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2016年4月30日土曜日

北とぴあケルト祭 準備で忙し〜っっ!:料理教室会場下見、カフェメニュー研究など

本日「アイルランドの家庭料理」「ケルトの国のごちそうめぐり」でおなじみ松井ゆみ子さんと「北とぴあケルト祭」のイベント、料理教室の会場施設の下見および材料などの打ち合わせへ。滝野川の文化センター、そして赤羽の文化センター… 最後は赤羽で前打ち上げ(笑)


楽しみですね〜

松井ゆみ子さんはこういう文章/イラストみたいなのを書くのが得意なので、あれこれ準備してもらう。
















そしてカフェメニューの「クリスプ・サンド」の試食会。カフェのプロデューサー、N山さん、ありがとうございます。

クリスプ・サンドについて、知らない人はいないでしょうけど、今,アイルランドでもっともナウでイケてる食べ物なんですよ。これは絶対に食べなくちゃ!

フルックの来日公演情報はこちら





2016年4月29日金曜日

BBC FOLK AWARD 2016 おめでとうございます。

おめでとうございます。この曲、日本でアヌーナとやったよね! このCDも日本が先行発売だったから、なんかもう全然昔のことのようにおもってた。だから、忘れてたよ。この曲の素晴らしさを。今、聞いてもあの年のケルティック・クリスマスの素晴らしさが思い出される。BBCがやっと日本に追いついたか(笑)



そしてこの先日来日したリアノン・ギデンズも。こちらがすべてのウイナーのリスト。チェキらっ!

http://www.bbc.co.uk/programmes/articles/53VR80xzzrcm2xrtyH8thdn/the-winners



2016年4月27日水曜日

スクイーズ セットリスト

結局全公演行ってしもうた。セットリストです〜

【1st Concert】
Hourglass
Is that love?
Anither Nail
Onely fifteen
Beautiful game
Some fantastic place
The Truth 
Nirvana
Elephant Ride
Pulling Mussels
Evertything
Lalbelled with love
Slap and tickle
Black coffee in bed
Good bye girl
encore: Take me I'm yours


【2nd Concert】
Hourglass
If I didn't love you
Open
Cradle to the grave
Harper valley
Tempted
Pulling Mussels
Up the junction
Snap crackle and pop
Is that love?
Another Nail
Happy Days
Slap and tickle
Black coffee in bed
Good bye girl
encore: Take me I'm yours

グレン素晴らしかったですね。
セットリスト拾ってる人いたけど、ご覧のように多少予定は未定なんですよ。

ビル・ジョーンズの素晴らしさ:Táimse Im Chodladh



アイルランドの有名トラッド「Taimse Im Chodladh」いろんなヴァージョンがあるけれど…

イーラ・オレナード



ゾーイ・コンウェイ



この曲は実はシェイマス・ベグリーの姉妹の女性シンガー、Seosaimhin Ni Bheaglaoich
(ギャヴィン・ラルストンのお母さん)のヴァージョンがアイルランドでは、すごく有名。もちろん元の歌詞はゲール語。この曲を歌っている映像がないので、これを貼り付けておきます。


でもビルがそれを英語にした。
たまたまデイヴィッド・マネリーとギャヴィン・ラルストンと日本で会ったビルは、ギャヴィンに対して「この曲、英語で歌っちゃって大丈夫だったしら」とひたすら恐縮してた。伝統音楽を歌うということは、先に行く人たちへの尊敬の気持ちがないと出来ないし、自分自身にゆるがない自信も必要だ。

そしてこの曲を3人で南青山マンダラで一緒に共演したよね。あれって,何年前のことだったかしら…と思ってみたら、2004年だった。時間がたつのは早いもんだよね。この頃はこういう小さいサイズの来日をよくやってた!

でもって、私はビルちゃんのこの英語ヴァージョンが一番好きです。つまり、私はビルを通してでしか、この歌を理解できなかった。ビルのヴァージョンを聞かなければ、この曲に興味も持たなかった。伝統歌手とは、そんな存在であるべきだと思うんです(あ、また「べき」とか言っちゃった)。歌を運ぶ存在。歌はシンガーよりも重要だ、ってビルちゃんは言ってました。これ、誰かの有名な言葉だよね。でもホントウだ。音楽はいつも人間よりも大きい。では感動のビルちゃんヴァージョンを聞いてください。







ビル・ジョーンズ来日の詳細はこちら

2016年4月26日火曜日

フルック もうすぐ来日です〜

フルックの映像。かっこいいねぇ〜 



ブライアンの方をキッとみつめて演奏するセーラの集中力がすごい。そういやブライアンは、いつもそんな風に「バンドの番頭」に恵まれている。Kanの時のエイダンもそうだけど、エイダンもブライアンから目を離さないように、ずっとブライアンの方を見て演奏している。良いねぇ,バンドって。

10年くらい前、ロビン・ヒッチコックがバンドで来日した時、R.E.Mのピーター・バックが、ずっとロビンの方を見て演奏していて、その姿をかっこいいなぁ!と思ったのだった。ミュージシャンシップというかね。バンドマンシップというかね。

特に日本のバンドを見ていると分かるんだけど、日本のトラッドグループの多くはメンバーがお互いがお互いを聞いていないと思う。お互いを聞くこと。そこからバンドの音楽は生まれる。

彼らのバイオグラフィーにも書いたけど,今やルナサですら代打のフィドラーやギタリストやベーシストでツアーをするようになったのに、ファースト・アルバムからメンバーが変わらず活動しているのはフルックしかいない。(もっともファーストが出る前のライブアルバムの段階ではフルート3名+エドだったわけだけど)

そもそもバンドって、有機的なものだから、誰かが代わりに入ったところで成り立つものではない。フルックは、メンバーがずっと固定しているということで大変な時期もあった。でも4人で乗り越えて来た。いわゆる英国のフォーク・マフィア陣からは気に入られる存在じゃなかったから、フルックは最初のBBCを取るまでにずいぶん時間がかかった。でも日本のファンはファーストの頃からずっと応援してくれてるよね!

私が彼らのライブを最初に見たのは、おそらくファーストを出してまもなくのころ。スコットランドで一度観た記憶があるんだよね。しかもものすごい僻地で。あの頃はわたしも若かったし、知らない町に行くことにも喜びを感じていたから、わざわざそういう僻地にメンバーを訪ねていったんだと思う。2度めはおそらくもう来日させよう、と決めた頃で、なぜかライターの五十嵐正さんと一緒にマット・モロイズで見たような記憶がある。あれって経緯はなんだったっけ? でも五十嵐さんとずっと一緒に行動していたというわけではなく、しかも翌日それぞれまた別の方向へ旅をしたような記憶がある。もう記憶がない…

そのあとフルックをロンドンで見たとき、「あぁ、フルックってロンドンのアイリッシュバンドなんだな」とちょっと思った。セーラがロンドン在住だってのもあるけど、エドはバース、ジョン・ジョーはマンチェスター、そしてブライアンは北アイルランドのアーマーの出身だ。そんないろんな場所から集ってきて、ロンドンで一緒になったメンバーって感じがする。

彼らのライブは、初期の頃はもしかしたらそれほどすごいものではなかったかもしれない。でもアンサンブルを重ねるうちに、バンドはどんどん演奏が良くなっていくんだよね。彼らはぐんぐん上手くなった。そしてCDはファーストの「フラットフィッシュ」からセカンドの「ルーバイ」への飛躍が本当に素晴らしかった。そして続く「ヘイヴン」も完成度が高かった。そしてアルバムはいまだにこの3枚しか出ていない。再結成した時セーラが「新作を作るかもしれない」みたいなことを言っていたし、実際作り始めたんだろうけど、それはいまだに日の目をみていない。

ファーストの頃は、バブル経済は終わっていたとはいえ、今に比べるとうんとCDも売れていたし、ウチなんかそのCDで得た利益を持って、ライブの赤字補填にあてるような経営状況だった。1つのツアーを作ると50〜100万くらい赤字になったが、それはCDの宣伝費ということで私の中で良しとされた。雑誌に広告を売ったり、店頭ディスプレイにお金をかければ,その程度の金額はすぐに終わってしまう。それよりも来日させてライブを作った方がミュージシャンとの人間関係もできるし、ミュージシャンとお客さんとの人間関係も出来るし、良いと思ったのだ。

