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2016年5月31日火曜日

映画「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」を観ました


試写で拝見しました。ありがとうございます。「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」(まだ公式ページが出来てないみたいだったので英語ページです)

なるほどー こういう裏方?さんがいたのね。全然知らなかったよ。オランダ人の伝説の銀行マン、フランズ・アフマン。70年代半ばから90年代にかけて、アメリカのインディペンデント映画に深く、ふかぁ〜く係った。彼の存在なくしては実現しなかった映画は、なんと900本以上にのぼる。しかもどれも有名作ばかり。「ダンス・ウィズ・ウルブス」「プラトーン」薔薇の名前」「眺めのいい部屋」「恋人たちの予感」…こうした作品をサポートしたのが、実はオランダ人の銀行マンだったことは、まるで知られていなかった。

いわゆる脚本が出来ると配給から、ソフト化から、なにからすべてを先に回って、人脈をつなぎ、映画を出資というよりか「投資」案件にしてしまう、というビジネスモデルを確立した張本人である。

このテの隠れたヒーロー伝説を知って言えることは、こういう、なんというか、いろんなことは個人のちょっとした動きで大きく歴史が変わってしまうってことだよね。特に巨大マネーを動かすことのできる銀行マンなら、その権力たるや絶大だ。経済なんて単なる血液の流れだけだったりもする。気のきいた人間が1人歯車の中にいれば、驚くほど大きく事は回ってしまうのだ。

時代が彼に味方したのか。まぁ、でも出て来る人たちのファミリー・ネームからイメージさせられるように、いわゆるハリウッドのジューイッシュ・コミュニティに上手く機能したのかも、という見方もできるかも? 私は映画の世界のことはよくわからないけど…。

それにしても銀行員という職業は、お金が大きく幅を利かせている世界において、非常に大きな可能性を秘めている、ということ。そこに文化に理解がある、というだけで、大きく事が羽ばたいてしまう。逆にそこに理解がなければ、可能性のあるものも簡単につぶされる。予算がある、というだけで、事はまるで変わってしまう。

ウチなんか銀行からも、どこからもお金かりないで運営してるけど(っていうか、貸してって言っても誰も貸してくれないだろうし)スポンサーもいないから、いつまでたっても小さい事しかできない。でもそれでいいのだと思う。その方が私の身の丈にあっている。予算があれば何か大きなことが出来たのかもしれないが…まぁ、それはまた別の話。

ずいぶん前に週刊モーニングで連載してた「この女(ひと)に賭けろ」という銀行漫画を思い出した。銀行員の主人公は、おっとりした性格の女性でまったく気負いがないものの、いわゆるキャリア・ウーマンで、自分のビジョンをしっかりと持ち、人脈をつなぎ、男社会の荒波をスイスイ泳ぎ仕事をしなやかにこなして行く…といったストーリー。結構好きで単行本も全部持ってたのに、今はどっかにやってしまった。今また読んだら面白い発見があるかもしれない。(彼女の印象的な発言に「女で損をしたことがありますか?」と聞かれて「生理中、眠くなることかしらねぇ」と答えていた、というのがあって、すごくよく覚えている。私も似たような意見だから!w 私もおめでたい性格で、女だから損をしたと思ったことは一度もない)

話を映画に戻すと、このドキュメンタリーはこの銀行員さんのお嬢さんが、死期に近いお父さんをインタビューして制作したのだという。ハリウッドの大物たちが、次々出て来て、彼を讃える。最後は悪役(?)が登場し、銀行員さんは自分で作ったその「システム」から追われて一線から退くのだが、それでも映画好きの彼は映画の審査員をやったり生涯ずっと映画に係わり続けたのだという。

いろんな人が彼を褒める中、ストレートで容赦ないのが奥様(監督のお母さん)の証言で、なかなかリアルだった。仕事で9ケ月アメリカに行ってしまう夫。仕事上では、まったく家族は蚊帳の外だったのだろう。たまに有名俳優に直接会える以外は。彼の大変な時期を妻の私が支えましたと発言することもなく、妙にドライだった。でも亭主留守でお金が潤沢にあるって、いいよねぇ(笑)

それにしても映画かぁ… そうやって人は夢を見るんだよね。銀行マンという立ち場からしたら、映画に投資するより不動産に投資した方が絶対に成功する率は高いでしょうに。映画の制作費たるや、音楽の比じゃないからなぁ。それこそ不動産を買う以上のお金がかかるわけで、それなのに映画好きの彼らは何故か映画に投資するんだよね。そこが人間の面白いところだと思う。ジョブズの言う「銀行員ではなく詩人に…」だね。

で、この映画、ちょっと調べたらEU FILM DAYSで先行上映されるのね。これは是非チェックしてほしいと思う。詳細はここ。あとこんな本にも銀行員さんのことは紹介されているようだ。



ウォリス・バード来日決定!


去年ものすごい、忘れられないステージを披露してくれたウォリス・バードが再び来日します!

ウォリスは秋にアルバムが出るんですよ。それについては、もうすぐ彼女の公式ページで発表があります。お楽しみに。日本でもリリースがあります。

日程だけとりあえず…

12月8日(木)京都 磔磔
12月10日(土)吉祥寺 Star Pine's Cafe
12月11日(日)吉祥寺 Star Pine's Cafe

詳細は18日ですので、まだちょっと先ですが、今から予定をあけておいてください。

ちなみにTHE MUSIC PLANTでは、今週もう一本、来日の発表があり。なんとこちらは10年ぶりの来日です。楽しみだなぁ〜〜。土曜日0時、金曜日深夜発表。お楽しみに。

古いけど,このライヴ、いいんだよな〜



皆さん、私とマネージャーで入魂選曲したベスト盤はすでにゲットしましたか? もう次が出ちゃいますよ〜、次が。

2016年5月30日月曜日

「羊と鋼の森」を読みました

読んだ…超ベストセラー。あっという間に読めちゃった。全然長いと感じさせない。それにしても久しぶりに読んだよ、フィクション。

最近はずっとノン・フィクションの迫力に圧倒されていたので、「お話し」ってのは、こんなに読むのが楽なもんか、と思って読んだ。これで長編なのか… あっという間に読んじゃったけど。

本屋に行くたびにこれが平積みされているので、気にはなっていた。俄然興味がわいたのは「羊と鋼の森」とは、ピアノのことなのだというのを知ってからだ。

まず職業で悩む人には読んでもらいたいかな。コツコツ行くしかない主人公。こういう初々しい職業意識みたいなものには、心を動かさずにはいられないだろう。これから就職する大学生にも絶対に読んでほしい。「好きなことを仕事にせよ」みたいなことは私も時々書くが、この本は、それをもっと優しく、やんわりと教えてくえるような気がした。本当にいろんなことを考えさせられる。職業とは「手がすっとのびてしまうような道ばたの花」って言ってたのは,誰だったっけか。そういう人間の直感的なものは実はすごく正しい。これが自分の何かだと思ったら、迷わずその路を行ってほしい。それは50歳のおばさんが若い人たちに言えるアドバイスだ。主人公とピアノの出会いも、本当に素敵だ。

