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2016年9月30日金曜日

CDフェア、今週末より! そして今夜ビックなお知らせあり…

ホントに最近忙しい。いや〜、忙しいのはいいことだ。とにかく20周年記念コンサートまで、あと1ケ月とちょっと。フル回転で働いています。

水曜日には今回のコンサートの告知をかねてラジオの収録があり(放送日は10/16です。お楽しみに! 詳細はのちほど)そのあと、品川のダブリナーズさんから、某北品川のカフェまで歩き、そこから大崎のシャノンズさんまで歩き、そこから電車に乗って新橋にいってIrish Timesさんまで歩き、そのあと女子会のある銀座一丁目まで歩いた… 最後は自宅最寄り駅とはいえない駅から歩いて帰宅し、結果合計8kmくらい歩いたかも? 5km走るのはあっという間だが、5km歩くのは結構ある。

何をやっているかというとチラシ巻きだ。チラシは,今やどれだけプロモーション効果があるのか分からないのだが、それでも都内のアイリッシュパブの皆さんは、いつも本当に快く置いてくださる。本当に感謝だ。

で、そのついでといってはなんだが、最近友達が出入りしている某旅系のカフェさんが、いかにもチラシを置いてくれそうで良さそうだったので、当たりを付けていったのだが「うーん、難しいんですよね。でもその時々でウチが展開しているテーマと近ければ置けると思う」とのこと。そこはギャラリーみたいな展示スペースもあって、そこでテーマが重なれば、ということだった。残念。まぁ、でもカフェさんにはカフェさんの方針があるからね。それでも「是非1枚ずつください」なんて言ってくれて、もらってくれた。バイトのおばちゃんだと思われたかも。まぁ、でもそんなことではくじけない。100本プレゼンして、1本通すのがオレの仕事。今日はこれから吉祥寺(ランチのカレーを食べるのが目的)、新宿、渋谷、池袋を回る。いよいよウォリスの発売日なので、レコード店の写真も押さえなくちゃ。あ、もちろん渋谷のエルスールさんにも置いていただいてます〜 


うん、うん、ストリート展開大事だよね。大事な宣伝の一部。

そして!! 20周年ということで、一部のCD店では大きくウチの商品を展開してくれることになりました。そんなわけで店頭ポップを作り…









手書きポップカードを作り…


専用カタログ(私がiMacで作ったもの。1枚ずつウチのプリンタでプリトしました)を作り…


展開してくれるお店さんは今のところタワーレコード渋谷店さん、そして山野楽器銀座店さん。一応今週末スタートってことになってるけど、来週くらいに行った方が確実かもしれません。是非お店をのぞいてみてください! 特にタワー渋谷店では1200cm x 300cmの大きな看板も展示してくれるそうです。嬉しい! このCDフェアは、あともう数店舗増える予定なので、またこちらでご報告していきますね。

そんなわけで、THE MUSIC PLANT20周年。ホント皆さんのおかげです〜 良かったらコンサートチケットも買ってください。土曜日は結構混んできましたが、日曜日がもっとがんばらないとホントに不味い。がんばろーーー! こんなに皆さんに応援してもらってんだから。

ヴェーセン、ルナサ、ナヌークが出演するTHE MUSIC PLANT20周年祈年コンサートは11月5日(土)、そして6日(日)。午後4時開演。7時終演予定。演奏時間はヴェーセン、ルナサがそれぞれ60分、ナヌーク20分。途中休憩時間にセッション、ニッケルハルパ体験コーナーなどあり。詳細はこちら。


そして今夜、来年のナヌーク,バンド来日の詳細発表があるよ! 
アメリカから素敵なおっさんロッカーたちも来るよ。お楽しみに。本日24時発表!

2016年9月29日木曜日

ウォリス・バード,毎日新聞さんにご掲載いただきました

明日はいよいよ「ホーム」の発売日。店頭チェックに行かなくちゃ…

その前に毎日新聞さんが最高のタイミングでご掲載くださいました〜 週にたった1枚しか選ばれないレビューだよ。すごいぞ、ウォリス!!

左下にはプランクトンさんのスアール・アグンも!

「たった1人の生還〜「たか号」漂流27日間の戦い」を読みました

角幡唯介さんの「漂流」に引きずられ、興味を押さえることができず、手にいれて読んじゃいました「たった1人の生還〜「たか号」漂流27日間の戦い」

これって92年の話。私の記憶にはまったくないのだが日本では大騒ぎになったニュースらしい。グアムまでのヨットレースで、転覆し、救命筏で漂流した話。最後に生き残ったのはたった1人。その人が書いたノンフィクションだという。

でも角幡さんの本で漂流した本村実さんもそうだったけど、やっぱり事故に遭う船って、もう予兆があるっていうか… 事故にあうべくしてあっているのような気がするね。もちろん後から振り返って分かる事なのだと思うのだけど、このヨットもあれこれ予兆/心配事だらけで、どうして防げなかったのかという疑問は残る。こんな危ない冒険なのに、100%の状態で出港しているわけではないというのが、まず驚愕だ。先日荻田さんが言ってた「運がよくて一度なんとかなっちゃうと、それを繰り返すようになってしまう」みたいな話が頭をよぎった。あの話には、荻田さんの「プロフェッショナリズム」を見た気がした。そうなのだ。「運が良かった」で切り抜けてはダメなのだ。

本村さんもそうだったが、事故にあうというのは、プロフェッショナリズムにおいては非常にみっともないという話なのだ。それは恥である、という感覚は当事者にとっては絶対にある。もちろん、それが後になって無事助かり、人に「良かったですね」「がんばりましたね」と評価されたとしても。

これは職業を持つ人だったら分かる感覚だ。もっともいったん事故にあったら、見栄やプライドを捨ててでも生き残らねばならないのも事実だが。

で、こんな興味深い記事も発見 → '92グアムレースでの遭難事故から学ぶ

下が失ったもの。
本来ならこれだけの装備もあったわけだ
それにしても大変な漂流だった。7名でスタートしたレース。ヨットが転覆時に船のオーナーが死亡。命からがら救命イカダに飛びのった6名も、信号無線機は紛失(というよりそもそもこの無線機は事前に動作確認さえ取れていなかった)、イカダに常駐してあった非常用の物資もイカダが傾いた時にほとんど紛失という最悪の状況のまま漂流をすることになった。(左の図、参照)

救命筏は8名乗りだったそうだが、狭い中で6名が足を伸ばせるわけでもなく、お尻はただれ足はふやけながらも漂流し、食べ物も水もなく、それはそれは悲惨な状況だった。「無線が無事であれば」「あの時こうしていたら…」と嘆く著者に「もう、“たら、れば”の話はやめろ…」と征する仲間。軍歌を歌ってみんなを励ますリーダー。

そして、やっと! やっと上空に救援の飛行機が飛び見つけてもらえたと思ったのに、実は見つけてもらえてなかったと分かった時の絶望感はひどかった。その絶望があまりにも大きく、翌朝リーダーが亡くなり、そこから数名立て続けに亡くなっている。

最後の2名になった時も励まし合って,抱き合ってなんとか生き残ろうとする。仲間の遺体を水葬にするシーンはホントに泣けた。そして2人のうちの1人がなくなって、ついに著者が1人になった時、仲間の遺体とはとても離れがたかったという。が、遺体の状態が変わってきてしまって、やはり水葬に。

そのあとは、食べようと捕まえた海の鳥に対しては、イカダの中に同じ生き物がいるという感覚を失いたくなくて、しばらくの間、その捕まえた鳥を救命筏の中に殺さず留めておいたのだそうだ。一晩一緒に過ごしたが、翌朝みたら鳥は死んでいた。それを食べる気もあまりせず、多少口にするも、ほとんど捨ててしまう。身体は衰弱して動くことが出来ない。とはいえ、最後の相棒が亡くなってからは、なんとかあの「飛行機が近くに来たというのに見つけてもらえなかった」という事実を、誰かに伝えなくてはという気持ちが強くなり、必死に生きる。が、時々自暴自棄になったり、最期の方はもう意識もはっきりしていない。

そしてやっとのこさ助けられた時のアメリカ船の陽気さや、親身になってくれる病院の下りにはホッとさせられる。人間的であることの、なんと重要なことか。逆に形式にこだわる日本の海上なんちゃらとか、まったくどうにかならんのかなとイラつかせられる。こういう時、一番大事なのは患者の気持ちによりそうことなのに。でも病院が良い病院で、佐野さんが納得できる病院でホントに良かったと思う。佐野さんは、この先生をほんとに信頼していて、先生のコメントを話のあちこちに挿入しているほどで、それはまたちょっとクスリと笑わせたりもしてくれるのだ。あぁ、ホント何度も書くけど人間的であることの本当に重要なことよ!! 佐野さんも書いているけど、人間には愛が必要なのだ。 

そして遺族の方も素晴らしい。佐野さんが遺族に遺体を持って帰れなかったことを謝罪するシーンも泣けた。遺体はすべて水葬にしてしまった。が、ある意味,それは海の男の本望であろう、と遺族たちはいう。

でもホント、辛かったけど、佐野さんが生き残っていてくれたから良かったんだよ。じゃなかったら、自分の大事な家族に何がおこったのか遺族だって分からなくなってしまってたわけだから。隊長の奥さんが最後まで旦那がリーダーシップを発揮していたか、という事を気にされていたという話にもグッときた。隊長は奥さんには「現場にくるな。邪魔になるだけだから」と常に言っていたそうだ。そんなプロフェッショナリズムにも、感動する。(その割にあれこれレースの準備がおいつかず、やはりこれは起こるべくして起こる事故だったのかなとも思う。もしかしたらヨット側ではなくレースの組織の方に無理があったのかもしれないが)

あとリーダーが「俺が死んだらみんなでオレを食べてくれ」ってのも泣けた。(ちなみにこの本の中でも言及されているが、日本人においては事故でサバイバル状況になったとしてもカニバリズムに走ったという記録はないらしい)

そしてマスコミ。本当にマスコミは、どうしようもないな…と思う。今,現代においても、いろんな事件があるたびに同様の印象だが、マスコミというのは人間が匿名になった時にむき出す悪の本性を映し出しているのかもしれない、と思った。佐野さんは、その記者の顔を絶対に忘れない、とこの本でもしっかり書いている。

この本、それにしてもよく書けている。そもそも意識がボーゼンとしてきてしまったせいなのか、最後の方、特に1人になってからは情報が少ない。なので、最初に助かるシーンから始まり、そこから回想していくという本書の構成力は見事だと思った。

最後に私のこの本に対する冷静な評価を書いておこう。確かに起こった事件はショッキングであり、読み物としても充実していると思うが、やはり普段読んでる角幡文学の重厚感と比較すると文章や掘り下げ方の物足りなさはいなめない。角幡さんがこの佐野さんだったら、これをどう書くかな…とちらっと思わないわけではない(読者というものはこのように自分のエンタテイメントの為なら,非常に残酷なことを想像する)というわけで、私としては、事故のショッキング度はこれに比べると低いからもしれないが、また「漂流」に戻ってしまうのであった。こっちの方がやはり今読むべき本である。