一方で,そんな風にわたしがバンドに投資しているのを知りながら、こちらに断りもなく勝手に現地の別の卸し屋からCDを入れて勝手に販売しているレコード店にはホントに頭に来たものだった。私も若かったしね。しかもそういうゴキブリみたいな連中は、こっちが一所懸命宣伝しているのを分かっていて、プライドもなく、人ンチのプッシュものに便乗してくる。事業の初期はそういうのがものすごく気になった。実際、それを気にしてゴキブリたたきに夢中になっている同業者もたくさんいた。でも、自分の事業を続けているうちに、私は自分はそんな足下のことに気持ちを取られてはいけないと思うようになったのだ。プロデューサーたるもの、足下のゴキブリも含め受け入れていかねばならぬのだ、と。(ってかくとかっこいいけど、単なるやせ我慢、とも、諦め、とも言う/笑)

長くやっていれば、いい時期も悪い時期もある。良い事も嫌な事も同じくらいある。まぁ、でもそれでもバンドと長くこうして一緒に続けていられることは本当に幸せだよなぁと思う。もしかしたら、結婚とかもこういう気持ちになるんだろうか? いろんなことに一喜一憂してた頃から比べたら、ちょっと自分は落ち着いちゃったかもしれないけど、それでもなんだかバンドと私と、それを取りまくすべてに今は感謝している。

というわけで、フルックの来日までもうすぐ。詳細はこちら。チケットはそろそろ輸送時間を考慮し、通信販売は締め切りたいと思っているので、お早めにご購入ください。

北とぴあはソールドアウトが近い。もうほとんどチケットないんだけど、今日PA席と関係者席を整理して、少し席を増やしました。でもこんな感じ。斜め線は予約が入って着金待ちのもの。それをのぞくと、あと12席。詳細はこちら。こちらもお早めに。


2016年4月25日月曜日

新日本フィルの生オケ・シネマ:チャップリン「モダン・タイムス」に是非!





本日、新日本フィルの生オケ・シネマ:チャップリン「モダン・タイムス」の前ふりトークショウ「泣いて!笑って! チャップリンの知られざる魅力」がありまして、私もそれに参加してきました。が、なんと時間を間違えて2部から参加という…あぁ不覚!! でもすごく良かったので内容をまとめます。

ぜひもう行かれる予定にしている方も、ご覧いただければ幸いです。なおこれは野崎が録音もせずメモったものをベースにしているので、勘違い/誤解あれこれあるかもしれません。そもそも映画もチャップリンも良く知らないし…何かありましたら、それはすべて野崎の責任ですので、ご了承ください。また間違いを指摘してくださる方、歓迎です。

お話はサウンド&ヴィジュアル・ライターの前島秀国さん。

というわけで、すみません2部から。チャップリンの音楽について。

なんとチャップリンはビートルズがヒット曲をばんばん出してた時代に、This is my song(「伯爵夫人」A Countess from Hong Kong)を2週連続チャートインさせたとか…



そしてこちらも大ヒット。Bound for Texas(「偽牧師」The Pilgrim)より



「都会みたいなゴミゴミしたところじゃなくてテキサスに行きたいな」という音楽。これも作詞作曲チャップリン。歌うのはマット・モンローで、このころはまったくの無名。でも4年後007の「ロシアより愛をこめて」で大ブレイク。しかもこの曲はビートルズのジョージ・マーティンのプロデュース作。つまりジョージ・マーティンはビートルズでばんばんヒット曲を飛ばしながらも、当時こんな映画の仕事をしていた、というわけ。

そして1964年にはサーカスという作品で、曲、作詞、歌も手がけるチャップリン。79歳、これが最後のヴォーカル録音。



いいよねぇ〜これ!! 「Swing little Girl」「いつも上を見て漕ぎなさい、っていうメッセージの歌。下をみてたら虹を見つけられないよ」と。(歌詞もシンプルで素敵でいいねぇ〜、チャップリンは!!)

他にもライムライト「テリーのテーマ」なんかも大ヒットしている。これは泣けますよねぇ、ホント。

さて一方で、今回の指揮棒を振るカール・デイヴィスについて。映画音楽の作曲家でもあり、チャップリンの音楽の指揮者として有名。以前にも新日フィルで「町の灯」をやったことがある大ベテラン。一般の音楽ファンにはポール・マッカートニーの「リバプール・オラトリオ」の共作者として知られている。このドキュメンタリー、すごい面白い。特に実際作っているシーンが見られる、これ! すごい。2:23あたり以降に注目。



カール・デイヴィスは、いわゆるゴリゴリのクラシックの人ではなく、エンタティナーであり楽しい人。映画音楽をよく振っており、ポップス・オーケストラなんかとの共演も多い。ちなみにこちらはPROMSでのゴーストバスターズ。御大、自分で叫んじゃって、楽しい!



こちらはジェイムス・ボンドのテーマ。



例えばチャップリンの「街の灯」などは、もともとの映画のサウンド・トラックが非常に音が悪い。それを復元するのがカール・デイヴィスの仕事。まずはこのボクシングのシーンとか…(1:26くらいから見てください)



これが音楽がクリアだとフルートがちゃんと聞こえて軽やかな動きをフルートで表現しているのが分かる。ところが映画のサントラだと、まったく籠ってしまって、よく聞こえない。当時は音を録音する技術が今ほどなかったのだが、音楽がクリアだと、そのシーンにおけるギャグもさらに生きてくる。またロマンチックな少女とのシーンではハープが効果的に使われる。

ちなみに当時録音においては、オケは映像のスクリーンをみながら、みんなで笑いながら演奏していたそう。

「モダン・タイムス」において名曲「Smile」は5回出て来る。4回目まではそれぞれが夢、希望のシーン。最後の5回目だけは夢を失い,職を失い…というガックシ…のシーン。それでも諦めずに2人で行こう、というその意図もこめて再び「Smile」が使われる。

ちなみにこの曲のアレンジを担当したデヴィット・ラクシンとチャプリンの会話の記録によるとチャップリンはこの曲を「プッチーニみたいな曲にしよう」と言っていたのだそう。つまり元曲はこれ。



確かに和声とかが似ている。でも、それ以上に「ある晴れた日に(蝶々夫人)」と同様、「夢を見続けよう」というメッセージが「Smile」とちょっとつながりますね、と前島さん。なるほど。




とにかく「モダン・タイムス」のサントラも、「街の灯」ほどじゃないけど、音がよくない。当時は60人くらいでレコーディングしていたのだけど、マイクはたったの1本。

それなのに作曲に4ケ月半、録音に6週間かけているという尋常じゃない時間の掛け方だった。前島さんによると、現在のハリウッドでもこんなに時間をかけない。現在の日本の作品などは1日,2日で録音してしまう事もしばしば。そのくらいチャップリンは、音楽の細部の細部にこだわった。上は貴重なレコーディングの様子をとらえた写真。

例えば当時の指揮者のアフレッド・ニューマンなどは、あまりチャップリンが細部にうるさいので、途中で指揮者を降りてしまったほどだと言う。



ちなみにチャップリンは当日アメリカに亡命していたストラビンスキーやシェーンベルグ、アイスラーなどとも仲良しでこんな写真も残っている。左がチャップリン。真ん中がシェーンベルグ夫妻。

ちなみにシェーンベルグはチャップリンの音楽を聞いて「映画は素晴らしいけど音楽はダメ」と発言したらしい(笑)

いずれにしても、そんな風に音楽に細かい指示をまで出していたチャップリンだけど、当時の録音技術では、彼の望みを実現できなかった。そして、今、本来チャップリンが望んだ音楽で再現するのが、この生オケ・シネマのコンセプトだ、ということ。

実際生オケ・シネマにおいては、音と映像のシンクロが非常に難しく、指揮者はホントに映画を知り尽くしていないと上手くいかない。チャップリン財団の方であまりに各指揮者/オーケストラのクオリティが低いので、認める指揮者以外、こういう企画をやってはいけないこととなり、今、世界でチャップリンの生オケシネマを振れる指揮者は、たったの4名。カール・デイヴィスはその貴重な1人。だから現時点で、世界最高水準の演奏になることは間違いなし、ということなのだ。

生オケ・シネマはオーケストラもみんな泣いちゃうし、一緒に笑ったりしちゃう。そんな風にみんなで楽しく見て、体験するのが、映画本来の楽しみ方なんですよ、と前島さん。

うーん、なるほど! やっと生オケシネマの意味が理解できたような気がする。これはホントに楽しみ!