とにかくこの本には綺麗な記述が多すぎる。ピアノに出会ってから、主人公は世界の美しいものを発見できるようになる。そこで出て来るおばあちゃんが作ってくれる「ミルク紅茶」の表現とか。あと音楽とは何か…ってのが、あちこちに出て来るんだけど、いろいろ感動させられたね。世界にはちょっとした周波数があって、それが共鳴するときに音楽が降りて来る、みたいな記述とか。(すみません、ちょっとうろ覚え)

あとピアノの調律師という職業に対する、主人公の、グルグルと考え悩む様子も良かった。コンサートホールの調律師と、家庭で弾かれているピアノの調律師の違いとか、調律師とはどうあるべきか(あ、また「べき」とか言っちゃった。この本そんな風には言っていません)とか… それぞれ個性的な調律師が集る事務所の様子とか。

世界的レベルの腕を持ちながら,地元に止まりそこで仕事をするベテラン調律師とか(社長が、それを素晴らしい事だ、と言うのがホントに素敵だった)。とにかく細部をじっくりと味わいたくなるような本だった。

いや、私も50になったから言えるけど、悩みコツコツする人は、いつか必ず自信を手に入れられるよ。だから大丈夫。

しかし綺麗な本だったよなぁ。もう一度読んで、綺麗なところをすべて書き出したいくらいだ。

本当に本は面白い。最近は音楽も素晴らしい作品が多いが、本のパワフルさは本当に最近すごいと思っている。出来る事なら早く仕事を引退して1日中,本を読んですごしていたい、と思うのだった。



PS
ちょっと書き出してみた。

「この仕事に,正しいかどうかという基準はありません。正しいという言葉には気をつけた方がいい」

「ピアノに出会うまで美しいものに気づかずにいた。知らなかった、というのとは少し違う」

(「僕」の人生で一番だめだった日に先輩が「僕」に向って)「きっとここから始るんですよ」

2016年5月29日日曜日

頑張っているように見せるだけで、なぜか他人を傷つける?

SNSって難しいですよね。私はすべてのSNSは基本仕事と思ってやっているから、見ている人からは「お忙しそうですね」「頑張ってますね」とか言われる。そりゃ、そうだ。ここは仕事の宣伝の場だもん。頑張ってるところを見せなくちゃ、やってる意味ないじゃん。自分の事業にマイナスなこと書いて、なんのメリットがあるというのか。とはいえ,時々ブログに弱音を吐いちゃうけど…でも基本的にはいいところ見せなくっちゃ、誰もウチのアーティストを応援してくれないよ。

先日来日した某ミュージシャンなんかも、すごくSNSの運営が上手なのだけど、彼も言っていた。SNSなんて所詮ゲームなんだよ、と。この商売、本来はお客さんが、その音楽を好きかというシンプルな事に尽きるのだ。インターネット上の情報発信やSNSなんて単なる余興にすぎない。が、その余興が、今、おどろくほど世の中をルールしている、というのも事実であろう。ちょっとビックリしてしまうほどに。

確かに1,000人や10,000人集めるようなコンサートであれば話は別だと思うが、ウチがやっているような小さな公演は、SNSやインターネット上の情報が、動員を大きく左右する。SNSやブログをマメに更新していれば、それだけで仕事をしているように見られる。

でもって、最近知ったのだが、世の中には人が頑張っているのを見るだけで、落込む人もいるらしいのだ。何か発言すれば、ましては何か行動すれば、誰かを傷つけずには居られない…というのは自分でも分かっている事実だが「人が頑張っている」のを見るだけで、落込むって、いったいどういう事? であれば、SNSなんて見なけりゃいいのにとも思うんだけど。

確かに人が頑張るのを見るのが好きな人と嫌いな人がいるのは、理解ができる。私はどちらかというと前者だ。頑張っている人を見ると自分も頑張らなくちゃ、と思う。だからなるべく頑張っている人に会うようにもしている。でも多くの人は実は後者だということらしいのだ。そしてどちらかというと、他人が不幸な方が自分は元気が出る、という事らしいのだ。

ますます人が傷つくことを考えていたら、いつまでたっても何も出来やしない、というのを再認識する。何を言っても、どんな行動をしても、必ず誰かが傷つく。私は単に自分が頑張っているのをアピールしているだけ。だってそれが仕事だから。誰もあなたを相手に発信なんかしてなんかいないのに、ネガティブに捕らえる人は何でもネガティブに受け取ってしまう。しかもそれがインターネットというヴァーチャルな空間であるからなおさらに。

「SNSで暗ぁ〜い人が、実際会ってみたら普通の明るい人だ、というのは時々あるパターンだが、その場合は現実の姿の方を疑った方がいい…」というのをどこかで読んだ。本質的なものは、実は実像ではなく、ネット上の方に正しく反映されるらしい。私もそれは確かにそうかもしれない、と思う。つまり人間の本質は、妬み、ひがみ、悪意なのだ、と。それはインターネットのせいじゃない。たまたまインターネットで、人間の本当の姿が明かされただけなのだ。

が、SNSを見ている皆さん、他の人間が何かしているのを見てひがむ必要なんて1つもないですよ。冒頭にも書いたようにSNSなんて全部ゲームなのだ。ブログがほぼ毎日更新されて、SNSが更新されれば、それだけで何か盛り上がっているように見えるでしょう。が、そんな事よりも、ウチのお客さんには是非現実、実態を見てほしい。ウチで作る公演,良かったでしょ。この前のフルックとビル・ジョーンズも良かったでしょ。そこが大事なの。結局THE MUSIC PLANTが持ってる財産なんて本当にそれだけなんですよ。

あとヴェーセンのコンサートは毎回絶対に素晴らしいでしょ? 事実はそれだけ。だからそれを見て、って事なんですよ。



ヴェーセンも来日するTHE MUSIC PLANT20周年公演の詳細はこちら。この素晴らしい音楽を体験しに来てね。

2016年5月27日金曜日

今夜から発売開始〜!



