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2017年6月26日月曜日

SUN STATION Vadsø



R.E.M.時代にはライブで演奏しなかったこの曲をやってるよ! しかしひどいPAだな… 北極圏だからしょうがないんだろうけど。ヴォーカル聞こえないよ〜っっ。この調子じゃモニターもめっちゃ怪しいな。でもマイク先生、まったく動じることもなくかっこいい❤ ホントに素敵。

 北極圏では今、太陽が沈まない… 


ICE STATIONもまたやることが出来るのかな。何もかもが懐かしい。あ、またなつかしいモードに入っちゃった! 早く次ぎの企画いかないと。がんばりまーす。

コミットメンツよ、永遠に

こんなの見つけちゃった! コミットメンツのトリビュートバンド。



アンドリュー・ストロング。今でもめっちゃくちゃかっこいい!



ちなみにアンドリューのお父さんのロブ・ストロングもかっこいいですよ。これが映像。



ホントこのころのアイルランドってすべてが奇跡だった…アラン・パーカーはどうやってアンドリュー・ストロング見つけたんだっけ? パパ・ストロングは私もハーコートホテルで一度観たことがある。アンドリューの方も実はけっこうアイルランドで見てるんだよね。一番アイルランドに行ってた時期だったかからなぁ… 



バンドってほんとに儚い。音楽ってほんとに素晴らしい。ホントにこれ最高の音楽映画だよな。こういうパワーが今、アイルランドに感じられないんだよな…オレ。ある1つの文化圏が音楽的に本当に良い時期ってホントに短いし、あっという間に終っちゃう。それは歴史を見ても明らかだ。

いや、それは語弊があるな。今でもいいのかもしれない、ただ単に自分のバイブレーションが付いていけないだけなんだけどさ。

そして、私は、今、すべてが中央ヨーロッパに傾きつつあります。来年2月くらいから、シリーズで始めてみようかと思っていますが,果たしてどうなるか。

今日も張り切って参りましょう!

2017年6月24日土曜日

聖地巡礼…高野秀行さんの聖地を訪ねて:辺境ドトール→松戸良文堂書店→シャン料理

本日、大好きな高野秀行さんのサイン会があるというので、今日は終日高野秀行さん聖地巡礼の旅…ということで遊びに出かけることにしました。

聖地その1:まずは辺境ドトールへ。高野さんの静かな執筆活動を守るために場所はどこだか明かせませんが、その場所に行くために友人と待ち合わせするも、なぜか2人とも普通なら絶対に間違えない電車を乗り間違え,何度も往復&痛恨の乗り換えミスの連続… なかなかたどりつけない。なぜだ、辺境ドトール! さすが辺境!! 

そしてやっと行き着いた辺境ドトールはなぜか珍しく激混み!(前に一度行った時はすいていた)店長の横顔をお見掛けするもお忙しそうなので、いったん店を離れ、近所の有名パン屋で買い物等をし、再び辺境ドトールに戻るとなぜか店長は買い出しに出かけられてしまったという…残念! 

もう少しそこにいて店長をお待ちしても良かったのだけど、高野さんのサイン会に間にあわないからなぁ、というわけで泣く泣くその場を離れることに。まぁ、どちらにしても、お仕事中は忙しいのでお話できないのだけど(なにせ普通のドトールですから)ご挨拶だけでもしたかった。すみません、店長また来ます!

というわわけで、お店の方に「高野さんがお見えになったらお渡しください」と先日、荒川土手で臭い缶詰をあける会に来てくれた時の高野さんの忘れ物を託す。いや、もちろん今日ご本人にお会いするんですけど、こんなの持って電車に乗ったら、高野さんが職質された時にまずいかと思って(爆) いや、ただの缶切なんだけど…。

そして地下鉄を乗り継いで、聖地その2へ。松戸駅前良文堂書店。普通の本屋さんでした。ふつーーーの。

でもすごい! ソマリのお札が貼ってある!! 高野本を2,200冊売ったという驚異のお店。

棚1つ全部高野さんの本!!!!  大好きな高野さんと角幡さんとの対談本が、こちらの書店さんのチャートの高野本最下位なので、悔しくて5冊購入。このあと発表される最新チャートでは最下位を脱出しているはず(ニヤリ)
壁に貼られた高野さんのサインの数々。

やった〜 サインいただいちゃいました!!  大ヒット「ソマリランド」文庫化おめでとうございます!!

そして聖地その3:シャン料理 高田馬場ノングインレイ。 

高野さんがいつもこの店を紹介しているのでいつか絶対に行きたかった!

ちなみに高野さんにサイン会でお会いした時に何を頼んだらいいか聞いたら「蝉(せみ)!」とのこと。一緒にいらした編集さんも「大きいのと小さいのがある」「シーズンものなんですよ」

そしてひよこ豆の豆腐…とか、数種類推薦していただきさっそく高田馬場へやってきました。ホントに駅から徒歩1分。


ミャンマーのビール。

パクチーサラダ。メニューの写真よりもうんと豪華。いろいろ入って美味しかった!!!

これがひよこ豆豆腐の揚げ物。絶品!!!

