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2016年2月29日月曜日

イベントの極意教えます!


e-plusさんがこんな記事を載せていた。すごい。最近では素人の人がたくさんイベントを打つので、こういう投稿が役にたつんだろうな、と思う。e-plus、グッジョブ!

そこではイベントの企画はこうやって進めるんだ、と説明されている。

(1)コンセプトを決める → 企画書を作る
(2)並行して会場(ライブハウス)をおさえる
(3)アーティストのブッキングを始める
(4)チケット料金など詳細を決める。フライヤーをデザイン
(5)告知解禁。ひたすらプロモ
(6)当日に向けて打ち合わせ
(7)本番当日を迎える

ちょっちょっちょっ、ちょっと待って! 音楽イベントだけに関してはこれ、絶対に違うだろ!と思うのは、イベンターさんは(多くの場合、それは出演する本人かもしれない)、この音楽を多くの人に届けたいと思ってイベントを企画するのだよ。イベントをやりたいからイベントをやるわけではないのだよ、という重大ポイント。

だから順番的には(3)が(1)になるはずでねぇの?と思う。まずはアーティストと相談して日程を決める。

そして(1)に戻って、そのアーティストさんと一緒に「どんなコンサートにしたいか」ということでイメージを固める。これが順番でしょ。

そして、ここではイベントの社会的意義…またの名をコンセプトという…も語られることであろう。ここがユルいと、イベントは多くの人の共感を得ることが出来ない。

そして(2)に戻るのだ。イベントのイメージにあう小屋を押さえる、と。同じ2,000人の集客でも、それをオーチャードでやるのか、新木場のスタジオコーストでやるかでは大きく違う。トッパンホールでやるか、DUOでやるかでは全然違う。

コンサートを作るのであるならば、一番最初は音楽が動機であってほしい。学校のサークルじゃないんだから(おそらくこの人は学校のサークルイベントを想定して書いているんだろう)。この音楽を誰かに届けたい、そういう必死な気持ちを思ってコンサートを企画する。すべての音楽イベントがそうであってほしいと思う。

先日友人のプロモーターに誘われて某ライブハウスに行ったら、最低は200名以上いれないと形にならない小屋で(もちろん200名くらい集客しないと、借りるお金すら出ない)、なんと10名くらいのお客を前に新人のショーケースをやってた。これはいったいどういうビジネスモデルなんだ? そりゃあ新人ちゃんたちにとっては、ある程度名前の知れた小屋で演奏するのは、良い経験となることだろう。

が、それなら、このイベントを主催している誰かが責任を持ってお客を充分に集めるべきではないかと思う。あんな広い場所で、たった10人。あれでは非常につらい。そうやって、言葉は悪いがアーティストを騙し、お客を騙し、悪徳不動産屋みたいなことやってたら、ライブハウスは、そのうち全音楽ファンから総スカンをくらうんじゃないの? これって文化事業じゃないの?

…と言いたいところなんだが、お客はアーティストが見たければ来ちゃうから、やっぱりダメなんだろうな、と思ったりもした。

さーて、うだうだ言ってないで、集中して仕事しよ。

フィンランドの名窯アラビアのデザイナー「ヘルヤの花束展」

なんて美しい世界。猫の言葉社さんから素敵な案内がとどきました。

フィンランドのアラビアなどのデザインを手がけているヘルヤ・リウッコ=スンドストロムさんのお花関連の作品を集めた「ヘルヤの花束展」

世田谷区成城の緑陰館ギャラリーA館で、3月31日から4月6日まで。10時〜19時(最終日は17時まで)

詳細やチラシのクリアな画像はこちらですよ。これは絶対に行かなくちゃ。販売もあるみたい。私でも買えるものがあるかしら。とかいって、今、中古市場の値段をみたけど…中古でも無理かも…でも見に行くだけでも行こうっと!(笑)

こんな感じの作品みたいですね(Google 画像検索)





ヘルヤさんの作品が絵本になった。猫の言葉社さんから3冊好評発売中!



2016年2月28日日曜日

ファーザー・ジャックが死んじゃったよ…Father Tedの名優さん、77歳でした

ファーザー・ジャックが死んじゃった! 大ショック。というか、ジャックを演じていた俳優さんのフランク・ケリーですが、享年77歳。50年以上つれそった奥様、7人の子供たち、17人の孫たちに囲まれての、安らかな死だったそうです。こちらが記事

ファーザー・ジャックは、アイルランドの名作シチュエーション・コメディの名作「ファーザー・テッド」のメイン・キャラクターの1人。もともとは偉い牧師さんだったのに、女性関係でスキャンダルを起こし、クラギー島に島流しになっているジャック。アルコール中毒で、アルコールが入ったものなら洗剤でも飲んでしまう。言葉も「酒! 女! フェック」しか言わない。そしていつもひどく汚れており、ジャックが座っているソファや、壁など、そのエリアもひどく汚れている。女好きなのに修道女をひどく恐れている。

「修道女だ、戻せ,戻せ!!!」



そしてLeap year(うるう年)には、正常に戻る。ただし一瞬だけど…



ファーザー・テッドについては、私はこんなブログもやっているので、ぜひのぞいてみて。

せっかくだから、その他、私の大好きなファーザー・ジャック名作選。

偉いお坊さんたちがやってくるということで、急遽ファーザー・ジャックに普段とは別の言葉「これは普遍的な問題だ」「イエス」の2つをを教えようとするテッド。いや〜、テッドもいいけど、これはフランク・ケリーの勝利だよね。ホント素晴らしい。



アメリカで仕事を得たテッド。クラギー島のみんなは自分たちも付いていけることを信じて疑わない。2分すぎからのみんなの演技が素晴らしい。「一緒に連れて行ってくれるんでしょ?」と聞くドゥーグルはまるで子犬のよう。大興奮のミセス・ドイルは少女のよう。ファーザー・ジャックはというと…素敵な紳士! でも、こっちが普段のフランク・ケリーなんだよね! そしてとっても素敵な歌声を披露。いや〜、名場面です。



このコメディで私はホントにいろんなんことを学ばせてもらった。言葉やユーモアのセンス、表現の仕方を学んだのはもちろん、このコメディの詳細や小さなエピソードをたくさん知っているというだけで、アイルランド人だったらすぐに誰とでも仲良しになれた。ホントにありがとう、ファーザー・ジャック。

ところでアイルランドのツアーガイド、ナオコさんのブログによると、テッドの撮影で使われた牧師館では、こんなサービスを今やっているらしい。行ってみたい! Father Tedの家でお茶を

それにしてもフランク・ケリーさん、ご冥福をお祈りいただします。ありがとう。たくさん、笑わせてもらった。

ティモ・アラコティラ、東京マラソンを完走! しかも4時間切り! すごい!

いや〜、疲れました! 今日は東京マラソンに参加するティモをの応援に都内を縦断してきました。普段はこういう人ごみとか、自分に関係ないイベントにはめっぽう興味がない私ですが、ティモが走るということなら仕方ありません。

結論から言うと、全然ダメダメでした… 私たち。朝からティモの友人でもあるH井さんにもお付き合いいただき、一緒に追いかけたのですが、ランナーの移動情報を追いかけられるアプリを立ち上げ(比較的空いているという情報の)浅草橋で待ち合わせしたものの、ティモの走っている姿を確認する事は出来ず…

コースはこんな感じ。浅草橋は、浅草の雷門へ行く方向/そして再び同じ道を戻る方向と2回チャンスがあります。H井さんと目を皿のようにしてティモを探したのですが、見つからず… うーん!!

そのあとはゴールのお台場へ向う予定だったんですが、諦めきれない私たちは東銀座で途中下車し…

が、ここでもタイミングがあわず、ティモがみつからない! っていうか、地下鉄の上にでたら、コースは私たちがいる側と反対側(オーマイガっっ!)

が、アプリを見ると、着々と進むティモ。だいたい4時間半くらいで完走…とか本人は言ってましたが、なんのなんの。これは4時間切るか? そして長く続くランナーの列なんですが、特にティモがいるであろうそのあたりは4時間切りを目指す多くのランナーの集団で激混みなのです。

いずれにしても東銀座からビックサイトへ。ティモが到着したのとほぼ同時に、お台場に到着した私たち。やった!急がなくちゃとファミリーミーティングポイントに向うも… ここからが異様に長かった! っていうか、私たち、こういうビックイベントに慣れてなさすぎ! 甘く見過ぎ!(笑)延々と続く迂回路。ビックサイトのビルはすぐそこに見えているのに、まったくたどりつけない。ひたすら延々と歩かされる。人を歩かせることを何とも思ってない主催者。いや、こういうのはロックフェスでも一緒か。何万人というイベントだからしょうがないのか…そして、やっと待ち合わせの場所に到着。が、ここでも無情のセキュリティ・チェックにとどめをさされる。ひぇーっっ。この時点でティモがゴールインしてからほぼ40分後くらい。約束の15番エリアに、ティモの姿はなく、ティモはすでに送迎バスでホテルに戻った様子。(私たちがいなかったら、とっとと行ってね、と伝えてあったから良かった)

というわけで、私たちも…またまた延々と…普段の3倍くらいの距離を歩かされながら国際展示場の駅からゆりかもめでティモが泊まっているホテルへ移動。ふぅー ホテルに到着して、やっとティモと出会えたのでした。良かった、元気そう! でも走っているところ見たかったよ! でも、まさにH井さんの言うとおり、公演前なので無事に事故もなくゴールインしただけでも素晴らしいよ。ホントにおつかれ様。そしてティモのタイムは4時間を切る3:58だったのでした。

でもティモいわく、開始時にも登録時にも3分くらいまたされたので、それより短いはず、とのこと。ちなみにティモの最高記録は3時間20分だそうです。は、早っ!! でも世界記録なんて2時間5分らしいんですよ。2時間ですよ、2時間。40kmを2時間。いったいどういう身体能力なんだ!!!? すごすぎるよ!! 探検家なみにすごい!!

どうやらコスプレとかは禁止しているらしいのだけど、それなりにコスプレしている人も結構多く、H井さん曰くサラリーマン風のスーツ着て、新聞持って走ってる人がいたそうです。すごい。見たかった。他にも「ドナーにご協力ください」というタスキをした人も見かけたよ。しまった、ティモにも「ティモ・アラコティラです、コンサートに来てください」ってタスキ、作ってあげれば良かった!!? それか攻めて「鍵盤たすき」とかね… 
というわけで、応援についてはダメダメな私たちですが、いくつか学びました。

応援のポイントとしては:

(1)ランナーには目立つ恰好をしてもらう。せめて何色を聞いているかぐらいは事前に聞いておくべき 

(2)何時にどのへんか、もっと詳細に情報を精査しておくべき 

(3)応援のための電車移動プランも、プランA、B、Cくらいまで考えておくべき。よくシミュレートしておくべき

(3)ゴールのビックサイトにはゴールの1時間前には到着していくべき

それにしても、こういうビックイベントに不慣れな私たちが何を言えるでしょう(笑) でも、またこんな応援するときは思い出せるように、ここにメモって置きました。

何はともあれ「応援に来てくれてありがとう!」ということで、ティモがお寿司のランチを食べるのに付き合い、ご馳走してもらっちゃいました。

ティモ・アラコティラの公演は3月2日(水)19時より。ご来場される予定の方は、当日券もありますが、予約をお薦めします。詳細はこちら。

それにしてもティモ、完走おめでとう! 私も明日は走ろうかな。

そしてお寿司の4時間後には再びお腹がすいてこれを食べて帰宅。王子に出来た「いきなりステーキ」うれしすぎる。入魂の300g。読んでいる探検小説がものすごくて、息をのむ。


2016年2月27日土曜日

RCサクセションの「カバーズ」なぜ発売禁止になったのか

昨日発表になったこの記事、今日、かなり話題になっていましたね…




でも私は驚かない。なぜかというと…
















私が石坂さんの立ち場だったら(うわ…なんつー飛躍。まったく畏れなしなオレ)、机ひっくり返してでもリリースして、親会社から怒られ、アーティストとともに会社クビになって、終わっていたでしょう。そんな行動を「かっこよかったぜ、オレ」と信じながら。

そして今日もこの方に締めていただきましょう。やっぱりゴリラは何でもお見落としだと言うことが分かります。この知性にあふれる表情をみろ…



はい、そうしてください。ローラ、今日もおつかれさま! 私もバカなこと言ってないで、仕事します。忙しいよ!!