それにしてもこんなに巨大スクリーンで見れるんですよ。それもすごい。下はトリフォニー・ホールさんのfacebookページより、スクリーンテストの様子。


公演の詳細、チケットはこちら。私も2回目の回にお邪魔する予定にしております。

PS
こんな映像も発見! 

2016年4月23日土曜日

Flook、もうすぐ来日! 珍しい映像を発見



珍しい映像。まだジョン・ジョーが入る前のバンド。おそらくマイケル・マクゴールドリックの代打でコーマック・ブラナックが出たのだと思われ…

それにしてもいい曲だよねぇ〜 セーラ、アコーディオンも持ってくるって言ってたので、きっとこの曲もやるんだと思います。

このバンドは、もともとフルート3名+ギターという編成だった。マンチェスター出身のフォーク畑のワーキング・ウーマン、ベッキー・モリスが4人を引き合わせてスタートした。タイプの違うフルートを3人揃えてバンドにしたら,面白いだろう、というのがベッキーのアイディアだった。

ちなみにベッキーを私に紹介してくれたのは、英国のフォークシンガー、クライブ・グレッグソンのマネージャーだった。ベッキーは、その後、私にルナサも紹介してくれた。そうやって人脈は無限に広がっていく。そのあと、経済的にいろいろ問題がおきて、ベッキーは業界から引退となり、今は復活してクラシックの仕事をしているが、基本的にみんなとはもう連絡を取っていないようだった。みんなの間に何があったかは分からないけど、いろいろあったんだろうと思う。狭いフォーク業界だもんね。詮索するのは野暮というもの。外野があれこれ想像で物を言ってはいけない。

フルックは1度解散し、そして再結成し、今はほぼ昔と同じようなペースで活動を復活させている。長くやっていればいろんな時期もある。でも今、彼らも元気で、わたしも元気で、お客さんも元気で、このコンサートの日が一緒にすごせるだなんて、それだけでも素敵なことじゃないでしょうか! 本当に、また日本公演が出来る嬉しさよ。

来日まで、3週間くらい…かな。5/14(土)の渋谷duoの私がもっている手売りチケットは、残り44枚。もちろんチケットぴあやe-plusでも買えるけど、そっちは入場整理番号が201番以降ですから、良い番号はこちらで購入ください。

また北とぴあケルト祭のチケットも、もう会場の後方のみとなっています。といっても、400名ほどの小さな会場なんで、最高列でもよく見えますよ。こっちの公演はレクチャーや、あれこれ販売などもあって、とても楽しいものになりますが、公演自体、照明を特にウチで入れていないため、クラシックみたいな演出なしの照明になります。そういう意味では音楽をしっかり味わいたい人には、duoの公演の方がお薦めかな〜

今日,即売で販売するCDがセーラから届いた。なんと懐かしのファーストアルバムがある! 会場で販売しますので、お楽しみに。




A CASE OF YOU

プリンスってよく知らなかったけど、これはグッと来た… ジョニ・ミッチェルのカバー。メアリー・ブラックがFacebookでシェアしてて知りました。



本日はエニド2日目公演をお手伝いしてました。いい現場は幸せになれるね。ホントに素晴らしい2日間でした。ありがとうございました。

ロバート御大が、空っぽになったステージに1人たち、帽子を取って誰もいない会場に挨拶してたよ。涙。素敵な音楽をありがとう。

2016年4月22日金曜日

エリック・クラプトンとエド・シーランによるポールの名曲「I WILL BE THERE」

ちょっと前に、クラプトンの公演にエド君がサプライズ出演し共演したのは、SNSとかでも話題になってたけど、なんとこの曲をやったのね! 全然知らなかった。でもこの曲がポール・ブレイディの曲だって気付いた人は会場にはいないんだろうなぁ!(笑)そんなこと行ってた音楽評論家さんもいなかったし。曲紹介はあったのかしらね。



っていうか、これ動画撮影して許されるコンサートだったのかしら… でも綺麗にとれてますな…

動画撮影といえば、動画撮影禁止のライブで撮っていたお客と注意したお客が喧嘩、みたいなシーンも最近ではあるらしい。なんか世の中よく分からん。いつだったかロリーナ・マッケニットが言ったように、アーティストとコンサートのお客さんは1対1で会話しているようなものなんだ、と。人が人に向って話しているときに、あなたは相手に携帯電話を向けますか…という。

プリンスがなくなって、SNSのタイムライン騒然。大変なことになっているが、私はプリンスのレコードは1枚も買ったこともなければ、コンサートにも行ったことない。しかし、あんなに華奢でチビで繊細そうな人なのに、なんでみんな不死身だって信じてたのかしら… そこがアーティストたるゆえんか。ご冥福をお祈りいたします。

タモリさんが元気をくれるよ。不謹慎かもだけど… 農協牛乳! プリンスが農協のCMをやっていたとは知らなかった。



今日もエニドさんの公演に行ってきます。皆さん、当日券ありますよ。7時からO-EASTにて。今日あることが明日あると思っていたらバチがあたる…というか、エニドはこれが最後の公演です。「これが最後です」って言って終わることの、なんと幸せなことか。今日も元気で! 

今日のジ・エニドは,本当に素晴らしかった!


楽屋でのお昼はこんな感じ…(ワインは飾っているだけ。飲んでませんよ!)

目白オフィスから差し入れいただきました〜80年続く名店だそうです。

会場で販売されている来日記念パンフレットは御大の最新ロング・インタビュー付きで、とっても豪華。

山崎尚洋さんの「香りの音楽」エニド編も掲載されています。

まさに、忘れられない公演になりました!!!

こんな現場,滅多に体験できない。エニドの皆さん、お客様、そしてマーキーのスタッフの皆さん、ステージのスタッフの皆さん、本当にありがとう。

明日は明日でセカンドアルバムからの曲中心だそうです。今日ご来場になった方も、また来てください。当日券、あるそうですよ。

公演の詳細はこちら
本日のセットリストは下記。







2016年4月21日木曜日

北区の広報紙にご掲載いただきました〜


北区も立派な広報紙作ってますね〜。「北とぴあケルト祭」ご掲載いただきました。あと30枚くらいでチケット終わっちゃうんで(あと北とぴあに昨日の時点で19枚あったけど)残り少なし。ご来場希望の方はお早めに。

詳細はこちら。

都内チラシまき、なう

チラシ巻きは、プロモーションの基本です…かね。

今や告知もネット中心でチラシがどのくらい効果あるか分からないけど、それでも一応公演1ケ月前には配るのだわ,チラシを。チラシってやっぱり直前になって効いて来ると思うんだよね。あんまり早くから配っても効果ないというか…(たんなる当社気分比/笑)

ここ数日、都内をチラシを持って闊歩してきやした。ケルトものもちゃんとやってますよって、お客さんにアピールしとかないと、野崎は好きなものばっかやってて、ケルトをサボってると思われるからね。はいはい、野崎は頑張ってますよ。他の会社の1押しよりも、ウチの2押し、3押しの方が、全然頑張ってますって(笑)

というのは,冗談ですが、いつも快く散らしを置かせてくださっている,レコード店やアイリッシュパブの皆様には本当に感謝。皆様も町でウチのチラシを見つけたら、ぜひ手にとってご覧ください!

