812610/photo/1

ダーモット・バーン

ところでアルタンの公演で、アコーディオンがメンバーチェンジされたのを気付かれた方は多いと思います。今回の新加入のマーティン・トゥーリッシュは、作曲家としても超一流で素晴らしい才能がアルタンに加わりましたよね!

マーティンの今回の新曲はアルタンの作曲作品群の中でも異色で、多くの人がアルタンに「こういう曲を演奏してほしかった!」って思ってたとおりの曲になったように思います。

これって実は良くあることで、ケンソーでも最後に加入した光田健ちゃんの曲が、妙にケンソーっぽいのと一緒のロジックかもしれません。新加入のメンバーは、外野の期待を受け止めてくれるし、バンドに新しい風を運んでくれます。

で、一方でアルタンに長く在籍していたダーモット・バーンですが、今どうしてるんだろう、と思われた人も多いはず。実は、今ダーモットはこのハープの人とデュオ作を発表して活動しているんですが



最近では、なんとアイリッシュギター界のグル、スティーブ・クーニー、そしてトレヴァー・ハッチンソンという神トリオを結成したらしい。



ただしこのメンツでレコーディングするかは…どうかなぁ。でもトレヴァーがスタジオ持っているし不可能じゃないですよね。

いずれにしてもダーモットも頑張って音楽活動を続けています。いつか日本に来ることもあるかもしれません。皆さん,引続き応援してくださいね!




2015年12月12日土曜日

スヴェング、シベリウスのアルバムを発表!

今年はシベリウス生誕150周年なんですが、昨夜、家に戻ったら届いてた…!

アートワーク楽しい!!

この絵がもとになってまーす。シベリウスさん、不機嫌そう(笑)

スヴェングの来日公演、あと1ケ月。民音さんの公演はすべて会員さんで売り切れてしまうことが多いので、一般のファンの方も出遅れなく!! 各公演の詳細はリンク先へどうぞ〜。このCDも会場で販売します。


2015年12月11日金曜日

視界に黒いものが飛ぶ…どうやら飛蚊症とやらになったらしい

大戸屋、好きです
 ツアー終わって、やっとまとまった時間が取れたので、久しぶりに歯医者以外の医者に行った! 歯医者以外の医者に行ったのは、25年ぶりくらいかもしれん… 医者の行き方なんぞ前世紀中に忘れてしまったが、とにかく保健証持って行けばいいのよね…というわけで地元で評判の良さげな眼科さんをネットで発見した。若い女の先生がホームページでにこやかに笑っている。大丈夫かな…

こういうネタをここに書くのもどうかと思うんだけど、いやー 実はこのテのネタはアクセスいいのよ… 検索してたどり着く人が多いんだろうか。以前の「シンスプリントのなおし方」シリーズも結構なアクセス数をたたき出してくれている。それで治療費や、薬局で買った薬代くらいはカバーで来ちゃうんじゃないだろうか(爆)。で、そんな理由で、ここにたどり着いた人たちがウチの音楽に興味を持ってくれるかというと、そんな世の中甘くないとは思うのだが…(笑) でもいいや、なんでもネタにして行くのさ!

で、なぜ眼科かというと、ここ数日、どうも目の前を黒いゴミみたいなものが飛ぶのだ。左目の方。ネットで調べると飛蚊症というらしい。この症状のほぼ99%は生理的なもの。言ってみりゃ老化現象。一方で網膜剥離などの恐い病気の症状でもあるらしく、一応は検査をした方がいいとあちこちに書いてある。なるほど…

で、駅前の眼科さんに行ってきた。行ってみれば、かなり混んでいる。そこでいろんな機械をのぞかされ、視力も計られ、これで結果がでるのかな…と思いきや、それらのデータをもとに、やっとこさ、先生の問診。ここまでで1時間半くらい。ホームページに出てる女の先生登場。写真でみるより若くって、でもしっかりしてる感じ。ここで、やっと「これから検査をしましょう。この検査のための目薬を差すと4、5時間視界が悪くなるのですが、このあと車の運転とかはしませんか?」とか確認される。はい、大丈夫です。そして左目だけでいいと言うわたしに女先生は「普通は両方の眼をやります」とピシャリ。結局すすめられるままに右目も見てもらうことに。これ…断ったら半額で済んでたのかな(笑)