PS
すみません、あとひと言だけ。偉くなるには「清濁合わせ呑む」ってのも必要だというのは理解できるんだけど、この仕事は夢を売る仕事なんで、偉い人には、もう少し夢のある話し方をして欲しかったかも。例えば「ホントにあの時は清志郎と泣きました。2人でしょんべん横丁で朝まで話し合って…」とか言ってほしかったかも…。はっっ… 私ったら、業界の大先輩になんてことをっっ! それとも記事を書いた人が石坂さんの口調をワザとこういう風にしている? 

ティモ・アラコティラ、無事来日しました。明日は東京マラソンに参加します〜


ティモ・アラコティラ無事に到着しました。今朝の成田空港。

なお来日アーティストの写真の多くは、THE MUSIC PLANT広場の方に、公開しております。

今回は半分プライベートの来日なので、私も仕事じゃございません(笑) それでも早朝から成田空港に迎えに行ったら、ティモがパスタをご馳走してくれました。


CD持って来てますよ〜〜! あとJPPの名盤「Skywire」もあるそうです。あれは比較的手にはいりにくいけど、世紀の超名盤だから、皆さん絶対に買った方がいい。

コンサートは3月2日(水)19:00から南青山マンダラにて。現在、当日精算受け付け中。当日券もありますので、気楽にいらしてください。












で、今日はティモのマラソンのレジストレーションも手伝ったのだけど(今回、ティモは東京マラソンに参加するのがメイン)、いや〜、すごいマラソン巨大ビジネスにくらくらしたよ。

ビジネスって、こうやってまわってるんですね。行ってみて分かりました。よく私が1人で走っている荒川土手のコースも無駄に高いお金出して走っている人がいるけどさ…。

レジストレーションも、単なるレジストレーションに止まらず…。どうして単なるレジストレーションが滞在しているお台場のホテルでちゃっちゃと出来ないもんかと思ったのだが、行ってみて分かった。巨大展示場には、協賛起業やスポーツメーカーの商品販売など、すごいビジネスが展開されており、登録場からの出口導線は、そこを通過しないと外に出られない図式になっている。登録なんて10分もかからなかったのに、外に出るには20分以上かかった! やっと出られた時は、2人ともぐったり…

人を集めること=ビジネスという、この図式。それこそ「北とぴあケルト祭」とか、「浅草ヴァサラット」とか、それ以外の学校イベントとか、コンサートだけじゃない複雑なイベントをプロデュースするたびに、「くそっっ、これ広告代理店なら300万は間違いなく取ってるぜ!」と思うのだが、まさにそういうイベントだよね。いやいや、300万だったら可愛いけど。お金の規模がデカすぎてクラクラする。昨日までやってた、ヘヴィメタさんのツアーだって、人が多くてクラクラしたのに、それの比じゃない!?

でもそうやって経済をまわせ!!ってこと? でも参加者からもたいそうな参加費取ってんだよね…? これ。

まぁ、いいや。とにかく自分が好きなことを仕事にしている間は,儲からないという切ない世の中の仕組みを再確認する自分。それでも、こっちは幸せだからいいか(笑)
人はそれをバカと呼ぶわけだ…(ますます高笑)何度でも言おう、「その通りだ」と。

何はともあれ、ティモが来たんだから良しとしなくっちゃ。ティモ、いらっしゃ〜い。明日は私も沿道で応援します。人ごみ嫌いだけど、しょうがないわ。ティモいわく、フィンランドにもマラソン大会あるんだって。そっちを私が走れば,ウチのバンドの連中がみんな面白がるのかしら。ちなみにティモは、今までマラソンには2回参加して、2回とも完走したんだそうです。フィンランド国内と、あとはストックホルム・マラソンだって。目標タイムは4時間半。さーて、どうなることやら。

「音遊人」に無印良品BGM+、シーリスをご紹介いただきました〜


無印良品のBGMシリーズ、そしてBGM+のシリーズと登場のスコットランドのハープデュオ、シーリス。

YAMAHAの「音遊人」さんに掲載いただきました。ありがとうございます。記事は私が書いています。

商品は無印良品さんの大きなお店他、こちらで購入いただけます。

スコットランドの音楽をレコーディングしたBGM7 → ここ

BGM+シリーズでシーリスのCD → こちら

では,皆さんよい週末を!

あ、音楽はっておきましょうね。これは違うアルバムからだけど…

2016年2月26日金曜日

ティモ・アラコティラ、ニューアルバム完成! 明日来日です〜

ヘヴィメタさんのお手伝いが終わって、感慨深い。普段と違う世界は楽しかった。あ〜んなにサウンドチェック長いんだ…とか(笑)

普段,ウチのミュージシャンのサウンドチェックは30分。そしてどんなに長くても90分くらいしかかからない。普段会場に到着しても会場の正面以外の出入り口とか確認する必要すらなかったのに、今回のツアーでは(といっても2ケ所だが)裏口、隠れ口にすっかり詳しくなってしまった。今度ウチのアーティストの来日時にも使ってみようかな、裏口。そこに誰も待っていてくれなくても!(と、言ったら、後輩に「野崎さん,そんな寂しいこと言わないでください〜っ」と言われた)

それにしてもヘヴィメタの皆さん、みんな素敵でした。ドラムの彼がラップランド出身で、ホントに素朴な性格で大好きだったんだけど、ヴォーカルの方も何をしてあげても本当に丁寧にお礼を言ってくれる方でホントに感激。素敵だわぁ。あぁいう、ミュージシャンはホント素敵よねぇ…ちょっとうっとり。それなのにステージで演奏するとみんな嵐のようなんだから、すごいわ。あぁいうお仕事は、いったいお幾つくらいになるまで可能なのかしら。今朝はメンバーを5:30にホテルで見送り、私はそのまま御堂筋線にのって新大阪へ。新幹線に飛び乗って8:30には東京駅に到着。うどんを食べて、オフィスに戻ってきて仕事してます。さーて、頑張らないと。明日からまた別アーティストが来日します!

tällaista postista tänään!
Posted by Timo Alakotila on 2016年2月22日



ウチでは「天使系」って呼んでるんだけど、ホントに音楽の天使みたいな人です。ホントに全然違う次元に生きている人。そして静かな静かな音楽です。

ニューアルバムが完成したので、日本に持ってきますよ…というわけでこの写真(笑)。愛想笑いしないんだ、ティモ。そしていつも静かにしてる。時々ニコっと笑うとそれが、子供みたいで、すごくピュアな感じで、私なんぞはグッと来てしまうわけです。

このニューアルバムは,今回の来日にあわせてのリリースだそうです。ティモ・アラコティラのソロピアノ公演は、現在当日精算てチケット予約を受け付け中。3月2日 南青山マンダラにて。詳しくはこちら

音はこんな感じ。こちらはノルディック・トゥリーというトリオでの演奏。素敵なピアノでしょ?



そしてこちらは今度発売になるCDより。



R.I.P ジョーイ・ザ・リップス、Johnny Murphyさん、安らかに。


ザ・コミットメンツのサックスおっさんがなくなった… とか書いたら「サックスじゃなくてトランペットですよ」と後輩に訂正された。そうだ、トランペットだった。Joey "The Lips"を演じた俳優さんが先日なくなったそう。詳しい記事はこちらに(英文)。

「ザ・コミットメンツ」は1991年の映画。貧しいダブリンのワーキングクラスの若者がバンドを結成し生きる楽しみを見いだしていく……なかで、バンドの悲しさや楽しさ、あれこれ交錯していくという話。最終的にバンドは駄目になっちゃうんだけど、でもそこにいたるまでの物語が本当に素晴らしい。アラン・パーカーの大傑作だ。原作はダブリンのことを書かせたらピカイチのロディ・ドイル。



この映画でダブリンの事やら、汚い言葉なにやら、私はずいぶん学んだ。リフィ川に北と南があることもこの映画で知った。(リフィ川はダブリンのクラス社会の象徴だ。ちなみに北側がワーキングクラスとされている)この映画には当時のケルティック・タイガーで湧く直前の、貧しい頃のアイルランドの最後のパワーとはじけんばかりの魅力が閉じこめられている。

音楽がホントによくって、題材はソウルミュージック。「ソウルミュージックをやるにはオレたちシロすぎやしないか?」というメンバーに、マネージャーのジミーは言う。「アイルランドはヨーロッパの黒人だ。ダブリナーは黒人中の黒人。そして俺たちノース・サイダーズはダブリナーの中でももっとも黒人だ」 The Irish are the blacks of Europe. And Dubliners are the blacksof Ireland. And the Northside Dubliners are the blacks of Dublin. 「声に出して一度言おう、大きな声で。オレは黒人だ、そしてそれをすごく誇りに思っている、と」So say it once and say it loud, I'm black and I'm proud. 

ジョーイ・マーフィーは、そんな映画の中の謎の多い男、ジョーイ・ザ・リップスの役で「オレはアメリカのビックネームたちと共演しツアーをしてた」みたいなことを吹かせつつ、オーディションにやってくる。そしてバンドの若者を指導するジョーイ。「サックスのマウスピースは女の乳首と思え」と言う(笑)。くたびれたおっさんなのにバンドの女の子と次から次に寝てしまう。最後はウィルソン・ピケットが町に来るという日に昔共演したよしみで「彼はオレたちの公演を観に来てくれるそうだ」と言う。楽しみにして待つバンド。が、御大はやってくる事もなく…、そもそもバンドはすでに内部崩潰状態だった。なお、この部分の顛末の描写は本よりも映画の方が俄然素晴らしい。

フレイムズのフロントマンで、のちに「ONCE ダブリンの街角で」で有名になったグレン・ハンザードがギターのアウトスパン役で活躍している他、歌を歌ってたデコこと、アンドリュー・ストロングはしばらくソロで活躍していた。今も歌っているみたいだけど。

泣けるねぇ、この曲。アンドリューはホントに歌が上手い。ジョーイ・ザ・リップス、永遠に。



そういや今日、アイルランドは総選挙だよね。夜はRTEのニュースをチェックしないと。



PS
ロディ・ドイルがこんなのをFacebookに書いています

2016年2月25日木曜日

ティモ・アラコティラ公演、素敵なドリンクをご用意いただきました〜

南青山マンダラさんが、ティモの公演用に素敵なカクテルを作ってくれました。

タイトルは、「フィンランディア ミッドナイトサン マティーニ」…だそうです。なんて綺麗なカクテル。白夜の北欧をイメージしたそうです。¥800素敵!

ティモ・アラコティラの公演は、現在「当日精算」で受け付けております。

3月2日(水)19:00開演
南青山マンダラにて

詳細はこちら! 皆様のご来場をお待ちしております。

2016年2月24日水曜日

Beginners Guide to 南青山マンダラ


今回のティモ・アラコティラの公演は、ウチのお客さんにはおなじみの南青山マンダラさん。おなじみの会場だとは思いますが、初めて来られる方もいらっしゃると思うので、久々にやります、Beginners Guideシリーズ。今回は南青山マンダラです。

しかし今やGoogle ストリートビューで入り口のところから、そして投稿された写真もいっぱいみることが出来るのね。ここをチェキラ!