20年か〜 このバンドとは「ルナサ」というバンドが着く前からの付き合いです。最近のルナサはショーンではなくトーラ・カスティがフィドルをやったり、この前の来日もトレヴァー・ハッチンソンではなくジェイソン・サイファーがベースを演奏しましたが(トレヴァーはウォーター・ボーイズのリユニオンツアーで忙しかった)、もちろんウチの20周年ともなれば、現在のルナサのベストメンバーでやってきます。ベースはトレヴァー。フィドルはショーン。ギターは先日もフルックで来日してたエド。フルートとパイプは、毎度のケヴィンとキリアンでお送りしますよ。

今回、ウチの20周年ということで、特別にプランクトンさんからルナサを借りてきました。ルナサは一番最初の来日はウチが段取ったけど、それ以降はプランクトンさんにずっと育ててもらってきた。最初の来日は、ファーストが出て、セカンドが出たころで、あのころは初代マネージャーが辞めたりして結構大変な時期で、プランクトンさんにCAY公演を作ってもらいつつも、HMV渋谷でのインストアと名古屋公演(手打ち。今井さんにお世話になった!)で、なんとか香港で1週間、暇を持て余しているというバンドに来日してもらったのだった。ホテルに泊まるには予算がなくて、今だから言えるけど、トレヴァーの妹のローナさん宅(でも、かなりリッチで素敵なアパートメントだった)にみんなで合宿状態(笑)

プランクトンに作ってもらったCAYがソールドアウトだったから、次の来日からはクアトロで公演が出来るようになった。自分のバンドがクアトロで公演なんて、私はすごく嬉しかった。それ以来、ウチでCDを出してプランクトンさんをサポートし、プランクトンさんが来日公演を作るということをずっと続けて来た。

でも最近はプランクトンさんも忙しく、ケルティック・クリスマスの出待ちの順番の列に並ぶバンドはルナサだけではない。次の正式な来日は、まだちょっと先になりそうなので、今回特別にウチの記念コンサートのためにルナサを借りてきたのです。だからルナサに関しては、この東京公演だけです、今回の来日は。たった2回の演奏のために来日してくれる彼ら。ある意味とても贅沢な企画。

とにかく最初のアルバムのリリースから、ルナサとはずっと一緒に歩いて来た。大変なときも楽しいときも、私はずっとルナサと一緒だった。あれからマネージャーが3名変わり、レコード会社も2社変わり、彼女さん/妻さんも数人入れ替わっているが(笑)、私はずっとバンドと一緒だった。私の20年は彼らとずっと一緒にあった。彼らの日本での成功がMusic Plantをここまで引っ張って来てくれた。

今回、また来日することを2つ返事ですぐオッケーしてくれたバンドに感謝。本当にありがとう。

ルナサが参加する20周年記念コンサートは、11月5日(土)、6日(日)duo MUSIC EXCHANGEにて行われます。詳細はここ。本日24時からバスケットがオープンします。


ENJOY THE GIRL? ん? ま、極度乾燥、着よう!

都内で話題になっているこの広告。よくよくやばいでしょう。日本人のTシャツのへんな英語というのは、来日した外国人たちからよく話題になるのだが、これはホントにやばい。

こんな記事も載っているのだが、変更になる様子は見られない。

Enjoy the girl or what?
Enjoy the Girlという変なキャッチコピーの真意を熟考する。

そして更に恐いのが、Facebookでの企業さんの回答も、なんだか定型文すぎる…

もう変更できないのかしらね。っていうか、印刷物とか作るプロセスで代理店で分かる人がいなかったのかしら…。そんな日本だから、原発も建設されちゃったのかしら。


そういう私は英国ニューカッスル発のブランド「極度乾燥」が大好き。何着も持っている。

お気に入りのTシャツ。


これもいいでしょ。私、66年生まれだし…

細部がいいのよ、細部が。すごくよく出来てる。

これ着て東京歩くと、都内にあふれるへんな英語に対抗している気になる。

ちなみにニューカッスルに住む男性が日本大好きで、こういうブランドを作ったのだそう。Super Dryは、もちろんビールの名前から取ったらしい。(そして多くの英国人がこれは日本のブランドだと思っている)




ダブリンの空港にもあるよ、Super Dry。ちょっと高いから免税で買うのがいい。

ピーター・バラカンさんの「猿はマンキ」に全部同調するわけではないけれど、英語は英語で、基本的にほとんどの人が読める言語だけに、ちょっと考えた方がいい…とは思う。

オリンピックを機会に是非達成してほしいことが…

(1)都内の公の場所での全面禁煙 特に飲食店の内部
(2)へんな英語キャッチの減少 建物の名前とか特に。
(3)一方的な意味のない、ひとりよがりの過剰サービスの減少(意味もなくホテルチェックインすると、まったく宿泊に関係ない何かがもらえる、とか。ひざまづいてオーダー聞くとか、おつりを渡すとき手をさわるとか)
(4)多くの観光スポット、レストランのメニューなどでの英語の表記
(5)多すぎて誰も読まない注意書きの減少
(6)多すぎて誰も聞いてない注意喚起アナウンスの減少

いかがでしょうか?



PS
なんとこの広告、こうなりました。先日わたしも電車で見かけましたわ…

2016年5月26日木曜日

20周年公演、あれこれ追加情報

毎日新聞さんにご掲載いただきました。ありがとうございます。サマソニさんと一緒だよ!
















さて、20周年の公演について、いくつかお客様に質問をもらったりして、それについてはTwitterとかで回答しているんですが、こちらにも念のためご案内していきますね。

(1)土曜日と日曜日の公演は同じ内容ですか?
今のところ同じ内容で考えています。が、ミュージシャンのやることなので、予測できない何かがあるかもしれません。

(2)演奏時間は?
ヴェーセン、ルナサは1時間ずつ。ナヌークは20分ほどで考えています。

(3)着席券はどのくらい枚数がありますか? UPDATED
6月28日現在、こんなレイアウトで考えております(クリックで拡大します)


6月28日現在、5日分は半分くらい、6日は1/3くらい埋まっております。

日程が近づいて、着席希望者が多ければ、多少座席を増やす可能性はありますが、今のところこんな感じです。






(4)年内の公演はこれだけですか? UPDATED
10月15日にロビン・ヒッチコックがあるのと、12月の2週にウォリス・バードが来日します。すでに発表しました。年内の公演は以上です。

以上よろしくお願いいたします。

デザイナー高橋そのみさんのページが出来たよ!


ウチはもう印刷物のデザインは、すべてこの方にお願いしています。高橋そのみさん。ページが出来たので、ご紹介します〜 こちら

コンサートちらしはウチのアーティストたちの音楽と、高橋さんのコラボだよね。いつも本当にありがとうございます。

いつもだいたいテキストと写真の材料と「こんな感じ」ってのをお伝えするだけなんだけど、ほぼ1発で私が気に入るやつが出てくるんだよね…。高橋さん、ホントにすごい。


これなんか文字のレイアウト力がすごすぎるよね… 畔柳ユキさんの写真をすごく生かしている。

なんて上品で素敵なチラシ! 