しかし想像するにもすごいサバイバル状況だ。そして、こういう時っておそらく1人でも死んではいけないんだな、と思う。シャックルトンも1人も死ななかった。1人死んだら組織は倍、倍で弱くなっていく。だから反対に自分が生き残りたかったから、みんなを生き残らせないとだめなんだな、と思う。1人だけ生き残ろうとしてはいけないのだ、と思う。こういうところ、今の社会問題に照らし合わせても、いろいろ考えることがある。

あとこういうサバイバル空間で生き残るということは精神力も大事だけれども,同時に身体的にいろんな臓器がバランスよく働いていることが重要らしい。病院の先生の話によると、普通はこういう場合、水が飲めなくて脱水症状になり、それが心不全などを引き起して亡くなるというパターンが多いそうなのだ。が、著者の臓器は、最後まで弱りながらもバランスよく動いていた。最後の1名が亡くなってからも10日間も1人で生きていたというのも驚愕の精神力だ。

加えて、生き物を殺して食べることが出来るというのは重要だなーと思った。角幡さんや荻田さんもよく北極であれこれ食べているが、羽根や毛皮をむしって、内蔵を取り出し、どれがレバー、どれが心臓…とか分かる知識は重要だなーと思った。一度、どっかに体験しに行ってみたいとも思った。

それにしても、佐野さん、生きていてくれてありがとうございました。他の亡くなった皆さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

いずれにしても昨日もラジオでしゃべったけど、今、こういうものに注目するべき(あ、また「べき」って言っちゃった)時代が来ているのが分かる。時代はサバイバルであり、生死の問題であり、いつ地震が来たり、核爆弾が飛んで来たり、原発事故が起こったり、北極の氷が全部溶けたりするか分からない時代なのだ。

そして今、まさにこの時にも、ヨーロッパに新しい天地をもとめて漂流しているかもしれない彷徨う難民の人たちが、なんとか無事に目的地に到着してくれるよう、祈らずにはいられないのでした。命ってホントに大事。命ははかないけど、ホントにすごい。



PS
辺境の歌コンサートもチケット残りわずか! 11/3(祝)松田美緒、ナムガル、そしてウチのナヌーク from グリーンランド。詳細はここ


2016年9月28日水曜日

ローシン・オー(メアリー・ブラックの娘)のニュービデオ到着! 北極?!



おぉー これはかっこいい! ローシン・オーのニュービデオです。ローシン、ご存知の方も多いと思うけど、メアリー・ブラックの長女で、この前メアリーのコットンクラブのステージでも一緒に歌ってましたよね。

でもって、ローシンも「次に来るのは北極だ!」って思ったのかな? 最初の氷のシーンが圧巻です! いいぞ、北極!!!…ってのは、冗談で、実はアイスランドで撮影しました、ハイ。でもって、ちょっとアイヴォールっぽいよね、このサウンド。

撮影を担当したダラも、ポール・ブレイディのマネージャーのジョンの息子で、なんつーかアイルランドの音楽業界、2世陣が席巻しておりますな〜 みんな頑張れ! ダラはちなみにスティルの方も上手なんで、皆さんアイルランドで撮影/撮映の折りはダラにご用命ください。連絡先は私が持っています。

ローシン、ダラ、いいぞー 頑張ってね!!

2016年9月27日火曜日

英国のもっともエキセントリックなソングライターたち10選


全然知らなかったアーティストもあるんだけど、来日するロビン・ヒッチコックも入ってるし面白いんで、紹介します。そのうち洋楽ウェッブメディアが紹介しそうだけど…

「ソング・ライティングこそ、英国人がそのエキセントリック性を大きく発揮できるものだ」「他にもレイ・デイヴィスや、ジャーヴィス・コッカー、PJハービー、ニッキ・サドゥン、ロイ・ウッドなどいるけれど、これがベスト10だ」








ロビン・ヒッチコック もうすぐ来日! → 詳細はここ


彼の作品を聞くなら、どこから初めてもいい。「I often Dream of Trains」「Globe of Frogs」「Black Snake Diamond Role」「Moss Elixir」どの作品にも、彼のエキセントリックな素晴らしさを見つけることが出来るだろう。もしくは彼のソフト・ボーイズの作品から始めてもいい。
シングル「I wanna destroy you」をフィーチャーした1980年の「Underwater Moonlight」で、崇拝されているソフト・ボーイズ。そこにはバーズ、シド・バレット、テレビジョンの怒り狂う魔力が存在する。ヒッチコックが指摘した、鼻声で抑揚を付けられた冷笑、カジュアルにも素晴らしいとげとげしい一節「Said the curry to the corpose, I got the hots for you」(カレーから亡がらまで、お前は俺を欲情させる/シド・バレットの歌詞)

もしくは彼のソロ作品や、エジプシャンズを見てみよう:その無頓着さ、ロンドン在住の作家の息子として彼の奇異な歌詞の立ち位置、そのボブ・ディラン、ルイス・キャロル、マイケル・マクルーアからの影響を堪能してみよう。

彼の歌「Queen Elvis」や「The Devil's Radio」は、ジャングル・ポップの名曲となり、ジョナサン・デミの映画「Storefront Hitchcock」として昇華された。

「People get what they deserve 人はそれぞれに相応しいものを手にいれる」ヒッチコックはいつだったか、先見の目を持って歌っていた。「Time is round and space is curved 時間はまるく空間は湾曲している」




他のアーティストは知らないけれど、ロビンは10月に来日して公演を行います。東京のみ。詳細はこちらです。

2016年9月26日月曜日

「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」ちょっと見せ5



スミのギタリスト、ペール「録音は他の作品の時とだいぶ違っていた。僕らはすごくタイトなスケジュールしかなかったんだ。僕がただしく覚えているとしたら…6月6日に僕らはデンマークを離れる予定にしていた」

マリク「僕らは学業を終えようとしていた。そもそも学業がデンマークに来た理由だったのさ」「僕らは、そもそもグリーンランドの別々の岸辺の町の出身だった」「当然のことながら帰国してしまえば、僕らはお互いに会うこともなかった」(*グリーンランドの国内移動は大変なんです)

ペール「帰国の前日、僕らはスタジオに荷物を持ち込み、最後の録音とミキシングを終えた。早朝僕らはタクシーを呼んで、空港でサヨナラを言ったのさ。そのあと、14年間会わないことになるとは知らずにね…」

 1979年 グリーンランドの首都ヌークにて

議長「女王陛下、どうぞ」

デンマークのマルグレーテ2世より「デンマークの一番古い法律にある通り、法のもと国は統治されるべきである。グリーンランドはこれから自分たちの法律と力に基づき、その未来を建設していくことでしょう」

「グリーンランドよ、永遠に。デンマークよ、永遠に」(同じことをグリーンランド語でも言う)

スミの歌詞より「生活 それを単純に見つめよう どこにもそれは導きはしない
生活 それを本当に感じるならば 何かを成し遂げるべきだ」〜グリーンランドのドラムダンスの効果音

スミのファンAviaja E Lynge「私の頭の中をいろんな考えが駆け巡るわ。私の視点を言うと1970年代の大きな問題は、まだ今日でも存在している。まだまだ努力しないといけない事がたくさんある。まだ終わらせなくちゃいけないことがたくさんあるのよ。だからスミの音楽がキャッチーだというだけではなく、今でも若い人たちにとても重要なメッセージを運んでいることには全然驚かないのよ」

すみません、以上は英語字幕からの私のつたない訳ですが、上映日当日は、字幕はちゃんとしたものが付きますので安心してください。おそらく今週末にはトレイラーに字幕が付く…かな。

「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映は、11月8日(火)東京、11月7日(月)札幌。ナヌークのアコースティックライブ付き。詳細はこちら。

2016年9月25日日曜日

JPP「スカイワイヤー」発売決定!


いや〜この素晴らしい音楽をどうしてくれよう…。いろいろ考えました。もうCDを自分でリリースするのは辞めようと思っていたのですが、これはやっぱり出さねばなるまい… そんな気持ちで発売を決定しました。一般店頭は来週末からですが、CDの販売はこちらですでに行っています。

昨年のポール・ブレイディのライヴCDで、もう自分でやるリリースは最後と思っていたんです。この前ティモが来日した時、素晴らしいコンサートを彼は披露してくれたんですが、同時に私は「こんなことしてる場合じゃないだろう」と思ったのも事実でした。あの日のティモの演奏は素晴らしかったですよ。でも、あの来日はあくまで、彼の東京マラソンに付随したもの。ティモと一緒にお寿司食べて、おそば食べて、楽しかったけど、あんなにチンマリした事をやっていては、私にもティモにもJPPにも何も残らない。

お客さんにティモが持って来たJPPの新譜を売りながら「何やってんだろ、自分」と私はいたく反省したのでした。この音楽をちゃんと紹介しなくちゃ、と思った… この音楽が最高だと思っているのに、自分は何をボケボケしているんだろうと。

JPPは難しいグループです。彼らほどすばらしい音楽家はなかなかいない。が、いろんな意味で伝統的というか(褒めてないですよ)彼らと仕事するのは非常に難しい。

彼らやカウスティネンのいろんなことを知るたびに、私は非常に考えてしまうわけです。いったい自分は何をやってんだろ、って。彼らの音楽は素晴らしい。こんな天国みたいなところが地球上にある。でも残念ながら私が完全にそっち側に行くわけにはいかないんです。行ってしまったら、確かに自分は幸せに暮らせるかもしれない。でもそうしたら私は群衆の中の1人になってしまう。東京で彼らと日本の市場の間に立っているから、自分らしさが発揮できたり、他の誰とも違う自分でいるられる。

そういう自分の役割を思うたびに、この素晴らしい音楽を売るのが難しいからといって、1リスナーのようにただ聞いているだけでいいのだろうか、と思うわけです。

そんなわけで、ほんの少しですがフィンランドから輸入しました。是非皆さん、聞いてください。これは間違いなく北欧伝統音楽最高峰の作品です。

CDから好きな2曲を取り出して、自分が撮ってきたフィンランドの写真でYou Tubeのクリップを作りました。



CDの販売はこちらで行っています。 それにしても素敵。このCD、20周年記念コンサートのBGMにしよう…

2016年9月24日土曜日

ナヌーク、サンプル到着!! いよいよ10月5日発売!!!


うれしーーーーー この日をいつから夢見たことか!! 
もちろん今年の5月ごろキングさんの会議を通過し
発売はずっと前から決まってたんですけどね。
発売までの経緯などは、またいつかこちらで紹介していきますね〜
これが涙なくしては聞けない…

皆さん,買ってね!! 10月5日発売です。


高野秀行「巨流アマゾンを遡れ」を読みました。名著!