確かに目薬、あれこれ3種類もさされて視界がぼやけ、妙に光が眩しく感じる感じになる。

大戸屋のこれ、美味いよねー
そしてさらに30分くらい待たされたあと、再び検査で、先生の前で機械を覗きこみ、先生の指示で上、右上、右、右下…とか視線を動かしながら眼の中を検査。検査自体は3、4分ってところかな。で、先生いわく「大丈夫です。単なる生理的飛蚊症ですね」とのこと。ほっ…

私は右目の視力が極端に悪いので、左目にばかり負担をかけているのと思うのだが、それを言っても先生は関係ないという。「この症状、うっとおしいんですが、治りませんかね」と聞くと「慣れてください」と再びぴしゃり。とほほ。このまま死ぬまでこんな視界なのか。まぁ、この症状がはじまって1週間くらいたつので、今やそれほど気にならないけど。確かになれればなんて事ないのかも。「老化現象なんですかね?」とも聞いたが、それには先生のはっきり答えはなく「普通右目がなるんですけどねぇ…」とのこと。はぁ。

とにかくもう一度、今度は左目だけ念のため検査しますから…と言われ1ケ月後に念のための再度の検診をやることになった。ここでも予約なし。とにかく来ちゃっていいみたい。

なんだかんだで、全部終了まで2時間半くらいかかったかも。はぁ〜、眼科とはいえ、久々の医者で疲れた。待ち時間長いし。なんか医者にあうと病気になりそうで、どうもイヤなんだよね。でも面白かったから、ここに記録として書いておく。飛蚊症の検査ってこういう感じですよ、って参考にもなるだろうし。

とにかく山口洋先輩もよく言っているように歯と眼だけは歳をとったらメンテをした方がいいらしいので、また1ケ月後にちゃんと行かなくちゃ。あぁ〜、こうやって歳をとって行くのだろうか。走って鍛えてるだけじゃ、駄目なんだなぁ(笑)

それにしても老化現象はともかく早く仕事を引退したいと心から思う今日このごろ。最近,体力はともかく(鍛えているおかげで5年前より調子いいくらいだ)、気力が最近はまったく衰えた。仕事するにしても、あと5年くらいかなぁ。ちょうどそれでマンションの更新もあるし(ウチはなぜか5年単位)あと1回今いるところで更新して、それで仕事は終わり、ってことでいいかもしれない。あとは田舎に帰って、犬を飼って、毎日走って地味に暮らすのさ!

引っ越しもしたいと一時は思ってたけど、今のところより良い場所が見つかるとは思えないし、引っ越しするよりは家具でもいれかえて気分を変えた方がいいかも。また新しいところに引っ越しても家具が同じじゃ、気分はまったく変わらんよ。この部屋も見つけた時は「おおおっ! かっこいい!」と思ったのに、自分の家具入れたら、自分の部屋になっちゃった。それこそ、いよいよ社長机をいれようかな、と思ったり。今、私の机は70cm奥行きのものを100cmと135cmをつなげて、1人で235cm幅という超贅沢スペースで仕事をしているのだが、新しいの買うとしたら、もう今しかないよね。都内、私より儲けている社長さんは多くとも、私より広い机で仕事している人はそんなにいないと思う。

アヌーナ新譜「レベレーション」12月20日発売決定! 