まず最寄り駅ですが、銀座線の外苑前になります。1Aの出口を出たら、そのまままっすぐ進みます。外苑前の交差点。郵便局はあいかわらずですが、今や、あの交差点周辺にベルコモンズもハーゲンダッツのアイスクリーム屋も無印良品もワーナーさんもありませんが、現在は成城石井(24時間オープン!)がありますので、是非ご利用ください。私もしょっちゅう寄っています。

外苑前の交差点、左折して、ゆるやかな坂をおりて右側、2分くらいで会場です。開場時間になると係員が整理番号順にお客様に整列してもらうようご案内しますので、指示にしたがって並んでください。整理番号順の入場になります。

会場は受付が1階。ここでチケットを提示しドリンクをオーダーしドリンク代をお支払いいただきます。受け付けでのドリンク代はすべて700円になっております。

そして会場は階段を降りて地下になります。階段を下りるとすぐ目の前がステージ(!)脇なんですよね。そして飲み物は左側のカウンターで受け取ります。(ちなみに階段おりて右側がお手洗いです)

飲み物を受け取ったら席は自由ですので、好きなお席にお座りください。あ、あと南青山マンダラさんは食べ物も美味しいです。おすすめはヒレカツサンド(1,300円)あとパスタ類もおすすめ! もちろん飲み物のおかわりなども出来ます。カウンター、もしくは店員にお申し込みください。

終演後はCDをお買い上げの方にティモがサインなどしますので、是非サイン会にご参加ください。

ティモの公演の詳細はここ


しかし南青山マンダラといえば、あのヴェーセンの「ライヴ・イン・ジャパン」を録音したところ… 懐かしいなぁ。



写真はジャケット写真の撮影もしてくれたアルテスパブリッシング鈴木茂さん。








2016年2月23日火曜日

スクイーズの来日、メンバーが発表になりましたね!


グレンが来日します! こういうメンバーですが、一応「スクイーズ」ってことになってます。久々のバンドでの来日。サイモンも来るし、ジョン・ベントレーも来ます。楽しみですね。

Glenn Tilbrook
Stephen Large
Simon Hanson
Melvin Duffy
John Bentley

詳細はビルボードさんのホームページへ。

4月26日(火)東京
19:00開演/21:30開演の2回公演です。詳細はここ。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9907&shop=1

4月27日(水)大阪
18:30開演/21:30開演の2回公演です。詳細はここ。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=9908&shop=2

Moving Hearts かっこええ…


This was a moment!http://www.bbc.co.uk/programmes/b0713s5d
Posted by Aidan ORourke on 2016年2月22日


というのをエイダンが自慢(笑)投稿していたのだけど、いつもなら上手く見れるBBCのiPlayerが見れないよー。ま、いいっか…

で、こっちを観よう…



ちょっとフュージョンすぎるかもしれないけど、ドーナルはいいし、デイヴィ・スピラーンはこのフォーマットが一番かっこいいよね。こうして聞くと後半なんかは、リバーダンス的な感じもあり… そりゃそうだ、メンバーかぶってるし…。もう1曲。



Moving HeartsはCDがはじめて(かな?)発売になるよ。この松山晋也先生のシリーズより。

「極北の大地の深い夏 イヌイットのことづて」を読みました


元TV局勤めの人が書いた本だそうだ。現在彼女は80歳らしく、ググったのだが、何も出てこなかった。これ1冊しか出していないのだろう、本の最後に書かれたバイオグラフィによるとTV東京在職中にカナダのイヌイットのドキュメンタリーを制作し、その後退職したあとも彼の地に惹かれ、再び訪ねた。その時に接したイヌイットの文化を紹介している。

これは私が目指してるグリーンランドではなくて、カナダのイヌイットの話で、政府の保障問題や自治区の問題が佳境だった時代の話。そして現在(といっても10年前だが)の話。(イヌイットを取り巻く環境は、しかし北極の氷みたいにどんどん変化していくので、10年でも大いのであるが。

まず、この本、すごく装丁が綺麗。そこここにイヌイットアートがちりばめられている(写真参照)。本の内部はモノクロなので、ちょっともったいないのだが、これは予算の問題もあったのだろうから仕方がないだろう。

文字が少ないからあっという間に読めてしまった。読みやすい本だ。文章は素人ながら、テンポが良く飽きさせない。

しかし正直、読み始めたときはあまり面白いとも思えなかった。すでにイヌイットの価値観や、自然と共存していく生き方は他の本で堪能済みだ。そもそも彼女の話の内容自体、それ以上でも以下でもなく、TV局の取材だから冒険と違ってパニック的な側面や、謎解きみたいな側面もない。イヌイットが人間としてのステージが高いのは充分分かるんだけど、私が興味があるのは、果たしてそんな人々が、この貨幣経済や、さらに急速に押し寄せるインターネットやら何やらの現代文明とどう共存していくか、ということなのよね。だからその部分が書かれた最後の方が、興味を持って読めた。

ホントにイヌイットの人たちは、私たちと違って人間としてのステージが高い。角幡さんが時々言っている「オレなんかイヌイットの人たちから見れば、使えない奴って、思われてるんでしょうね」っていうのは、きっとホントだと思う。そして、私も思う。こうやってブログを荒川土手で書いていても思う。大自然の中に自分をほおりなげて、生き残るだけ!っていう勝負に出たら,どんな素敵だろう、って。

イヌイットの世界がいいな、素敵だなと思うことは簡単だ。でも、私はニューエイジの人ではないので(笑)そんな夢みたいなことはボケボケ考えない。考えるのは、都会で働く自分のことだ。彼らの生き方は分かった。では、それを知った自分がどう生きていけばいいのだろうか、と。

そんな風に考えるにつけ、私が感じるのは、あの地に住んだときの圧倒的な絶望だ。自分の力ではどうにもならない、という絶望。そもそも人間が来てはいけないエリア。草木1本はえやしない。そんな圧倒的な絶望の中で、自分の力で何かの努力を成し遂げたという経験は、彼らのDNAの中にない。もちろん狩りが上手くなったり、犬ぞりの要領をつかんだりとか、そういう事はあるだろう。が、それでも、あの圧倒的な自然と氷の中ではまったくかなわない。そんな絶望だ。

でもって今、私はそれに対する答えを自分の中で出しつつある。そんなこともまた今度書いていきたいと思う。

この本はカナダでのケースで、グリーンランドのケースと違う部分もたくさんあるが、それでも、良い資料になるなと思った。さて、今日も頑張りまーす。

今夜からメロディック・メタルのバンドさんたちのお手伝いで忙しくなります。そのあとはすぐにティモが来日して東京マラソンに参加します。こちらもレポート、お楽しみに!

今日も食べ過ぎた…


本日「THE MUSIC PLANT広場」のオフ会でブルガリア料理屋ソフィアさんへ。

ブルガリアといったら薔薇! 薔薇のワインですよ〜(吸血鬼が飲むやつ?←「ポーの一族」参照)

豪華な前菜盛り! 5種類ものっています。めっちゃヘルシーな感じ。

こちらも絶品(名前忘れた)

冷たいヨーグルトのスープ。

こちらはホットミールお肉関係のプレートでして…

全体像はこんな感じ。ハンバーグも絶品! カヴァルマ、キュフテ、ムサカ…

しかし何を頼んでいいか分からないときはコースに限りますね!

デザートもこんなにたっぷりで、コースは4,800円(税込)。これはお得!

次のオフ会は4月、魚&日本酒の予定。THE MUSIC PLANT広場は、有料サロン。月会費300円から参加できます。

現在、このようなオフ会は2ケ月に一度行っています。音楽談義&美味しいものを堪能したい方、是非。

次回は4月ごろ。日比谷付近の日本酒&魚屋居酒屋さんを予定しております。

2016年2月22日月曜日

ティモ・アラコティラ、当日精算に切り替えました〜 

というわけで、ティモ・アラコティラのホームページでのチケット販売は、チケットの輸送期間を考慮し、さきほど24時で終了いたしました。

でも、もう少しチケットを売らないとね。このあとは「当日精算」で受け付けますので、お名前/枚数/電話番号を書いてこちらにメールください。チケットを当日、会場で精算できるように準備しておきますよ。まだまだドシドシどうぞ〜。

3月2日(水曜日)
南青山マンダラ
銀座線外苑前の駅から徒歩5分

南青山マンダラさんに来たことない方、座って飲みながらゆったり音楽を楽しめるバーみたいなライブハウスです。あ、そのうち書こうかな…Beginner's Guide to 南青山マンダラ。ライヴハウスによって、結構勝手が違いますもんね。来たことない人は確かに不安に思うかもしれない。また今週どっかで投稿しまーす。

この公演はティモが持ってくる新作のソロピアノのCDの発売公演になります。そのソロピアノの作品から。もう1曲ピアノソロの新作からお送りします。皆さん、ハンカチの用意を〜っっ。公演の詳細はあいかわらずここに掲載しています。

2016年2月21日日曜日

「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を読みました

読んだ。山岳文学の金字塔。友人の自宅へ遊びに行ったら「探検家になりたいなら、これを読まなくちゃ駄目だ」と言って、貸してくれたのだ。

その友達の家からの帰り道に寄った目黒のイングリッシュ・パブで、この本をテーブルの上に出して眺めていたら、パブのお母さんが「これは超名作!」と声をかけてきてくれた。そうなのだ。これは探検家にならずとも読むべきすべての人類必読の書だ。超名作。それにしてもこれほど旅心誘われる本もない。行きたいわ〜、チベットに!!!  いや、行かないけどね。仕事ないから!  行かないけど、すべてを捨てて行ってみたくなるのだ。時々。まったく違う価値観を持つ国に!   それは都会に住む多くの人が切実に思う願いだろう。

チベット。宗教による独裁国家ではあるのだが、人々は平和で優しく穏やかに心の平安の中で生活している。第二次世界大戦中、鎖国状態であったこの国に、ひょんなことから潜入したオーストリアの登山家ハインリッヒ・ハラーは、若き日のダライ・ラマと交流していく中で、この国の魅力に取り付かれていく。

ハラーは元ナチ党員だったことから、いろんなことを言う人もいるらしいけれど、彼がここにある異文化を敬い、心を開いていく様子には誰もが心を打たれるだろう。そういやブラッド・ピット主演の映画もあるそうだ。これはぜひ見てみたい。時間があれば!の話だが。

第2次世界大戦で捕虜となったハラーは脱獄し、物語の前半は脱獄と厳しい自然の中で生き残るための冒険小説としてスリリングな展開が用意されている。が、後半、ラマに落ち着いてからは、なんだか映画「ローカル・ヒーロー」的な牧歌的な空気になってくる。「ローカル・ヒーロー」はアメリカの大都会から、スコットランドのド田舎に土地を回収しにいったアメリカ人のビジネスマンが、その田舎の人たちにすっかり魅せられてしまう、という名作だ。それをちょっと彷彿させるね。素朴にシンプルに、そして穏やかに生きたいと思う。そんなべーシックでプリミティブな生活をする人々に惹かれる、白人もしくは文明度が高いところから来たとされる人たち。が、彼らは「ローカルヒーロー」のマッキンタイヤー同様、その土地の人たちの生活を、心から羨ましく思うのであった。

牧歌的で素朴な田舎の人たち。この人たちのように暮らせたらどんなに良いか。しかしハラーはついに自分では宗教を得ることは出来なかった、という。が、チベットの人たちの宗教心を傷つけないよう、宗教的な儀式の場なども尊敬の念を持って接する。だから彼は国の中枢と言えるダライ・ラマの側近になれたのだろう。ハラーは興味深く、ある意味冷静に観察眼を光らせながら、この国の魅力を余すところなく私たちに伝えている。

そしてやはり心を打つのは幼いダライ・ラマとの交流だ。ひょんなきっかけで彼はダライ・ラマと2人だけで話す時間を持ち、この幼い「神」に惹かれていく。いや、実際ものすごく魅力的な人なんだろう。たくさんのピュアで心を打つエピソードが紹介されていく。それはもしかしたら勘違いなのかもしれない。が、このなんと美しいことか。幼いラマは語学にもたけ、本当に賢い勤勉な少年だったという。

世界に散らばるチベット難民。今やそのほとんどが自分の国を見たこともないという。しかしダライ・ラマ14世は世界的な指導者として、その後ノーベル平和賞を受賞するのだ。また震災後の迷える私たちにたくさんの心震える言葉をかけてくれている。こんなのとか。

「セブン・イヤーズ・イン・チベット」では、この幼い僧が、どんなに驚くべき人物かということに触れていく。そしてチベットから亡命するくだりには涙が出る。4歳かそこらで「発見」され、チベットの指導者として象徴とされながら決して自分の自由は得られていない幼い「神」。もちろん、これはハラーが見た世界だ。一緒にすごしていた逃亡の相方は一切口をつぐんでいるという。だが、ハラーの見たチベットの、そのなんと魅力的なことか!!   貴重な小さな国の文化!