またもや高野本。あっという間に読んでしまった。これは友人が貸してくれた。いや〜これは名著。巨大な巨大なアマゾンを遡る旅。なんと高野さんが「ムベンベ」の後、まだ早稲田在学中に書かれた紀行である。

まずこの本の魅力は大きく分けて2つある。1つはもちろん内容が素晴らしいこと。高野さんご本人の後書きによると、この本は探検でも何でもなく、ほとんどの観光客が普通に行けるところを書いている、としている。が、それにしても、面白い。ハイライトの1つは「日本人の行商人に会った話」。

なんのことはない、実はその彼は同じ日本人の、高野さんの仲間の1人。それぞれアマゾンの逆方向から旅をしてきて真ん中で落ち合おうと約束したはいいが、彼は盗難にあい身ぐるみはがされ、しかし生存能力が高いというかなんというか、現地の人に助けられ、職を得、行商人になって働きながら帰りの旅費を貯めるべく市場にいるところを高野さんたちに発見されるのだ… これには大爆笑! アマゾンに身ぐるみはがされ、またアマゾンに上から下まで着せてもらった(笑)というすごいお友達さんの話。短いけどこれはハイライトの一つなので是非楽しんでください。爆笑です。

そしてインディオの人たちとの接触にも心を打たれた。部族の長が集められ、その集会に高野さんたちは潜入することに成功する。そこでいろいろ高野さんの頭の中をめぐる、いろんな考察が素晴らしい。お金を払うのなら写真を撮っても良いと言われたのだが、断り,代わりにポラロイドでみんなの記念写真を撮って、そのポラを彼らにあげた下りにはグッときた。「1枚くらいあんたも持っていけば」と言われたが、「全部あげるよ」「これは、君たちのものだ」とする。高野さん、かっこいいなぁ!

しかし、こんな方だからきっと普段の日本社会やいろんな理不尽なことに頭にきてしょうがないだろう、なんて想像をしたりもした。でもご本人、ほんとに優しさを失わず、人間に対する温かい視線を失わず、このあとに素晴らしい本をたくさんリリースされている。それにしても、このインディオの人たちとの接触の下りを読むと,高野さんにもぜひグリーンランドに行ってもらい、イヌイットたちの生活をレポートしてほしいなと思う。

そしてこの本のもう1つの魅力。それはこの本が世に出た信じられないような経緯である。いや、これぞ高野さんが高野さんたるゆえんか。高野さんの本当にすごいところか…。まずこの本は、高野さんが「地球の歩き方フロンティア」のシリーズで、この地の取材の依頼を受けることから始る。覚えてますか、「地球の歩き方」のフロンティアシリーズ。一時は「アイルランド」もこのシリーズで僻地扱いされてたから、覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれない。本編の「フランス」や「イギリス」よりも薄いペラペラな情報が少ない僻地シリーズ。

取材期間は1ケ月と言われたが、それでは短いとした高野さんとカメラマンの鈴木さんは、ギャラはいらないからと言って、取材に4ケ月かけることを決意し旅立つ。(若くてかっこいいね!)そして出来上がったのは、なぜか「紀行文」だった。これはありえない。クライアントの依頼はガイドブックだったのに!(笑)でもここで素晴らしい編集者が現れ、こんなに素晴らしい作品なのだから絶対に世に出さないといけない、ということで「地球の歩き方・紀行ガイド」として発売になったのだという。それって、大英断だよね。でもその編集者の気持ち分かる。これ、めっちゃくちゃ面白いもの。ガイドブックの範疇を大きく越えて文学作品なんだもの。そして今、この本は集英社文庫として私たちも読めるようになった。

しかしすごいよ。「ムベンベ」に続く、高野さんの若いころの文章。すでにめちゃくちゃ面白い。それに、ムベンベみたいに、妙に芝居かかった感じもする。高野ファンなら絶対にこれも読んだ方がいい魅力的な1冊である。あーーー,面白かった!!

さて、まだ積ん読本の中に高野さんの本はたくさんある。「恋するソマリア」「またやぶけの夕焼け「移民の宴」がある。どれから読もうかな〜。そもそも高野本はたくさんありすぎて、ホントは代表作以外読まなくていいかなと思ってたのに… なんだ、全部おもしろいじゃんかよーーー。まったくもって読書が止まらない。

PS
先住民族は…会議のテーブルについてしまったら終わりなのだ…という話があり、それにもちょっとグッと来た。イゾラドとかも、そういうことになるのだろうか。でもそれは確かにホントだ。

20周年記念公演で、セッッションコーナー/ニッケルハルパ体験コーナーをOPENします!

さて、20周年公演まで、あと1ケ月とちょっと、ホントに時間がなくなってきました! 
めちゃくちゃ忙しいです。

皆さんチケットは購入されましたか? まだの方は、是非是非早めの購入をお薦めいたします。もっと本番日が近くなると、あまりの忙しさに、私は何もできなくなる… もしかすると早い段階でチケット販売を締め切るかもしれませんので。くれぐれもよろしくです。

さてさて、当日のduoの会場なんですが、今回基本的にスタンディングなんで、2階は関係者席にしようかなーと、当初考えていたのですが,せっかくだからということで、こんな楽しいアイディアを考えました。

セッションコーナー、そしてニッケルハルパの体験コーナーをオープンします!!!
それぞれのコーナーの詳細は下記のとおり。

★セッションコーナー
出演ミュージシャンを交え是非みんなでセッションをしてみませんか?
楽器を弾かれる方、ぜひ会場に楽器をお持ちください!
なおセッションの時間は、公演の休憩時間中(およそ30分程度)を予定しております。
当日は係員の指示にしたがってください。

なお楽器については、持ち主様の責任と判断で管理されますようお願いいたします。
周りのお客様の迷惑になりませんよう、ご配慮をお願いいたします。
また多くの方がセッションに参加できるよう、皆さんで譲りあい協力しあって、ご参加ください。

*楽器について:duoの場外クロークがありますが、有料になります(500円)
(入場後、クロークに行く場合は、再入場が必要になりますので重ね重ね半券は必ずお持ちください)
*基本的に手持ち楽器のみとし(ホイッスル、フィドル、ギター、バウロンなど)、
大きな楽器のお持ち込みはご遠慮ください。
協力:ロイシンダフプロダクション http://roisindubh.jp

写真はイメージです(笑)




















★ニッケルハルパ体験コーナー
スウェーデンの伝統楽器、そしてもちろんヴェーセンのフロント楽器でもあるニッケルハルパ。ぜひこの機会に触って体験してみませんか? 親切な指導員がサポートします。お気軽にどうぞ!
協力:レソノサウンド  http://resono-sound.com/

いつぞやトッパンホールでやって以来ですよね。





















また公演当日までに、こういった公演以外の楽しい事があれこれ増えて行くかもしれませんので、ぜひ楽しみにしていてください。取り急ぎ、先にこの2つを本日はご紹介しました〜

THE MUSIC PLANT20周年公演は、11月5日(土)、6日(日)duo MUSIC EXCHANGEにて。詳細はこちらです。

公演ちらし:クリックで拡大しますよ〜

2016年9月23日金曜日

ウォリス・バード、新作「ホーム」より New Video到着



来たーーー かっこいい!! ウォリス・バード新作「ホーム」もうすぐ発売です。




ウォリス・バードの新譜「ホーム」は9月30日発売。キングレコードから出る日本盤はライブ音源2曲付き。来日は12月で詳細はここ。



太陽はいつも僕らの上に輝く…ナヌーク「TVブロス」にご掲載いただきました!

ナヌークのベスト盤「氷美〜ナヌーク音綺譚」TVブロスにご掲載いただきました〜 ありがとうございます。この少ない文字数で伝えるべきことをきちんと情報として収めているライターさん。さすが!(ってプロだから当然なのかもだけど…)


それにしても首都圏はずっと雨、もうお日様を何日も見ていませんが… こういう時には、冬には太陽の登らない国から来たナヌークの音楽はぴったりですな。

彼らのデビュー曲。「太陽はいつも僕らの上に輝く」


そしてこんな曲も。ナヌークの曲はすべてグリーンランドの人たちを励ますために歌われます。

「僕らは前を向いて進んで行く」


CDには、染谷和美さんの歌詞対訳も付きますからね。(ちなみに染谷さんにとってもグリーンランド語は難しくw、ミュージシャンが英語歌詞にしたものから訳していただきました)

ナヌークのベスト盤は、10月5日全国発売。キングレコードより。そして来日は11月です。詳細はこちら。

北極業界騒然!!!フランクリンのテラー号発見! 勝手にお祝い、角幡本プレゼント〜

荻田さんのツイートで知った。
あわててナショジオのHPを確認した。今、北極業界では、このニュースで持ち切りである。角幡さんもブログで紹介している。
そういう私ももちろん北極業界の末端に今ちょこんと座っている人間として、めっちゃ感動しておる。すごい!

名著「アグルーカの行方」で紹介されているフランクリン隊の2隻の船、エレバスとテラー。エレバス号は数年前に発見されていたが、それに続きテラー号も発見されたのだ。しかも状態は良いと言う。これはものすごい大発見。フランクリン隊は、今から150年くらい前に夢の北西航路(つまり地球は、南側をグルリと進むより北極を抜ける方が早くヨーロッパからアジアへ行けるんですよ)発見のため、2隻の船で英国を出発した。フランクリンを隊長とする総勢129名。最終的に彼らは氷の海に閉じこめられ、そこからなんとか人間世界へと脱出するべく(なぜか)いくつかのグループに分かれて、それぞれ南へと歩きはじめる。その途中においては、壮絶なカニバリズムが行われていた、という証言もある。この頃の探検は巨大な国家事業。エレバスとテラーに何年か越せるはずの食料などを蓄えていたにも係らず、なぜ船を捨てて仲間割れしてしまったのか。彼らの行動には謎が多い。イヌイットによる目撃証言もある。それにしても129名の隊員全員が亡くなったという壮絶な結果だ。その謎が、いよいよあかされる日が来るのかもしれない。

こっちの記事がもうちょっと詳しいかな…

どうやら7年くらい前に海面にマストが露出していたのを発見していた2人組が、その時写真を撮っていたのだけど、その写真を紛失してしまったり2人で内緒にしておこうと約束したり、その後1人が亡くなったりとかで、実際の発掘が遅れたようなのである。北極には木なんてないから、木材が海面にあらわれていたとしたら、それは船に他ならないのだ。

それにしても英国の探検家はいちいちチャーミングだ。ノルウェー人がスポーツ的に合理的に次々と探検を成功させているのに係らず、英国人の探検隊はどうも悲劇的な結果に終ることが多い。全員生き残った奇跡のシャックルトンだって、実際は何も達成していないのだ。だけど、それがまたいいんだ! おかげで英国隊のあれこれは、映画にもなったり本もいっぱい出たり資料が充実している。英国人は英国人の探検ドキュメンタリーが大好きでだ。ビクトリア時代の栄光を思い出すからなのか。スコット隊とかもホントに大人気。イギリス人はみんなスコットが大好きだ。生存者がいる探検は、映画やドキュメンタリーもたくさんつくられて、You Tubeにあがっているそれを見るだけでも時間がいくらあっても足りない…