これも美味かった。名前忘れたけど、納豆が入っている。

そして…蝉!! 今日は「小さい蝉」でした。ちょっとホッ… でもさくさくして美味しかったよ。


ぺろっと食べちゃったよ。美味しかった。

これはなんだっけ… でもすっごく美味しかった!! 中にヌードル(フォーみたいな感じ)が入っている。よく混ぜて食べます。

そして最後は紅茶と揚げパン… この紅茶が「あっまーーーーーーい!」と絶句しながら飲んだのにパンを付けて食べ始めたらまったくその甘みが感じられなくなる… 不思議だ。とにかくあっという間にペロリ。超お腹いっぱいに。

ところでこのお店、不思議な店で高野さんがテレビに出るときにうつるクリーム色×緑色みたいな色の壁紙の1号店、2号店は満員で、私たちは3号店に通されたのでした。

メニューを選んでいたら,突然隣りにすわっていたおじさん(お客さんかと思ってた!)が注文をとりはじめてびっくり!!! あら、お客さんの1人かと思ってました…失礼。

そしてなせかこのお店,店員の数がやたら多い。毎回違う人が食べものを運んでくれる。最後にやってきて隣りのテーブルに座った元気のいいお父さんに「このお店の方なんですか?」と聞いたら、「いやお客だけど、毎晩来てるだけ」だって(笑) きっとそういう人が多いんだねぇ〜。随分前に来日して28年、国に帰ってないんだ、とお父さん。さすがここは都内随一の辺境レストラン。「なんでここに来たの?」と聞かれて「高野秀行さんが紹介してらして…」と言ったら「あぁ、知ってる。よく来てる納豆の本書いた人だね」だって(笑)

それにしてもシャン料理、美味しかった。タイ料理に近いけど、もっと深みがあるかもしれない。 いや〜、素敵でした。それにしても蝉あんなに食べちゃって大丈夫だろうか。夜中興奮して眠れなくなるとか? 明日やたら元気になれるとか?(笑)

明日は朝早いので早めに寝て,備えまーす。あぁ,楽しい1日だった。高野さんが教えてくれた都内にいながらにして素敵な辺境時間。ソマリランド、また読まなくちゃ。


映画「インディアン・ランナー」を観ました



ショーン・ペンの初の監督作品1991年。暗い映画だ。だけど弟の気持ちが分かる。兄の気持ちが分かる。DVDで観ました。

ショーン・ペンは、ブルース・スプリングスティーンのこの曲にインスパイアされて、この映画を制作する決意をしたのだという。



出来のいい優等生の兄と、戦争にいって戻って来たトラブル・メーカーの弟の物語。弟は心の中にインディアンがいるのだという。それを上手くコントロールすることができない。最後の最後に人を殺めてしまい、国境を超えて逃げていく。それを追う警察官の兄。

山口洋さんがブログで絶賛していて、思わず速攻でDVDをポチったのが、すでに4年前。届いたDVDは観ないでそのまま放置していたのだけど、また山口さんがこちらの連載で再び絶賛してらして、これは絶対観なくちゃ!と思って、やっと観たのが、もう1週間前だったかもしれない。感想を書いておかなくちゃと思いつつ、今日になってしまった。

ショーン・ペンの最近の監督&脚本作「INTO THE WILD」は最高に素晴らしい映画だったしね。あれはホントに良かった。クラカワーの原作もすごいけど、映画の方が妙な説得力があったかも…。主演の子も良かったし…あの子も(実話だからね、これ)、何か音楽のようなもの、文章のようなもの…表現する何かがあれば命を落とすことはなかったかもしれない、と思った。そうでなければ… たとえ運よくアラスカでの時間を無事に過ごせて、あのお爺さんとこに戻れたとしても、きっとあのままで彼は何も変わらなかっただろう。そして結局、命を落とすまで旅を続けただろう。Happiness only real when shared....と彼が本の隅に書いたように、幸せは誰かとシェアすることによってリアルになる。

それぞれのエンディングがYou Tubeにあった。映画観てない人が先にこれを観ても良いと思うので、是非。まずは「インディアン・ランナー」の方。小さな男の子が車から出て来るシーンは…ちょっと忘れられないね。Life is good...my brother Frankで終るお兄ちゃんのセリフもグッと来る。



そして最後に「新しく生まれる子供は、神様がまだ人類に落胆してはいないというメッセージを運んでくれる」というタゴール(インドの詩人)の言葉を載せたのは、ショーン・ペンの優しさなんだろうか。これはパワフルな映画だ。結局、子供も妻も、彼の中の狂気を救うことは出来なかった。

「INTO THE WILD」のエンディングも素晴らしいよ。これは劇場で観て、しばらく席を立てなかった。彼も放浪の旅の途中でいろんな人に出会うんだが、それでも結局そこには留まることが出来ない。こちらの主役クリス・マッキャンドレスも人に迷惑をかけたり他人に攻撃的になったりすることはなかったとはいえ、やはり自分の中に「狂気」をかかえていたのだ。



これもすごく興味深い。INTO THE WILDの主役、クリス・マッキャンドレスのドキュメンタリー。作家のクラカワーがインタビューに答えて話をしている。



山口さんが書いていたが山口さんには音楽があった。そうやって自分を表現する手段を見つけた人は、狂気から一歩引いたところに自分の居場所を見つけ出すことが出来る。 さらにそれをシェアし受け止めてくれる相手がいれば、なおさらだ。

私たちがこれらの映画や本に惹かれるのは、山口洋にしても、私にしても彼らのような要素というか成分が、自分たちの中にもあると知っているからだ。すべて放り投げて、大事なものすべてをぶち壊してどこかに消えてしまいたいような、そんな気持ち。そんな狂気。
「インディアン・ランナー」のフランクは、「INTO THE WILD」のクリス・マッキャンドレスは、私たちだ。彼らは自分の中からわき上がる狂気に捕われてしまった。いや,山口さんの言うとおり狂っているのは、もしかしたら自分たちは普通だと思っている私たちの方かも。

