英国の国民投票、投票結果に思う

なんでこんなに落込むんだろう…と自分でもあきれるのだが、やはりいまの自分の気持ちをまとめておこう。

今回の英国のリファレンダムについて、自分の周りに離脱に賛成する人は見事に1人もいなかった(と思ったら日本人で1人だけいた。その人の名前は言わないでおく)。が、結果は離脱。まだまだ英国の友人たちのfacebookのウォールは荒れている。




ピーターさんがこんな発言をしていた。


そして

ただし、僕は、国民投票そのものには賛成です」「民主主義をうたうのであれば、大事なことに関しては国民の意見をきちんと聞くために、国民投票は不可欠です」

というのにもまったく同感。

よく考えたら日本であれ海外であれ選挙で自分の応援する側が勝ったことなんて一度もないのであった。あ、アイルランドの同性結婚のリファレンダムと、先の大統領選があったか。あれは良かった。でもホント、スコットランドの独立リファレンダムの敗北の時だって、こんなに落込まなかった。

私は英国に対して過剰な期待をしすぎたのかもしれない。妙に信じてた部分があるのかもしれない。まさか「離脱」になるとは思わなかった。接戦になるだろうことは分かってはいたが、接戦の上で「残留」になるだろうと信じていた。選挙はいつでも田舎者と年寄りが強い。それは日本だって一緒だ。

でも感情のまま書いてしまえるのであれば、というか書いてしまうが、もうなんか大勢で国を運営すること自体、ダメなんだよ、と思う。民主主義にはもう人間は扱えない。人間にも民主主義は扱えない。もう無理だ。

…ってなわけで、だから辺境なんですよ。もちろん私みたいに身体能力が低く、人間としてのステージが低い人間が、辺境なんかで1人で生きていけるわけがない。私はあくまで都市の弱っちい人間です。イヌイットみたいに狩りも出来ないし犬ぞりも扱えない。生きて行く能力もない。でもそんな地に対する憧れはつきない。風の音を聴きながら,その日一日を生き残ることだけに集中していたい…と思うのよ。

ってなわけで、辺境の歌コンサート。11/3 文化の日の夕方4時開演公演。良かったらいらしてくださいね。チケット発売は今週の土曜日。このページのリンクが今夜開きます。



アーツカウンシルさんのHPにも掲載されたよ!