領収書は思い出を思い出させてくれる

最近良く作っているハマタイ!
…じゃなくてパッタイ
仕事机で食べてるのが哀しいが…
Twitterで私のグチを読んだ人はご存知だろうが、一昨日まで経理をやっていた。わたしは経理が嫌いなので1年間経理をやらない。普段は領収書の束をカゴに投げていくだけ。月が変わるとカゴの中の領収書などを月ごとの封筒に入れ替える。たまに忘れて2ケ月が一袋になってしまい、後で苦労することになる。

それを年末に現金、何月何日、トイレットペーパー、消耗品、380円とかExcelに打ち込んでいくのだ。(昔はFile Makerにオリジナルのフォーマットを作って、かっこよく作っていたが、最近はExcelで済ましている)なんでこんな仕事をしなくちゃいけないのかホントに頭にくるのだが仕方がない。これを頑張れば、また約350日の経理フリーの日がやってくる。

でも経理で楽しいこともある。領収書やクレジットカードの明細を見ながら、誰が来日した時、何を食べたとか、何をしたとかあれこれ思い出すのだ。それは楽しい作業だ。

…というのを、Twitterでつぶやいたら、結構「いいね」がついたので、調子にのってここにも、ちらっと紹介しておこうと思う。これ、その事があった日に公開しちゃうと問題かもしれないけど、まぁ、時間がたてば時効だよね…ってことで。


領収書その1 10月11日 ゴディバ 2,160円
ポール・ブレイディのコットンクラブさんでの2日にわたる公演。初日が終わってホッとした私たち。すっかりお世話になったコットンクラブのバックステージ担当の女の子2人にポールはなにかお礼のプレゼントしたいと言う。

まったくオレには厳しいくせに、他の女の子にはめっぽう甘い! 私が「CDにサインしてあげたらー」と気のない返事をしたら、ポールはご機嫌ななめだ。しょうがないので私もしばらく考えて「高っかーいチョコレートとかは? ゴディバとかの。小さくて高いやつ」とか言ったらポールはニッコリ。で、そのチョコレート、誰が買いに行くの? はっ、オレか?! 自分で自分の仕事、増やしちまったぜ! 

そんなわけで翌日の出勤前に池袋のデパートの地下へ行きチョコレートを2つ購入。ところが翌日女の子のうち1人は出勤してこなかった。余ったチョコレートは、ポールと2人鴨川土手で寝転びながらわたしが全部1人で食べた。もちろんチョコレート代はポールが払ってくれたが、私は彼にレシートを渡すのを忘れたので、そのレシートがまだここにある。このレシートはゴミ箱行き。

(しかしこのエピソード、ちょっと可愛い。本当にロック・スターとしてかっこつけるのはたいへんなのだ!)


領収書その2 9月14日 タクシー代 870円
フレアークのツアー中、1部のミュージシャンが女の子2人を楽屋に連れてきた。まぁ、ここまではよくあることなのだが、この日は会場からホテルに戻るのにバスではなく、複数のタクシー分乗という手配になっていた。ところが女の子が2人増えて、メンバーの一部が家族を連れて来ていたこともあって、タクシーに全員乗り切れず、タクシーを追加手配しなくてはいけなくなった。

天気がいい日はベランダでご飯。気持ちよし
「この追加タクシー代はとても民音さんには請求できない。あんたたち自分で払いなさい」と私は久々にメンバーに雷を落とした。エリックはもちろん払ってくれたが、私は彼にレシートを渡すのを忘れたので、そのレシートがまだここにある。このレシートはゴミ箱行き。

こういうツアー・ネタは、書こうと思えばいくらでも書ける。っていうか、ツアーってそんなことばっかりです。





さてさてこのブログFacebookTwitterホームページ、そして有料サロン… あれこれやってきたけど、今後その方針を大きく変えていこうかと思っている。それは結構なリスクだとは思うのだが、時代もあれこれ変わったし、Twitterが1万字オッケーになるらしいので、SNSを取り巻くいろんなことが変わっていくのだろう、と考えた。これを機会に私も自分の体勢を変えたいと思う。

近いうちにここで発表するので、ちょっとお待ちください〜。