それでも自分の気持ちをシェアできる何かの存在がいれば、(狂っているとはいえ)こちら側の世界に踏みとどまる事が出来る。そういうことかな…と思う。普通の人にとっては、それは家族とか、そういう存在だろう。私にとっては自分を頼りにしてくれているミュージシャン。山口さんにとっては音楽だ。

ショーン・ペンが監督/脚本の1作目「インディアン・ランナー」と3作目「INTO THE WILD」、2つは似たような事を言っているのかもしれないと思った。そして、2作目の作品「クロッシング・ガード」も観てみたくなった。


2017年6月23日金曜日

本日、ムーン・サファリ単独公演! 来てね〜 今日は当日券もありますよ












今日はムーン・サファリの単独公演ですよ〜。


今日は当日券もあり。詳しくはマーキーさんのTwitterを参照ください。昨日は公演、ほとんど聞けなかったので、今日こそは… 楽しみっっ! 7時開演。では,皆さん、会場でお会いしましょう。 しかしホントにいいバンドだなぁ!と思う。

2017年6月22日木曜日

アンジェイ・ワイダ監督作、映画「残像」を観ました

パワフルな作品だったな…。社会主義政権下のポーランドで抑圧された芸術家の不器用な生き方を描く。冒頭に出てくる弟子たちに語る「人は認識したものしか見ていない」という言葉が心に残る。ポーランドの巨匠、アンジェイ・ワイダ最後の作品「残像」

舞台は1949年から1952年のスターリン主義下のポーランド。ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキという画家の亡くなる直前の4年間を描いた作品だ。すでに妻で前衛彫刻家のコブロとは離婚。彼女の葬式にも参列できなかった。1人娘を引き取るもののきちんと面倒を見ることが出来ず、師を慕う若い女生徒が出入りする父のアパート出てしまう。

政府の意向にそうしかない大学の職を追われ、芸術家としてのライセンスも取り上げられた画家は、画材も購入できない。配給の切符も貰えず生活も貧窮していく。彼を慕う弟子たちが何とか仕事を探してくるのだが、最後はプロパガンダ用の似顔絵看板まで描く羽目に。しかしそこも追われ、健康を蝕まれた画家が倒れこんだショー・ウインドウの、天上から吊るされたとおぼしきマネキンが揺れるところが「灰とダイヤモンド」の朽ち果てた教会のシーンを思い出させた。

それにしても主演俳優さんが素晴らしい。だが、彼の笑顔を見れるのは冒頭のシーンだけだ。 すでに先の大戦で片腕と片足をなくしている画家。それだけで、すでに彼の人生は壮絶だったと想像する。しかしこの「唯一明るい」転がって丘を降りて来る冒頭のシーンは最後の最後まで印象に残る。弟子たちも彼に続けと、丘を転げ降りる。師の教えを聞く弟子たちの目がキラキラと輝く。

それにしても、こういう芸術家、きっと社会主義下のポーランドではたくさんいただろうな。ちなみに映画を見終わったあと心配になるお嬢さんのその後だが、彼女は無事成長して精神科医となり両親の回想録を書き、2001年に亡くなっているそうだ。

映画のタイトルになっている「残像 Powidoki(英:Afterimage)」は、ストゥシェミンスキの太陽を見た時に目の中に残るイメージという作品のタイトルから取られている。その作品はこのページで見る事ができる(ポーランドの文化を紹介しているCulture.plこのページ。彼の若いころの写真も見ることが出来る。該当作品はページの下の方にカラフルに掲載されている)


さて、いつも気になる映画を見た感想/文化人コメントですが… 今回は悔しいけど森監督の言葉が残ったかな。そう、こういう状況下で一番怖いのは「悪い人は誰もいない」ということ。(森監督は私は映画監督としては、あまり好きではないのであった。が、このコメントは気がきいている)

佐々木俊尚さんの「どんなイデオロギーであろうが、過度な正義はつねに危険であり、政治にすべてを集約させようとすることは多様性を殺す」というのもさすがだ。

あとこちらも悔しいけど、ろくでなし子さんのコメントはウマい!と思ったね。是非こちらのページでお読みください。

東京ではワイダ監督にゆかりのある岩波ホールで上映中。ちなみに岩波っていつもそうなんだけど、早い回は年配の方で埋まっているので、若者(あそこの映画館においては私も若者の部類に入る)は夕方か夜の回に見ましょう。 私は平日の夕方4時の回を見ましたが、岩波にしては少なかったかな…。もっとたくさんの人に見てほしい。




2017年6月21日水曜日

優しさは理解を深める ランボーの謎


高野さんのこの連載、ホントに面白いのだが、今回のは更に秀逸。なんというか高野さんの視点を通すと世界への理解が進む…というか、理解が進んだような気がする。いや、分かった気になってしまっては返って危険なのだが、なんというか、人間ってみんな同じなんだなぁという共鳴というか、そうして、ちょっと自分が高野さんのような優しい人間になったような気になるんだよね。

旅をせずにはいられない者の気持ちは分かるのだ。ランボーには放浪癖があった。子供のころから家出を繰り返し、17歳の時、自分の倍の年の詩人と愛人関係になり、その男性に妻子を捨てさせ、さらなる放浪を重ねる。 彼と破局してからもさらに放浪を重ね、職業を点々しながらさらに放浪。後世に大きな影響を与えた詩作は、なんと20歳頃には、とっとと辞めていたという…。