いや〜、この世界はホントに深い。時間があれば、この世界も突き詰めてみたいもんだと思う。が、自分の仕事とどんどん離れていってしまうので、チベット関係はこのヘンに止めておくつもりだ。それにしても探検ノンフィクションが、本当に面白い。人生は短いのに面白い本が多すぎるよ。このまま自分の興味の赴くまま本を読んで毎日暮らしたいと思うよ。

2016年2月20日土曜日

A.J.クロウチの初来日ライヴに行ってきました〜


湯川センセイのこんなTweetを読んでいたのが数日前…




そしたら昨日の深夜になってナッシュビルの取引先から突然A.J.クロウチがこの週末、東京にいるから絶対に見に行けーーーっと指令が。というわけで、A.J.クロウチ@雨のコットンクラブに行ってきました。でも雨ふっててもコットンクラブさんは、東京駅から直結だからホントいいよね〜。

73年に亡くなったお父さん、ジム・クロウチは悲劇的な事故で亡くなったこともあって有名だけど、その息子さん…という形容詞はもう必要ないかな。でも、一応、こんなの貼っておく。湯川センセイもおっしゃるとおり、あの飛行機事故のとき、まだ息子は2歳になるか…という時期でした。両親ともどもこの事故でなくなったのよね。2歳というと、親の記憶、ないだろうなぁ…



今日の公演はアラン・トゥーサン、ミッチェル・フルーム他6名のプロデューサーを迎えた最新作「Twelve Tales」からの曲が多いらしい。それにしても初来日なんだって。いやー とにかく歌がうまい。ピアノもキレッキレ! ギターを弾いた曲も何曲かあったけど、絶対にピアノの人だよね。しかし取引先も言ってたけどジム・クロウチの息子っていうよりDr.ジョンなんだよな(笑) 

まだ明日も公演があるので、是非皆さん、駆けつけてくださいー!! 週末なので開始時間が早いです。17:00の回と、20:00の回の2回。詳細はここ。そうそう、A.J.はFRISKのCM曲も歌ってんの。コットンクラブさんのプロモクリップの頭にその曲も入っている。





そしてコットンクラブさん、ワインもいいんだけどビールも美味いんだよね。だいだいエールいただきました。

コットンクラブさん、よく初めて行く人は尻ごみしちゃうって思われがちだけど、全然大丈夫。以前メアリー・ブラックがお世話になったとき、こちらにガイドを載せました。

VIRONのライ麦パンも買って大満足の雨の土曜日でした。明日こそ事務作業に集中しようっと。今日はこれで幸せ。湯川センセイのツイートを拝見するとセンセイも今日いらしてたようだけど、ご挨拶できなかった。それにしても音楽っていいね。A.J.にパワーをもらいました。ホント良いLIVEだった!


25歳以下割引!

U-25ってサービスをちょっと前から始めたのだけど、フルックのduo公演でも募集してたら、なんと先日8名という団体様のお申し込みがあり嬉しいかぎり。お友達を取りまとめてくれたのかな? 大学生かな? それとも新人会社員の皆さん? ワクワクが止まらない。25歳以下の人にとっては、チケット代はホントに高額なはず。ありがとうございます。

というわけで25歳の以下の皆さんは是非、U-25のマークを探してみてください。いろいろあって、なかなか地方公演やチャージバックの会場さんだと実現できないんだけど、これからもなるべく導入していこうと思っていますんで。ちなみに現在はフルックのduo公演(5/14)でのみ実施いたしております。公演の詳細はここ

U-25については条件があります。ここに載せていることではありますが、改めて説明しますね!

この設定が適用されるのは、あくまでも「表記がある公演」「事前にU-25割引を予約」した人のみです。急に当日事前連絡もなくご来場されても、この設定は適用されませんので、ご注意ください。

適用方法は、まずこちらまで、お名前/電話番号/枚数をご連絡ください。折り返し受付完了メールを差し上げます。この受付完了メールの返信を受け取って「受付完了」となります。特に公演直前に申し込まれる方はくれぐれも注意してください。

予約が完了したら、必ずご来場ください。無断連絡で欠席するキミは、きっとろくな大人にならないよ! 

当日年齢の分かる運転免許証、保険証、パスポートのいずれかを持参ください。なおこの割引が適用されるのは、公演当日25歳以下の方のみです。この義務は割引適用を希望される同行者にも同様に適用されます。

当日は専用の受付にてチケットと引き換え料金を支払います。このときクレジットカードはご利用いただけません。必ず現金にてチケット代をご用意ください。ドリンク代が別となっている公演については、ドリンク代を別途お支払いください。


公演を見終わったら短くて良いのでメールで感想文を提出してください。感想文については、当方のブログやTwitter等でご紹介する可能性がありますので、ご了承ください。これらの感想を非公開希望の方はその旨お書きください。


以前この企画をやった時に「僕らの席はないんですか?」と聞いた若者がいましたが、若者は老人に席を譲りなさいーー!(笑)といってもほとんどウチの公演の場合、「スタンディング」公演でないかぎり、ほとんどのケースにおいて席は充分にありますけどね。詳細はそれぞれのコンサートのご案内をご参照ください。


ちなみに入場整理番号がある公演の場合、入場整理番号的にはチケットをフルプライスで買ったお客様の「後ろ」に並んでいただく事になります(←フルックの公演もこれに当たります)。整理番号は当日、チケットと引き換えるまで分りません。ご了承ください。


まぁ、まだあと3ケ月ありますんで、のんびり決めていただいて…、



秋にまたduoでやる公演でもU-25はやろうと思っています。こちらもお楽しみに〜

流通とか卸しとか…


こんな記事が載って、ちょっと私のfacebookで話題になっています。CDも似たようなもんで日本の流通はホントに難しい。外国の産業が日本に進出してくるときに、一番のネックになるのがここだと言われています。他にもお酒(特にビール)の業界とかも同じような状態らしいですね。日本でのビジネスはディストリビューション(販売)のルートをもっていてナンボ。つまりは小さいビジネスが進出しにくい状況にあります。

たとえばCD、本について。CDや本を自分で出したとしても、それをすぐに店には置いてもらえない。いや、厳密にいえば、決定権を持っている、やる気のある店だったら、自費出版のアイテムでも置いてもらうことは可能でしょう。が、普通は経理が複雑化してしまう、発送や在庫管理などの業務が複雑化してしまう、という理由で却下されてしまいます。取次ぎ(問屋、卸し…呼び方はいろいろです)を通してください、と。普通はそう言われます。

そういうわけで本やCDを流通させるには取次さんと契約をすることが必須となっていく。でも最近は売る努力を何もしないのに2次卸しみたいなものまで出て来て、流通間における少ない利益をむみんなで喰いあっている…とも言えなくもありません。それでこの記事のようなフラストレーションが生まれてくるわけです。

いや積極的に売ってもらおうなんて100年早い。せめて…せめて注文が来た時は敏速に対応してほしい、血液の流れを止めないでほしい、っていうのもあるでしょう。間に入っているならやることをやれ、と。

私もCDを積極的に出していた時代には、いろいろ思うところもあったし、実際AmazonさんやTowerさんから直取引をオファーされたこともありました。実際、流通システムにストレスをかかえていたレーベルは、直取引に走った人が多かったようです。ウチは経理や出荷が複雑になるのがイヤで、多少の手数料を払ってでも販売業者にやってもらうのが良いと考え、そこまでには至らなかったけど…

でも、ある日同業者の友達に相談され、私は「いや、ウチは業務の複雑化は死活問題だからやらない。でも●●さんとこは、それについてのストレスが大きいんだったら、踏み出してみれば?」みたいに答えたのが記憶にあります。そのレーベルさんは、それこそホントに命をかけて1枚1枚のCDを売ってた。社長さんは自分が大量のアドバンスを払って権利を押さえ必死にプロモーションしているCDの並行輸入している誰かがいる…というのにも耐えられず、そういうゴキブリたたきにも必死に取り組んでました。ウチは時間の無駄だと考え、悔しいながらも放置してたんだけど…気持ち痛いほど分かる! でも、まぁ、要は気持ちの問題なんだとは思います。取次はずして数パーセントの利益をもらったところで業務が複雑化すれば、それをカバーするために人を雇わないといけない。もしくは大きく自分の時間が取られてしまう。要はそれのバランスなんだと思います。悔しいけど。

一方で、小売店(CDショップ)にもすごくお世話になったお店もあれば、嫌な思いをさせられた店もたくさんありました。言えることは、すべて担当者次第、といったところでしょう。今や誰にもゆとりがない時代。CDや本の販売なんて、とくにそうです。存在意義を打ち出せるような仕事をしない限り、それは合理性というものに淘汰されていく、ということなんだと思いますね。

まぁ、でもウチは比較的恵まれていた方だとは思います。特にメタカンパニーさんにはホントにお世話になりましたし、今でもなっています。でも一方で、他の、名前もいいたくないような何もしない取次もあったし、原楽器もウチみたいな弱小レーベルに売り掛けを残して勝手に倒産しやがりました。CDの販売についてはもうほとんど積極的にやっていないので(去年もリリースしたのはポール・ブレイディの「ヴィッカー・ストリート」だけだった)こんなことも言えますが、今でも何かいいアルバムがあれば、リリースしたいとは思っています。レーベル運営をまったくやめたわけじゃない。

でもあの林真理子でさえ「作家は絶対に書店の味方なんです」と思わせぶりに書いているのを見ると、私も心の中で同情を禁じ得ない。私も同じ気持ちです、と。今でもバックオーダー(旧譜に対してオーダーがくること)があるわけだし、CDを売っている限り、店や取次ぎの悪口を言うわけにはいかない。しかし思うところはいつでも大量にあります。それはどんなビジネスにおいてもそうだと思う。

本を売っている出版社などのストレスもすごいと思いますが、さすが日本。黒船(外資)がくるまで何もできなかった、ということか。今後のAmazonをめぐる直取引はどうなっていくんでしょうね。ただあまり合理性を追求しても、なんか世知辛い気もしますけどね… 

ちょっと和む動画を。ニューヨークで一番古いIrish Pub。162周年だそうですよ。記事はこちら。

2016年2月19日金曜日

「冒険歌手」を読みました、うーん、これは何とも…

うーん、探検本を読み広げるのもいい加減にしないと。グリーンランドの仕事の資料という言い訳であれこれ読みあさっているのだが、最近はすっかり探検を追求するようになってしまい、ソマリアとかチベットとかにまでその域を広げているので、ホントにきりがない。もう本を買うのは辞めようと思っていたのに、後書きをあの高野秀行さんが書いていて、最後に角幡唯介さんとの対談がついているとくれば… 私が読まないわけにはいかない。というわけでポチリ。

で、すいすい読めます。ストレスなく。でも…正直こういう本は…好きではない。確かにハラハラする冒険だから「どうなっちゃうんだろ」という理由ですいすい読み進めることはできる。でも、まったく深みがないというかなんというか。そしてそれは本人が一番分かっていると思う。これは女にしか出来ない旅だ。2001年、15年前の冒険の話。