こちらは氷の中から発見されたフランクリン隊のミイラの発掘作業。すごい…


あああ、テラー号。こうしてアグルーカの謎の解明が進むであろうか。

このドキュメンタリーのエンディングでも流れているが、伝統音楽ファンにはなんといってもこの曲がたまらない。Lord Franklin ミホール・オドンネルの歌唱でお送りします。


ペンタングルのヴァージョン


It was homeward bound one night on the deep
Swinging in my hammock I fell asleep
I dreamed the dream and I thought it true
Concerning Franklin and his gallant crew

With a hundred seamen he sailed away
The frozen ocean in the month of May
To seek a passage around the pole
Where we poor seamen do sometimes go

Through cruel hardships the mainly strove
Their ship on mountains with ice was drove
Only the Eskimo in his skin canoe
Was the only one that ever came through

In Baffin Bay where the whalefish blow
The fate of Franklin no man may know
The fate of Franklin no tongue can tell
When Franklin along with his sailors do dwell

And now my burden it gives me pain
For my long lost Franklin I'd cross the main
Ten thousand guineas would I freely give
To say on earth that my Franklin do live

というわけで… このタイミングでやります! 祝テラー号発見! 先週もちらっと書いた「勝手に角幡本プレゼント」キャンペーン。今日このBlogがアップされて以降、ウチのコンサートチケット、CDを通販された方で「角幡本読みたいよ」という人は、是非その旨を、お申込フォームに書いてください。先着順でプレゼントいたします。ちなみにこれらの本は野崎が勝手にトークイベントや書店で購入したものです。

「勝手に角幡本キャンペーン」対象商品は下記のとおり

「アグルーカの行方」4名さま
フランクリン隊の足跡をたどりながら北極行を描いた大傑作。今のところ私の角幡文学ベスト1です。もう細かい表現とか、いちいち響きまくり! 北極とは何か、生きるとは何か。これを読んで野崎と熱く語り合いましょう(うっとおしいよね… すみません)

「旅人の表現術」1名さま
角幡さんが雑誌などで行った対談や、最近話題になった外道クライマーの解説まで、多くの名文を集めたオムニバス。実はこれは2冊もっているのですが、もう1冊はイベントに行って名前入りでサインしていただいたので、そのイベントに参加する前に私が1度読破していた方の1冊になります。一度わたしが読んでますが、汚れ/よれなし。すみません。

「漂流」2名さま
新作も合計3冊も買ってしまった私は、ものすごい角幡ファンなんですが(笑)、サイン入りが2冊あって、すみません、これも私の名前を入れていただいた1冊を手元に置いておきたく… となると1冊は角幡さんのお名前だけのサイン本。そしてサインなしの、私が1度読んだ1冊になります。

以上、このキャンペーンは在庫が終了し次第、終了とさせていただきます。皆さん、ふるって応募ください。ナヌークのコンサート前に、北極に夢をはせましょう。


現在THE MUSIC PLANTで紹介している公演は…
10月 ロビン・ヒッチコック来日公演(東京のみ)
11月 辺境の歌コンサート with 松田美緒、ナムガル、ナヌーク(残券わずか)
11月 THE MUSIC PLANT20周年公演 with ヴェーセン、ルナサ、ナヌーク
11月 映画「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」上映会
12月 ウォリス・バード来日公演(東京,京都)

2016年9月22日木曜日

「辺境の歌コンサート」SINRAにご掲載いただきました

森羅万象のSINRA。巻頭特集は角幡さんと同じ早稲田探検部出身の石川直樹さん。素晴らしい雑誌だな!!



「辺境の歌コンサート」&ナヌークの新譜、なんとカラー1Pでご紹介いただきました!! 感激。

ありがとうございます。隣りはなんと名匠・林英哲さん!



辺境の歌コンサート。早稲田探検部の角幡唯介さんのウヤミリックくんのチラシで…


11月3日(祝日/木)にお送りいたします。チケット残り僅か。松田美緒さんは10/2にNNNドキュメントにも出演いたします。放送終ったら売り切れ必須。詳細はこちら。
ぜひ早めにご購入ください。チケットの購入はこちら。

フレアーク、いよいよパブロがリーダーに!



ついに正式発表になりました〜! フレアーク、新しいチャプターのスタートです!!!

フレアークのエリックを始めとする創立者メンバーは全員引退。今後は今までベース奏者およびバンドの番頭さんとして頑張っていたPablo Ortizがリーダーになり、フレアークの新しい歴史を引き継いでいきます。

まぁ、エリックの引退は私が最初に仕事する時から言われてたし、エリックは「自分が引退してもフレアークの名前は残したいんだ」っていつも言ってたし、それにパブロからもエリックからもずいぶん前にこの話は聞いていたので、今回の発表、私は全然びっくりしませんが、皆さんはビックリされたかもしれません。

それにしても、ホントに、まぁ、よくこの5年間の間、3回も彼らを日本に呼んだなーと自分でも感心します。アラ還のメンバーたちは、あれやこれや必要以上に手がかかって、でもなんだかんだいってもチャーミングな彼らのことは大好きでした。ホントに一緒に仕事するのは、いつも死ぬほど大変だった。そんな時、パブロがいつも助けてくれていたので、パブロがバンドを引き継いでくれて、私はホントに嬉しい。この流れは当然のことでしょう。

今さらオリジナルメンバーでのフレアークを見にいけば良かったとか、私に言わないでください。私は自分のやれることを精一杯やったつもりです(笑) それにしてもまずは新しいフレアークがどんな音楽になるのか期待です。どうやらフィドル3本に、ギター、ダブルベースという編成のよう…。まずは音を聴いてから、次回の来日のこと考えよう。あー、ワクワクして来た!! 

昔のメンバーが好きな人は悲しく思うかもしれませんが、正直ステージでの演奏はもうギリギリでしたから、新しいフレアークのステージが観られると思うと私は将来がすごく楽しみです。是非パブロと新生フレアークに期待!

民音さんがまた呼んでくれるかもしれないし、パブロったら可愛くて、私の貧乏ツアーでもまた日本に行くよなんて言ってくれてますから、また日本に来る日も近いかもしれません。

すべてはこの曲から始った。ケンソーもカバーした「ソフィア」


いまだトラウマでこの曲はゆっくり聞けないけど(1年たった現在も絶賛リハビリ中)パブロの曲なんだよね。マリウス(ツィンバロン)がかっこいい。あとトゥッチー(ジプシー・ヴァイオリン)も。トゥッチー、元気かなぁ… このツアーで初めてシンティ・ジプシーの人たちと付き合ったんだけど、みんなものすごく素敵だった! 全然手がかからないし。一番手がかかったのはエリックだった…(爆)ま、これからはゆっくりしてください。本当に一緒に仕事ができてよかった。ありがとうございました。

2016年9月21日水曜日

ルナサってやつ…♡




マスク ザ 春原さま、いつもありがとうございます。私はいまだによく分かっていませんが…

もう一度お送りしておきましょう! ほんとによく出来てる、Lunasa Morning Nightcap ルナサの曲は1分すぎくらいから始ります。


ルナサ来日決定。結構久しぶりですよね… 詳細はここ
10月5日(土)duo MUSIC EXCHANGE with ヴェーセンナヌーク
10月6日(日)duo MUSIC EXCHANGE with ヴェーセンナヌーク


ウォリス・バード、新作発売までもうすぐ 最後の1曲!



あ〜,この曲めっちゃいいんだよな!! ホントは全部お聞かせしたいけど、ちょっとだけね。アルバムから最後の曲「SEASONS」

以下、ウォリスより

この曲はミック・フナラリーのピアノで書いた。ベルリンから彼が引っ越す時、彼が残していったピアノ…「彼女に優しくしてね。彼女は僕にとても良くしてくれた」というメッセージとともに。

ピアノの前に座り最初に出て来た歌詞が「Seasons get moving from red to blue」だった。ミックの素晴らしいアルバム「Red to blue」にちなんでね。最初この曲を終わりから、そのまま
「Pass the darkness」に入っていこうと考えていた。だから最後のヴァイオリンが最後の音をずっと回している。でも結局、これを最後の音符として、そのままキープすることにしたの。「物語はここでは終らないわ、皆さん」ってことで。そしてこの特別な物語がずっと終わりませんように…




ウォリス・バードの新譜「ホーム」は9月30日発売。キングレコードから出る日本盤はライブ音源2曲付き。来日は12月で詳細はここ。


2016年9月20日火曜日

ウォリス・バード、ミュージックマガジンさんに掲載いただきました〜

続いてマガジンに、ウォリス、ピックアップで登場! カラー1/2ページだよ。ありがとうございます。

あぁ〜発売日が楽しみ。どうしよう、バックオーダー、4桁とか来たら(ないない…)

「エネルギッシュで生々しい迫力に満ちた歌声の強度にまず、やられた」

「これはシネイド・オコナーに匹敵する存在感をもったアーティスとだと思った」(マネージャーが泣いて喜びそう)

「トラッド色は濃くないが、6曲目の無伴奏バラッドには強烈なアイリッシュネスの発露を感じ,感動した」

うううう、川さん、編集長、ありがとうございました!
引き続き皆様,応援をお願いいたします。

ウォリス・バード 来日詳細はこちら
5枚目のアルバム「ホーム」は9月30日。日本盤はボートラ付きで全世界同時発売。来日は12月ですよ。詳細はここ。


ウォリス・バード、ナヌーク、ラティーナさんに掲載いただきました!


いえーい!! ありがとうございます〜!

ウォリス「昨年,圧倒的に素晴らしい来日ライブを繰り広げたアイルランドの女性シンガー・ソングライター。露わになるのはすべて彼女の等身大の姿だ」(by 高橋道彦さん)

ナヌーク「感覚としてはネオアコ系ギター・ポップに近い気もするわけだが、とことんイヌイット語の歌詞にこだわっており、その耳慣れしない奇異な響きがある種のファンタジーを招き寄せてしまう」(by 松山晋也さん)ナイス!!