この縦書きの思い切った使い方も素敵。インテリな感じでしょ? この文字の多さをこれだけすっきり見せているのは、天才だよね…




これも大傑作! ケルト×和!

飲食店経営

飲食店経営について、佐々木俊尚さんの朝キュレ・ツイートで紹介された記事が話題になっていた。すごくよく書けている。是非リンク先の記事を読んでみて。


音楽業界も似たようなもんだけど、飲食店経営も経営者が相当無理して続けてんだろうな、というお店が多い。みんな好きだから無理して起業する。そして多少大変でも続ける。閉店する理由は金銭的なこと。それさえ問題なく続けば、たぶんみんな延々と事業を続けていくのだろう。飲食店経営は表現活動にも似ている。音楽事務所経営も一緒かな。

こんなツイートも…

以前ここでもご紹介したと思うが、アイルランド料理研究家の松井ゆみ子さんのお父様が長く勤務されたメーカーを辞めるときに「受賞経歴もなく、ヒットもなく、無事に退職できました」みたいな内容の案内ハガキをいただき、かっこいいなぁ、と思ったもんです。

事業は何もなく普通に長く、ながーく続けるのがいい。若いときはヒットが出るのがかっこいいのだと思っていた。しかしそのためにはかなりの歪みや無理が要求される。いや、ヒットを否定しているわけではないですよ。今でもヒットがウチにやってきてくれるのであれば、「カモン!」である(笑)でも無理をしてまでヒットを見つければ、その代償は必ずどっかでやってくる。だから何もなく平坦なのがいい。

この意見にもうなずき。

ウチのバンドも一緒だ。ウチのバンドの中には、ちょっと切り口がオモろいバンドもいるから、テレビに出てみれば、みたいなことを言われることが多い。「あのテレビにお宅のあれも出たらヒットするんじゃない?」

うむ。テレビねぇ…もしかしたらテレビ制作者のもとに日参したら、ウチみたいな弱小事務所にもテレビが取れるのかもしれない。でもそこまでして、それをしないのは、テレビを見て飛びつく人たちは、瞬間風速でしかないからだ。ものすごい苦労してテレビに出しても、現場も死ぬほど大変で……結果、テレビに出たとしても、それは瞬間風速でしかなく。テレビをみて自分の生き方選んでる人が、ウチのバンドをたまたまTVで見たとしても、そのあとに彼らが興味を持つのは、テレビで次に紹介されるバンドだからである。そういうのはウチのバンドには必要ないのだ。そういう継続しない興味は。

…なんてね。これはテレビが取れないものの「ひがみ」と思ってもらっても結構(笑)自分のペースで続けて,そして自分の生活と事業が成り立つのが一番。テレビや、媒体や、他の誰かに左右される人生は必要ないんだよ。

あ、これフェス参加にも言えるかも。ちょっとウチの公演が成功すると、すぐ「フジロックだ!」「サマソニに売り込んでみれば」みたいなアドバイスくれる人いるが(笑)フェスで出会ったお客は結局長くは続かない。フェスで話題になって消えてった「フェスだけ盛り上がり1発外タレ」のなんと多いことか。そういう例は巨万とある。やっぱりちゃんとした場所で、90分なりの公演のチケットをしっかり買って見てくれた人に、最高のライブを届けてこそ、お客さんが長くながぁ〜く着いてきてくれるのだ。

あ、でもフェスのプロデューサーの皆さん、ウチのアーティストもどうぞよろしくです!(笑)いらないって言ってるわけじゃありません。自分の筋肉ないのに、飛び道具用意しても結果出せない、ってのを言ってるんです。

…というのはさておき、実際、こういうざっくり言って「クライアントもの」って、向こうから話が来ないといい結果にならないのよ。私がやれることは営業ファイルもって、売り込みに走り回ることよりも、フェスや、文化施設の担当者の目にも止まるような、超おもしろいものを自ら発信し続けることだけだ。

これも考えさせられた。


某企業さんの写真ロケ(in ダブリン)で急遽町中で椅子が必要になったことがあった。メアリーの事務所兼CD店が近かったので、みんなでそこに寄ってロケ用の椅子を急遽借りたのだが… そのとき、同行していた代理店の偉いおじさんが、さっとその場でCDを買ってくれたのだ。CDは10ユーロくらいだったし、ちょっとしたもんだったけど、すごく嬉しかった。別に椅子の1つや2つ、私とあそこの事務所の仲だったら、ぱっと借りることなんてヘでもない。でも、あぁいう気を使ってくえる感覚はホントに大人なら持ってないとダメだな、と感動したもんだ。もう10年も前の話だけど…Oさん、元気でいらっしゃるかなぁ!

飲食店経営も、音楽事務所経営も一緒だよね。すべて目の前のお客さんの期待に値するものを提供し、信頼できるお客さんの信頼を維持する。やるべきことはそれだけだ。武道館や1,000人単位のホールを埋めるってんなら、あれこれ必要だろうが、そうじゃない限り,今の規模がいい。今のままが一番いい。

2016年5月25日水曜日

映画「グランドフィナーレ」を観ました



すでになんでこの映画「グランドフィナーレ」を見に行くことにしたのか、自分でも思い出せないが、渋谷でミーティングの合間に観たので、あまり時間が選べなかったのだろう。文化村ル・シネマの割引デイだということもあった。あと音楽/芸術に関する映画ということで、何か音楽に関するすごい啓示があるかもしれない、というのを期待したのだった。

過去に大ヒット曲を作曲したという成功した老齢のコンダクター/作曲家がのんびりバカンスをすごすスイスのリゾートホテル。毎日楽しいアトラクションが繰り広げられ、優雅な食事も供給される。温泉、スパ、寝そべり湯、そしてスワン型にたたまれたタオル。ゆったり時間が流れるそんな場所にも、いろんな人びとの人生が繰り広げられている。1発屋的なヒットを持つこの作曲家以外にも、いきなり離婚されてショックで泣き叫ぶ自分の娘、新作を練る映画監督、1つの役しか当たらなかった人気俳優、空中浮遊をこころみる(本人は無欲に見えるが…)チベットの僧侶など…

そんな作曲家のもとに「女王陛下」から指揮棒をまたふってもらえるよう御前演奏の依頼が。しかし作曲家は「自分は引退したのだから」と。それを断る。友人のミックは映画監督で、若い奴らを部屋に集めて脚本のアイディアを練っている。が、主演女優に断られ失意のどん底へ。

ちょっと観念的なシーンが多く、話も長いので、ついウトウトとしてしまった。ツアー疲れがまだ起こっているのか。疲れていない時に見に行ったら、もっと余裕で楽しめたかもしれない。素晴らしいとされる音楽も私には仰々しくってよく理解できなかった。でも俳優の、とくにメインのお二人(マイケル・ケインとハーベイ・カイテル)は本当に素晴らしい演技だった。そして本当に映像は美しかったねぇ。1つ1つが本当に美しかった。


2016年5月23日月曜日

名前がなくなるのが文化?