アヌーナの新譜「レヴェレーション」が、もうすぐ発売になります〜。

レベレーション=Revelation 今まで知らなかったことが明らかになること。

01. もののけ姫
02. ようこそ、鳥の下へ
03. 香しき森
04. 聖なるかな、聖なるかな
05. 最後の歌
06. エレジー
07. クールモアのメイド
08. 風の歌
09. レヴェレーション
10. 懐かしき愛の歌
11. さくら
12. 帰ってきて、愛する人よ

なんと「もののけ姫」が1曲目だよ! アヌーナのイタリア系ダブリン在住のサラちゃんが歌います。彼女、めっちゃ小さくて可愛いんだ。これ聞くと、去年のケルティック・クリスマスが思い出される。この曲を聴いてポロポロ涙を流していたリアム・オメンリィの妻、マリオン(笑)。そしてアヌーナ,本当に素晴らしい。次の来日はいったいいつになるんだろう…

「もののけ姫」って私は映画も見てないし、音楽もいいと思ったこともない。でも海外に住んでいる彼らがこの映画を曲をすごく好きで心をこめて歌ったり演奏したりするのを聞くに、私はなんかすごく感動するんだよ。

5月に来日したペッテリ・サリオラの「もののけ姫」も良かったよね。最初の来日の時はピンと来なかったけど、この前の時はなんだかすごく成長してた。すごいな、ペッテリは…

そして「さくら」これも完璧な日本語で歌ってる! すごいよー これ歌ってるのはローラだね。ちょっと神秘的でありながら、ダークな「さくら」。

それにしてもアヌーナ大好き。最初、彼らは単なるニューエイジコーラスグループと思って実は私は馬鹿にしてたんだけど、実際に知り合って、マイケルの音楽に対する真摯な態度、ステージにかけるパワー、すべてに感動しちゃいました。よく聞くと、そこここに、ちょっとひねくれた美学が隠れていて、アヌーナの音楽はとても奥が深い。そしてマイケル… めちゃくちゃアイリッシュなんだもの! 



マイケル作曲のこちらも収録されます。これも昨年のツアーで結構歌ってましたよね。じーんとくる…



新作「レヴェレーション」はプランクトンさんのサイトで購入できます。是非Checkしてみてください。すごくいいですよ!! 解説は松山晋也さん。

そうそうアヌーナはこのTV番組にでも出るらしいんだ。こちらもチェキラ! 12/25 NHK-BS、夜10時から。



PS
去年のケルティック・クリスマスについての投稿。我ながらいいこと書いてる!(笑「アヌーナはアイルランドであり、ケルトであり、日本であり、世界である」
http://themusicplant.blogspot.jp/2014/12/blog-post_12.html

フレアーク・グローバルオーケストラ、ユーロロック・プレスさんにご紹介いただきました

もうなんだか遠い彼方の昔のようですが、つい3ケ月前の話だったのよね…

フレアーク・グローバルオーケストラ、ユーロロック・プレスさんにレビューを掲載いただきました。

ありがとうございました。

オーケストラ全体のことはもちろんだけど、マリウスのことが絶賛されてる… 確かにホントにあの公演は彼の独壇場でしたよね。2011年に初めてあってから、私もマリウスのソロ企画をずっと考えています。なかなか実現できないけど、来年あたりはいよいよ実現できるかも。ついにウチにもケルトや北欧やアメリカだけじゃなくって、ルーマニア人のアーティストがやってきたか?! すごいぞー

それにしても内田さんも書いているけど、マリウスって、まさに音楽の申し子。音楽の神様が特別、彼に才能を与えたとしか思えませんな…

ここにたくさんツアー中に撮ったマリウスの映像をアップしてますので、皆さん良かったら見てください。ツインバロン、ヴァイオリン、アコーディオン…楽器ならなんでも弾けちゃうんですよね、マリウスは。

PS
全然関係ありませんが、昨日書いたキング・クリムゾンに対する大した事ではないブログへのアクセスがものすごい殺到してるんですけど?! みんなきっと検索しているのかな。せっかく検索して来たブログの感想がどうしようもなくってすみません… (と先に謝っておこう)