編集部さん、高橋道彦さん、松山晋也さん、ありがとうございました〜!! プロモーション引き続きがんばろう。

ナヌーク 来日詳細はこちら 
11月に来日して、ウチの20周年記念公演に出演する他、松田美緒さん、ナムガルさんとの「辺境の歌コンサート」、映画「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映+アコースティックライブなど。日本独自のベスト盤「氷美〜ナヌーク音綺譚」は10月5日発売

ウォリス・バード 来日詳細はこちら
5枚目のアルバム「ホーム」は9月30日。日本盤はボートラ付きで全世界同時発売。来日は12月ですよ。詳細はここ。

「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」ちょっと見せ3&4



2009〜2013年のグリーンランドの首相「スミが登場してきた時代、グリーンランドはちょうどデンマークの支配に対して声をあげようという段階にあった」

「当時、初めて政治的な声をというものが聞かれはじめた。人々はそういう気持ちを初めて表しはじめたんだね」

「音楽や歌の歌詞を通して、これらの政治的なメッセージは人々の心に直接届いた。政治家のスピーチには真似できないことだ」



スミの歌詞「虐げられているのならば、1人でいるのは不可能だ 虐げられているのならば、それを隠してはいけない 僕らはここで待っている 僕らの国は僕らの敵に搾取されている 僕らが黙っていたら、そこには何も残らないぞ」

「自分の気持ちを口に出したいのであれば これらを受け入れたと言ってはいけない 法律を作る奴ら 法の正義」

スミのマネージャー「すごいな…」「マリクは自分の内側を深く探し求めていただんだ。彼の歌詞はグリーンランドの近代化のことだった。そして自治権獲得に向けて目標を定めることだった」「彼が力をそそいだメッセージは複雑で力強かった」

すみません、以上は英語字幕からの私のつたない訳ですが、上映日当日は、字幕はちゃんとしたものが付きますので安心してください。

現在まさに字幕のチェック作業ちう… マリックをマリクにするか、マリークにするか、マリックのままで行くか悩み中。マリクが一番近いのかなぁ。それにしてもホントにホントにかっこいい!!!!


「サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け」の上映は、11月8日(火)東京、11月7日(月)札幌。ナヌークのアコースティックライブ付き。詳細はこちら。

2016年9月19日月曜日

映画「誰のせいでもない」を観ました〜



ヴィム・ヴェンダースの新作「誰のせいでもない」試写で拝見しました。ありがとうございます。

いや〜なかなかリアルで重厚な2時間でした。カナダの郊外の田舎町で起こった「誰のせいでもない」事故。それが大きく人の運命を変えてしまう、というもの。事故が起こってからの12年間。係った人たちの12年間を断片的に綴って行くというストーリー。

俳優陣…圧巻です! なんといっても主人公のトマスがいい。ずっと罪悪感に悩まされながらも,職業においては、彼はどんどん成功していく。でも常に影をたたえた、そして大きな事故に遭遇にしても同様しない妙に感情の揺れが少ないミステリアスな人物になっていくんですよね。「私はこんなに震えているのに、あなたはなんでそんなに落ち着いているの?」と叫ぶ、彼の新しい妻。そうそう、新しい妻もいいけど、その連れ子ちゃん(8歳くらい?)のセリフが妙にするどくて、結構な存在感をかもしだしていたのも面白い。

彼を通りすぎていく女性たちは結構したたか。というか自然体で人間的です。なんというか、そういう部分も含めリアルな映画でした。資料によれば、ヴェンダース自身は女性は強い。特にゲンズブールが演じるシングルマザーのケイトについては「強くて1人で生きて行けるタイプの女性だ」とも発言しています。なるほどねー。

私は普段はパパ・ゲンズブールをはじめとして、バーキンとか彼を囲む女性たちとの世界は、あまり好きではないのだけど、この映画における彼女の存在感はちょっとすごいな、と思った。親の七光りじゃないってことでしょうか。なんだかんだ言っても彼女も45くらい? 

そしてなんと脚本はノルウェー人なんだって。巨匠ヴェンダース自ら発見したという本。

何というか,タンタンとした感じだけど重厚な作品でした。最期はなんとなくというか希望を持てるのかな…という終わり方に思える…のかな?…これ? 悩ましいところですが、でも結局この主人公、生きているからには、この事故と一生係って行くということなんだと思います。そこから逃げるわけにはいかない。

そしてその分、彼の書く作品が良くなるってのは、やっぱりあるのかもしれないなぁ! ミュージシャンの話を聞くと、やっぱり人生が辛い時に良い作品が生まれるって実際あるものね。妻を失って「レイラ」を書き、息子を亡くして「ティアーズ・イン・ヘヴン」を書いたクラプトンが良く例に出されるけど… まぁ人生はつくづく平等な幸せと不幸せで出来ているんだなぁと映画を観ながら考えたりしました。

あ、そうそう、この作品、私は2Dの試写みたけど、3D作品でもあるんだって。確かにちょっと自然が綺麗なロケシーンとかカメラがぐうっと引いて行くシーンとかあって、3Dで観たらすごいかな、というシーンもあり。ヴェンダース監督は、この前の作品、ダンサー、ピナ・バウシェのドキュメンタリー映画で3Dの味をしめちゃったらしいですよ。3D映像で観ることで俳優たちの心の揺らめきみたいなものが伝わる、ということらしい。

11/12からヒューマントラスト他でロードショー。またキネカ大森ではヴェンダース監督の特集上映もあるようです。ご存知だろうと思いますが「パリ、テキサス」「ベルリン天使の詩」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」など数々の名作を世に出して来た巨匠ですから、こちらも楽しみです。

あ、そうだ、そういえば最初の方でシャルロット・ゲンズブールが、子供を寝かしつけるのに歌ってたのがスコットランドのトラッドだった。あれなんて曲だったっけ…  Mist Covered Mountainだったかな… ビル・フォーサイスの映画「ローカルヒーロー」で使われたこともあるから、映画関係者の中では有名な曲とされているのかもしれない。


映画といえば、ウチの映画上映+ナヌークアコースティックライブもどうぞよろしく! パワフルな映画です。


11月7日 札幌コンカリーニョ 11月8日 渋谷アップリンク 詳細はこちら

角幡唯介さんのトークイベントにお邪魔しました!「『漂流』で描きたかったこと、描かなかったこと」


またもや行ってきました。角幡さんのトークイベント! 面白かった。これまた新しい発見があり。聴き手は川内イオさん

角幡唯介さんのファンになってからというものの、行けるイベントには必ず行っているのだけど、今回のが一番リラックスした感じで内容が良かったかもしれない。それにしても、こういう「ファン活動」って楽しいねぇ〜! イベントがあると言っては参加し、何かが発売になると言っては発売日を指折り数え… なので、今日もワクワクで参加してきました。

お話をうかがいながらメモったものがあるので、多少ここに紹介していきますが、私の理解が間違っていたらすみません。あくまで私のメモからということで…

まず今回の作品は、自分の探検ではなく、取材をして書いているという点が他の角幡作品とはだいぶ違う。

(以前出した黒部ダムのノンフィクションともまた違うのでしょうか…という質問に答えて)あの本はあくまで新聞記者的立ち場から書いているので、今回の「漂流」とは全然違う。新聞記者とは事件なら警察(副署長さん)、何かあれば学者とか、その筋のオーソリティに裏を必ず取る。自分の中では善悪の判断はしない。自分の判断は記事にできない。今回の作品は、それとは違って、すべて自分の判断で海の世界を書いている。そういう書き方をしないと彼らの、建前も何もない、あからさまな、自由な海の世界は書けないと思った。

例えばあの地域においては、過去に選挙で買収があからさまに行われていたなど、外部に知られていない恥部もたくさんあり、今回この本で多数それがあかされている。別の港で女を買った、とか。でもそういった事も含めて書いていかないとノンフィクションとしての力がなくなる。1名をのぞき実名で書いたのも、そういう理由がある。それによって彼らの世界が伝えられるという自信が自分にはあった(←かっこいい!!!)

この世界で生きる人たちに対しては「すげーな!!」という思いがある。自分のように陸で生きる人間とは全然違う。畏敬の気持ち。

今回本が出て、彼らから手紙をもらった。お礼の手紙で「立派な本になってありがとうございます」ということなんだけど、彼らはきっと実際はこの本を読んでいないと思う(会場笑)。でもこの本、装丁がすごく立派だから…(会場爆笑)実は今度佐良浜にまた行くんだけど、心の中は何か彼らに言われはしないかとドキドキである、とのこと。

この本を他の編集の人に読んでもらって感想をもらったのだが、本当に途中まで本のエンディングが見えないと言われた。いったいどこで、この物語の決着がつくのかが分からない、と。でも途中を書いている段階においても、角幡さんの中には、うすぼんやりとだけど考えがあって一環して書いているつもりではあった、とのこと。

そもそもこの企画は新潮社の担当編集から「漂流」をテーマに書いてみませんか、と提案された事から始った。日本においては、過去かなり壮絶な漂流事故がいくつかある。特に5、6名一緒に漂流して、次々亡くなって最期1名になって助かった人の話とか(『たか号漂流』)、ダイバーも結構取り残されて漂流したりしているし…。その新潮社の担当編集者は、そんなサバイバル的な要素が角幡さんの探検に通じるものがあるので、そんな内容の話を期待して提案してくれたのだと思う、と。

が、取材していく過程で、海難事故の背景である深い日本の文化にかかわる話なども盛り込んだ上で、この物語を書き上げたいという気持ちになった。

(取材は大変でしたか、という質問に)まず電話案内でその人の名前を言って住所をある程度予測したら、そのまま訪ねて行くのが一番いいんです、と。電話をかけてもいいんだけど、電話をかけて断られてしまうと、もうそこで終わり。それ以上は訪ねてはいけなくなる。

なので、いきなり訪ねていくのが一番いいんだけど、それは、ものすごく時間がかかる作業。訪ねていっても不在だったり… 

最初の沖縄取材の時は、(本になるか確信がなかったため)1泊1,500円くらいの部屋に泊まっていた。広くて何もない、ちゃぶ台しかないようなところ。また車ではなく経費節減のため原付で回った。そして取材していく中で「行方不明者ってこんなにいるんだ」とびっくりした。他にもフィリピンで殺された,どこそこで死体が見つかった…などなど。フィリピンの海賊島の話もあり、海の世界の闇の深さを知った。それを知ることによって、これは書けると確信し、二度目の取材からは東横インに滞在した(会場笑)

(ヨットでニューギニアにも行かれたことだし、海の世界にはもともと憧れがあったのでは?という質問に)もともと海の世界への憧れはあった。ヨットやシーカヤックとか… でも学生には海の探検は経費が高すぎる。学生にはハードルが高かった。なので峠恵子さんが「冒険歌手」で書いているニューギニアへの探検に参加した。でも経験してみて、海の探検は自分の船で行かないと意味がないなというのを痛感した。

船酔いも大変だけど、船酔いは3日もすれば良くなる、というのは、その時経験した。

海の世界は細かいことに動じない、ずさんで大雑把な世界だ。そしてそれが事故につながった。本村さんの漂流について、映画を撮りたいというチームもいたのだが、本村さんが帰国後、(違反行為、無免許などで)書類送検されちゃったりで、諦めて引き上げて行った。本村さんじゃなくても、多くの漁師が、たくさんの違反行為をしている。

狩猟採集民は言葉が下手。なので取材はたいへん。心に残ったのは、海のもくず…という表現。生と死のあまりにも薄い感覚。過去に対する記憶のなさ(過去に関心がない)、起きたことを記録したり、外の人に伝えようとする気持ちもない。まさにすべてが海のもくずとなって消える…そういう世界。