このランボーの人生、デカプリオ主演で映画になっているし(「Total Eclipse(邦題:太陽と月に背いて)」)、 蜷川幸雄さんの演出で日本では「皆既食」というタイトルの舞台にもなった。それにしてもディカプリオ演じるランボーは退廃的で綺麗だねぇ〜。タイタニックでブレイクする2年前。「Tell me if you love me」「You know I'm very fond of you.  Do you love me?」「Yeah」「Put your hand on the table…Palm upwards」くぅ〜っっ、会話がいいねぇ。白濁するアブサン… 時代だよねぇ…



そのランボーがなぜかアフリカにだけは留まった。最後の3年間は、もうどこへも行かなかったのだという。家族に残された手紙によれば「〜へ行きたい」的なことは、告白もしていたようだ。だが、実際には言うばかりで、その場から動こうとはしなかった。ランボーの研究者の先生も、この彼の動かない理由は「不可解だ」としているという。

ところがノンフィクション・ライターの高野秀行さんが、その謎に一つの回答を与えた! ここまで1つの場所に執着する理由は… 普通は「女」だ。そういう説も考えられるが、しかし、高野さんのこれを読めば、その理由は絶対にカートだった!!と思わずにはいられない。なので面白いから、是非これを読んでみて! そしてまさかあの名著「謎の独立国家ソマリランド(西洋民主主義、破れたり!)」を読んでない人はいないでしょうけど、まだの人は「これ大好きだったんだけど友達にあげちゃったんですよね…」と言い訳しながら1冊目を買いましょう。

高野さんの「ソマリ本」読んだ人なら分かると思うけど、カートって中毒性があるのだ。 生の葉っぱをクチャクチャかんで、そして覚醒する。カートは効いている時は最高に気持ちがよいらしいのだが、覚めればものすごい倦怠感が襲ってくるらしい。カートは、イスラム社会とキリスト教の社会を分けるものだった、という話も面白い。ヨーロッパ人が禁止したのも無理はなく、皆がくちゃくちゃと寝転びながら草を噛んで働かないのであれば、そもそも植民地の意味がない。

ランボーがこの地に執着したのもカートが他の場所では育成できないからだ、と高野さんは考える。 もちろん推理の域をでないし、何の証拠があったわけでもないのだが…。この高野さんの推理はおそらく当たっていると思う。すごいなぁ。こういう風に世界をながめたら、ホントにまったく違う何かが見えてくるのかもしれない。

今日も張り切って行きましょう! 15:45くらいにインターFM、聞いてね! 週末は高野さんのサイン会が高野本の聖地、松戸の良文堂書店さんで行なわれます。大好きな角幡さんとの対談本がこんなにチャートが低いのが私としては納得がいかない。文庫になった「ソマリランド」はもちろん、チャート操作に行かねば…

2017年6月20日火曜日

SNSについて考える 



さとなおさんのこれ、さすがだと思う。SNSを使って何かを発信している人は、考えた方がいい。まずはこのブログよりも、上の投稿を全部ちゃんと読んでね。

パレードの法則(働き蟻の法則)=上位2割が8割をしめる。働き蟻の働きぶりでも、オフィス内の人間の働きぶりでも(笑)、そして物の売り上げでも。

それで見れば、日本でSNSに定期的に目を通すのはたった540万人。残りの1億2133万人に、フェイスブックでの声はほぼ届かない。

SNSで、あれこれ自分の仕事の宣伝をしたり、政権批判をすることは大事だと思う。でも本気で世の中変えたいと思っているなら、それだけでは足りない、ということを自覚しておこう、とさとなおさんは言っているのだ。

「何かを変えたいなら、アプローチを変えないと。
SNSとかほとんどやってない層に届く方法をもっと真剣に考えないと(個人的にはスモールグループのつらなりがキーポイントだと思うけど)」
「※念のため追記
540万人はマーケティング的には小さくない。アーリーアダプターの塊だし。
ただ、もし共謀罪みたいなものを変えたいならとても小さい。この投稿の趣旨はそのつもりです。読み取りにくくて申し訳ない」

ホントに世の中変えたいなら、だ。ただ単に自分が言って気持ちがいいから言ってるだけなら別だ。もちろん新聞やテレビなどの大メディアを動かせって言っているわけではない。でも例えば、せめてSNS以外の、固定されたインターネット上にきちんと情報整理しようよ。ホームページ作ったり、ブログにしたり、ちゃんと情報を後からでもきちんと検索できるようにしておかないと、SNSだけでは単なる思いの垂れ流しである。どんなに気の効いたことを言っても、サイバーの波にどんどん流されて行く。他にも、私の知っている主婦の友人は、本当に世の中に言いたいことがあったので、ちゃんと区役所にいって陳情というのをやってきたそうである。また地元の政治家の事務所を訪ねてきちんと話をしたそうである。ホントに偉いと思う。本気で世の中変えたいなら、そういうことも同時にやっていかないと、ダメなんじゃないかと思うんだよね。

もちろん、SNSで叫ぶだけでもすごいことだ、と、叫んでいたら誰かが聞いてくれるかもしれない…と、信じている人を止めるつもりはない。ただ私自身に関していえば、自分の行動や時間が無駄になるって耐えられないんだよね。だから友達がみんな熱意を持って一生懸命叫んでいることが無駄になっているのを観ると、ついつい言いたくなるんだよ。「SNSで叫んでるだけじゃ全然意味ないですよ」って。