この冒険の隊長がとにかくすごい。そして読み終わったあと私が思ったことは「探検業界にもいるんだ、こういういい加減な人…」ということだ。藤原一孝隊長。当時45歳。これに峠さん、学生時代の角幡さん(ユースケという名前で登場する)という3人で、ニューギニアにヨットで渡り(!?)そこで山も登ってくる、という。峠さんは30歳ちょっと「自分は恵まれすぎている」と考え苦労を体験したくなり(これは気持ちは分かる。生きている感覚を得たいと思ったのだろう)雑誌にのった広告を見てこの冒険に素人なのに参加することを決意した。

隊長はしかしカリスマ的な才能を発揮するものの、最低の男だ。貴重な食べ物を勝手に食べてしまったり、峠さんをどなりつけたり、ひどい奴なことこのうえない。まったく甘えるにもほどがある! 音楽業界にもいる。口ばっかりで、勢いばっかりの無責任野郎。すぐ人からお金を借りる。そしてそれを返そうともしない。約束を守らない。言った事をやらない。そして金銭問題。いい歳をして、貧乏くさいことこのうえない…など、読んでいてホントに嫌になった。どの業界にもいるんだよな、こういう人。犬探しなど、もっての他だ。こういう大人には絶対になりたくないと思う。

しかし、そういう人は得てして、ものすごく人間的にチャーミングなのだ。そして真面目に真剣にやっている凡人に比べ、見ていてめちゃくちゃ面白い。(これはちょっとサイコパス的要素もあると思う。これについてはまた別に書こうと思うのだが)

そしてそこにはだいたいそれを助長させる献身的な女の存在があるのだ。この冒険の場合、それが峠さんだ。峠さんにも悪いところがいっぱいある。

そして2人には絶対に男女の関係があるに違いないのだが、それをはっきりさせないのも、なんか違うと思う。そういう意味では脱ぎっぷりが足りない…というか。でも反対に生理現象(ウンコとか、おしっことか)については赤裸裸に書かれており、そればかりがすごく印象に残る結果となっている。

それにしても、隊長… こういう人は、悪気がないのにお金を返せなかったり人を裏切ったりする。寄附とか無責任に募って応援してくれた人の信用を失ったりする。が、悪気はまったくないのだ。それが一番たちが悪い。

いすれにしても内容がない本だった…この本で読むべきところがあるとすれば、高野さんの素晴らしい後書きだ。ホントに高野さんは何に対しても愛情をもって接することが出来る素晴らしい人だよね。この本との距離の取り方も非常に上手い。そして文章がホントに上手い。そして帯などに書かれている推薦コメント。

 「これは日本冒険界の奇書中の奇書である」高野秀行

これは後書きから抜き出した1文であると思われるが、さすがだ。しかし高野ファンを自認する私であれば気付くべきだった。普段の高野さんの、本当に素晴らしい本を推薦するコメントを読んでいる者なら、もっとピンとこなくてはいけなかった。このコメントを読んだときに気づくべきだった。普段のブログやTwitterの文章などで高野さんが本当に心から推薦する本に、高野さんはこんな風には書かない。

一方で角幡さんの帯コメントは、おそらく対談の言葉からひっぱったこの一文となっている。「僕にとっては、この旅は挫折だったんですよ」角幡唯介…という言葉。これも、すっごい分かるような気がする。普段、良い本をたくさん推薦してくれている角幡さんだ。

そしてさらに良く読めば、帯キャッチのコメントも各氏「感嘆」だ。呆れている、と言ってもいい。「絶賛」ではない。

各氏「感嘆」
そして角幡さんと峠さんの対談は、正直必読というほどのものではなかった。内容は面白いのだが、そもそもこの対談は文章が非常に読みにくい。この対談を起した人はどういう人だったのだろうか。編集部の誰かなのであろうか。(例えば高野さんと角幡さんの対談本などと比べたら読みにくいこと雲泥の差だ。もちろんあちらは対談がメイン、こちらの対談は付録という位置なのだが…)

音楽についても、私は基本楽器や歌が上手くない人の音楽は聞くに値しないと考えている。そりゃー、楽器が下手な人、歌が下手な人の音楽が、聴く人の心を打つことはあるだろう。どんなくだらない音楽でも存在価値はある。それは表現活動なのだから。だが好みの問題で言わせてもらえるのなら、私はそれらを好きにはなれない。それと同じで、この対談は非常に読みにくく好きになれない。

と、ひどいことを書きましたが……女は女に厳しいのだ。冒頭にも書いたけど,そういう人たちはだいたい魅力的で、人に迷惑をかけながら、自分のやりたいことを実現してしまう。それが凡人には悔しいのだ。とにかく自分の近くにはいてほしくない人たちだ。あぁ、ホントに私って心が狭い。でもこんなにしてまで冒険をしたいと思わない。この旅が終わったあと角幡さんが単独行じゃないとダメだと思ったのは正しいと思う。こんな大人になったら終わりだ。

ちなみにこの旅の後の後日談も収録されているのだが、帰国した峠さんは借金を返すべく頑張る(当然だ)。が、隊長は仕事もせず、峠さんのヒモ状態。そしてまたニューギニアに1人で犬を探しに行ってしまう。峠さんのお金で… ありえない。そして峠さんは隊長と別れた後もヘンな男に係って、自分の財産を失う。現在は民間療法の医師?か何かと結婚してるらしい。まぁ、幸せならいいと思うけど。

いずれにしても本とか文学とか言えるレベルのものではない。エピソードがおもしろいから、とりあえずすいすい読み進めるが、何も考えていないことこの上ない。言っちゃえば「子宮で冒険」みたいなことか。確かに冒険はものすごいと思う。が、これだったら私は普通の人間社会でまっとうに真剣に生きている人の本を読んで感動したいと思う。

厳しいかな。でも女は女に対して厳しいのだ。しかし少なくともこういう本を出したところで、冒険や探検といった行為に、世間の理解が深まるとはとても思えない。

このあと女性探検家の本がたくさん控えているので、お楽しみに(って誰も楽しみにしてくれないと思うが)。よってリンクは角幡さんのこの名作だけにしておきます。生きているとは何か、冒険とは何か。本当にすごい本だと思う。本を読むならこういう本を読まないとダメだ。



PS
いや〜 探検はそもそも女には無理なんじゃないか、とも思えてきた。引いては人生を深く考えるのは女はダメなんじゃないか…とも思えてきた。しかしこの峠さんが悪い、というのではない。峠さんはこういう生き方しか出来ない人なのだと思うし、これはこれでいいのだ。が、問題はそれを助長する周りの存在だ。これを、この形態で本として出す、ということだ。

PPS
角幡さんがブログでこの本のことを紹介している。こちら。

Cain's Offering 来日!! 

もう来週だ! 今月はライヴがないと思ってたんだが(笑)、野崎はこれのお手伝いをやってます。

すごいな…これ…歌詞ビデオだそうです。



メロディック・メタル、というジャンルだそうですよ。でもフィンランド人だし、すっごく楽しみ。ソナタ・アークティカのギタリスト、そしてストラトヴァリウスというバンドからもメンバーが参加しているという、いわゆるスーパーバンド。コンサートの詳細はこちら


そして…4月にはエニドがくるよ。こちらは、ここを見ている人の中にもファンが多いかもしれない。すっごく楽しみ。詳細はここ


2016年2月18日木曜日

ティモ・アラコティラ、東京マラソンに参加します!

ティモ・アラコティラですが、今回東京と札幌の小さい公演だけで、いったいどういう来日ツアーかと思った人も多いかと思います。そもそもこんな小さい公演では来日の費用などいっさい出ません。

で、なんでかっていうと、種明かしをすると実はティモ、今回は東京マラソンに参加するのがメインの目的の来日なんですよね。

すごいですよね。42.195kmか…。ま、ティモのランナーぶりは知ってましたが。来日した時も皇居の周り走ってたし…しかも普段から20kmとか普通に走ってるし、ウプサラでヴェーセンの25周年記念コンサートで会った時も走ってたし…。

とにかく走りに東京行くから、ピアノだけのライヴをやりたいので公演を作ってよ、と頼まれたのが今回の来日公演のきっかけだったのでした。

で、この東京マラソンに参加して走ることをパブリックに言ってもいい?って聞いたら、本人がいいよ、というので公開しちゃいます。そういうわけで、28日、ティモも走りますので、応援しに行く人は是非ティモを探してみてください。私も応援に行く予定なので、そこで実況ツイートにトライしたいと思います。ちなみに推定完走時間は4時間半らしい… うーん、すごい。

マラソン大会かぁ… 私も走るけど団体で走るの嫌いなんで荒川土手をソロで行きますわ〜(笑)

走っている時、音楽家の頭の中では音楽がなっているのだろうか…。



ティモ・アラコティラ来日公演。詳細はここ。3月2日 南青山マンダラ。¥4,000+ドリンク。今週末でチケットの通販は終了します。当日精算も受け付けますが、事前にチケットを持っていたい、クレジットカードで精算したいという方はお早めに〜

起業はつらいよ

東京駅で食べた。まいう〜っっ♡
こんな記事があって面白く読んだ。起業の厳しい現実について書いているぞ。それについて、自分で思うところがあったので、意見を書いてみる。まずはこの投稿を読む前に、こちらから読んでみてください〜。皆さんはどう思いましたか?


1 結果のみで判断される世界へようこそ

起業はただ「どれだけ稼いだか」という結果のみ問われる。プロセスは2の次、3の次。結果が出せない人は見向きもされない。


→ なるほど、ごもっとも。ただここで指摘したい重要なポイントは、仕事の結果は「どれだけ稼いだか」ということだけではないということだ。仕事の成果は、幸いなことにお金だけではない。「やりがい」「手応え」みたいな見えないものがしめる割合はホントにバカにできない。大きく利益が出たとしても、まったく意味のない仕事もある。音楽や文化の仕事はそういう要素が多いので、その点は… まぁ良いところだよね。

そして見てくれている人は結果だけではなくプロセスも見てくれている、ということ。そして無駄のように見えた努力が、次の仕事の結果につながることもある。




2 仕事は自分で見つけなければならない
あたりまえだけど… 卒業研究ですら指導教官の言うとおりにやっていた人には無理だ。
→ これはまぁ、確かに…。でもこれはサラリーマンでも一緒じゃないのかな。それとも今の会社って仕事が自動的にまわってくる仕組みになっているのかな? でもフリーランスでも自営業者でもいるよね。言われないとやらない人。仕事がくるのを待っているだけの人。加えて言われてもやれない人。会議や打ち合わせでやろう約束したのに1週間たっても2週間たっても、まったく進展がない人。


3 だいたい上手くいかない。
現実的には10年間存続できる会社は1割のみ。個人事業ならもっと生き残れる可能性は低い。サラリーマンなら10年勤続は珍しくないし、それなりに出世する人は多い。
→ これも非常に共感。業界で消えた人、ホント多い。50ともなれば、もはやいなくなった人の方が多い。自分より才能のある人がどんどん消えていく。それはすごく不安だ。でも今や不安なのはサラリーマンでも自営業者でも一緒じゃないかな。あと、これを克服するには津田大介さんが先日言ってた「折れない心」を作ることが大事じゃないかな、と思った。上手くいかないことをデフォルトととらえ、そこからどうしていくか… それが大事。


4 独立しても、ほとんどの人の収入はさほどサラリーマンと変わらない。いや、むしろ低い。
→ これも同感。でもどのレベルかにもよるけど、フリーの方が自分の自由になるお金はサラリーマンやるより大きいんじゃないかと思う。サラリーマンで、仕事の予算をたくさん持てたりしたら、そりゃあ素晴らしいと思うが、それはしょせん自分のお金ではないから、使うにしてもストレスは大きくなるし(自分のお金ならなくなっても責任取るのは自分だけだから楽だ)、となると予算は小さくても自由になる自営業の方が絶対に良いように思える。…というか、自分向きのように思える。これも、まぁ、価値観の問題だな。


5    成功は運に左右される。
→ ところが、運は準備してるもののところにもたらされるんだよね。準備してない人は運が来てもまったく気がつかない。そういう例はいくつも見て来た。


6 特に自由なわけではない。
→ これも人によるんじゃないかな。起業しても従業員がいたり、その従業員の給料払ってたりしたら、自由度は少ないだろう。でもそれ以上の喜びもあったりするに違いないとも思う。一番大変なのは小さな会社の社長さんたちだね。彼ら/彼女らはホントに誰よりもたくさん働く。

その点、従業員もいないウチはホントに自由。私は人生において一番大事なのは「自由」だと思っている。それにはある程度の金銭的成功も必要だ。自分の生活がたちゆかなくなったら、それこそもともこもない。ホントに今の生活でいいなと思うところは、多少貧しくても自分のすべてを100%、ほぼ誰にもじゃまされず仕事に打ち込むことが出来ることだ。私にとって一番大事なのは「自由」。それを守るためだったら、なんだってする。そしてそこさえブレなければ、私は常に幸せでいられる…というのを50歳になって知った(笑)


それでも良いなら起業に踏み出すといい。良かったことは「今日も生き延びてよかった」という感覚を得たこと。生きてるだけで丸もうけ、と思えること。

→ これも悲観的すぎる見解なような気がする! 