ちょっと前にヒカシューのバンド名のことが、ちょっとした話題になった。こういう事が起こると、考える。文化とはいったい誰のものなのか…と。

先日、松井ゆみ子さんにアイルランド料理の教室をやってもらうことになり、久しぶりにゆっくり話をする機会も持てて、とても楽しかった。そのことを書いちゃおう。滝野川の料理教室のあと、2回にわたる教室の成功を祝って2人で王子のカフェで明るいうちから乾杯した。今,彼女はちょっと面白い本に着手しているのだが、それは今後、話題になるだろうポテンシャルを秘めた素晴らしい本で、その件についてとてもワクワクしてるんだ、とも言っていた。詳しくは本が出るまでは書けないが、そんな風に2つの文化の架け橋になることは、とても素晴らしい。松井さんのすごい努力あってこそ、と思うわけなのだが…

私が、当日料理教室で松井さんがお話ししてた「肉じゃが」は実はヨーロッパのシチューから伝わった、という話、すごく興味深いねぇと話をふると「素敵よねぇ、そんな風に伝わった人の名前が消えちゃうのがいいねぇ」などと松井さんは話しだした。

知っている人は少ないかと思うが、実は肉じゃがは、ここ100年ほどの料理であり、具体的に伝わったエピソードもちゃんと歴史に残されているが、もともとヨーロッパの料理だったんです。でも多くの人はそれを知らない。伝えた人の名前もエピソードも知らない。肉じゃがは日本に、それこそ何百年も前から日本に存在すると多くの人が思っている。

だから自分の本も、伝える内容だけが残り、あとは自分の名前が消えちゃうのが、いいと松井さんは言った。そんなのが憧れだ、と言うのだ。

うーん、松井さん、偉い。そこが松井さんのすごいところだ。私は実はそこまでの境地になかなか達することが出来ない。それじゃ、いったい私の努力はどこに行くの? こんなに頑張った私へのご褒美は? そりゃー、まぁ、儲からない仕事だってのは覚悟してるけど、多少の名誉くらいは欲しいじゃないの。

例えば伝統音楽のミュージシャンはコンサート中のしゃべりが長い。その理由の一つに、その音楽を誰か書いたのか,そして誰がそれを自分に教えてくれたか…などをきちんと紹介し、先人たちに敬意を払わなくては行けないという事があるのだ。長い公演のMCや、ブックレットの曲解説の賛否両論はともかくとして…

マイケル・ジャクソンが亡くなった時、子供たちはニュースで彼の映像をみてムーンウォークの物真似していた。子供たちはマイケルが誰かまったく知らない。そのことをマイケル・ジャクソンは空の上で喜んでいるだろうか。

いつだったか私がヴェーセンの仕事をしているというのをまったく知らない人が「北欧の伝統音楽を仕事にされているんですか? 北欧といえば、私はヴェーセンってバンドが好きで…」なんていきなり私の目の前でヴェーセンの話をされた時は、確かにちょっと嬉しかった。ヴェーセンが私の知らないところに広まってる、と。

文化とはそういうものでならなくてはいけないんだろうなと思う。でも自分がそこまでの境地に達していないのも事実。っていうか、必死で頑張らないと、あっという間に私が紹介した文化も、バンドもすべて忘れ去られてしまいそうだ。だから、何でもいいから、必死に頑張る。それだけだ。

松井ゆみ子センセの料理本はこちら。



PS
ベランダに植えてるタイタンビカス。今年は3年目くらいなんだけど、すごい勢いだ。去年すでに私の背を越えていたけど、今年はすごい事になりそう! 今年の夏は出張もツアーもないから、すごく楽しみ。

今年は既に3本の大きな枝が出て来た。去年は2本だったのに。

そしてまだまだ出て来る。

これは期待!

MEYHANE TABLE - 家メイハネで中東料理パーティ

フルックのツアーから戻って来たら,届いていた!



さっそく作ってみた…












サラーム海上さんの「家メイハネで中東料理パーティ」素敵な本です。皆さんもチェキら! レシピはもちろんだけど中東の話題満載のコラムやエッセイも読み応えたっぷりですよ。デザインも明るくて素敵。

しかし音楽もいいけどさ、料理って文化の大きな部分だよね。もちろんレストランに食べに行くってのもありなんだけど、それを実際に実践することを伝えることが出来る料理本が担う役割が大きい。世界平和はこんなところから。




PS
しかしサラームさんの信者の皆さん、料理が美味い。今、#meyhanetableで、検索するとたくさん料理の写真が出て来るけど、オイラが一番下手くそだ(爆) ま、いいや、謙虚になろう…

2016年5月22日日曜日

…というわけで20周年コンサート


というわけで、20周年コンサートの詳細です。

まぁ、20周年というわけですが、事業を始めて20周年ってことで独立して20年というわけではありません。最初は友達の会社(PR会社)で事業部という形でスタートしました。その時の会社の名前(ランクアップ  Rank Up)の名残りでウチのメインカタログの商品番号はRUCD〜という番号なのです。RUCD001番のリリースはメアリー・ブラックの「ノー・フロンティアーズ」。あれから20年もたったか…

自分の誕生日はおろか、私は事業初めて何年とかで企画やるタイプじゃないんだけど、まぁ、今回いろいろ理由があって、こういうコンサートを作ることになりました。そんな経緯もここにおいおい書いていきます。

何はともあれ3組が出演する公演。是非観に来てください。今からどういう出演順にするかとか、悩んでおります(って、ホントはある程度決めてますけどね)

ただ長いコンサートになっちゃうことは間違いないので、困ったもんなんですが、ヴェーセンとルナサはそれぞれ1時間は演奏させたいし、となるとお客さんがスタンディングだと辛いだろうなというのがあり…。でも会場が狭くて全員着席となるとチケットがものすごく高くなっちゃう。なので、通常はスタンディング、着席するお客さんには追加料金を払っていただく、というなんともユニークな形にすることにしました。

他のフェス形式のライブとか、人がやってる公演とか、あれこれ研究したんだけど、結構中高年向けのライブでもスタンディングで長時間なのに1万円強とか結構あるんで、うーん、そしたらこのくらいが妥当なのか?ってなことも考えました。というか、2大バンド呼んじゃって、ギャラの金額もハンパありません(笑)。ま,この2バンドを育てた(偉そう)私としては、名誉な事だと思っていますけどね。席はduoのパルテノン神殿みたいな柱をよけて、ちゃんとステージが見える場所に椅子を並べて行きます。予定では席は各日150席ずつの予定で設定しております。だから数が少ないかもしれない。