2015年12月10日木曜日

キング・クリムゾン すごいな…


なんかすごかった。すごかったよー 

私なんぞはそれほどビックなファンでもなく… でもドラムのビル・リーフリン(THE MUSIC PLANTではマイナス5のメンバーとして2006年に一緒に仕事しているんです)に会いたかったから行ってきました。ソールドアウトの渋谷オーチャードホール。

ケンソーのマネージャーやってたから、よく間違われるんだけど、私は全然プログレのファンではありません。だからクリムゾンのCDは「宮殿」と「レッド」しか持っておらず、しかも「レッド」は数ヶ月前にNHK-FMの「プログレ三昧」でライターの美馬さんが強烈にプッシュしてらしたから無理矢理買った… というくらいの無知さなのであります。

が、実際コンサートに行ったら思い出した。そういや「ビギナーズガイド」の2枚組のCDも確かケンソーの清水さんだったか、誰かからプレゼントされてそれをしばらく結構聞いていたことを。ま、それでもレベルは一緒だな… だからなんやかんやとここに感想を書けるレベルじゃないのですが!

今回セットリストは結構有名曲で埋められているようなんです。でも私でも知ってるような有名曲たちは、ちょとなんだかシュールすぎて、実際ライブで聞いているという実感があまりしなかった。演奏がすごすぎなだけに、妙な感じがした。一方で、無条件で楽しめたのはまったく知らない曲たちでした。なんかすっごい良かった。とにかく現役感、半端ない! いいわーやっぱりいいわー

っていうか、今キング・クリムゾンはこの地球上で一番クリエイティブでイノベイティブなバンドなんじゃなかろうか。そこここにある再結成ブームのバンドとはまったく違うものがあるよね。

それにしても3ドラムで、彼らがフロント。しかもビルが真ん中。ビルって実際にあうと線の細い繊細な感じなのに、あのパワフルな演奏はどうしたこったい!!と思う。


チケットは気軽に行ける値段じゃないけど、是非コアなファンじゃない人でも行ってほしいと思う。っていうか、このツアー、他の国でも100ユーロとかしてるのだから、東京でこの値段で実現させたプロモーターさんの努力は素晴らしいと思う。このコンサートに学ぶところは非常に多いです。実は今日はケンソーの現マネージャーのH恵ちゃんと行ったのだけど、二人してめちゃくちゃ刺激を受け、ライブ制作意欲をかきたてられたのでした。ビールを飲みながら、仕事の話がつきなかった。

まだまだチケット入手できる公演はあるみたいなので、とにかく是非皆さん,かけつけてください。クリムゾンとか知らない人にこそ見てほしい。詳細はここ。 すごく短く感じたけど、時計を見たら2時間だったわ… すごいわ…ほんと。

PS
あ、ここまで書いて思い出したけど、20年以上前にクラナドで一緒に仕事したメル・コリンズも参加してたのよね! 結局、挨拶できなかったよ… クラナドも…あれは今思えば奇跡の来日だったよなぁ。メルの演奏もハンパなかったです。素晴らしかった。

2015年12月9日水曜日

PRESSED FOR TIME祭り Flook、We Banjo 3などなど

現在絶賛来日中のWe Banjo 3の看板曲の1つである「Pressed for Time」(時間がないよ!)ですが…



ゆっくり始って、少しずつ切迫している感じが伝わるのがいいですな…! それにしても彼らは見せ方が上手い。いいねー パワーあるねーーー

アイリッシュミュージックファンの皆さんなら、すでにこちらのヴァージョンでご存知かも。フルックのこちらも看板曲ですよね。最初から最後まで高速で飛ばす!!! かっこいい! おそらくBanjo 3の連中もフルックのヴァージョンで知ったんじゃないかな。