薄型テレビや大型冷蔵庫を持ってる人に限って自由じゃないし旅もしない。確かに私は人の倍くらいの時間、仕事をしている。私の生活には仕事とプライベートの境界線がまったくない。人に会って飲んだり食べたりしていないかぎりは、もうずっとずーっと仕事をしている。本も映画も仕事に関係あることがほとんどで、旅もリゾートとか観光にはまったく興味ない。でも最高に楽しいよ。だって自分が選んだ仕事だからさ。そしておそらく自分は自分が歩けただろう道の中でベストな道を現在歩いていると思う。引っ張ってきてくれた音楽家のみんなに感謝。

この本、わたしのバイブルです。

2016年2月17日水曜日

映画「ファブリックの女王」を観ました


良い映画でしたよ、これは! 「ファブリックの女王」 試写会で拝見しました。ありがとうございます。

北欧を代表するファッションブランド<マリメッコ>の創業者アルミ・ラティアの波乱万丈な人生模様を描いた映画です。

まずこの映画。映画としての完成度がものすごく高い! 構成が複雑なようでいて、すっきりしていてインテリジェンスを感じさせる。余分なものなどいっさいなし。まさにマリメッコのデザインそのもの、と思った。いや,素晴らしいです。

映画の中に、このアルミの生涯を綴る舞台を演じるという女優さんが出てくる。つまりそういう二重構造(笑)。(←このヘンがベルイマンへのオマージュなのだそうです from いただいた資料より)その女優さんが、アルミを演じるにはどうしたらいいか、彼女はいったいどんな人だったのか、数々の伝説化されたエピソードの裏にかくされた彼女の本心は?… などと自分の演技を試行錯誤していくのを中心軸にして話が進んでいくのだ。これが、かなりチャレンジングな手法ながら、ホントにシャープに決まった!! また同時に低予算をもこの手法で克服したようにも感じられるんだけど、それは意地悪な味方だろうか。でもホントにシャープな映画だと思った。何度も言うが無駄なところが一切ない。

監督はベルイマン監督の「ファニーとアレクサンデル」(1982年)のプロデューサーを勤めたというヨールン・ドンネル監督。(現在唯一のフィンランド人のオスカー受賞者)彼はなんと74年までマリメッコの役員でアルミの元で働いていたのだから驚きだ。「アルミは会社の魂でありつづけた」という監督。なんとか彼女の生涯を、会社への愛を、平凡な伝記映画にしないように描ききるべく頑張った。まさに構想50年、やっと出来上がったのが本作である。

さてではそのアルミはどんな人だったかというと、華やかにみえる彼女の人生は結構ボロボロ。弟たちを戦争で失い、財産を失い、事業をはじめたものの、破産寸前にまで陥ったり、ギャンブル同然のチャンレジをしかけたり、まるで嵐のよう。家庭内もボロボロで旦那とはうまくいかず不倫に走り、子供との関係も上手くいかず非常に不安定。時には自殺をはかり、これは未遂に終わるものの、とにかくボロボロ。アル中であり浪費家でもある。ちなみに死ぬ間際には「自分の人生には特別なことは何もなかった」と死んでいったそうなのだが… うーん。

それでも仕事をしている彼女はすごい。極度の緊張屋さんだったようだが、とにかく仕事仕事…。夜中の2時に会議だといってメンバーに招集をかけ、タバコをすぱすぱ吸いながら女同士で意見をぶつけ合う。妥協もなくポジティブなパワー満載だ。今でもマリメッコは、女性90%の会社なんだって。

そうそう、それから「ファブリックの女王」、っていう邦題が素晴らしいね。まさに「女王」だったのだから、アルミは。原題はちなみに「Armi elää!(Armi Alive!)」「アルミ健在!」「アルミ参上!」ってなもんか? 「ファブリック」という言葉を選んだのもいい。これが「テキスタイル」だとまた違っちゃうと思う。それにしてもフィンランド語がたくさん出て来て、なんか分からないけど気持ちよかった。ウチのお客さんにもおなじみの坂根シルックさんが字幕監修を担当。

ところでフィンランド語だったからはっきりと分からなかったのだけど、エンドクレジットが流れる中、音楽クレジットの中にMiikka Huttunen(アラマーイルマン・ヴァサラット)の名前を発見。スタジオの名前と一緒にクレジットされてたってことは録音のエンジニアでもやったのかしら…世界は狭いね。

ちなみにこの映画、音も極端に少ないです。だから集中して観ることが出来る。重ね重ね素晴らしい。是非皆さんもご覧ください。5/14よりヒューマントラスト有楽町/渋谷他で全国順次ロードショー。劇場情報はこちら

また年末から来年2月にかけて文化村ではマリメッコ展が展開されるようです。あわせてチェキラ。今は3月27日まで高知で行われているようです。その後のスケジュールはこんな感じ。

 4月23日(土)~7月11日(月) 島根県立石見美術館
 10月8日(土)~11月27日(日) 西宮市大谷記念美術館
 12月17日(土)~2017年2月12日(日) Bunkamuraザ・ミュージアム(東京)


いただいた資料に掲載されていたアルミのお言葉… 響く!

メイジーお誕生日おめでとう

昨日はメイジー(フルックのセーラの娘)の誕生日だったみたいで、セーラのFacebookにのった写真が良かった。もう9歳なんだって。



これ日本に来たときの写真。まだ小さかったよね。2歳ちょいくらいか?





これなんかステージで踊っている。映像。可愛いけど、エンジニアさんが青くなりそうだ…(みんな、音が自然に出てると思ったら大間違いなんですからね! 音響さんの苦労があって初めて音は出るんです。ライトだって危ないよ)曲はブライアンがメイジーのために書いた「Three Steps」あ〜、めっちゃいい曲!



ブライアンってプレイヤーとしてもすごいけど、作曲家としてもホントにすごいと思う。これなんかも綺麗な曲だよねぇ〜 うっとり。



フルックの来日まで、まだ3ケ月もあるよ。でも結構チケットは売れているので、お早めに。duoの公演はウチで取ると入場整理番号100番代が取れます。チケットぴあとか、eplusとか会場でも売っているけど200番代以降になると思うので、良い番号はウチに申し込んでください。

北とぴあのケルト祭の方は、ウチでは現在4列目まで来てます。まだ、今なら前方ブロック真ん中が取れますよ。

京都も絶賛発売中。京都はけっこう混みそうかも。そういやフルックは関西、初なんだよね… 初来日は盛り上がるんだ、関西の場合。

すべての詳細はこちら

カルデミンミット来日 from フィンランド













ティモ・アラコティラはもうすぐ来日しますが、同時期にこんなバンドも来ますよ。バンド名が何度覚えようとしても覚えられないんだけど…!

普段ウチもお世話になっているハーモニーフィールズさんの招聘。しかし、なんとまぁ、女の子だけのバンドというのは華やかですな。チラシだけ眺めていてもキラキラしていてまぶしいですわ… きらきらきらっっ☆

彼女たちの演奏はノルウェーのフェスティバルで観たことがありますが、非常に劣悪な環境なのに前向きに頑張ってたのが印象的でした。あと他のバンドを最前列でかぶりつきで見ているところも。わたしがヴェーセン最前列で観てて、隣りをみたら彼女たちがいた。ラウーをエイダンの真ん前で観てて、隣りをみたら彼女たちがいた(笑) 

日程はこんな感じです。

 2月28日 札幌 サンビアザ劇場
 3月1日 大阪 島之内教会
 3月2日 東京 光明寺
 3月4日 浜松 楽器博物館
 3月5日 武蔵野 スイングホール SOLD OUT
 3月6日 ひこね市文化プラザエコーホール

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2016年2月16日火曜日

ヒリヒリするような切羽詰まった感覚の中で、選んでほしい

外苑前のおそば屋さん。まいう!
先日やっとだいぶ前に某所に出来た本屋のようなCD屋のような、おしゃれな店に立ち寄った。業界内でも話題になっているお店。おしゃれな雑貨や本とともにCDが並ぶ。おしゃれな感じ。素敵な感じ。こういう店が流行っているみたいだ。わたしの好きな有楽町の某小売り店さんも、最近CD屋でも本屋でもないのに、このテの路線に方向転換した。

なるほど、こういうのが流行っているのね。こういうのが人気なのね。

なーんか、でも私は「違う」と思う。

どうしても自分はこういう場所で本やCDを選ぼうという気にはなれないんだよね。なんかもっとヒリヒリと切羽詰まった感覚の中で、ウチの音楽を選んでほしいんだ。なんかこう「絶対にこれじゃなきゃダメなんです」って言って、選んでほしいんだ。ちょっと素敵だからとか、ちょっとお洒落だからってことじゃなくって!! CDも本も、そんな切羽詰まったものであるべきだ(あ、また「べき」とか言っちゃった)そして熱い気持ちで何度も何度もCDがすりへるぐらい私が紹介する音楽をきいてほしいんだ。本当に心から本やCDを欲する人間は、そうなんだと思う。そうなんだと思いたい。

Amazonで本を買うのは紙皿でステーキを食べるようなもの、と小田嶋先生は言っていた。名言だ。





私もステーキが食べられるのであれば、紙皿でいいやと思っている節もある。先日も紀伊国屋で探検本のハードカバー本をドカ買いしてしまったが、普段は本もCDも、どうしても通販にひっぱられる。私の場合、何が食べたいかは常にはっきりしているからだ。そして食べたいものが決まっているのに、店に行くと大抵の場合はそれが見つからない。そして代わりの何かでは私は満足しない。

では、おしゃれなワインと一緒に素敵な食器で出される食事だったら、自分の目当てのものでなくても食べるのか?ということなのだ。私はイヤだ。私は絶対にイヤだ。食べ物には妥協したくない。これでなくては絶対にイヤだからだ。これ以外の他のものではイヤだからだ。

…とか言ってるからウチはヒットが出ないんだよな。ちょっと「すべてのジャンルはマニアが潰す」に通じるかも。そしてそれは白馬の王子様を待つようなもんだ。私もだから結婚できない。がははははは(と、高笑いしておこう)

PS
とかいって、単におしゃれじゃない自分だから、おしゃれな場所に付いていけないだけなのかも…?(笑)

PPS
別に本やCDを指名買い、ってことではないのよ。言ってること分かる? 昔の小売店はもっと真剣に勝負してた。「自分を救ってくれる音楽」「自分を受け止めてくれる本」を探して必死なお客さんと、真っ向勝負できる何かがあった。

PPPS
例えば六本木WAVE、一時のHMV渋谷のジャズコーナー。あのくらい強く薦めてくれなければ、人のレコメンなんて買わないのだよ…


マリウス・プレダ続報ビデオ!


mission cimbalom who is marius from marius preda on Vimeo.