(この本の中で本村さんの二度目の漂流の結論は出ていないわけですが、角幡さんはどう推測しますか、という質問に)きっと大きな船に衝突してしまったんではないかと推測している、とのこと。ホントに大きな海原で、巨大な船が小さな船にぶつかって、小さな船が沈没しても、大きな船は気付かないでそのまま行ってしまうことも多いのだそう。

その他マグロ解体のすごい動画とか(流血騒ぎ!)、あとここには書けないオフレコのこととか(笑)、いろいろあってやっぱりトークイベントは最高に面白いなぁ、と思ったのでした。いや〜、角幡唯介さん、川内イオさんありがとうございました。

最期に「角幡さんは漂流に興味がありますか」と聞かれて、角幡さん「選択肢としては“あり”ですね」と言ってらしたのが笑えました。自分ではどうしようもないという状況に「興味がある」のだそうです。

しかし10/30からいよいよ北極に行ってしまう角幡さん。お帰りは4月くらいになっちゃうそうで、その無事はいつ確認できるんですか?と言ったら、4月にブログのアップデートで分かると思う、とのことです。うううう、どうかお気をつけて。極夜がテーマの新作も、とてもとても楽しみにしていますから。

角幡さん、次のトークイベントは名古屋なんだよね… どうしようか迷い中! でも今度のトークはなんといっても「グリーンランド」だし私が行かなくてどうする!という気持ちもあり。自分もグリーンランドに行ったことを思えば,名古屋なんてちょろいわな…終るのも日帰りできる時間帯だし。ただしロビンのツアー前でバタバタな可能性もあり、要検討。



PS
そういえば、会場から「小説は書かないんですか」という質問が飛んだ。質問をした方(初老の男性)は角幡さんの文章力にいたく感動し、これだけ筆力があれば、すごいものが書けるのではないかと想像したのだと思う。それについては「今はどうやって書いていいか分からない」「ノンフィクションは事実を書いて行けば良いから… でも小説は書きたいと思うことに磨きをかけて飛翔させないといけない(って言い方だったかな?メモ取ってないからすでに不明)それが出来るのか、うまく想像できない」とのことでした。

ミッシェル・ミチナさんのライブ、観てきました!




本日は南青山にて、このかたのライブを観てきました。ミッシェル・ミチナさん。



映像はこの前のトリオツアーのもの。今回はソロ公演でしたが、すごく良かったですよ。前に観た時よりも格段と良くなってたな〜



これからの活躍が楽しみです。ちなみに今回のツアーはこの後、21日 沖縄、23日 高松での公演があるそうです。チェキラ!!! 詳細はここ

2016年9月18日日曜日

ウォリス、ウィーンからライブ配信!


おおおーーーっっ、新作からの曲はこうやってやってんだ…すごい!(って、ことは日本でもピアノ使うのかな… 聞いてない… 聞いてないぞ!/笑)

新作「ホーム」からのリードシングル「Change」




ウォリス・バードの新譜「ホーム」は9月30日発売。キングレコードから出る日本盤はライブ音源2曲付き。来日は12月で詳細はここ。


PS
もう1曲ライブ配信来た!

2016年9月17日土曜日

とある劇団の最期

荒川土手の夕やけ


先日久しぶりに観劇に出かけた。劇はあまり見るほうではない。今んところ生涯20本以内ではないだろうか。なのになぜそこへ行ったかというと、その劇団がベースにしている劇場が近所にあったからだ。近所を歩いていて「いったいここは何屋さんだろう」と思って良くみたら、そこは劇場だった。

気になって場所の名前をメモり家に帰ってググれば、その劇団は年内いっぱいで解散してしまうらしい。劇団主宰者は疲れたようにホームページに書いていた。「ある時期から演劇は戦いだと思ってきた。でも、何と戦っているんだろう。観客と? 劇団員と? 作品と?…」そして「演劇は戦いではない」というのが、今の結論だという。

気持ち、分かる。お客さんが少ないのかな… 下手すりゃ出演者の方が客より人数が多いパターンって結構あるのよね。何はともあれ、とにかく出かけてみることにする。

平日の昼間だというのにお客は15名ほどいた。これは悪くない数字ではないだろうか。こんなに駅から遠い、分かりにくい場所なのに。私の経験から言わせてもらえれば、ライブだって5人くらいしかいないケースもある。最小記録は… いつだったか、江古田のライブハウスで出演ミュージシャンの奥さんとたった2人でみたライブもあったっけ。100人は入る会場だった。かと思えば、私がいつもすごい金額を出して借りている500人入る渋谷のライブハウスで、お客が10名くらいしか入ってないライブをみたこともある(おそらく全員招待者)。

東京は驚くほど多くのイベントがあり、そのほとんどが赤字で、主催者は皆、動員に苦労している。満杯だ、ソールドアウトだ、なんて言っているのは、ほんの一部だけだ。みんなそんな中で必死に生きてる。

で、肝心のその日の劇の内容はというと、これが凄く良かった。劇団オリジナルの作品ではないのだが、今まで見たどの劇よりも良かったかもしれない。小さなスペースを利用しての、大した音響もライトもない中で……いや、何もないからこその迫力だった。俳優さん誰もが最高の演技だったと思う。今まで見た劇の中で、もしかしたら一番良かったかもしれない。(ちなみに私は過去においては紀伊国屋シアターとか結構大きな公演も見ている)

そして現場を見る事で、主宰者が「戦ってきました」と言っていたのもちょっと理解できた気がした。この公演、チケット代はおどろくほど安いのだが、オリジナルグッズが販売されているのは良くあることとして、入場のたびにスタンプを押してもらって3回くるとなんかがもらえるとか、劇場ではお食事もありますよとかとか、いろんなことを何度も告知される。入場時にチラシを渡されるのはもちろん、劇が始る前に前説もあって、とにかく更に追加のお金を使うよう促される…というか、そうさせる努力がそこここに見られる。もう考えられることはすべて目一杯、主催者が努力しているのが分かる。さらに「このチケット代では安いと思う人は是非この投げ銭ボックスへ…」と説明される。

加えて劇が終わった後には、夜にも本番が控えているにもかかわらず、俳優とお客さんとの交流会みたいなものまであるという。とにかくお客さんをがっつり組みこんでしまおうという努力がすごい。

さすがだなぁ、すごいなぁと思う反面、でもそれは本筋と違うのではないかとも思った。確かにこの状況は、間違いなく「戦っている」とも言えるだろう。こんなに私たちは努力しているんだよ…という気持ちがビシバシ伝わる。確かにこの劇団に比べたら私なんて全然戦ってない。

でも、ちょっと思うのは… これだけ良質の演劇であるならば、最初にもっとちゃんとした値段でチケットを売る事で戦うべきなんじゃないだろうか。そもそも観劇に客がもとめているのは、俳優とペラペラ世間話をすることではない。オリジナルグッズの購入でもない。もっと、非日常的な何か、安直な言い方をすれば気分転換ではないだろうか。あまりの素晴らしい演技に打たれ、見ている間は、すっかり普段の憂さや嫌な事を忘れ、終わったあとも心ここにあらずという状態で帰宅するのが本来の目標ではないだろうか? 

確かに最初の入り口は低い。それはいいことだ。そうやって安く入場させておいて、多くの「追加のお金を使う事」が観客の自由意志にゆだねられている。それは良い事なのかもしれない…。が、お客として劇場に入ったら、もうお金みたいな現実のことは忘れていたいってのが本当なんじゃないのか?

いつも思う事なのだが、演劇の人たちはすごい努力家だ。ちょっとした文化関係のレクチャーを聞きに行くと、劇団の人とか熱心に聞いていて、補助金の申請やら何やら…とにかくすべてにおいて勉強熱心なのは、音楽イベントじゃなくて演劇を作っている人たちだ(あくまで私個人の印象)。音楽イベントだって大変だけど、演劇はさらに大変なんだろうと勝手に想像する。っていうか、演劇の人たちの方が、出演者が自らマネジメントを手がけたりしている事が多いせいか、「無理してでもやりたい」気持ちが高いのかもしれない。そして皆さん,大変な苦労をしょいこみながら続けてらっしゃる。

あ、そうそう、カルチベート・チケット・システムってのも、面白いと思った。演劇の世界ではよくあるシステムらしい。つまりお金に余裕のあるお客が2名分のチケットを払い、お金のない誰かを招待してあげる、というもの。が、それもチケット代が極端に安いから可能であること。そして、私には、どちらかというと、先日友人がツイートしていた「日本の金持ちは公演チケットにお金を使わない。むしろ招待券をねだる」という方に納得してしまうのだ。

最近ホントにいろいろ悩む。そもそもこんなに地震が頻発し、もうすぐ首都圏直下だってあるだろうに、いまだ原発を止められないこの国で、人をたくさん集めて何かをやるなんて、そのリスク自体が正気の沙汰ではないのかもしれない。

普段からそんな風に考えている自分に、終わりに近づいた劇団は何か啓示のようなものを与えてくれるのではないか、と期待して行ったのが…

…いや、私にいったい何が分かるというのだ。

こんな状況下で続けていく「演じること」っていったい何なんだろうか、と思う。

多くを知っているわけではないのだが、「俳優」を職業にする人というのは普段はおっとりしていて弱々しい印象を受ける人が多い。役が入ってやっと軸が出来るというか、人間として落ち着くというか、そういう人が多いと思う。彼らは人を楽しませるためにやっている、という感覚が希薄なのかもしれない。(というか、人を楽しませるためにやる人はTVに行くんじゃないだろうか)そうしないと生きられないから演じているのだ。そうだ、これは芸術であって、エンタテイメントではない。であれば、なおさら…小銭を集めることはいったいどうなんだろう。

いやいや、何度も言う。私に何が分かるというのか。彼らは人一倍努力している。ただ1つ言えることがあるとすれば…演劇は絶対に戦いではない。だが、人生は戦いである、っということだ。どんな職業であっても。

いずれにしてもこれだけ素晴らしい物を見たあとに、あんなに真剣な演劇をしていた俳優さんとペラペラ話す気持ちにはなれず、とっとと劇場を出た。そしたらまだ外が明るくてビックリした。1時間ちょっとの芝居だったが、完全にその世界に入ったなぁ、持っていかれたなぁ、と思った。いずれにしても続けたいだろうに終わってしまうというのは寂しいことだと思う。本当におつかれさまでした。

荻田泰永さんのトークイベントに参加してきました。面白かった!

