自分らしく生きるべし…とは言うけれど

自分らしく生きるって、実はとっても難しいのね…というのをつくづく感じる。ミュージシャンが政治的発言をすることがどうとか、FUJI ROCKがどうとか、数日前からネットが賑わっているらしいのだが、これって別に音楽や表現者に限らず、他の誰においても一緒だよなぁ、と思う。

ロックそのものの成り立ちとか、何がロックかということを考えることも大事だけど、音楽はそもそも表現活動なんですから!(そこに収入がある、というのはあくまで付加価値ですから!)

誰もが自分の生き方とかに置き換えて考えてみては? 自分らしくしていたら離れて行く友達とかもいる…という問題は、地球上の誰でもかかえているわけで…

私みたいに、分かってくれる人だけで結構、ウソの取り繕った愛はいらないわ!…とか言っていると婚期を逃すわけだが、では果たして自分じゃない生き方して、いったい何の意味があるというのだろう。

…ってな具合に誰に媚びることなく、生きて行けるってすごいことだってのも分かっている。数は少なくてもいいから自分のことを心から分かってくれる人がいえればいい、って言い切っちゃえるのは有り難いことだ。数は少ないけど、わかってくれるお客さんのサポートを得て、私はなんとか生きていけている。分からない人に分かってもらおうとは思わない。まぁ、分かってもらえるよう、努力するのも大事なんだろうが、それにも限度がある。

その反面、だからこそ、だからこそ自分の発言や自分らしさを担保するために、生活はしっかりしないといけないな…とも思ったりする。

抱えているスタッフや家族が多い人は我慢してやらなくちゃいけないこともあるでしょう。その気持ちは良く分かる。でもスタッフも家族は、きっとあなたがあなたらしく生きることを応援してくれているよ。そんなあなただから付いて行くんだよ。

今日も頑張って行きましょう!

 本日のワンコ。意識高い系でお願いしまーす



PS 
しかしつくづく人間は共感が必要な生き物だ。加えてそれが生活費に結びついちゃうのが、表現活動を生業にしている芸術家たちであるわけなのだが。

PPS
今朝はこんなのを聞いていた。いつも自分らしいロビン。Robyn is Robyn as he has always been… ロビン、いつだったか「人間性は機能しない Humanity does not work.」って言ってたなぁ。来日情報はこちらですよ。ギリアン・ウェルチらと作った名作より。