マリウス・プレダからまた新しい映像が届きました。

0:00 まずはサンドヴァル御大からのメッセージ。「マリウス、おまえは100年に一度の才能だ。同じ時代に生きられて嬉しいよ」そして、これは御大との「チュニジアの夜」かな。すっげーっっ ツインバロン。

1:00 「普段オレはYou Tubeは嫌いなんだが…」と出て来るマイク・スターン。「ピアノもすごいんだよ」と。ピアノを演奏するマリウス。

1:24 デニス・チャンバース 「まだオレはびっくりしているよ」と。ここでTVで演奏するマリウス。ツインバロンすごい。そしてフランスは元マグマのDidier Lockwoodと演奏するマリウス。すごいインプロです。

2:40  Vladimir Cosma なんて言ってんだろ、これ(笑)。マリウスこれ字幕つけないと分からないよ。フランス語? そうなんですよ、マリウスって実は語学の天才でもある。私が知っているだけでルーマニア語、オランダ語、フランス語が流暢にしゃべれる。日本語も聞き取ってフレアークのエリックが舞台で使ってた日本語全部ソラで言える! すごい。

3:43  そしてここでビックバンドとの演奏。すっごい!!!

4:09  そしてなんとヴァイブラフォーンの演奏。マリウスのヴァイヴラフォーン初めて見た! 実はオランダの音楽大学卒業した時、ツインバロンでは取れないからヴァイヴラフォーンで学位取ったんだって。確かに楽器としては似ているかも。当然だが,上手い! っていうか、センスがいい! いいわーこれー

4:52  そしてヴァイオリンを弾くマリウス。ヴァイオリンは、そうなのだ。天才的なのだ。

5:25  そしてアコーデォンを弾くマリウス。

5:37  再びツインバロンに戻って、これは最近の映像だね。来日したポッピー・バジリーも演奏している。これはホントに素晴らしい。

なんかマリウスってホント、100年に一度のミュージシャンかもね。ウチのミュージシャン、みんなすごいけど、その誰ともスケールがまったく違うような気がする。果たして彼のソロプロジェクト、動き出すんだろうか。とにかく見守りまーす。普段なら、私もいろいろプロモーション材料が揃って、プランニングが見えてからここで発表していくんだけど、なにせルーマニア人だから(褒めてます)、何も予測できない。どうなるか分からないけど、彼の持つ才能に乗っかってみようと思う。私もワクワクしています。果たしてソロ来日は実現するんだろうか。

しかしこの映像。誰かが編集しているとはいえ、きっとYou Tubeのたくさんの自分の映像から本人が「この部分使って」とか自分で選んだんだろうな。皆さん、意外に思うかもしれませんが、普通のミュージシャンって自分の演奏している音や映像見るをすごくイヤがるんです。「聞きたくない」って言って。その気持ちはすごく分かる。

でもウチのミュージシャンで自分の演奏聞くの大好き!っていう超ナルシストが2人います。確かに2人とも他とはスケールが違う人たちです。実はそのうちの1人はポール・ブレイディ、もう1人はマリウス。特にマリウスは私にiPadで自分の演奏を撮影させ、それをうっとりと何時間でも見ているから笑える。すごすぎるよ。自分の才能に惚れてるんだなー(笑) まぁ、分かるけどさー(笑)

2016年2月15日月曜日

CARPOOL KARAOKE 2

ちょっと前に紹介したCarpoolカラオケの投稿が人気だったので、もう少し紹介しちゃお。スティービー・ワンダーの回も面白いよ!



冒頭からいきなり運転席に座るスティービー。「本当に運転できるの」と心配そうなジェイムス。スティービーは「大丈夫だよ」「免許もってんだから」「あっ、忘れちゃった」「お前オレのポケットから盗ったろ、免許しょーっっ」「やらせだろ、これ」とか言いつつしぶしぶ運転をジェイムスにゆずる。そして車が走り始めると、カーステレオからは「迷信」のカラオケが(笑)

途中FaceTime(iPhoneのテレビ電話機能)で家族らしき誰かに電話しているスティービー。これジェイムスだよね、と家族に確認。「イギリス人ってみんなおんなじに見えちゃってさぁ!」だって。爆笑。そして名曲「Sir Duke」を歌う。やっぱスティービー・ワンダー、すごいね! 歌うまい!(しかし、ここで私は目が不自由な人にとって、iPhoneってすごい便利かも、と思った。その便利さは計り知れないわ…)

そしてハイライトは、スティービーがジェイムスの奥さんに「I just called to say I love you」…ならぬ「I just called to say James loves you」を電話ごしに歌ってあげるところ。これにはジェイムスも涙ぐみながら感激。「これ歌ったらジェイムスがショウに1時間出してくれる、って約束したんだよ」だって。そして世紀の名曲「Isn't she lovely」

そして意気投合した二人はWonder catというユニットも結成するのだった。スティービー・ワンダーの替え歌を歌う特別なユニットなんだって(爆)

いや〜 ホントこの番組楽しいですね。

下に貼ったのはマライヤ・キャリーの回。マライヤ being マライヤ。「ラジオつけていい?」「いいわよ」(マライアの曲のイントロが流れる)「まぁ、これ偶然じゃないわね!」「何をたくらんでるか分かるわよ」

「たくらんでないよ、これ、新しい車でラジオステーションをどうやって変えたらいいか分からないんだ」とジェイムス。

「歌わないわよ、昨日は寝てないんだから今日は絶対に歌わない。とうるるった♪ とるるるっ〜♪」って結局歌っちゃうところが笑える。



こういう海外のエンタメ番組を紹介するブログとかやったら盛り上がりそうだけど、誰かやらないかな。私じゃ英語力にも問題あるし、こういうポップス界のこと良く知らなくって(爆)

しかしミュージシャンもいろいろだよね。この機会を最大限に利用し楽しい番組作りに協力するプロフェッショナルな皆さんはホントに素晴らしい。ウチのバンド連中が、万が一こういう番組に出てジェイムスと楽しい時間を過ごしたとしても、何ができるかと思うと相当悩む(爆) ポップス界の皆さんに拍手!

リリースされないメジャーレーベル音源(アイルランド関連) 

今やCDが出ても出なくても、来日にはあまり関係ないわ、みたいな状況になったが(というか、出さずにおいて会場で売った方がいい、という説があり…)、昔は外国のアーティストの場合、CDを出して事前に充分プロモーションしてから来日させるというのが常であった。2010年くらいまではそれが必須だったように記憶している。

CDが出ていることは来日の基本であり、だから私も好きなアーティストが出来ると、まず考えることは、まずどうやってCDをリリースさせるか、ということだった。で、大抵は自分で出していた。もしくは人にお願いしてメジャーで出してもらったりしていた。

そんな自分の力が及ばない事は多々あれど、一番の障害はアーティストの音源がメジャーに属していて自分たちでは自由にならない、という事であったりした。そう、メジャーの隅っこにいると、なかなか日本でリリースされないという悲劇があるんですよ。牛のお尻より鶏の頭になれ、ってなもんでね。インディーのアーティストの方がなんぼかやりやすい。インディーとかだと、まぁ小さな会社同士が結託して、地味にでもリリースできるという自由が生まれる可能性もあるわけです。

そんなわけで、今日はちょっと思いついてメジャーレーベルの中に埋もれていて、なかなか紹介されなかったアイルランドのシンガー、バンドたちを紹介してみようと思います。

Christy Mooreなんか、一番盛り上がってた時がソニーのメジャーリリースだったから、やはり日本ではとても難しかったよね… 上手くすればキングレコードとかでメアリー・ブラックなんかと同じ時期にリリースされ、プッシュされていてもおかしくなかったんだが…こんな名曲を歌っています。巨匠の味わい…とはいえCDが出たとしても巨匠すぎて簡単な来日はありえなかっただろうけどね。


Brian KennedyはBMGだったよな…。彼はいっときホントにアイルランド/UKで、人気があった。BMGがSweetmouthというユニットでマーク・E・ネヴィンとやってて、そっちは日本盤が出たと記憶しているのだけど、パッとせず。一応、ネヴィンが、エディ・リーダーの後に自分の歌をポップに歌えるアーティストとしてパートナーに選んだのがブライアンだったのだろう(と私は思う)。で、ソロになってからもずっとブライアンはBMGからアルバムをリリースしていた。私が一番ヘヴィにアイルランドに通ってた頃に一番流行ってた男性シンガーで、ライブがすごく良かったから、私も思い入れもあるのよね。フェスティバルの楽屋で何度も出くわし、可愛くて性格も良さげだった。ウチのブー・ヒュワディーンともすごく仲良し。で、記憶は不確かなんだけど、ブライアンとはニューヨークのどっかでタクシーをシェアした記憶があるのだ。あれは前後関係はどういう経緯だったんだろう。懐かしいよなぁ。寒い季節のニューヨーク。黄色いタクシー。私は彼を彼のホテルに落とし、自分はそのまま同じタクシーで自分のホテルに帰った…と記憶している。そういえば、あの時日本に来たいと言ってたよなぁ。社交辞令だったのかもしれないけど。そんな小さい事ばかり覚えている。彼はメジャーでなければ、きっと私がやってたよな。ブライアン〜っっ、縁なかったね…


あ、そうそう、ブライアンはヴァン・モリソンのバックシンガーを長くやっていたので、それで知っている人は多いかも??


Andrew Strong。コミットメンツのリード・シンガー。こんなに歌えるのに、いまいちパッとしなかった。でも「Strong」は名盤だったなー。もちろん映画「コミットメンツ」のサントラは日本盤がちゃんと2枚とも出たけど、そのあとのソロは日本盤が出なかったんじゃないかしら。何度かお会いした本物はホントに「コミットメンツ」のデコみたいな性格で、それがカリスマ性を助長させ、かっこよかった。コンサートをやる時は、それなりの規模の公演をやっていた。若くて、お肌がツルツルですっごく可愛かった。今も若い。私より10歳くらい下だ。ロンドンの彼のコンサートの楽屋にポール・ヤングが来て「同じマネジメントなんだ」と言っていた。私はポール・ヤングの大ファンで、恥ずかしくてポールには挨拶できなかった。92、3年ごろ?


そしてアンドリューのパパがかっこいいですよ。Rob Strong。いいでしょ。声が同じだ!


Paddy Casey ソニーが一時めっちゃ押してた。90年代の終わりごろか。私はイマイチ好きになれなかったけどダブリンの町は彼の駅ばり広告で埋め尽くされていた。彼なんか日本でちゃんとやったらアイドル的な人気になったような気も… 数ヶ月前「アイルランドに住み着いた日本人女性」のドキュメンタリーをTVでやっていて、その彼女がパディ・ケイシーの大ファンで…という流れで、彼のVTRが日本で流れるという事があった。が、TVでちらっと紹介されただけでは世の中は変わらない。今でも彼のことを知る日本人は少ない。TVで紹介された時「アイルランドの山崎まさよし」と言われていたのが印象的だったが、山崎さんの方が歌もギターも上手いと思う。


Imelda May うんと最近の人。ユニヴァーサル。BBCのプレイリストで火がついたロカビリー・シンガー。意外にもピーター・バラカンさんが彼女のことをすごく褒めてた。シャロン・シャノンとも大の仲良し。ポール・ブレイディにイメルダ・メイなんて日本じゃ誰も知らないよ、と言ったらポールは目を丸くしてた。世間知らずのポール…。でもホントだよ。でもそのくらいイメルダのアイルランドでの人気はすごい。アイルランドで看板音楽番組まで持っていて、メアリーやポールも出演していた。そういやポールは、自分のメジャー時代の作品が「Trick or treat」以外、まったく日本で発売されてなかったのを知らなかった。


Damien Dempsy こちらもソニー。私は好きだけど、ちょっとクリスティ・ムーア的な人気なのよね、彼。つまりなかなか国外ではヒットしないタイプってこと。悩める者や貧しい者や若者の味方。ダブリンの社会派シンガー。これが正しいダブリン・アクセントだと、グラーダの連中がすごく褒めていた。一時期、私も狂ったように聞いてた。こう顔をしかめて目を閉じて固い感じで歌うのが彼の看板なのよね。一度ちゃんとライブが観たい。きっとすごくいいに違いない。お客はガンガン一緒に歌っているに違いない。


Jedward!!! ユニヴァーサル。ダメかな。ジャニーズに入れたら受けそう!?