写真下手くそですみません〜満席でした!
北極男、荻田さんのトークイベントに行ってきました。赤坂の小さな地下にあるギャラリー。

荻田さん,すごく良かった。なんつーか、学校のセンセイタイプかもしれない、荻田さんって。探検家になってなければセンセイになってたね(笑)

赤坂の地下にある小さな画廊で荻田さんの写真展があり、また期間中にトークイベントが行われました。

荻田さんは北極点無補給徒歩単独踏破を目指している北極探検家さん。よくTBSの「クレイジージャーニー」にも出演なさっているので、ご存知の方も多いかと。私にとっては私が大尊敬する角幡唯介さんの「アグルーカの行方」の相棒。荻田さんのプロフィールなどは著書「北極男」などに詳しい。

お話の中で、一番心に残ったエピソードを。今回の徒歩紀行で、カナダからグリーンランドのシオラパルクを目指した時、ホントにボロボロになりながら探検がもう少しで終わる、という日。最期の谷みたいなものを下る時(氷床からの下り?)、クレパスだらけの本当は降りちゃ行けない場所を降りてきてしまった。途中まで来て、これはやばい、と気付いた。さて果たしてこのまま前進するか、引き返すか悩む。

クレパス恐いんですよ。氷の割れ目というかなんというか…そこに落ちたらもう誰も見つけてくれないし、助けてくれないし死ぬしかない。

このままシオラパルクの村に行けば、この厳しい旅は終わって、お腹いっぱい食べれる! ちゃんと寝れる! シャワーが浴びれる! 前に進みたい。で、ものすごく悩んだ末に、結局は引き返したのだそうです。というか、クレパスだかけの間違ったルートに来てしまったら、もう引き返すのが正しい判断なんです。だけど探検で気持ちが高ぶっている時はそういう判断をするのがホントに難しい。

でも、とにかく引き返そうと、スキーを脱いで,今度はそこを昇る作業を始めるわけですが… 

帰りに食べた「だんだん麺」
美味いんだよなぁ、これ〜
実際、降りる時はスキーで降りるので足に長さがありクレパスに落ちなかったんですが、実際スキーをぬいで登ろうとすると、あちこちに穴が空いていた…という。めっちゃ恐い話。そしてまた降りれば数分のところを、また何時間もかけて上り、迂回して正しい道を降りていったのだそうです。

でもこういう判断が大事なんだって、荻田さん言ってた。つまりここで万が一運が良くシオラパルクの村まで行けたとしても、それでは「運が良かった」という経験を作ってしまうだけ。そんなことやってると、いつかは失敗するんだって言ってた。ちゃんと自分の実力で行く。それが大事だ、って事言ってらして、私はいたく感動したのでした。

うーん、自分の人生はどうかな…と私も考えた。ホントに実力で来れたんだろうか。あんがい運が良いだけで、ここまで来ちゃっただけかもしれない。

荻田さん,素晴らしいです。来年の春、早ければ北極点単独&無補給に向けてまた再チェレンジされるそうですよ。頑張ってください!!

この秋,THE MUSIC PLANTでは、北極グリーンランドからロックバンドを来日させます。10/5 ベスト盤リリース、11月上旬 プロモ来日。詳細はこちらへ!

こりゃホロリとくる。高野秀行「異国トーキョー漂流記」すごくいい本です

ホントに読んでも読んでもあるよ、高野秀行さんの本。それでも出ている本の半分は読破したかしら…「今,高野秀行さん、読んでんだ」って人に言うとあれもこれも薦められるのよね。いろんな人が、それぞれの高野本への思い入れを語る。

でも〜っ、これ!!! 突発的に買ったんだけど、めっちゃ良かった。なんつーか高野さんの本の中でも「早稲田三畳」とか私は大好きなんだけど、それにちょっとテイストが似ているかも。もちろん「西南シルクロード」「ソマリランド」みたいな本格派探検/研究ものも大好きだけどね。

しかし申し訳ないことにこれ古本屋で買っちゃったのだわ。生きている作家さんで、好きな作家さんの本は書店で買って応援するのが身上なのに。たまたま「古書ほうろう」さんにウチのコンサートのチラシを置きにうかがって、せっかくチラシを置いていただくのだから、何か買わなくちゃと思って、見つけてしまったのだった。だから装丁が古い。今はイラストみたいな(あ、これもイラストか)ボートの絵みたいな装丁になっているらしい。でもこっちのイラストの方が内容に近いように思う。高野さん、2004年の作品である。なんと書き下ろしの文庫本だよ。すごい。ただでさえライターは雑誌の連載→単行本→文庫本って持っていかないとお金にならないのに。書き下ろしの文庫本だよ。

しかし…。思い返しても「三畳」のあの終わりの、将来の奥さんとおぼしき人に出会い、三畳間を出るところなんか、めっちゃホロリとくるんだけどさっ!!! 高野さんって、改めて言うまでもないけど、ホントにめっちゃいい人だよね。で、この本も「いい人度」が溢れ出してるんだよ!! そういえば、高野さんのはぐれノンフィクション軍団のメンバーで、ご本人とも面識のある川内有緒が「高野さん,あの人は真性いい人だよ、真性いい人」って力説してたけど(「神聖」?)、いや、ホントこの本も、真性いい人じゃないと書けない本だと思う。

いや〜 めっちゃ心が温まるというか、ホロリとくるというか。人間を見る目が優しいんだよね、高野さんの場合は!! ホントに素晴らしいわー 本当の人間力って、そして本当の「国際人」(本の中でも言及されていますが)って、こういう事言うんじゃないかしら。

とにかくどっかんどっかん笑わせてくれるし、ホントに面白い。笑わせてくれる度は、今までの高野本の中でもこれが一番かもしれない。

そうして自分のことを振り返って思えば、私は東京…というかトーキョーに30年住みながらも積極的に外国人の友人を作ろうとしてこなかった。というのは、私は日本に住んでいる外国人にすごい偏見があったからだ。私のイメージする在日外国人は図々しく、私の職業を知ってはコンサートの招待状をねだり、無料のCDサプルをねだり、はたまた誰々が好きだから手伝うからとかすぐ簡単に言ったりする。人の職業をなんだと思ってるんだ!? ま、日本人でも、そういう人多いけどね。外国人はそれが余計にすごいと思っていた。それは偏見なのだけど。こういう仕事をしているから在日外国人との接触も多いが、そんな偏見が手伝って、とにかく極力外国人の友だちは国内では作らないようにしてきた。私の周りにいたのは白人ばっかりで、余計そうだったのかもしれない。日本の社会は白人に甘すぎる!?と根拠もなく思っていたし、今まで出会った謙虚で尊敬できる外国人は、大使館勤務の方数名とルナサのトレヴァー・ハッチンソンの妹さんくらい。大使館の人たちは基本外交官で、任期が終われば次の赴任地へと行ってしまうから仲のいい人たちはいるけど、あえて仕事外で会う事は滅多にない。唯一プライベートでもご飯に良く一緒に行っていたトレヴァーの妹さんも、自分の会社をたたんで帰国してしまった。そして外国人と一緒にカウンターで飲んでいると、隣りで話しかけてくる「英語練習したい」親父も、ホントに大嫌いである。だからトーキョーで外国人と(ツアー以外で必要以上に)一緒にご飯食べるのはイヤなんだ… 

が、この本を読んで、私はホントに心が狭かったな…と大きく反省した。この本を読んで自分のあまりにも低い人間力にホトホトがっかりしてしまった。そう、彼らは彼らなりに異国の地トーキョーで苦労しているのだ。私の出会った人たちは、1章に書かれているフランス人の女性に近かったのかもしれない。1章を読んで、まず私は、どうして私も彼らにこうした気持ちを持てなかったのかと、とても反省した。ホントに高野さんってすごい。高野さんみたいな人がたくさん居れば、トーキョーはとても優しい国際都市になれると思う。っていうか、東京オリンピックに向けて、どうだろう。高野さんみたいな「国際人」こそもっとも必要とされている人材なのだよ!! 権威を振りかざす研究者とか、一部の御用達音楽プロデューサーとかばっかりに恩恵をまわしてないで、高野さんみたいな人にこそ、本当の「国際人」のアドバイザーとして、これからオリンピックを迎える東京で活躍してほしいと思う。ご本人に,そんな時間も興味もないだろうが。

この本、それにしても最高だ。読み出しからして、グッと持って行かれる。外国人と歩くと東京はいきなり「トーキョー」になる。この感覚は私も分かる。上手く言葉にできないが、英語をしゃべっていて脳みその違う部分を使っているからかとも思うが、ウチの連中を成田で出迎えた瞬間、私にとっても東京の町は大きく変わる。

かなりウルウルなのが結婚式のスピーチが泣ける「ジェレミー」の章。そして言葉のしゃべれない初対面の外国人を自分の家に泊めてあげる「ウエキ」の章。そして最後の熱狂の東京スタジアムの章では、ホントに号泣だ。なんて素敵なんだろう。なんて素敵なお友達。なんて素敵な高野さん。出場者のそれぞれのその後も是非読みたくなった。高野さん、書いてーーーっていうか、もうどっかに書いてあるのか? 高野さんのブログを最初から最後まで読んでみる必要があるな。

それにしても素晴らしい本である。「本,普段読まない」「活字苦手で」みたいな人は、こういう本を読むといいい。絶対に絶対に絶対にお薦め。逆にポップすぎて分からないかもしれないけど、こんなに優しくて深い本は滅多にないと思う。必読!!!

あー、また自分の中の高野さん本チャートが変わっちゃったな。今は(1)西南シルクロード(2)異国トーキョー(3)ソマリランド(4)イスラム飲酒紀行(5)早稲田三畳…かな。

2016年9月16日金曜日

ロビン・ヒッチコック、もうすぐ来日。あと1ケ月ですよ〜

先日ちょっと紹介したロビンと絲山秋子さんの対談を久しぶりに読み返してみたら、かなり面白い。これホント良かったよなぁ! 絲山さんがブッキングしてくれた企画だった。「群像」の2005年12月号。ロックと文学という特集(笑)しかしこれも通訳が染谷和美さんだったんだよね… 染ちゃんじゃなかったら、こんなに上手くいってないよ、この対談。ホントに懐かしい。

絲山さんの「(執筆中は)日本語のロックを聞くと全く書けないです」「英語だったら、意味を考えなくても音だけ聞いていられる」「集中すれば意味も考えながら聞きますけれど、集中しなければ聞き流している」という発言にロビンが言うことがいい。

「でも、ある意味,その方が音楽のいろいろなことがわかったりもするんです。というのは、言葉の意味にとらわれることで、音楽そのものが伝えそうとしていることから脱線してしまうことがある。言葉がわからないから音楽の方に数中できるということもあるかもしれない」(これは英語苦手でも洋楽聞いている人には嬉しい言葉かも?!)

絲山さん「日本でロビンの歌詞を聞いてすぐに意味の分かる人は本当に一握り」

ロビン「イギリスでも限られていると思います」

絲山さん「言葉はわかっても、意味がわからない」(←絲山さん、良い事言うなぁ!)

ロビン「ボブ・ディランもそうです。皆さん,意味にこだわりすぎている。何か意味があるんじゃないか、あるいは何も意味がないんじゃないか、そのどっちかなんだ。でもそうとは限りません」(これもいい!)