そうやって私たちがSNSにかまけているあいだに、マジョリティは、み〜んな自民党に投票してんだから。

いや、SNS素晴らしいですよ。だいたいインターネットやSNSがなければ、ウチの仕事はこんなに上手く行ってない。

でもSNSなんて、単なるゲームなのだ、という事はわきまえていないといけない。先日久しぶりにアメリカ人の友人と話したのだけど、SNSで見ると彼女がプロデュースしているイベントは、一見えらい盛り上がっているように見える。周りの人からも、すごいわねーなんて言われるという。でも「実態は厳しいのよ」と彼女は言う。なんと先日のイベントには、1人しかお客が来なかったというのだ。でも「SNSではすごく良い印象の写真を撮って載せたので、みんな成功したと思ってんのよ…」と彼女は笑っていた。

ウチもさぞ仕事が盛り上がっているように見えるかもしれないけど、それは当然SNSが宣伝の場だからであって、自ら進んでネガティブなことなんて書くわけがない。だから分からないと思うけど、こっちも現状はホント〜に死ぬほど大変なんだ、みたいに返せば、彼女は、「でもあれだけあなたが写真を載せたり、あちこちに発信するのは、それだけ自分の仕事が好きだ、って事なのよ。それだけでも素晴らしいわ…」なんて、言ってくれて、ちょっと感動。いいよなぁ、エイミーは!(数少ないアメリカの友人)

しかし人の生活にSNSがいかに大きな位置を閉めているのかも、同時に分かるのだ。SNSでの友達の言動にめっちゃデリケートに反応して傷付き、そのことで悩んでたり怒ったりもする友人も多い。でも、そんな時、私は心の中でこっそり思うのだ…「ちっちぇ…」と。でもそんなことはその場では口が避けても言えないので、私もちっちぇよね(笑) でも足下見てたら,何も出来ないでしょう? それが言いたいの。もっと大きく視野を持とうよ! 大切なあなたのことをもっと理解してくれている人はたくさんいる!

タイムラインなんて、時間より早く流れていくゲームなんだよ… そんなことより健康で動けるのであったなら、自分にしか出来ない何かを世の中に残していこうよ…と思う。

今日も厳しかったかしら。でもまぁ、張り切って行きましょうよ、ねっ? 

明日はこのバンドがやってくる。野崎も今回はプロモーションおよび現場のお手伝いをしております。O-EASTのチケットはもうないかもだけど、O-WESTの単独公演ならあるよ。是非来てね! 詳細、チケットの入手方法はここ。
明日、彼らはスウェーデンからやってくる。今日の午後には嬉しいお知らせもありますよ。

PS ってなわけで告知(現在18:20現在)



2017年6月19日月曜日

すべての野球を愛する人々へ



先のICE STATIONで来日したマイク・ミルズのTwitter好きは皆さんご存知でしょう。マイク、普段はトランプ批判に忙しいようですが、昨日はこんな可愛い映像をRTしていたので、ここでも紹介します。

野球ファン、普段から野球のユニフォームでがっつり固めた5歳の男の子、アリ君。彼は5歳になるまでに心臓手術を3回も受けた。189日も病院に入院中。「まだあと家に帰れるまで数週間かかるんでしょう?」ってパパに聞く。「いや、実は数日で帰れるんだよ」というパパに彼の目がきらっと輝く。「今日は何曜日だっけ?」とパパ。「分からない」「水曜日だよ、実は金曜日には出られるんだよ」、アリが嬉しそうに叫ぶ「あと2日だ!」 

そして「家に帰ったら何がしたい?」というパパに「野球場に行きたい」 そして一発ヒットを飛ばすと、紙で作ったべースを踏むために走り回るアリ。ママはそのあと酸素ボンベ?を引っ張って、走るアリの後ろに続く。

いいねぇ。音楽にもそういうところあるけど、これは野球に係るすべての大人を嬉しくさせるのではないだろうか。普段の仕事は大変だけど、こういう子供たちが待っていてくれることを思ったら、やっぱり私たちは頑張れる。

今日も張り切って参りましょう!!

今日の音楽はそんなわけで、THE BASEBALL PROJECT。

2017年6月18日日曜日

北欧伝統音楽の講座をやります〜 ニッケルハルパも体験できるよ

クリックで拡大します〜

さーて、またもや朝日カルチャーセンターの講座の日程が近づいてきました〜。是非お申し込みください。29日(木)18:30から、西新宿の朝日カルチャーセンターにて。詳細はここ。

今回は前半、まず野崎による北欧音楽講座。今回はいくつか伝統音楽のグループを紹介したあと、北欧の音楽フェスティバルの映像をご紹介しようかな〜と思っております。

そして後半はレスノ・サウンド(巣鴨)さんによるニッケルハルパ体験! これは貴重ですよ。実は私もニッケルハルパって触ったことありませんけど、どんな感じなんでしょうね…

ニッケルハルパはスウェーデンの楽器なんですが、

こちらは4重奏。


ハープと一緒に。


ニッケルハルプとヴィオラとギターとマンドリン(笑)



ニッケルハルパですが、13世紀に建てられた教会のレリーフに、すでにその姿をみることが出来ます。ということはヴァイオリンより古い楽器なんですね。

あとスウェーデンの教会の壁画とかには、よくニッケルハルパを持った天使が描かれていたりする。ウップランド地方でよく見られます。









弦がたくさん貼ってありますが、4本しか弾かず、他ははったりというか(笑)いわゆる共鳴弦で実際には弾きません。そして弦の下につけられたキーを持ち上げることで、音程を確定し、それを弓で弾くわけです。一度持ち上げたキーは指を離すことで重力で自動的に下に落ちる。弓はヴァイオリンのそれよりも短く、コントロールが難しそうです。

楽器を接写した1分ほどの動画があったので、これも貼っておきましょう。種類は弦楽器ではなくハーディガーディみたいな機械楽器に属するのだそうです。



講座に申し込まれた皆さんには、お土産に何か北欧のCDをお持ちしたいと思いますので、是非皆さん奮って参加ください! 