あと入場チケットは普通に買って、お友達と二人で1席着席を買い交代で座るとかありです!   あり! なので、この設定が高い、という方は、ぜひお友達との共同購入も検討してみてください。

そして、もちろんU25やりますからね〜〜   若い方もお待ちしております。ただし若者はスタンディングのみとさせていただきます。

とにかくこの前のFLOOKもそうだけど、渋谷でやると会場費が本当に高いんですよね。かつ週末のライブ会場、各プロモーターの仮押さえ合戦でホントに取れないんだわ。この週末、duoさんが週末で取れたのは奇跡です。

というわけで、チケット代が高くなっちゃって本当にすみません。でも、まぁこういった公演も今後ないと思うので、どうぞこの機会に,皆さんよろしくお願いいたします。たくさんの皆さんのご来場をお待ちしております。

PS
Googleさんに提案されて、携帯端末でこちらを読んでいるお客様への広告の設定を変えてみました。うっとおしいようであれば、お知らせください。

2016年5月20日金曜日

一応、フルックとビル・ジョーンズ総括



このイラストをバンドにくれた方、ありがとう。「なんて書いてあるのか訳してくれ」と言われて,電車の中でバンドに教えてあげました。みんな、すごく喜んでましたよ〜

それにしても… 終わった、終わった! 終わった〜っっ! 遅くなりましたが、Better than neverということで、一応総括しておきます。今回のツアー。

まだ肩は痛いけど、ステージタオルの洗濯は終わったし、まだツアー経理は終了してないが(請求書がまだな業者の方、早くよこしてください。払いませんよ!)とりあえずツアー自体は終わったのでほっとしている。このくらいの規模のツアーは、去年のハラール以来だから自分にとっても久しぶりだった。今年は細かい事業や人のお手伝いはポロポロあるものの、半年に1本大きな企画をまとめるという方針で進めており、自分的にもそれがよかった。やっぱり人間、集中しないとダメだね。小さな事ポロポロやっても、自分の歴史にならないし、誰も覚えててくれないよ。大きな企画ったって他のプロモーターさんから見たら、たいしたサイズじゃないけど、私にしてはこれくらいで充分大きい。だからこれからも出来ればこの方針で行きたい。っていうか、いっそ大きいツアーは年に1度くらいに押さえたいもんだと思ったりしているのである。ふぅー。

フルック、ホントに久しぶりだった。このツアーを決めたとき、正直言うと実は強い意志は私にはなかった。でも「そういやフルック、再結成後まだ来てないな〜」「春の企画なんかやらなきゃな〜」ってな流れで、フルックの来日を決めたのだった。彼らから「また呼んでくれ」と強く言われたわけでも何でもない。でも条件など提示するとすぐセーラからオッケーが出て、そこからはもう何度も一緒にやった仲なので、とってもスムーズに話が進んだ。前々からフィンランド祭(2012年…だったっけな?)が成功したので、何か同じような企画をやってくれと言われていた北区からの希望にも答えることが出来たし。

フルックとのツアーは、なんというかとっても楽しかった。彼らの「ジョージ!」「クリス!」を久々に聞いたし(彼らはなぜか男性メンバーは全員ジョージ、女性メンバーは全員クリスと呼ぶという決まりになっている)、彼らはとにかく「バンド然」としている。そこがむちゃくちゃ楽しい。バンドは多いが、本当に「バンド」であるバンドは少ない。あまり多くは言えないが伝統音楽のバンドの場合、営業先が充分にあるという状況下において、だいたいのバンドが「バンド」ではなく「営業部隊」みたいになっちゃっているのは事実だ。だからメンバーが変わってもロックバンドと違って割となんとかなってしまうという現状がある。そんな中、フルックは、今やウチのバンド連の中で、ヴェーセンと並びメンバーが変わっていない唯一のバンドである。(あ、マーティンとデニスもそうか。でもあれはデュオだからなぁ)

でも、思うんだけど、文化祭のときの学生バンドでもなんでもいいんだけど、「バンド」っていうものを知っている人なら分かると思うんだけど、「バンド」を運営していく大変さたるや、本当にものすごいものなんだ。

フルックは本当に「バンド」だ。個性のあるメンバーが集って、お互い助け合って、頑張る姿に、私はあらためて感動してしまった。実は今回のツアーはいろいろあって最初の方とか結構大変だったのだけど、そんな時も彼らはお互いを思いやり、お互いを助け、バンドとして私に対してとっても気を使ってくれる。大変なときも、楽しいときも、みんなで喜びや大変さを分かち合い、お互いを支え頑張ってきた。そんな彼らの姿に心を打たれないスタッフがいるとしたら、それはウソである。ホントに改めて彼らの姿に感動してしまった。

それにしても演奏めっちゃくちゃよかったよね。ブライアンはやっぱりフルックでの演奏が一番いい。一番彼が自由に暴れられるのがこの場所、ってことなんだろうか。もちろんジョン・ジョーのものすごいバウロンもかっこよかった! サウンドチェックで一番音が決まるのに時間がかかるのがジョン・ジョーのドラムだ。今回は東京公演は2公演とも音響を自分の信頼する小林高治さんにお願いできたのがよかった。エドとのコンビも完璧で、フルートのブレスにあわせて、キメまくるところなんか、もうホントに感動してしまう。そして抜群の安定感の演奏、セーラ。彼女がいるからフルックは成り立っている。全員がとっても個性的で素敵なメンバーたち。あぁ〜、終わっちゃって寂しいよな!(笑)

京都公演が今までの歴代「磔磔」動員記録を塗り替えたのにはびっくりした。実は意外に思われるかもしれないが、今までの磔磔公演で、動員記録が一番よかったのはペッテリ・サリオラだ。思うところは多々あるが、ポール・ブレイディよりも、グレン・ティルブルックよりも、ペッテリは動員が良かった。そしてフルックはさらに良かった。(ただし関西公演はいつも「初関西」が一番動員が良いという傾向にあるので、今後は注意が必要。それはそこでどんなに素晴らしい公演をやったとしてもあまり関係ない…というのが私の見解)ソールドアウトになった北とぴあはもちろん、duo公演も予定より売れたし、ホントにお客さんには感謝だ。そうそうduoでは25歳以下の割引チケットを予約してくれた方もたくさん来てくれてホントに嬉しかった。特に8名の団体さん予約! 嬉しかったよ! そしてちゃんと全員がキャンセルもなく来てくれたのは素晴らしいと思う。日本の若者は偉い。日本の未来は明るいな! 本当にありがとうございました。