 新宿 Irish Pub - Dublinersさま
 新宿 タワーレコードさま
 新宿 ディスクユニオンさま

 秋葉原 タワーレコードさま

 池袋 タワーレコードさま
 池袋 Irish Pub - Dublinersさま

 品川 Irish Pub - Dublinersさま
 大崎 Irish Pub - Shannon's さま
 代々木 Irish Pub  - Solasさま

 溜池山王 Irish Pub - Dublinersさま

 銀座 山野楽器さま

 渋谷 Irish Pub - Dublinersさま
 渋谷 Tower Recordsさま
 渋谷    HMVさま(アナログ屋さんの方)
 渋谷 クラブクアトロさま
 渋谷 O-WESTさま
 渋谷 duo MUSIC EXCHANGEさま(ま、会場だから当然だけど)
 渋谷 O-EASTさま

本当にいつもありがとうございます。吉祥寺あたりにも時間を作っていかないとなー。タワーレコードとIrish Pubあるしー。

他にもわたしの知り合いのカフェが協力してくれそう、とか、そういう情報あったら大歓迎です! 皆様,どうぞよろしくお願いいたします。

この素敵な白くまデザインは、新村則人先生。
東日本大震災のチャリティトート
アザラシのハートを付けてあります。

中はこんな感じ。重いんだよ、このくらいの量になると…
特に北とぴあのチラシ、重すぎ、かさばりすぎ…


2016年4月20日水曜日

Nanook、イントキシケイトさんにご掲載いただきました〜


大きく載せちゃおう! ナヌーク、イントキシケイトさんに掲載いただきました。ウチの20周年公演のこともちらっと載せております。イントキシケイトさん、ありがとうございました。

2016年4月19日火曜日

映画「ROOM」を観ました〜


すっごい面白いとfacebookで薦めていた人がいたので、観に行った映画「ROOM」

なるほど,確かにすごい。俳優さんたちすべてがすごい。お母さん役の女優さん、そしてこの子役。いや、ホントこの子役の子、すごい演技力だよー! すごい。とにかくそこに圧倒されてみました。

17歳のときに誘拐され何年もの間監禁されていた女性と、その子供(5歳)の物語。トレイラーでもそのヘンはバレているから書いちゃうけど、脱出劇は成功します。でもそこにいたるまでの感じもハラハラドキドキ。冒頭からすべて子供の視線を追うようにストーリーが描かれ、外の世界と内の世界…その不思議な感覚を表現していく。結局脱出に成功し、初めてみる世界の鮮やかさんと恐ろしさよ。

そして保護された子供からなんとか情報を引き出す女性警官のかっこよいこと!(あの婦人警官さん、ホントにグッジョブ!!)とにかくハラハラドキドキ。

そして出てからも苦難は続く。でもなんとか家族みんなで支え合っていくんだよね。特に女性の母親と、その新しい恋人役の男性が素敵。この男性は犬をつれていて、ワンコはシェイマスと言うアイリッシュ・ネームなのも良かった。

…と思えば、なぜか冒頭に、そしてエンドクレジットにもアイルランド映画協会のクレジットが。ロケーションはアメリカっぽいし、どういう経緯なのかな…出資かなんかしたのかな、で、そこに敬意を払ってアイリッシュネームのワンちゃんなのか。クレジットにBank of Irelandの名前もあったし、また音楽のオーケストラもRTEオーケストラだったが詳細不明。でもこういうの結構あるよね。映画の世界は詳しく分からないけど、Dublinが舞台の映画なのにいきなりフィンランド人が出て来て、何かと思ったらフィンランドの映画協会がクレジットされている…とかさ。ファンドを申請するために企画書にフィンランド人いれた?とか、どっちが先なのか分からないけど、内容が良ければ、それがすべてなのだし、映画制作の国境もどんどんなくなって行くよなぁ。

さて、この映画。すごくおもしろかったけど、果たして強く人に薦めたいか?というと、そうでもない。ここに書いてある著名人のコメントも、あまり共感しない。絶対に見なくちゃいけない映画でもないな…。でも確かに町山さんの言うとおり、子役の子の演技力には、とにかく脱帽。そして見ている間は相当盛り上がれます。機内放送かなんかでまた見たいかな… 

北とぴあケルト祭:松井ゆみ子さんよりメッセージが届きました〜

北とぴあケルト祭:レクチャー「アイルランドの家庭料理」

アイルランド人は、じゃがいもばかり食べているとお思いの方が多いと思います。が、さにあらず。

90年代半ばの好景気ケルティック・タイガー期を経て、アイルランドの食事情は劇的に変化しています。小麦全粒粉でつくる伝統的なパン、ブラウンブレッドは今もゆるぎなく健在ですが、、近年はグルテン分の少ないスペルト小麦を使うなどヘルシー志向。キヌアなど小麦以外の穀物もポピュラーになり、アイルランドの食卓はずいぶんと豊かになりました。島国でふんだんに採れる海藻にも新たな注目が集まっています。そんな最新の食事情の話題を盛り込みつつ、まずは一般的な、アイルランドの食卓風景をお伝えしたいと思います。「アイルランド料理」は、イコール、家庭料理。カンタンにつくれる煮込みやオーブン料理が主流ですが、各家々に秘伝の”おふくろの味”があり、奥は深いです。日本でも再現できる料理ばかりですので、あ、つくってみよう!と思っていただけるような話をするつもりでいます。

ご参加いただいた方には、アイルランドの紅茶バリーズティ(Barry's Tea)をご用意しています。我が家のご用達。日本では入手しづらいブランドですので、この機会にお試しください。

おやつは、アイルランドの定番手づくりお菓子”チョコ・クリスピーズ”。アイルランドがチョコレート大国なのも、案外知られていない一面で、ぜひともお話ししたい話題のひとつ。

この日のチョコ・クリスピーズは手づくりで、チョコはアイルランド産のもの。この日にしか味わえない”おやつ”です。

アイルランドの食べものや料理について「常々知りたいと思っていた」というようなことがありましたら、ぜひご質問くださいね。

食いしん坊のわたしが、20年かけて食べ歩いたアイルランド。今は「在住」の身になりましたので、もしもお答えできないようなことは「宿題」で持ち帰って、後日お伝えします。

お会いできるのを楽しみにしています!!

アイルランド料理研究家
松井ゆみ子

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松井さんのレクチャーが聞ける北とぴあケルト祭は、5月15日開催。詳細はこちら
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松井先生みずから手作りのおやつですよ〜。
でもどうやらレシピは超簡単らしい…

2016年4月18日月曜日

北とぴあケルト祭にご来場の皆さま全員に紅茶のプレゼント!

さてチケットも残りホントに40枚くらいになっちゃた北とぴあケルト祭ですが、ご来場の皆さん全員に、こんなプレゼントがあります。チケットの上にあるこの券が引換券です。

当日はこのおみやげプレゼント券とおみやげを会場内にて引き換えてください。





で、そのお土産とは…アイルランド紅茶! 

実際、今回の北とぴあケルト祭では、紅茶の手配だけでも、5/15ご来場の皆さんにプレゼントで配る紅茶(400コ!)、ケルト市場で販売する紅茶、松井さんの家庭料理レクチャーで使う紅茶、5/8にピーターさんのDJイベントで配る紅茶、5/6&7の料理教室の紅茶と、ぜーーんぶ手配が違うので結構大変(笑)

フルック公演で配る紅茶はこれです。アイルランドの代表的な紅茶メーカー。Bewley's。



味わいのアールグレイ。ストレートでどうぞ。













アイルランドといえば、やはりパンチのあるアイリッシュ・ブレックファースト。牛乳入れて、ミルク・ティーでどうぞ。
今、ヒーローさんにお願いしてパッケージングしてもらっているところです〜。

今日は久々に畔柳ユキさんとランチして、話して、いろいろ気合いが入った。イベントは、イベントその日だけではなく、チケットを買ってくれた人が、その日にいたる毎日までもワクワク楽しくしてもらえるといいよね、という話に。

ユキさんも9月にラモーンズ・ニューヨーク・ツアーもあって、ホントに忙しいけど充実しているみたい。いいよなぁ。オレも負けずに頑張ろう!

北とぴあケルト祭の詳細はこちら

2016年4月17日日曜日

能勢 順「植村です、どうもすみませんです」を読みました

植村さんの北極グリーンランド横断旅に付き合ったテレビマンのペンによる植村さん物語。「遥かなる人」というタイトルで同じ著者から出ている本は内容は一緒なのかしら? ちょっと紛らわしいよね。タイトルは元のタイトルであるのだろうこちらの方が愛情が感じられて良いと私は素晴らしいと思うのだが。

ま、何はともあれ、植村さんに関するエッセイは、心あたたまるものが多い。それにしても人気だよなぁ、植村さんは。人間的に魅力的な人だったのがよく分かる。

探検家は、昔は隊を組んで取り組んだ。今の探検家はみんなソロ活動だ。でもなんとなく分かる。極限状態のとき、人になんか構ってられない。植村さんも探検においては、まったくのソロ活動だ。そのくせ毎晩テレビの人と無線で交信し、その際に1時間以上ぺらぺらとしゃべりまくり通信員の人をうんざりさせたことから、寂しがり屋だったことも伺える。

奥さんとのやり取りも、相当ストレートに書いてあって笑える。お互い憎まれ口ばかり聞いていたようだ。そういえば奥さまの本である「妻への手紙」は最高に良い本だった。

冒頭のなぜ植村さんに口説かれてテレビ番組を作ることを決めてしまったか、という下りにはハッとさせられた。私もここ数日プレゼンばかりだ。でも…うん、こうやって物事はこうやって決まっていくのだな、と。植村さんの探検スポンサー探しも決して楽だったわけではない。

この能勢さんという著者の方のことをググってみたが、この本以外の事は何も見つけられなかった。今も元気でいらっしゃるのだろうか。そして今,活躍している探検家たちをどう見ているのだろうか。



2016年4月16日土曜日

ナヌーク、ホームページ公開

…とか言って,実はずいぶん前から作ってあったんですけどね、このホームページ。本日11月の来日情報も入れて、再度アップロードしました。あ〜、ワクワク!