詳細、お申し込みはこちらへお願いいたします。

「マズルカ・オブ・ザ・ワールド・フェスティバル」レポート、ラティーナさんに掲載いただきました



4月に出張でお邪魔したポーランドの「マズルカ・オブ・ザ・ワールド・フェスティバル」のレポートをラティーナさんで書きました! ホントに掲載していただいて、ありがとうございます。

最初書き始めたら1万字くらいになっちゃって、それをうんと短くしました。

なのでホントに今、話題になってる、70年代のハンガリーのダンス・ハウスみたいなポーランドの伝統音楽シーンのホンの障りだけですけど…。是非お読みください〜。

そのうち来年くらいになったらロング・ヴァージョンをホームページにでも掲載します。





2017年6月17日土曜日

Andy Irvine, Paul Brady 40周年記念パンフが届いたよ

届いた!!!
かっこいい!!!
かっこいい!!
素敵!
CDが付いてる!! 5曲入り
メアリー・チェイピン・カーペンターのお言葉。このアルバムがダメになるまで聞き込んだ。何枚も買って、それも全部ダメにした…だって。素敵


かっこいいなぁ、かっこいいなぁ。アンディがなんでこんなに見栄えの悪い座り方してるか分からないけど、最高にかっこいいこの曲。このイントロから歌が始まる前のブルガリアっぽい変拍子がたまらない。おそらくアイルランド音楽史上、最高にかっこいいイントロだったと思う。

そしてポールのこれ…


それからこれも入っている。…っていうか、1.4百万!? すごいアクセス数。もちろんそのうちの2万回くらいは、私が1人で見ましたけどね(笑) しかしすごいね、以前は3万くらいだったと思ってたけど。



最高のアルバムだよ。最高の。で、このアルバムの40周年ツアーがアイルランドで行なわれ、それにともないこういうパンフレットが発売になったのでした。ポール・ブレイディのホームページで直接買えます。ここです。PAYPALのリンクに誘導され、日本からでも簡単に購入できますよ。ポールとアンディのサインが入っている。

付録のCDには5曲収録。1977年のニューヨークでのライブ音源が入っている。The Plains Of Kildare、Mary And The Soldier、Martinmas Time / The Little Stack Of Wheat、The Jolly Soldier / The Barney Pilgrim、Fred Finn's Reel / Sailing Into Walpole's Marsh

しかしポールいいなぁ、この調子だとWelcome Hereの40周年もやるのかしら。来年だよね、それ… 

ヌーク(グリーンランド)へようこそ

グリーンランドか… 何もかも懐かしい…(爆)



昨年の今ごろはホントにグリーンランドにかかりっきりだったわけですが、このグリーンランド紹介ビデオ。なかなか良く出来てる。このアメリカ人のお兄さん、どういう人なのか。今、流行のYOU TUBERなんだと思うけど、これを観るかぎり飛行機とホテルはタイアップしてもらってる様子。うーん。たった2万回でそれは有りなのか?(笑)

ヌークの町がたくさん出て来ますが、はい、ショッピング・センターの目の前にあるのがアトランティック・ミュージック。グリーンランド唯一のCD屋さんであり楽器屋さん。ナヌークの2人もここで働いています。ここに行けば、いつでも会えるよ! 

去年の4月は10日間も行ってたんだよなぁ、あのな〜んにもないグリーンランドに。ヌークについては日本には、あまりに情報がないと思いますが… 実態も何もないです(笑) 空港に到着しても、あまりに地味で「えっ」って感じ。タクシーも止まってません。タクシーは呼ばないと来ない(笑) 私はフレデリックに迎えに来てもらっちゃったけど、知り合いがいないとこういう場所では本当にキツいよね。能町みね子さんはバスで町に出た、って書いてたけど,すごいなぁ! っていうか、能町さんが行かれた頃は、今よりさらにもっともっと不便だったと思う。

ホテルもびっくりするほど高いし…まともなホテル(4つ星)は1泊8万円。5人部屋のドミトリーで2万って感じ。ありえない金額の高さ。例えばノルウェーとかスイスも高いでしょ? でもノルウェーとかスイスは高いけど、高いお金出せばいいものが手にはいる。グリーンランドではお金をいくら払っても無いものは無い(笑)。コーラ1本700円。そもそもヌークはグリーンランドの中でもデンマーク人の入植者の町。だから歩いている人たちは、みんな真っ白。あなたがイメージするグリーンランドとは全然違うと思う。

グリーンランド政府はイルリサット(氷河の町)を観光の中心にすえたいらしく、有名なサンタポスト(左写真)も今は首都ヌークではなくイルリサットに移動させられちゃった。