この曲、ほんといいわ…ギリアン・ウェルチが参加したトラック。テレービジョン、セイユーラブミー、テーレビジョン、セイユーケア〜♪ 


「普通の億万長者」ロビンったらウィンチェスター校からケンブリッジ。アートスクールにも行った典型的なミドルクラスのおぼっちゃまなのよね…。


そうそう、絲山さんとの対談には当然シド・バレットのことも。ロビンはシド・バレットが大好き。

ロビン「普通、書く人というのは、誤解されることをある程度おそれる。でもバレットはそういうことは気にしていなかった。あるいは気にすることができなかったのかもしれないけれど、でも、それが彼の作品の磁力につながっているのかもしれない。彼のファンたちが彼本人をわかったような気持ちになるのも、そこに秘密がある気がするんです。実際に彼の書いている曲というのは、彼自身になって、彼の目から歌の世界を見ているような気持ちになって聞くと、本当に惹き付けられるものがあるんです。彼の目指そうとしたものがすごくわかったような気持ちになる。そういう磁力を持っている曲なんです」

うーん,良い事言うなぁ!!!!

ロビン・ヒッチコック、来日まで、1ケ月を切りました! 是非皆さん、かけつけてくださいね。来日の詳細はこちら。

2016年9月15日木曜日

有料サロン「THE MUSIC PLANT広場」2年目に突入!


さて昨年の10月から1年間運営してきた有料サロンなんですが、1年やってみてだいぶ皆さまのニーズが分かってきたので、ここでリニューアルすることにしました。すでに既存会員の皆様にはお知らせ済みですが、こちらにも告知しておきますね。

まずは今まで運営してきた「一般会員」という会員制度を9/20より廃止いたします。当初私は月々小額とはいえ会費として消えてしまうよりは、チケット代としてしっかり還元できる方がお客様に善かれと思い、この広場の会員制度の中心に「一般会員」を設定したわけなですが、これがなかなか活かせておりません。なので、この際、ヤヤコしいので、辞めてしまおう結論にいたりました。まぁ、あとウチの会費を還元できるウチの公演の内容が、今後どのくらい皆様が期待するものになるか、という疑問もあったりします。最近コンテンポラリーものが多いし…。(ちなみに今現在企画されている来年のコンサートは、すべてコンテポラリーものです。秋あたりに伝統音楽の公演作れるのか?)

そういうわけで、コースは以下の2種類になります。チケットの優先予約などがある他は、基本ウォールで集ってワイワイやるためのコミュニティ会員(2ケ月に一度のオフ会が好評いただいております)

そして「別名のざき塾」と呼ばれる野崎が月イチであなたの企画をコンサルするコース、プロフェッショナル会員。

というわけでリニューアル後は下記の内容になります。THE MUSIC PLANT広場、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。なお、このシステムの切り替えは9月20日13時に行われます。なので、新たに申し込まれる方は、9/20以降にどうぞよろしくお願いいたします。運営会社のシナプスさん、どうもありがとうございます。

すでに会員の方にはお知らせ済みですが、現在一般会員の方は、この切り替えにおいて何もする必要はありません。次回引き落としから自動的に切り替わります。また今まで貯金した「会費」については、これからも引き換えは受け付けますので、いつでもおっしゃってください。




<コミュニティ会員:月会費 300円>
(1)THE MUSIC PLANT主催公演のチケットが、通常の発売日よりも先行して優先的にご購入いただけます。
(2)コミュニティのウォールは週に2、3度更新しております。最新の音楽情報、アーティスト来日情報などを一般の方よりも早くお届けし、来日が決まるまでの苦労話やツアー中のネタなども満載。来日中のアーティストの様子など、一般には公開しない情報や写真もお楽しみください。
(3)現在のところオフ会は2ケ月に一度、都心で行っております。楽しい音楽談義で盛り上がりましょう。


<プロフェッショナル会員):月会費  5,980円>
コミュニティ会員のコンテンツに加え…
(4)月1回 野崎があなたの企画のコンサルティングを行います。
自分の好きなアーティストを手伝いたい、コンサートやイベントを企画してみたい、CDをリリースしてみたい等、この仕事を始めてから多くの方から相談を受けるようになりました。今まで非公式に多くの方の相談にのることはありましたが、私も後輩を育成したいという気持ちもあるし、今後はこのようなシステムを作り、よりいっそう皆さんのお役にたてるよう努力していきたいと思います。会員の皆さんには、コミュニティ会員のコンテンツに加え、月一度の個別相談も行います。別名「のざき塾」? 都内で月に1度、1時間、あなたの企画のコンサルティングを行い、お手伝いが出来たらと思っています。


お申し込みは、そんなわけで9月20日以降にこちらのページへどうぞ。なお対象は申し訳ありませんが、facebookのアカウントをお持ちの方のみになります。

写真は今までのオフ会で食べたものの数々…





2016年9月14日水曜日

ウォリス・バード、新作発売まで2週間 10曲目



「11週間、11曲:今日は新作「ホーム」から10曲目の「I Want It,  I Need It」を紹介するわ。(アルバムのリリースまであと2週間。とっても興奮しているわ)なんというか、この曲はあなたが鍵を部屋の中に置いてきてしまって、扉の反対側であなたを待っていることを知っている…って状況のこと。なんて地獄なの!」

「ホーム」は全世界的に9月30日発売。日本ではライブトラック2曲がボーナスとして付きます。お楽しみに〜 発売までホントもうすぐ!



ウォリス・バードの新譜「ホーム」は9月30日発売。キングレコードから出る日本盤はライブ音源2曲付き。来日は12月で詳細はここ。



PS
おそらく最後の1曲はフルPVが出来てくるはずですよ。来週をお楽しみに。

集中できない…

…という記事が出て来て、私も「やばいかも…」と思っているのだ。いや、これ実感としてある。自覚としてある。集中力がホントに衰えてきている…

昔からただでさえ多動症というか、一度に2つも3つも作業を進行させるのは序の口。ボロくてトロいプリンターがプリントしている間も待ってられないという、超せっかちな私は、おかげ様で仕事が早いと人から言われているものの、実はホントに落ち着きがないのであった。

さっきも某メールを書いていて「あ、あの件は●●がfacebookで知らせてきてたよな…」と思いfacebookを確認しに行けば、そこでウォールの流れに引きずられる。気がつけば、件のメッセージのことは忘れ、友達の投稿に「いいね」とか押して、しばらくウォールを見てたりするのだ。それだけなら、まぁ、まだいい。最近ではネットの記事を読んでいると、脇に過去記事の人気記事が上がって来るから、ついつい、そのキャッチに釣られ、今読んでいる記事を中断して、その記事を読み始めてしまう。そして結果,斜め読みした記事のどちらもまったく自分の中に入ってきていない。

これを集中力の衰えと言わずして何んといおうか。昨日も、お味噌汁に入れるネギを切っていて、「あ、今日岩下の新生姜買ったっけなー、あれも切っちゃわないとなー」と途中まで切ったネギを脇に寄せて、生姜切り始めちゃった…

なんというか「忘れないようにしなくちゃ」みたいな脅迫観念もすごくあるのが良くない。仕事のことはそれでも机の脇においたメモのTO DOリストに書けば良いのだけど、ネギなんかもってのほかで、メモれないと余計焦って集中力を無くしてしまう。

iPadいじってれば集中しているのかというと、そうではなく、ポケモンGOをやっていてもまったく集中しておらず、これまた困ったもんだ。私はよくバスに乗りながらポケGOをやっているのだが、次のポケストップまで距離があると、ついついその間にさえもメールのチェックとか、Twitterとか見始めてしまう。

こんなに集中力が衰えているとは……ホントにやばい。このままだとさらに歳を取ったら、あちこちますます落ち着き無く動き回るに違いないと思っているのである。唯一集中できるのは、ライブ見てて乗った時と、本を読む時と、映画見る時かな。それにしても見ながら、このブログになんて書こうかな…などと考えたりもしている。やっぱり集中力がない。

ま、何はともあれ今日も頑張りましょう! 現在ウチのライブ公演は以下の通り。

10月 ロビン・ヒッチコック来日公演(東京のみ)
11月 辺境の歌コンサート with 松田美緒、ナムガル、ナヌーク(残券わずか)
11月 THE MUSIC PLANT20周年公演 with ヴェーセン、ルナサ、ナヌーク
12月 ウォリス・バード来日公演(東京,京都)

ご飯待ってまーす!

2016年9月13日火曜日

「全英TOP20友の会」が行われますよ〜

ユキ姐さんからイベントの告知。これはチェックですよ〜 皆さん、聞いてましたか? 全英TOP20。

私はちょうどこの日は20周年公演終わって、ナヌークのプロモが終わって九州から帰って来て空港で彼らを見送っている日だな… ボロボロになってなければ伺います!! っていうか、ボロボロになってもナヌーク帰国の寂しさからついつい伺っちゃうかも…

私も全英TOP20聞いてたなぁ。もちろん湯川先生のTOP40も… 懐かしい千葉の高校生時代。あの頃は自分がまさか音楽の仕事が出来るなんて思ってなかった…

いや〜、全英TOP20も、全米TOP40もラジオにハガキとか書いてましたから、私。そしてそのハガキが結構読まれもしてたんですよ、ホント。千葉の田舎でイギリスを夢見ていたあの頃…

で、ユキさんからの告知。



全英チャートといえば、私が初めて行った洋楽のコンサートはこの人たちの武道館公演でした。懐かしいなぁ! 



スヌーピーといえば、デュラン・デュランですが、私は冨田勲先生作曲(?!冗談ですよ!)のこの曲が好きです。しかし懐かしい。この時代、歌詞でずいぶん英語習ったよな。Prayerって言葉を習ったのはこの曲だと思う。Prayのプレイ。Playじゃないよ。英単語、昔はどうやって覚えたかも覚えているのに、今や5分前に辞書引いた言葉の意味を瞬時に忘れてる… そして「Save」って英語独特の表現も。「救う」だけじゃなくって「取っておく」みたいな意味も。

私は高校時代の英語教師が大嫌いだった。だから今だに高校で習うべき英単語のボキャブラリーが非常に弱いんですよ。普通大学受験した人って5,000くらいあるらしいんですが、私はたぶん2,000くらいしかないと思う。そりゃあ、仕事上よく使う言葉はさすがに大人になってから覚えましたが、いまだに語彙が少ないのがホントにコンプレックスですわ… 

そして大学時代も私はしっかりTOP40愛好会というやつに入ったのであった。今だにその時の友達とはよく会って飲んでいます。こんなにメジャーな音楽が大好きだった私が(そしてプログ好きの後輩をよくいじめていた)今やニッチな音楽プロモーションしてんだから、世の中分からないもんです。それにしても、これはホントにいい曲。



そうそう、スヌーピー先生選曲/監修のこちらのコンピレーションも是非。基本的に後ろを振り返るのは好きじゃないけど、たまには良い時代を思い出して、いいんじゃないでしょうか。普段こんなに頑張ってるんだし! さぁ,今日も張り切って行きましょう〜



PS
Twitterアカウントも出来たみたいですよ。チェキラ!