昨日はあの日本が誇る世界の冒険家、植村直己さんの冒険館にも行ってきた。そうやって新しい音楽を追究していると、どんどん人脈が広がっていくのがすごい。今日も某所のとても偉い先生からもメールをいただいてしまった。こうやって、いろんな人が応援してくれてる。このプロジェクトは絶対に成功させないと。

しかし思うんだけど、今まで、いろんな音楽プロモーションしてきたけど、もちろん音そのもののこととかあるけど、こういうメインストリームのポップスでない音楽をきく人は、音楽そのもの以外に、その音楽に共鳴する理由みたいなものに、とても敏感だと思うんだよね。

そういう意味では、極地、探検…今後,絶対に来ると思う。ケルトが流行ったときは、人は人とのつながりやアイデンティテイを探していた。北欧が流行ったときは、人々は福祉が充実し老後の心配のない、それでいて機能的な北欧のライフスタイルに憧れた。そこには絶対に意味がある。そして、今。今の日本はもう生きるか死ぬかの瀬戸際なのだ。もう悠長なことは言ってられない。そんなサバイバル的な状況。それを見つめるのに、そしてそういった時代を生き抜くのに、こういう音楽は絶対に必要なんだと思うんだよね。

グリーンランドのことをもっと知ってほしい。ナヌークはグリーンランドを1つにする素晴らしい音楽なんです。このことについては、またブログでしつこく熱く語るので、お付きあい下さい。ナヌークのホームページはここです。

今年の11月はとりあえずクリスチャンとフレディがプロモ来日します

エニド来日! ついに来週公演です。最初で最後の来日。

ついに…来週エニド来日

これが最初で最後の来日になるみたいです。うううう、今から想像しただけで泣けてくる。マーキーさん、頑張ってください。

野崎もこの公演のお手伝いをしています。ウチのお客さんでも好きな人多いと思うので、再度告知しました〜。チケットまだ手にはいるみたい。皆さん、会場にてお会いしましょうね。バンドからのメッセージと公演の詳細はこちら



【THE ENID来日公演】

第一夜:「夏星の国」(同作からの楽曲を中心とした選曲) 
2016年4月21日(木)
東京: TSUTAYA O-EAST 
OPEN: 18:00 / START: 19:00 

第二夜:「エアリー・フェアリー・ナンセンス」(同作からの楽曲を中心とした選曲) 
2016年4月22日(金)
東京: TSUTAYA O-EAST 
OPEN: 18:00 / START: 19:00 

前売: 
10,000円 (税込 / 座席指定(各日450席完全限定) / ドリンク代別途)
※未就学児童の入場不可 

【チケット取り扱い】

それぞれ演奏楽曲が違う他、販売されるTシャツも別みたいですよ。これはチェキラ!



ビル・ジョーンズ来日決定!

フルックの前座として、ビル・ジョーンズの来日が決定しました。本当にしばらくぶりの来日…というか彼女は自国での活動自体を子育てに専念するためストップしていたので、これが世界的な復活になります。そしてビルは復活の最初の場に日本を選んでくれました。

本当に来日が楽しみです。

【ビル・ジョーンズ来日公演】
5月14日(土)
duo MUSIC EXCHANGE
フルックの前座として20分ほどの演奏になります。

5月15日(日)
北とぴあケルト祭にて 
カナリアホール
13:00開演
演奏時間は未定
フルックのチケットをお持ちの方のみ入場できます。
ご来場順の入場になります。
会場の収容人数の都合にてご覧いただけない場合もありますので、ご了承ください。

なおこの来日が決まるまでの経緯などを有料サロン「THE MUSIC PLANTの広場」にて公開しています(公開したのはだいぶ前ですけど)

有料サロン「THE MUSIC PLANT広場」は本日のご登録から5/10までの間、無料お試し期間を設けました。是非ご参加ください。(Facebookのアカウントをお持ちの方のみになります)ビルは新曲の録音もしておりまして、数日中に、これらのトラックも「広場」で公開していこうと思います。

ビル・ジョーンズのホームページはこちら












2016年4月15日金曜日

北とぴあケルト祭 チケット残りわずかです


現在のところの北とぴあ、つつじホールのチケットの状況です〜

残席わずか…ってほどでもないけど、ここ数日、また顕著に動いておりますので、ご来場ご希望の方は、お早めにお求めください。

ちなみに「車椅子」のところは、車椅子でご来場する方がいない場合は当日券として売り出す予定ですが、一応ギリギリまで車椅子席です。またN列O列の1〜15番はケルト市場やカフェなどのスタッフによる関係者席になる可能性が高いです。…となるとあまり残席ないんですよね。

チケットの輸送時間を考慮し前売の販売は今月末〆切くらいになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。一応当日精算もチケットが残っていればギリギリまで受け付けるつもりですが…

また土曜日のduo MUSIC EXCHANGEの方もチケットが好評です〜。こちらも今月末〆切たいと思います。こちらはちなみにチケットぴあ、LOWSON、eplusなどでギリギリまでお買い求めいただけます。

今夜24時に前座を担当するアーティストを発表しますが、これが発表されると、またちょっとチケットが動く予感がしています。お楽しみに。このアーティストはduoでは前座として20分ほど、北とぴあは別室で演奏する予定ですが、演奏時間は未定です。詳しくは今夜のBlogにて。

以上、業務連絡でしたー 

フルック、もうすぐ来日。楽しみすぎる!(現在バンドはドイツでツアー中)
来日詳細はここ



ちなみに同じ曲でこんなカバーバンド見つけたよ。頑張ってる。だいぶ本物とは違うけど…

2016年4月14日木曜日

スヴェング、「口琴芸術」さんにご紹介いただきました〜

こんな感じの固そうな雑誌なんですが…
とってもポップにご紹介いただきました。ありがとうございます。イラスト可愛いですね。点々がAではなくVの上についているのもご愛嬌〜っ(笑)

で、実は、ここからが本当のスタートなのだ!

グリーンランドから帰って来た。昨日はもう急ぎで足りなくなった公演チケットを北とぴあに届けたり、緊急の仕事を片付けたりするのに忙しく、今日になって、やっと洗濯機を2回回して、部屋を掃除して、冷蔵庫にあれこれ詰めて、やっとホッとしたところ。で、「おつかれ様でした〜」とか「エイプリルフールから長かったですね〜」とか「これから心がポッカリでしょう」とか、あちこちからねぎらいの声をかけてもらう。

いや、いや、いや、いや! 実はこれは終わりではない。ここからいよいよ私の壮大なプロジェクトが始るんです! 久々に熱く語るので、すみませんが、ちょっとおつきあいください。出張から戻るとたいだい大きなエネルギーを与えられ、やる気満々になることが多いんだけど、今回はまた格別。こんなに濃い出張は本当に久しぶりだった。

このブログを読んでくれている方なら、もうお分かりのように、今回の出張は、ウチの新しいアーティスト、ナヌークに彼らの国で会うためだった。

昨年3月にたまたまデンマーク大使館さんからの紹介で彼らと出会って、私はすっかり彼らの音楽と、音楽に対する真摯な姿勢に私は夢中になってしまったのだ。
グリーンランドで見た音楽フェスティバル

バンドとの出会いは恋愛に非常によく似ている。ナヌークは、クリスチャン・エルスナーとフレデリック・エルスナーの兄弟のソングライターを中心としたバンドだが、音楽はグリーンランド語100%の歌詞と、シンプルで妙にオールドスクールなエフェクター使い(初期のU2みたいだ)、1つの楽曲の中で何度も行われるリズムチェンジ、兄弟の息のあったハーモニーが特徴だ。昨年O-WESTでやったショウケース公演は素晴らしかったが、実はこのバンドと決定的に恋に落ちる瞬間は、その翌日にやってきた。