 でもヌークにある国立博物館は良かったよ。国立博物館といっても小屋だけどね! (ちなみにその近くにあるアイスランドの大使館/グリーンランド唯一の大使館)も小さなお家で、とっても可愛かった。博物館にいるマミー(ミイラ)がリアルですごくパワフルだった。あんなパワフルな展示物は初めてだ。死体だというのに、ものすごい訴えて来る。気に入って、2回も行ってしまった。っていうか、他にあまりやることがない。町にあるすべてのお店を何度も回った。高くて何も買えなかったけど…

だけど… なんか妙にハマるんだよな。ミニー(ミシェル・ノアク)も言ってたけど「北極は人間を2つの種類に分ける。もう二度と来たくないという人。そして残りの人たちは、自分の全生涯をかけて、何度でも何度でもここに訪れようとする」

オーロラはちょこっとしか観れなかったけど(初日の夜に緑の光がひょろひょろ〜っっって感じだったのを見た)、でもほとんど毎日見ることが出来たあのパワフルな夕日と、クリスチャンのワンコとの散歩にひたすら明け暮れた日々は……ちょっと何ものにも代えがたいのでした。縁があれば、いつかまた行きたいね。

が、今の野崎は2年後の企画に向けてポーランドを必死で勉強中。これまた勉強しても勉強しても勉強しても終らない。

今日も張り切って参りましょう。



MY LIFE IS MY MESSAGE


いや〜、良かった。心にしみる音楽だった。MY LIFE IS MY MESSAGE。山口洋、細海魚、矢井田瞳。

今年の「MY LIFE IS MY MESSAGE」は「忘れていいことと、そうではないこと。音楽を今夜も鳴らす」というタイトル。というわけで、南青山曼荼羅で5日間の連続公演を行っています。今日はその4日目だった。初日はコレクターズの山口洋先輩と古市コータローさん、2日目は先輩と池畑潤二さん、3日目は先輩さんとチャボ大先輩。今日は先輩と矢井田さんと終始、山口洋にクリオネ呼ばわりされてた細海魚さん。明日は矢井田さんと大宮エリーさんが出演さえるそうです。

いや〜、いや〜、いや〜ホントに良かった。最初に矢井田さんが1人で登場、そのあと山口洋と魚さんががっつりとキメ(私は実は洋先輩のライヴではこの2人ってのが一番好き)、最後は矢井田さんを再び呼び込み3人になって最後まで。すっごく良かった。アンコールは「My Sweet Darlin'」と「満月の夕べ」でした。

それにしても2011年から6年たった。今も何も変わらない。何も学ばない。そんなことにイライラしながらも、音楽を鳴らし続けてくれている洋先輩とヤイコさん、そしてクリオネ(笑)魚さんに感謝。洋先輩はいつもかっこいいなぁ!

帰り道、ヤイコさんが洋先輩に言ったと言う「続けましょう」という言葉をかみしめつつの帰り道、地下鉄の中でGoogle Alertが拾って来たノルウェー関連のニュースをチェックしてたら、こんなのが出て来た。ノルウェー福祉団体が作った子供のCM。

お弁当を持ってこられない子。なんとか空腹を紛らわせるために水を飲む…時間をつぶして窓の外を見ながら過ごす…教室に戻るとお弁当箱の中に何かが。前に座っている子、隣りの子、みんな何かをいれてくれたみたい。ありがとう,お友達。でも「優しさも嬉しいけど、本当に大事なのは持続性」。最後には「里親の必要性」についてノルウェー語で訴えかけています。

続けることの方が本当に重要。洋先輩、ヤイコさん、うん、続けましょう。今夜もホントに素晴らしい音楽をありがとう。公演はまだ明日1日あります。ヤイコさんと大宮エリーさん。明日お時間がある方は是非。


2017年6月16日金曜日

ムーン・サファリ、毎日新聞に掲載されたよ!


うわーい、昨日の毎日新聞(首都圏版夕刊)に掲載いただきました〜 ありがとうございます。私が呼んでいるバンドではないのですが、私より全然仕事が出来る後輩が頑張って制作しているツアーで、野崎はプロモーションのお手伝いをしております、スウェーデンのムーン・サファリ。記事はネット上でも読めます。

すっごくいいバンドなんですよ。2年前にはじめてライブを観て、本当にびっくりした。世の中ではプログレって言われてますけど、全然普通のロックとしても楽しめる。っていうか、クイーンみたい!?って言ったら怒られる? でもすっごくポップでコーラスはパワフルだし、聞き応えMAX。

来日公演はいよいよ来週、是非いらしてください。野崎も両日の現場をお手伝いしております。感動を保障しますよ、ホントいいバンドなんだから!

ロイヤル・アルバート・ホールで、イエスの前座をやった時のもの。



ムーン・サファリってそういえば、プロモビデオがないんだよね。なんか、そういうところも、結構好きだったりする。もうずっと応援してあげたい! この曲もいい曲!



こちらが代表曲。何度聞いても感動です。



来日の詳細はこちら。
 6月22日 O-EAST  with バロック・プロジェクト(残り僅かみたい)
 6月23日 O-WEST(こっちは単独公演)

さーて、今日も張り切って行きましょう!

2017年6月15日木曜日

ポジティブ赤羽飲み会/無印BGM22

赤羽でポジティブ飲み会!!!

BGM22をいただきました。今回はバスクだそうです。

アートワークがあいかわらず素敵!!

なんとオレカの1号、2号、3号が参加してるじゃないですか!