しかしフルックのヴァージョンはシャープ! ブライアンのホイッスルはもちろんのこと、ジョン・ジョーのバウロンがいいんだわ。特に2:00くらいから、ジョン・ジョーとエドだけになるところとか、ホント最高! そしてブライアンの方を「きっ」と見つめ、一音も外さないように演奏する安定感抜群のセーラ姉さんもかっこいい! フルックはホントこの4人じゃないと考えられません。最高のバンドだと思う。

この曲、ブライアンが書いたのだとばかり思ってたけど、違った。ゴードン・ダンカンさんっていってパイパーさんが書いた。彼はアルコール中毒に生涯苦しみ、最後は自殺だったそうですが… 哀しい人生だったのかもしれないけど曲はこんなに愛されて、いろんな人にカバーされて、ホントに素晴らしいと思う。

確かにパイプで聞くと妙に納得できる。これはロシアのバンド。


これもいいね!


ってなわけで、久しぶりに「曲祭り」をやってみました。伝統音楽やジャズを聞くときの楽しみの1つですな。同じ曲をいろんな人のヴァージョンで聞いて比較する、という。

フルックは来年5月来日。詳細はここ! この土曜日からチケット発売。


そしてバンジョー3も明日がこの公演! 見逃すなー!


今夜は名古屋クアトロ。そして明後日は東京クアトロ… 


それにしても忙しいバンジョー3!! この長い滞在中、オフはあったのだろうか。でもいいね。仕事があるのは素晴らしいよ。若いバンド、みんな大変だもの。このチャンスを最大限にいかして、羽ばたけバンジョー3!!(そして出世してオレを雇ってほしい…/笑)

2015年12月8日火曜日

本日、THE MUSIC PLANT広場の初オフ会でした〜


本日THE MUSIC PLANT広場(有料サロン)の初オフ会でした〜いや〜飲みましたね!

有料サロンはFacebookのシステムを利用したコミュニティです。始めたきっかけ/理由などについては、こちらをどうぞ。

代々木のアイリッシュパブさんにて


スモークされたオイスター。まいう!!


なんて綺麗なサラダ!

ポークのコンフィ。

参加の皆さんにあれこれ意見を聞き、どのように今後サロンを運営していったらいいか考えました。まぁ、なんというか入会するまで、何がサロン内で行われているかとか外からは分りにくいですね。

やっぱり無料お試し期間とか儲けた方がいいのかな…というか、そういうのが可能なのかな。

運営会社さんに相談してみます。

ま、のんびりゆっくり楽しくやっていきましょう。次回のオフ会は1月を予定しています。2ケ月に一度くらいはやりたい感じ。

THE MUSIC PLANT広場ではFLOOKの優先予約を一般の2日前の10日からスタートさせます。良い番号を希望の方は、良かったら申し込んでください。月300円から参加できます。また会費がそのままチケット代になる一般会員(1,980円)も受付中。詳細はこちらへどうぞ。


帰宅したらユーロロックプレスの最新号が届いていた。山崎尚洋さんのエッセイページのファンです。なんと今回はこのプログレ雑誌にはありえないエリオット・スミス!!! 山崎さんの好きな音楽がいっぺんで理解できた気がした。


2015年12月7日月曜日

本日We Banjo 3の日立公演に同行しました!  素晴らしかった〜っっ

本日ケルティック・クリスマス関連の公演が各地で3公演!   ということで、今日ののざきは若くて可愛いWe Banjo 3の担当になり、日立シビックセンターさんにお邪魔しました。それにしてもみんな可愛いねー。

渋谷でサンタクロースに遭遇し…


熱写!!!!!


何やら楽しそうにラジオのIDみたいなものを録音中してましたよ。アイルランドのラジオで流れるのかな…


熱写!!!!!! 今度は何???


…と思ったら、なるほどスカイツリーを通過中!


日本のドライブインはすごいね!  なんでもあるよ。そして彼らは餃子が大好き。


手がデカい…


仲良くお昼寝中… 誰がどの足でしょうか?