翌日はいわゆるプレス。媒体取材日で、ラジオから雑誌まで、彼らは国の代表として非常にがんばってくれたが、インタビュー中に音楽評論家の松山晋也さんが、こんなことを彼らに聞いたのだ。「グリーンランド語で歌っていて、他の国の人に通じると思いますか」と。

そしたら普段はとてもシャイなクリスチャンが速攻で答えた。「絶対に通じる」、と。この答えを聞いた時、私はこのバンドと恋に落ちた…♡ このバンドは私のバンドだと確信したのだった。こういう瞬間って、どのバンドともあるんだけど、本当に意外な瞬間にやってくるのだわ、いつも。

ちなみにヴェーセンとの出会いの決定的瞬間は、その前年に来日したアンビョルグ・リーエンのひと言だった。ラウーとの決定的瞬間は、その前年に無印良品の仕事でレコーディング・スタジオにやってきたマーティン・グリーンが履いていたブーツだった。…と、このようにバンドとの恋愛はホントに本人しか理解できない、いや本人すら理解できない…ある日突然やってくる。この辺は長くなるので、また今度書くが、とにかく出会いって、いつもホントに不思議なのである。

そしてナヌークがすごかったのは、そこからの展開だ。昨年3月の来日の後、6月に彼らを訪ねてノルウェーの僻地での音楽フェスティバルに行こうと計画していたら、詳しい経緯は省くが、それはあれよあれよという間に某所からの招待旅行になってしまった。結果、私は幸運にも3カ所の北欧のフェスティバルを取材が出来、さらに私はジャーナリストの仕事も得て、憧れの音楽雑誌に記事を2つも書かせてもらった。こういう風に、持ってるバンドは、私までもさらに先へと進めてくれる奇跡を与えてくれる。こういう縁というか、運みたいな事が、実はこの仕事においてもっとも大事なのだ。いや、それはどんな仕事でも一緒だと思うのだけど。

思えば私の最初のライブ制作はケンソーだったが、あの時ものケンソーを手伝う人も私以外にいなかったし、私はライブハウスウのブッキングをした事すらなかった。が、結局ライブは成功しライブCDも制作できた。今の私がライブ制作でご飯を食べているのも、あの公演のおかげだ。そしてあの公演もケンソーでなければありえなかった。そんな風に「私の」バンドは、いつでも私を新しい領域に常に押し出してくれる。

ナヌークのクリスチャンが飼っているワンコ
こういう現象を「持ってる」という。私も相当な強運だが、1人では何も出来ない。運は、持ってる2組が出会った時にやってくる。そして、ナヌークは間違いなく持っているバンドの1つだと私は確信するのだ。それが単なる思い込みか、勘違いかもしれなくても。

この2週間、エイプリルフールからの流れは、自分でやっていても面白かった。なんとかナヌークに対するこの気持ちをインパクトがある形で、ここを読んでくれているお客さんに伝えたかった。実際はもっと期間を短くしてシャープなやり方の方が良かったよね。そんな反省は次回に生かすとして、とにかく昨年夏の間から板橋の植村直己記念館とか、上野動物園でロケーションしまくり、バカな写真をブログに載せることで「あ、またバカなことやってる」と笑いを取りながらも、翌日本当にグリーンランドにいるという展開に持っていきたかったのだ。このアイディアを思いついた理由の1つに、グリーンランドの犬ぞりは4月がベストだという理由もあった。もちろんナヌークのライブがグリーンランドであったのも理由の1つだが。

いずれにせよ、彼らと真剣に仕事をするのであれば、その仕事を本格的に始める前にグリーンランドには絶対に一度行かねばならないと強く思っていた。これから私はこのバンドを新聞やラジオや第三者に売り込むにあたり、グリーンランドについて熱く語れる説得力を持たねばならない。


でも例えばアイルランド音楽を紹介していても、北欧の音楽を紹介していても、実は現地に行ったことがないのに、その文化を紹介する事を仕事にしている人は意外なほどに多い。反対に現地にしょっちゅう行っているのに、文化を紹介することをしない人も多い。つまり行くことがイコール仕事になるとも限らない。またしょっちゅう行ってる人が力強く語れるとは限らない。が、私には行かなくても語れるような器用な真似は絶対にできない。


そんな事を考えていたら、アイルランドに初めて行った頃を思い出した。91年の事だ。当時はアイルランドも情報が少なく、行くまではやはり何もわかってなかったことがたくさんあった。

今回の出張レポートの中では、犬ぞりの投稿が、1番インパクトあったみたいで、アクセス数を見ると1番多かったが、現地で私にとって一番重要だったのは、彼らのグリーンランドでの毎日を知ることだった。一緒に仕事をする相手の普段の生活環境や、物事が決まっていくペースなどを知ることはとても大事だ。ここがつかめてないと、こちらは訳もなくイライラしてしまう。そして彼らのペースやいろいろなことにこちらを合わせていかないと、一緒に仕事は出来ない。そしてそうすることが、この仕事の醍醐味であり、私なりの文化交流だと思っている。
仕事場にグリーンランドコーナーを作った

ここからが本当のスタートだし、本当のイバラの道だ。思えばここ数年、自分は自分の予測範囲の中でしか仕事をしてこなかった。「これならお客さんに受けるだろう」という安全牌の中でしか仕事をしてなかった。それを人は「仕事」と呼ぶのかもしれない。でも、ナヌークは今まで私がやってきたどんな音楽ともまったく違う。ここ数年、ペッテリ・サリオラ、ウォリス・バードなど自分の真ん中のものとは違うものをやって、それらがどれも上手く育ち継続できる結果が生まれていることも、新しいことに着手するきっかけとなった。

とにかく頑張ろうと思う。50になってまだ自分の中にこんなパワーが残っているのかとちょっと自分でもびっくりしている。人はおそらく「無謀だ」「馬鹿だ」と言うだろう。そう言われた時は、答えよう。本当にその通りだ、と(笑) 

そもそも今のところナヌークには「これは素晴らしい。私が絶対に応援します」みたいな音楽業界の偉い人が誰も付いていない。普段なら公に発表する前に音楽評論家の先生とか、媒体関係者に相談するんだけど、誰に相談してもナヌークは「難しいだろうね」と言われる。こんな案件は初めてだ(笑)。

おそらくこんな無茶をするのは、これで自分の仕事史上、最後かもしれない。でも、自分でも楽しみにしてるんだ。これからいったいどんな展開になるのか。


というわけでナヌークを、まずはプロモーションで来日させる事になりました。バンドではなくて、クリスチャンとフレデリックの2人です。実は11月にウチの20周年公演を作るのだけど、まずはこれに出演してもらいます。11/5、6。場所はduo MUSIC EXCHANGE(デカい)。他の出演者はもちろんもう内定しているのだが、これから発表予定。この辺の経緯も、また後で詳しく書きます。


自分の事ばかり書きすぎた…。とにかく私は今までにないとてつもない大きな新しいプロジェクトに着手しようとしている。どうぞこれからも、あきれずお付き合いください。

彼らの代表曲「AI AI」何度聞いてもホントに素敵な曲だと思う。



さて、その前にまずはフルックのツアーだ。 ツイッターではチラチラ言ってきたが、実はフルックの公演にはオープニング・アクトを仕込んである。自分でもすごいと思う、意外なアーティストだ。ソロ・シンガーだけど、絶対にお客さんにはびっくりしてもらえるはず。明日の深夜24時に発表する予定なので楽しみにしててください。

さてここから頭を切り替えて、フルックまではフルック一色で行きます!  そしてこれが終わったら11月の20周年公演に向けてゴー!!!(笑)

2016年4月12日火曜日

豊島与志雄「北極のアムンセン」を読みました。


青空文庫で読めるので、是非皆さんもどうぞ。あっという間に読めてしまう短さで、旧仮名遣いがあるけど、子供向けの冒険小説然としてて、めっちゃ読みやすい。ちょっとしたヒーロー小説みたいだ。アムンセンは体力的にも人格的にもおそらく最高のスペックを持った探検家だった。ノルウェー人はすごいな、ほんと!!  英国スコット隊を打ち負かし、南極点をとっとと極め、飛行機で北極点を極めた後は、自分を裏切った他の探検隊の救助活動に参加し、人のために亡くなった。かっこいいよな、おいっ!!