そして最近最大の話題のこちらの方〜っっ。グラミーにもノミネートされたってのに、日本じゃリリースなしのHozier。なんと日本のウィキが出来てるぞ!(嬉) それにしても彼の名前はカタカナでどう表記すべきなんだろう。アイルランドでは、みんなホジエって呼んでいるように聞こえるのだが。アヌーナに在籍していた時期もある。


そしてウチのオイっこ…というか、メアリー・ブラックの次男のバンド、ザ・コローナズ。今はユニヴァーサルなんだけど、日本盤…当然のようにでないね! でもあれだけヒットしたホジエも出ないくらいだもん、しょうがないか。だけどファーストは日本でビクターさんが出してくれたんだよ! そして来日もして結構盛り上がったんだよ、ユニヴァーサルさんは知らないだろうけど!!(笑)


もう1コのせちゃお。日本で発売になっていたら、きっとウチのルナサが世間一般に知られる良いきっかけになっただろうと思われるナタリー・マーチャントの「Leave Your Sleep」。ウチのルナサが、この世界的女性シンガーが録音した最高に素晴らしいトラック。彼らも実力をいかんなく発揮していると思う。もちろんナタリーの歌も素晴らしい。Nonesuchからリリース。日本盤は出ません。(しかしNonesuchって良いレーベル名だなぁ)


メジャーレーベルの皆さん、アイルランドのアーティストをどうぞよろしく。リリースしたら、きっと売れますよ〜〜 (とか書いて,大した資料もなく書いています。もしすでに発売されていたのに不発だったり、私の知らないところでヒットしてたりしたら、すみません。私、日本の洋楽シーンって疎いんですよ…/笑)

いや、メジャーレーベルはメジャーレーベルでいろいろ大変なんだと思う。私みたいに勝手にほざいて自分の好きなことしかやらないインディーのヤカラとは事情が違うんだわ。昔はそれでも出せば赤字になることなんてなかった。でも今やCDは出せば出すほど(製造すればするほど、製造費がリクープできなくて)赤字になる。CDはそのくらい売るのが大変なのだ。

2016年2月14日日曜日

津田大介さんのトークイベントに行きました〜 「情報」を「行動」するためのガソリンにする


ちょっと前に真剣にこのブログのアクセスを解析をしたら、このブログで人気がある投稿は、意外にも「文学」。そして「ビジネス」(これもびっくり)、そのあとが「映画」で「音楽情報」は4番目なのだそうだ。なので、読者の皆さんの期待に答えて「ビジネス」ネタ?行きたいと思います。

ORACLE主宰のPOCO Clubというクラブ組織の無料イベント。無料登録で会員になると、こういったビジネスに役立つ講演に参加できるということらしい。普段休日には極力出歩かない私がわざわざ出かけていったのは北区を代表する言論人、津田大介さんの講演だから。久々だったけど、津田さんの話はホントにいいね。毎回、なんかこう前向きになれる。頑張ろうって思えるようになる。

しかし無料で参加させてもらって企業さんにはお礼が言いたいところだが、講演中のツイートや写真は禁止…ということで、せっかくの企業宣伝イベントなんだろうに、これじゃ意味がないのではないか、と思った。受付でちゃんとPOCO CLUBのFBに「いいね」してるかとか、Twitterフォローしているのか念入りに確認されたが、そんなことよりもイベントを多くの人にツイートさせ拡散させた方がフォロワー増えるんじゃない? しかもイベント終了後「写真はオフィシャルのものを出しますから」という女性司会者の言葉もむなしく、発表したつまらない登壇者のポートレート的写真はRTやシェアがほとんどない。それともこういうのが今、デフォルトなんだろうか? ま、いいや、大きな会社には大きな理由があるのだろう。私のような素人が何を文句を言うか。無料で見せてもらったわけなのだし…そんなわけで当然録音とかも禁止な講演だったのでひたすらメモを取った。簡単にレポートするけど、でも私の解釈が間違っていたらごめんなさい。

テーマは【「情報」を「行動」するためのガソリンにする】ということ。津田さんらしい!

情報発信は以前一部の限られた人の特権だった。ところが技術が生まれ,誰でも情報が発信できる時代になった。

ところで200年以上続いている会社って、世界でどのくらいあるかご存知ですか?と。6000くらいあるんだけど、そのほとんどが驚くべきことに日本の会社である、と。サスティナブルな会社が生き残っている。ちなみに世界で一番古い企業は飛鳥時代から宮大工として活躍していたという日本の建築会社だそうです…すごい。つまり変わり続けることが生き残る秘訣。情報を得て,常に自分を更新していくことが大事だ、ということ。

「分かる」ということは「変わる」ということ。自分が自分の中に存在しているのではなく、変化する過程で少しずつ自分が構築されていく、ということ。知識や情報を得るだけでは意味がない。使うことではじめて本当に知識を理解できる。情報を集めているだけでは野球を楽しむのに教則本だけ読んでいるということとまるで一緒。野球はプレイしてはじめて理解できるのだ、と。

そんな中メディアリテラシーはとても重要だ。例えば福島の画像。「Fukushima」 「ふくしま」福島」で検索した時、まるで違うものがあらわれる。(それぞれリンクしてみたので、是非見てみて!)これくらいイメージが違うんだ、ということ。

そんな風に情報は溢れているけど、情報を伝えるメディアは多いけれど、そこからどうやって有益な情報を得ていくか、というのが重要。

SMAPの報道で学んだこと。誰が発言しているかはっきりしていない主語がない記事は注意すべき。本当に本人が言っているのか。本人の敵が言っているのか。どこが情報源なのか常に想像し、考えるべき。とくに新聞によく見られる「が、わかった」という表現には注意が必要。「〜がわかった」という表現には主語がない。誰が言ったのかはっきりしない。事実が何もないところから立ち上がっている。こういう表現には注意。

最近の例では北朝鮮のニュース。NHKではミサイル。NHK-Worldではロケットと表現されている。メディアには、こういうバイアスがいたるところにある、ということ。

ちなみに津田さんの情報収集源はネット30%、紙30%、人40%。TVは時間の効率がものすごく悪い。(ただし「クローズアップ現代」のようないい番組もある)

世論=よろん、せろん。本来「世論」「輿論」は違うものだった。それがいつの時代かにごっちゃになってしまった。「輿論」何もわからない人にきちんと実名で説明する、というもの。Public Opinion。「世論」は一方で「ベッキーむかつく」とかそういうPopular Sentimentsを表すもの。発信する情報は、常に「輿論」かどうかを意識して発信しないといけない。(世論と輿論についてはここを参照。本も出ているみたい)

そして行動するときは「折れない心」が大事。デフォルトは失敗なのだ、ということを理解すること。失敗して当然なのだ、と。でもあきらめない。ナタリー時代、スポンサーを探して何社もまわった、と。そんな津田さんの原動力は好奇心だそうです。知らないことを知るのは楽しい。そういうシンプルな話で充分だよ、とのこと。行動するコストというのは今、おどろくほど安くなっている。頑張りましょうよ、という前向きな結論で講義は終わった。

以上ざっくりですが、こんな内容でした。津田さん、ありがとう。オラクルの方であとでまとめがどこかに掲載されるらしいので、それも期待したいと思います。ありがとうございました。

PS
あ、あと偉い人ほど知的に謙虚って言ってたなぁ。それ、すごく分かるなぁ。そして偉い人ほど常に「知りたい人」である、っていうことも。知ることについて目的がない。知る事自体が目的。それが楽しい、って思えるのが大事、というお話も。響きました。

映画「スティーブ・ジョブズ」を観ました 2

映画の感想の1はここ。まずはこちらを読んでください。

さて映画「スティーブ・ジョブズ」にも出て来たスティーブのプレゼンテーション3本。…っていうか、実際にはこのプレゼンのシーンは出てこず、単にこれらのプレゼンの直前のバタバタグチャグチャがあの映画で描かれていたわけなのだが…

1984年のMacintoshのプレゼンテーション。「ハロー!」


最近発見されたというNextのキューブ。プレゼンテーション。


そしてiMacのプレゼンテーション。


ちなみに私が一番好きなジョブズのプレゼンはこれ。iPhoneの時のもの。「今日は新しい3つの機器を紹介する。新しいiPod、新しい革命的な電話機器、新しいインターネットディバイス」「この3つはバラバラのものではない。これは1つのものだ」「We are calling it "iPhone"」



うー ぞくぞくする!! 私は今だiPhone持ってないけどね。このワクワク感が、スティーブが私たちに教えてくれた1番の宝物だ。人をワクワクさせないとダメだ、と。

一方で好きなインタビューは圧倒的にこれ。1995年。アップルを追い出されていたときのスティーブ。このキラリと光るカリスマ性。あぁ、なんて素敵。このインタビューは映画にもなった。この映像は15分のダイジェストで字幕もあるから是非見てください。あぁ、今みてもホントウに感動する。何度も何度もみた。



ありがとう、スティーブ。本当にありがとう。しかし… スティーブのいない世界は寂しいね。今,生きてたら、どんなことを言ってくれたんだろうか、と思う。スティーブ、オレあと6年でスティーブの歳を越えちゃうよ…

ホントに映画「スティーブ・ジョブズ」は良かった。この映画の勝利はなんといってもセリフだね。圧倒的なセリフの量、そして脚本にあると思う。

脚本家のコメントより(パンフレットに掲載されていたもの)「この映画は写真ではなく絵画だ」「アイザックソンは長編のジャーナリズム作品を書いた。彼は客観性を重視しなくてはいけなかった。僕の仕事は主観を重視しないといけない」「スティーブの人生には鍵となる人間関係の葛藤があると気付き、それを製品発表にからめたら形になると考えた」 正しい!! まったくもって正しいよ! そう会話劇がまるでアクションシーンみたいな迫力だ。そして…芸術は主観的表現じゃなくちゃいけない。

この膨大な量のセリフを最初の本読みリハの時にすでにモノにしていたのが主演のマイケル・ファスベンダーだったという。みんながテーブルの上に台本を出した時、ファスベンダーは台本を鞄から出そうともしなかったらしい。すごい。すごすぎるな!

映画を見終わった直後は、もう1回ジョブズ本を読んでみようと思ったけど、そんな必要ないと分かった。今、私は探検家本読むのにとても忙しいってのもあるけど……。そうなのだ、この映画を事実と照らし合わせてどうなのかとか、そういうことは関係ないのだ。この映画はちゃんとジョブズを描ききっている。この映画に書かれているエピソードが実際にあったかどうかは別として、そしてこの映画でのジョブズが私の持つイメージに近いかどうかは別として、私は人とその人が思うジョブズのイメージをあーだこーだと話をするのが好きだ。この映画の制作陣と、俳優陣と、ジョブズってこうだよね……って話しあっているような気分になるのだ、この映画は。そう、私たちの中にジョブズは生きている。そして誰もが発見するのだ。自分の中のジョブズ性を。

表面的なものごとやエピソードにとらわれるとアストン・カッチャーの映画みたいに中途半端なものになっちゃう。そうじゃないんだ、ってこと。ホントにすごい人は、すごい脚本は、いきなり本質を掴みに行く。うん、ホント、そうじゃなくっちゃいけない。私たちは芸術の仕事をしているのだから。