ただ、まぁ、あとは何というかもう少しステージはこびを勉強した方がいいよね、フルックは。「少しビック・プロダクションもののコンサートを見に行ってきなさい。誰もベラベラダラダラしゃべってないから」「チーフタンズやカルロス・ヌニェス、最近のところではWe Banjo 3とかのステージを見てきなさい。ステージ運び上手だから」「しゃべるのがケヴィン・クロフォード(ルナサ)みたいに超上手かったとしても、しゃべりは演奏の妨げにしかならないから」とか…言ったんだけどね(笑) わたしは音楽のことには口を出さないが、ステージ運びについてや、コンサートの長さについては結構口を出す。以前ヴェーセンに「頭3曲くらいしゃべんないでやったら恰好いいのに」と言ったら、彼らが本当にそれを実行しているので嬉しく思っている。実際にその方が良いしね。

フルックに関してみれば、自分たちはしゃべりすぎだ、ということは、結構自分たちでも自覚はあるみたいだった。ま、これからだよね、これから。もっとも、あぁいう不器用な感じも彼らの持ち味なんだし、あれはあれでいいのかも。お客さんがそれでも大丈夫と言ってくれるのであれば、私がこれ以上言うことでもないでしょう。もう1度伝えたんで、それでいい。

さてバンドは「ニューアルバムは来年」と言ってましたが……このツアーが決まったころ(約1年半前)も「そのころまでにはニューアルバムが出ている」なんて言ってましたから(笑)話半分に聞いておくとして、とにかくフルックの今後に期待です。ステージで演奏された新曲はホントにどれも素晴らしかったから、本当に楽しみ。

そして…ビル・ジョーンズ! 今回この東京公演は彼女の12年ぶりの復活ステージだったのでした。それについて認識している人がどのくらい会場にいたかはわからないけど、とにかく私はこの世紀の大役をこなして、自分でもめちゃくちゃ誇りに思っている。ビルは15年くらい前にBBCのフォークアワード取って、fROOTSの表紙になったりして話題になっている頃から、いわゆる英国のフォーク業界のエージェントやマネジメントとは一線をかすところで活動してきた。だからこんな復活劇が作れるのは、ビルとちゃんとパーソナルにつきあってきた、世界中でも私だけよ…と心の中でガッツポーズをしたのだった。イギリスのフォーク・マフィアの連中にはこんな芸当はできまい(笑)

アーティストを助けるのが私たちの仕事なんである。実は土曜日の公演のあと某音楽評論家の先生に「ビルはちょっと一本調子じゃないか」とか言われてマジで怒る。この状況下で事情を知った上でそれを言うかね?と正直思った。思っただけではなく、もちろんはっきりその場で反論したけどね。(いや、誤解のないように書いておくと、その評論家さんとはとても仲良しですからね、私)あのビルちゃんの圧倒的な説得力が分からないとは、ちょっとビックリ。彼女のことを声の綺麗な歌手としか評価できないというのは、ちょっと??? あの押さえた表現の歌こそ、英国伝統音楽の神髄。あの圧倒的な存在感が分からないのかなぁ。まぁ、でも過去、中村とうようなんかもケルト音楽まったく分かってなかったからね。(が、とうようさんの場合、ご本人にもその自覚があったらしくマガジンの巻末ディスクレビューはとうようさん担当のワールドミュージックの欄からケルト音楽は除外され、ケルトは松山晋也さんが担当していたのだった。おかげで他のワールドミュージックのレーベルさんみたいに自社のCDが0点をくらうことはウチにはなかった)

とにかくビルの歌たるや、ホントにすごかった。私はもう涙が出るくらい感動しまくってしまった。あれこそ本当の「伝統歌」だ。ビルの復活は、おそらく今回のフルックの再来日以上に英国伝統音楽の歴史において重要なもとして残って行くだろう。私はそこに係れてすごく誇らしく思う。これからビルがニューアルバムを出して、ちゃんと復活していくのか、それは分からない。でも少なくともビル自身は自分の12年ぶりの復活は日本がきっかけだった、と覚えていてくれるだろう。そうやって私は私がここにいたことをミュージシャンに覚えていてもらいたいんだ。そしてあなたのことを応援しているファンの人たちがここにいるんだよ、って覚えていてもらいたい。それがミュージシャンの演奏活動のちょっとした励みになる。ちょっと、だけどね。ちょっと。でもそれが同じ地球に生まれた者どうし、お互い支え合って生きていくって事じゃないかなぁ。ビルちゃんのCDは、ここで売ってます。

PS
フルック来日中の写真などはこちらにたくさん掲載しています〜 コミュニティ会員、月300円から。チケット優先予約もありますよ。

楽しかった時間は二度と帰ってこない。
ご来場くださった皆さん,本当にありがとうございました〜







ウォリスからもうすぐ嬉しいお知らせがある…かも?



ウォリス・バードから、もうすぐ嬉しいお知らせがある…のかも? メールマガジンに登録せよ、とのオフィシャルホームページからの指令が。わたしも登録しました!

なんだろ…何があるんだろう…(もちろん知っているが言わない/笑)

広がる思いやりの輪

いや〜楽しかったですよね、北とぴあケルト祭。14階スカイホールでの写真が何点かあるので、ご紹介。



松井ゆみ子さん、アイルランドの食に関するレクチャー

こちらは富山さん、山本さんの飲み物に関するレクチャー
ウィスキーの試飲付き!




そして、なんと素敵な事に、今回この14階のケルト市場のご協力くださった皆さんから売り上げの一部をフルックの熊本チャリティに、と言って寄附がありました。確かにこういうところでの販売は通常主催者がパーセンテージを持っていくものなのです。でも今回お客さんが集るか分からない中、業者の方にわざわざ時間を作って来てくださるということもあって、こちらから無理をいってお願いしている手前、何も徴収しないでおりました。でも皆さんがフルックの熊本公演の事を知り「普通こういうイベントって手数料取られるし」とか「思ったより売れたし」と言って自主的に寄附してくださった。こういうのって、私がこちらからお願いするよりずっと意味が重い。

あ、あと、本人は絶対に言わないのでわたしがバラしちゃうと、松井ゆみ子さんからは料理教室(北区文化センター)でのギャランティをそのまま戻されました(笑) 松井さんのギャラはウチの協賛金と一緒に山口洋さんの熊本公演へお送りしました。山口さん、ゆみ子とヨーコの夢を載せて、思いっきり歌ってきてください!! そして他の皆さんからの寄附はウチの寄附と一緒に熊本の大学へとお送りします。

これも会場でたくさんお買い物してくださった皆さんのおかげです。ありがとうございました。

2016年5月18日水曜日

最後の小諸公演、大成功。おつかれ様でした。ホントによく続いた!