そういう私は犬ぞりも屁っ放り腰だったほか、たかだかスノーモービルの後部座席に30分ほど座っていただけであちこち筋肉痛になり、普段ランニングと筋トレで鍛えているにもかかわらず、自分は探検家には全く向かない、誠にスペックの悪い人間なのだなと確信したのだった。

自分は自分の仕事場で頑張る。それは自分にしかできない最高の冒険だ。それは誰においても一緒。探検家はたまたま現場が生死を分ける場所だからそう思われるだけに過ぎない。オレも自分の仕事を頑張るよ、アムンセン!!!

植村直己「青春を山に賭けて」を読みました。


これまた名著。植村さんの初期の活動をまとめたエッセイみたいな本だ。とにかく謙虚な姿勢がいいのだが、それでも時々見せる「それは違うと思う」みたいな反骨精神みたいなところが、キラリと光っていて良い。1冊目にしか書けないピュアな部分も山盛りで、とても良かった。植村さんの著作の中でこれを1番好きな一冊にあげる人が多いのも非常に理解できる。

しかしまぁ探検というのは、本人の身体能力以上に、許可を取るために相当無理をしたり、あちこちに迷惑をかけたり、意外なところから助けられたり…… 所持金がほとんどなく、お金のことも含め、とにかく大変なことの連続だ。本人に相当人間的魅力があり、周りを動かす能力がなければ絶対に無理だよな、と改めて思った。本人はそんな中で、すごく謙虚に周りに感謝し、実際本当にペコペコしているような人だったようだが、実際心の底ではどう思っていたんだろう、と想像するのは好きだ。絶対に心の中では「オレならできる。お前にできるか?!」「このバカっ、許可しろこのバカ」「金貸せ、この野郎!」とかと思ってたに違いないわけで、もし植村さんが匿名ツイッターとかやってたら本当に面白いのに、とか考えてしまった。前述した「それは違うと思う」みたいな部分を私が好きなのは、そういう理由からだ。

そして現地の娘との一夜とか、書いちゃうところがこれまたいい。本当に一夜限りなのだが、「一緒に暮らしたい」と言われ、それを未練がましく時々思い出しているところとか…いやいや本当にピュアなんです、植村さん(笑)

しかし植村さん、本当に、心から南極やりたかったんだろうなぁ!!  実際にこの本の「文庫本のための後書き」で本人もそう口にしている。植村さんはそれを焦りすぎた。そしてマッキンリーに消えていったのだろう。でも植村さんならおそらく南極も制覇できたと思う。植村さんは43歳で亡くなったのだが、とっくに植村さんの年齢を超えてしまった自分はこの偉大な世界的探検家に妙に自分を照らし合わせてしまうのだ。自分のレベルも考えず偉そうだよね、私も…。

自分でも呆れるが、読書の素晴らしいところはそういうところだ。「本の中に人は自分を発見するのだ。だから誤読していい」みたいなことを言ったのは角幡唯介さんだったっけ。探検家は探検をして真理を見出す。だからあれこれグルグル考えながら妙に哲学的になりがちな探検家さんたちの本が私は大好きだ。この本もあちこち共感し響きまくる。そして植村さん、そこ本心はどうなのよ、とか、いちいちツッコミを入れたくなる。


藤原てい「流れる星は生きている」を読みました。


読む前から、これは絶対に名著だと分かっていた。新田次郎を読んでいると言っていたら、この本を偶然2人の友人から同時に強力にレコメンされた。信頼できる友人なので絶対に間違いないと確信したし、あらすじを聞いただけですごいだろうな、と思った。今回のグリーンランド出張には、この本と植村直己の「青春を山に賭けて」を持って行った。グリーンランドでは、物価が高くて、ネットも死ぬほど高いし、フェスティバルで待ち時間も長いから読書が進む。結果、文庫本2冊と青空文庫の「北極のアムンセン」を読破。それぞれ感想文をアップしていこうと思う。今、帰国のフライトがスタックしたシシミウトの空港でこの感想文を書いている。狭い空港はフライトの遅延とキャンセルで、ちょっとした難民キャンプ状態だ。が、この本の過酷な旅に比べたら、2日に及ぶ長時間の東京までの旅もなんてことない。

本当はコペンハーゲンの空港のホテルで一泊する予定だった。久しぶりにバスタブのある場所でゆっくりお湯に浸かりたかったのに。それがホテルなしの状態で、経由地のグリーンランドの国際空港で7時間待ち、さらにコペンハーゲンの空港で10時間待ちしなくてはいけない結果になった。

で、この本をさっき読み終わった。いや〜〜、3冊とも良かったが、本作がやはり圧倒的だった。というか、今まで読んだどの本よりもパワフルですごい本だった。戦争が終わって満州からの想像を絶する子連れ帰国に挑んだお母さんの物語。まだ1歳にならない赤ちゃん、2歳の次男、5歳の長男を連れての決死の道のり。自分1人でも大変なのに、服はボロボロ、オムツも汚れ、食べ物もなく、飢えと寒さ、そして暑さと戦いながら、本当に何もかもが想像を絶する。特に山を越えて歩いていくところなどは、もう手に汗握るどころではない。子供を抱いて必死で川を渡り38度線を越えるところなどは、いや〜本当にハラハラドキドキなんてもんじゃない。どうか、どうか、どうにか助かってと読みながら、心から思いながら必死で読んだ。

この作品は、戦後大ベストセラーとなり、その成功が夫である新田次郎氏に本を書くように促したのだという。すごいなぁ。というか、とても「すごい」とかいう単純な言葉では片付けられないほどの本ではあるのだけど。これを読むと、自ら「生きてる意味を感じるために」わざわざ好きで行う探検家の冒険本など足元にも及ばない。(とはいえ、やはり探検家本はそれをわざわざやるところが最高にバカで魅力的なのであるが!)

とにかく生きるか死ぬかの、緊張の連続だ。やっとホッとしたと一息ついては、またこれでもかと災難が襲いかかる。が、そうしたものすごい緊張の中に、ふとした瞬間に音楽が著者の人生にシンクロするところが、これまたあまりに美しく心を打つ。そして夫の生死を占いのようなものにかけるのは、必死で生きている自分をも夫をも侮辱することだ、と思い直すシーンなど、とても感動的なのだ。そして帰国が近くなると「このまま帰国しても大丈夫だろうか、夫のいない未亡人となって嫌な女になるのだろうか」とか、考える下りは妙に実感がこもる。結論をここに書いても読むのにはまったく支障はないからあえて書くが、最後の最後に「もう死んでもいいのだ」と故郷の両親の腕の中で倒れていくシーンには涙が止まらなかった。この「もうこれ以上は生きられない」ってのが、すごい。私たちは普段は生かされているという自覚もなく生きている。「必死で生きろ!」という緊張感はまったくなく、あったかいお布団や、ぬるめのお風呂の中でぬくぬくしている。そんな感じの中でノラクラ生きて、つまらないことに悩んだり怒ったりしている。究極的に「生きろ!」と突きつけられた経験すらないから、それを感じるために海外から音楽家を呼ぶなどという大それた仕事をしたり、極地を探検したり、グリーンランドみたいな変な場所に旅に行ったりする…

後書きによれば、最終的に子供たちも全員助かり、みんな無事に成人し家庭を持つことになる。が、長男はあまりこのことを話そうとはせず、覚えていないはずの次男は川が怖い感覚があると話し、赤ちゃんだった娘さんは「自分だったら絶対に無理」と自分の子に話しているのだそうだ。著者は子供たちの前でも、夫とも引き上げの時の話はあえてしない、という。この本は実は著者が病気がちだった頃、子供たちが後で読めるようにと遺書として書き始めたのだそうだ。何かあった時、この本が彼らの生きる励みになれば、と。しかし著者は生き延び、この文章は本として発表された。

自分でこの大変な経験を忘れたくない、という感覚も分かる。レベルは違うが、私がこのブログを書くのも自分で自分のその時々のことを忘れたくないからだ。どんな状況だろうと自分はベストを尽くし、負けてしまいそうになりながらも頑張ってんだ、という誇りもあるが、実際はそればかりではない。思い出すのもトラウマな嫌なこともたくさんある。でも人に見せる以上に自分で覚えていたいのだ。後悔もすべて含めて自分の人生だから。

そして今、著者は立派に頑張った子供たちをまぶしそうに見つめ、「お母さんはこんなに頑張った」と言うこともなく、子供たちのの輝かしい人生を見送ってあげようと、厳しく自分を律している、とも書いている。(すべて後書きより)

そして、著者のように戦争時のものすごい極限の状態をシェアしてくれる人がいるにもかかわらず、今の日本にはこれを過去のものとはできない危うさがある。戦争は、このように誰の上にも極限の選択を迫り、本来失わなくていいような人間性を奪っていく。今ほどこの本が読まれるべき時期はないかもしれない。とにかくとにかくものすごく感動した。まだこの本を読んだことない人は絶対読むように!  