会場のロビーには、We banjo christmas treeが〜


可愛い!!  ありがとうございます。


メンバーも嬉しそうに撮影中。



会場のそこここにはろうそくの灯り(本当はLEDです)


なんとパブまで設営!! 樽のギネスが飲める!!  すごい!


ずらりと揃ったアイリッシュウイスキーの数々。


  こういう写真ってバンドのツアー写真っぽいよね?



こんな可愛いパンフレットも!   大きさがハンディで良い。このアイディア、ウチも真似したいなぁ… 日立シビックセンターの皆さん、ありがとうございました。いいなぁ!!!  こういうあったかい公演。最後はスタッフの皆さんとみんなで集合写真を撮り、無事に任務完了。またもやツアーバスで都内に戻って来ました。(今、ここ)

彼らは結構バタンキュー状態。私はホテルの近くでご飯を食べているというダーヴィッシュとアルタン、ピラツキ兄弟に合流し、ダーヴィッシュとジョン・ピラツキにはここでバイバイ。明日はアルタンとネイサン・ピラツキを連れて、空港へ見送り担当です。アルタン、終わっちゃって、寂しいよーーー

それにしても今日のWe Banjo 3は、いいコンサートでした。音楽の説明は詳しい先生方に説明を任せておくけど、とにかくナヌークもそうだけど、若い子はしっかりしてるのよ!(おばさん目線)

そして若い子はコンサートの構成が上手いのよね。もちろんプロ意識が高いってのもあるんだけど、なんでだろーっていっつも思うんだけど、彼らはいわゆるビック・プロダクションのロックやポップスの公演にもお客としてよく行ってるに違いなく、コンサートの構成のそれが伝統音楽のそれじゃない。伝統音楽のコンサートって、いろんな意味でユルいところが魅力なんだけど、彼らの公演はそんなユルさやチャーミングさを残しつつも、ホントによく考えられている。今日の公演もあっという間の40分、2セット。全く飽きさせずダレることなく、シャープで展開も良く、ホントによく出来た構成で素晴らしいなぁと思ったのでした。まぁ、もちろんステージに上がる以上、プロなんだから当然なのかもしれないけど、音楽の良さにかまけて構成が上手くないバンドって、伝統音楽系にはホント多いし、ウチにも何組かいるからさぁ(…以下、自粛)。っていうか、Banjo3の子たちは、本当に頭がいいんだよね!   それは今日1日一緒にいて、すごく感じた。

あと楽屋で必死に茨城弁を習得してたのも、本当に偉い。兵庫では「タイガーズ」とか言って超受けたのが嬉しかったらしい!  こちらが提案する前にスタッフ楽屋までわざわざマーティンがやって来て、あれこれ私たちに相談してくる。そんな彼らの努力にホント脱帽。もうこんなに日本語しゃべれてるんだし、もういいじゃん、って思うんだけど、妥協がない。当然、今日もMCのほとんどが日本語でしたよ、彼ら。すごいなー。すごいなー。

そして、今日の公演もホントに最後はお客さん総立ちの大盛り上がりで終了。即売のCDもたくさん売れて本当に良かった! 素晴らしい。

うん、この子たちはビックになるわぁ〜   私には分かるの。いくつもバンド見て来たから。こういう子たち見てるとわかるのよ。頑張る子は絶対に成功するって。努力する子は周りを動かす。こんな素敵な子たち、ファンにならないはずがない。お客さんも、スタッフも。

しかし一方で、彼らホントに若くて可愛いのよね。今日もサウンドチェックを見てたんだけど、エンジニアさんに「みんな自分のモニターにベースいる?」とか聞かれて全員が同時に一斉に首を横に振ったのが、修学旅行生っぽくめっちゃ可愛かった!!(おばさん目線、アゲイン)

We Banjo 3、頑張れよ!! 君たちの未来は明るい。

アルタン、ダービッシュ、ピラツキ兄弟は明日帰国しますが、We Banjo 3を見られる機会はまだまだあります。チェキラ!!!!! 詳しくはプランクトンさんのホームページまで。