フルックすでに帰国しましたが、すみません、このレポートを今,書いています。ご存知のとおり最後の日は小諸公演でした。

小諸公演は何度かここでもご紹介しているように、またもや陶芸家、岡本一道さんが主催してくれました。この企画をはじめたとき10回は絶対に続けようと2人で誓ったんです。岡本さんは陶芸家で、この企画を手がけるまではコンサートの企画を手がけたことはなかったのですが、ウチのホームページにメールをくれて、是非コンサートを小諸でも企画したいということをお話しいただきました。それが2005年くらいの話。

いざ場所を探し始めてみると、コンサートホール的な場所は難しかったのですが、小諸の高原美術館の学芸員の方がこの企画に理解をしめしてくださり、この素晴らしい、本当にスペシャルな場所での演奏が可能になりました。私も場所を下見しに行って、このドーム型の建物の不思議な音の響きに感動したものです。

正直、岡本さんの企画力は未知数でしたが、私が人を見る目があるのと(笑)、自営業者だったというのは大きいですね。自分をマネジメント出来る人は、コンサートもマネジメントできます。あと当時すでにヴェーセンとは3回ほど来日ツアーを成功させており人間関係も充分に出来ていたので「1回くらい地方都市で動員に失敗しても大丈夫だろ…」という事もありました。今だから言えることですが(笑)。

アーティストに自分の町へ来てくれ、コンサートを自分の町でも企画してくれ… そういう事を簡単に言う人はいくらでもいますが、「何人集めるから」と責任を負って具体的にオファーしてくれる人は滅多にいません。

ファンの人にそんなことを期待すること自体が無謀なんでしょうか? でもこんなにいろんなことが個人でも出来る時代になった今、実現できない事じゃないんですよね。現に岡本さんは、それを10回成功させたわけです。

しかし毎年11月のこのイベントの予算だけでアーティストを来日させるのは不可能で、そうなると、ウチも毎年それなりの企画を1年〜18ケ月前から企画しないといけないのが、とにかくキツい! とはいえ、週末東京で公演をして、そのあと月曜日に小諸公演…というのは、ツアーとしても作りやすかったので、ホントに助かりました。そして今回、最初の目標である10回目を無事終えたので、いったんここで岡本さんも私もこの企画を休憩することにしたのです。

それにしても、地方のこういうイベントって、オーガナイザーがプロだったとしても、すぐ終わっちゃうことが多いのよね。1回目はだいたい誰でも成功するんですよ。1回やることは、ある意味非常に簡単です。でも2回目,3回目を続けて行くことは本当に難しい。それが10回も続いた。

よく「なぜ小諸でコンサートが出来るんですか?」とか、「なぜ北区でケルトなんですか」とか聞かれますけど、そういう人は分からないんだよね。歴史は個人が作るんです。

それにしても、ホントによく続いたと思います。岡本さん、チケットを買ってくれた小諸の皆さん、本当にありがとうございました。これからは東京の公演に是非来てください。新幹線で佐久平から1時間ほど。新宿への安いバスもあります。小諸は近いです。

このおそば屋さんも定例でしたが、これで最後! 
いつも美味しいお蕎麦をありがとうございました。

2016年5月17日火曜日

アンディ・マッキー@コットンクラブ 明日も公演ありますよ



いや〜良かった!

最初はなんだか低音のバランスがイマイチだったけど、みるみるうちに良くなって、最後はほんの小さな吐息みたいな音色も拾っていった。なんというか繊細で叙情的なギターでした。

ペッテリ・サリオラと同じマイケル・ヘッジスのDNAを受け継ぐ人。ペッテリがテク系の頂点だとしたら、アンディは繊細/叙情系…。そしてなんといっても楽曲がいい。

セットの最後に普段より低音キーで演奏した「ライリーン」が素晴らしかった。お友達の娘(病気でなくなった?)のために書いた曲なんだって。


有名なこれももちろんやったよ! すごい演奏だった。


ライヴCDが出るそうですが、私が好きなのはこれです。ここから結構やってたなぁ。


明日もコンサートがあるので、今、ツアー終わりで倒れそうなくらい眠いけど、とにかく告知! 皆さん、ぜひ駆けつけてください。公演の詳細はこちら

2016年5月15日日曜日

北とぴあケルト祭、楽しかった!




ふう〜っ!   疲れた!!!!!   またあとでゆっくり報告しますが、とにかく無事終わって良かった。明日は4時起きなので、もう消えます。

2016年5月14日土曜日

渋谷公演、大成功! フルックはもちろん最高。ビルの世紀の復活に涙。

知らない人は知らないだろうけど、今日12年ぶりのステージだったビル。写真はビルのノート。

涙がちょちょぎれました。

フルックはもちろん最高でしたよ。


しかし今日は本当にPAの小林さんに感謝。偉い先生なのに楽器出しからセットチェンジまで…すみません。ステージスタッフがいなかったので巨匠には超迷惑かけました。11月はちゃんとスタッフも補強します!

疲れた〜。明日はメンバーはいいけど、私は7時起きなので、もう消えます!  死ぬぅ…
明日の北とぴあ、若干当日券出せるかも?

THE MUSIC PLANT20周年コンサート 出演アーティスト発表!




と、いうわけで、皆さん,お楽しみに!
詳細は来週発表しますよ〜

ありがとう熊本!





ブルーシートがあちこちに…


本日、崇城大学さんの教養講座で演奏させていただきました。
皆さんに温かく迎えていただき本当に感謝です。音楽が届けられて本当に良かった。

で、すでに東京に戻ってきました!   明日の公演当日券ありますよ。ビルちゃんも無事到着してますよ〜

2016年5月13日金曜日

北とぴあの日のカフェメニュー、あれこれ

テイトーくん!!

松井ゆみ子先生のディングルパイ。


もちろん今、アイルランドで一番いけてるメニューのクリスプスサンド!


お楽しみにー!   北とぴあの公演チケット、実は5枚ほど持っててDuoで売ろうと思ってます〜

京都!! 終わった! 大成功!

すごいぞ、フルック…ウチの公演 at 磔磔での動員記録を塗り替えた。盛り上がりました! 明日は熊本の学校で公演をやります。

2016年5月11日水曜日

2016年5月9日月曜日

探検を知るための図書12選

国際基督教大学高校さんの図書室で、「探検を知るための図書12選」というのをやらせてもらえることになりました。

図書レコメンカード、いいでしょう! 私、こういうのよくやってたのよ〜 CD売ってた頃。

ますます自分の北極ブームは続く…皆さん、ナヌークをよろしくお願いいたします。







良かったら皆さんも読んでくださいね。