というか、本当に今ほど「どうやって生きるか」と言うことを考えなくてはいけない時期はないかと心から思う。何をやるにも相当な覚悟が必要な嫌な時代になってしまった。再び戦争へ突入するかもしれない危うさ、そして誰もがまっとうな判断力や、まっとうな人間性や寛容な心を失いかけている中で、この本が教えてくれることは本当に大きい。

生きるか死ぬかをかけているという意味では探検以上の探検であり、私が北極に惹かれるのも同じ理由だ。だから絶対に「あり」だと思うのだ、「極地」というコンセプト!(またそれかよ、と言われそうだが)

「あの戦争が何を教えてくれたか、言うことできない。それを言ってしまうとあの戦争を肯定してしまうことになるからだ」…とか言ってたのってオシムだったけ?   もちろん、そうだ。もちろんそうなのだが、誰もがが、そのことを真剣に考えなくなった時、ぬるま湯のお風呂とお布団天国で眠る時、大事なことは簡単に忘れてさられてしまうのだと思う。

そしてこの「母親」という存在の凄さだ。とにかく驚きの連続だ。お母さんってなんてすごいんだろう!  実は私が今回のグリーンランドの旅で一番感動したのは、すごい景色より犬ぞりよりナヌークのエルスナー兄弟のお母さんだった。この事はまたゆっくり書きたいが、あそこンチはお父さんも最高のキャラクターなのだが、お母さんはさらに素晴らしい。あの立派な息子たちを育てた、まさにこの母!という感じだった。でもナヌーク兄弟のお母さんも言ってた。あんまり彼らが自分の息子だということは人には言わないんだって。お母さんって、すごい存在だな。本当にすごい。私は自分では母親になることはなかったが、たくさんのミュージシャン息子、娘に囲まれて相当幸せだと思っているし、彼らのキャリアを手伝うことで、お母さん以上の何かを彼らから得ている。が、本当のお母さんと比べたら、単なるいいとこ取りでしかない!   そういう意味では1番得している、とも言える。

そんな風に状況はまったく違うのにこの本は妙に今回の旅とシンクロしてしまった。とにかく絶対に読んでみてください。絶対に後悔しません。ただし外で読む時は注意が必要。シシミウトの空港で泣けて泣けてしょうがなかった。

出張DAY11 やっと帰国

帰宅して日本の携帯を開いたら明日のあなたのフライトは変更になりました、というテキストがグリーンランド航空から携帯に入っている。なぬーっっ?!

いずれにしても翌朝一応予定の時間である8時半ごろ空港に行くと、どうやら天候不良で、ヌークからの飛行機が到着しない様子。この後の予定は11時ごろわかるという。荷物をチェックインすると、「このまま空港で待つ?」とお姉さんに聞かれる。荷物置いたまま行っちゃってもいいんだ…ゆるい空港やな〜っっ    お客は私と他にはおばちゃん2人の旅行者しかいない。とほほ。ま、でもいいや、とにかく明日の国際線に間に合えば。空港にベンチで寝転んでいると、当初のフライトの時間10:30近くなって続々と人がやってくる。シシミウトの小さな空港は帰国するミュージシャンでいっぱいだ!!  

当初の予定ではコペンハーゲンの空港で一泊する予定だった。そこで絶対にバスタブにお湯をいっぱい溜めてゆっくりするぞ!!と踏んでいたのに、このままノンストップで帰国することになりそうだ。というか、本当は友達に会うべくコペンハーゲンで、アポもあった。せっかく犬ぞりのこととか話を聞いてもらおうと思ってたのに。残念!   が、今読んでいる小説(「流れる星は生きている」)の大変さに比べたら、全然大変じゃない。こんな旅もいいだろう。っていうか、嫌いじゃないんだよね、こういうの。

コペンの空港のホテルはもしかしたら数時間でもゆっくりできるかも、という希望的観測の元キャンセルしないでおく…。あぁ、バスタブ好きな私はやっぱり東京が1番いい。さてシシミウト、私が乗る予定のフライト以外は全てキャンセルされたという。運がいいのか、悪いのか…

おそらくコペンハーゲンの空港まではネットも繋げないだろう。

で、ここからは経由地のカンガゲルスアック空港で書いている。グリーンランドの首都ヌークには大きな滑走路がない。国際線のジャンボはすべてここに到着することになっているのだ。結局ここに到着したのが2時間遅れ。ここで約7時間待ち。とほほ。2時間ほど空港のベンチで寝て、荷物はスルーで行っているので、外にちょっと出てみる。外に出るとお土産物屋が数軒。お土産物屋の一件はすごいナヌークファンで、DVDが平積みにされているほか、店内にはずっとニューアルバムが流れていた。スーパーマーケットもあって、そこで売られているノルウェー風のウールのセーターが良さげだったけど、高いのでもちろん購入はなし。 というか本当に年内食料以外お金を使うことは禁止だ!!!   ユニクロもなし!   なので、なんとなくウインドウショッピング。

しかしここはヌークからもシスミウトからも遠くないのに雪がまったく無く、異様に暖かい。しかしみんないつスノーブーツを普通の靴に変えたんだ?   スノーブーツを履いてるの、オレだけじゃん?!


空港の裏はこんな感じ。



ジャコウ牛。


ニーヴィーは本当に人気があるな。ここではモデルさんだけど。


久しぶりに見るジャンボ機。これで帰るのか…


また来ることがあるんだろうか、グリーンランド!  そう思うとなんだか泣けてくる。

出張DAY10 子供公演、クロージングコンサートなど

日曜日。やっと週に二回しかオープンしてないシシミウトの博物館へ。1900年初期にこの地で活躍してたジオラマ作家の人の作品や、漁業関係の古いグッズ中心。これで入場料30は高いだろ、と思いつつも、しばし暖房のきいた室内でブログを書いたり2時間くらいはゆっくりしたかも。


ランチを食べて…


しかしどうも甘いコーラ系の飲み物が飲みたくなるので、結構飲んでた。疲れてんのかなぁ〜   、まぁ、疲れるわな。普段の出張より食べてないはずだが、自分が太ったか、痩せたかまったくわからない。エクササイズもランニング、両方まったく出来てない。

この日も3時からナヌークもでる公演があり、行ってみたら子供向け無料公演。初日に見たNINAさんも出てナヌークと歌った。

一生懸命撮影中!





終わった後も写真やサインに応じるメンバー





子供たちが本当に可愛い。特にイヌイット・ルックの子供たち。

最後にもう一度犬を見に行った…名残惜しいワンコたち。




そして文化センターに戻りフェスティバルの続き。スウェーデンのこの方。イマイチだったけど、こんどやっとアルバムを作るんだ、という。キャリアのこの時点で外国、しかもグリーンランドを体験できるなんてすごいよね。そして、この子がここにきてからソングライティングのセッションで書いたというおバカな曲がなぜか頭を離れない。ソングライターの演奏能力と楽曲の良さは比例しない。


次はブラスやチェロも入ったユニークな編成のこんなバンド。名前失念。資料、今なし。

そして再びスウェーデンからのシンガーソングライター。


ノルウェーの彼女。歌が抜群にいい。


クロージング・セレモニーがあり…またもや喉歌のお二人。


最後のこのバンドすごく良かった。映像とのコラボで、フロントは先ほどのスウェーデン人とノルウェー人の2人。なかなか感動的。ちゃんとマーケティングしたら日本でも受けそう。


終わったらもう夜の12時回ってたと思う。帰宅してパッキング、やっと帰れる!!  疲れた。明日の朝は早い。