これは素敵! 無印の店頭を確認する限りまだ発売になってないようですが、もうすぐ店頭に並ぶと思います。お楽しみに〜

野崎はBGM4(アイルランド)、BGM7(スコットランド)、BGM8(スウェーデン)、BGM17(アイルランド)のレコーディング・コーディネイトを担当しました。どれもお薦めですが、1枚選ぶとしたらBGM8かな… ヴェーセンのメンバーが友達をそれぞれ連れて来てくれて録音してます。どのCDも1,050円と安価。こちらで購入できます。

いろいろありますし、国会は破綻してますが… 今日も張り切って行きましょう。

2017年6月14日水曜日

一度やるといった仕事は、きちんとやろうよ…

また嫌なものを見てしまった… いつぞや出会った、やたら夢と理想をかかげる若者が、こちらのメールにいっさい返事がなくあきれていたら、某所で連載コラムを書いているのを発見したのだ。そこに書いてある事には、起業して数ヶ月の自分だが、まったく事業がうまく行かず落込んでいるのだ、という。「全てを真摯に受け止めています。こんな時だからこそ」「僕はあきらめません」「がむしゃらに今を生きます」とか書いている…。

うーん、今のあなたに必要なことは「がむしゃらに生きる」事ではなく「もらったメールにきちんと返事をするこ」と、ではないのかな? 何かが根本的に間違っているような気がする…  こういう人、ホントに多い。やたら夢をかかげて熱血ぶる人。そのくせ何にも行動が伴ってない人。

昨日も昨日でまたもや新しいバンドの売り込みがある。最近はすっぱり断るだけではなく「あなたが渡航費、宿泊費、ビザ代、会場費、全部持つならやってもいいわよ」と返事を書いてみることにしている。それにきちんと返事してくるバンドだったら、検討してもいい。「僕らもたいへんなので、難しいです。でも可能性を一緒に探りませんか?」と言われたら、私だって考える。例えば私が自分でやらなくても,人に紹介できるかもしれない。でもだいたいはそう書くとバンドの方からは返事もなくフェイドアウトで終っていく。「なんだ、誰も真剣に日本に来たいだなんて思ってないじゃん」っていうことになる。っていうか、お礼のひと言くらいなのかなぁ…「ありがとう」は?

仕事について厳しすぎるかな…オレ。そりゃあ、いろんな人がいて、みんなが共存できる世界を作るのは大事だけど…。でも、みんな、社会人なら、もっとちゃんと常識的にやろうよ! ビジネス・メールには、きちんと返事を書いていこうよ! でも、ただでさえ厳しいこの時代に叫ぶと、あんたは厳しすぎる人…と思われてしまうのだろうか。私もゆとりがなさすぎかも。

先日も利益がちっとも出ない仕事を、半ばいやいやながら引受けたら、メールのやりとりでちゃっちゃと終ることなのに、打ち合わせをしたいと言われ「全然利益が出ないので、とてもじゃないけど無理です」とはっきり言ったよ。…という話をfacebookに書いたら、某有名な文化人の方にも言われた。「あぁいう事前打ち合わせ好きな人ってなんとかならないですかね…」まったくだ… みんなヒマなんだろうか。

…などと愚痴りたくなるのも、私がヒマだからかもしれない。仕事、仕事。仕事しようっっと! 分かっているのだ、今、公演がなくて人の仕事を引受けたりしているから、こういう事になる。早く自分の仕事を作って自分のスケジュールを埋めないと… どんどん私の人生は「他人様のやりたい事」に侵食されちゃうぞ! 

GGという雑誌の美術館親父ネタが炎上しているらしい。うん、暇ですね、皆さんも。怒らなくてはいけない事はこの世にもっとあるでしょうに。かっこよく生きるためにやるべきことは、たった1つ。男も女も関係ない。目の前の事に真剣に、夢中になること。それが出来る人はかっこいいよ。

ペッテリ・サリオラの新着ビデオ! この曲かっこいいよね。ペッテリも一瞬一瞬、一音一音に夢中だ。だからかっこいい。昨晩も後輩の家に遊びに行ったら、最初に見た時から比べてライブが格段に良くなった、とさんざん褒められる。嬉しいねぇ…



今日も張り切って行きましょう! 今さらだけどかっこいいよ、このアルバム。


2017年6月13日火曜日

ユザーンの素敵なインタビュー:ザキール先生の言葉

昨日ユザーンがシェアしてたインタビューがいいので、自分用にメモ。


この女性写真家ダヤニータ・シンさんも、ユザーンと同じくザキール・フセイン先生をこころのメンターとあおぐ。彼女が最初に撮影したポートレートが師匠だったんだって。そんなわけもあって、この展示もいいけど、これを見た事から出てくるユザーンの言葉がいい。

66歳の今もキラッキラの師匠…ってのがいい。「キラキラ」「タブラ王子」(笑)ユザーンいわく、師匠は全盛期の長嶋茂雄のような存在だという。分かる、なんか分かる。キラッキラ…



キラキラ〜
私が先生のプロジェクトで好きなのはこれです。一時ヘヴィーローテーションで聞いてました。ライブ見た事ないんだよな…。絶対に観たいライブの1つ。



最初、ペットボトルのキャップで、指導してくれたってエピソードも初めて聞いた!

そしてこの写真家ダヤニータ・シンの「(西洋が)見たいと思っているインドとは違うものを撮りたい」という気持ちのあらわれ」というユザーンの言葉がいい。いいなぁ、ユザーン、分かってるなぁ。そしてユーナットクという存在。これは私はまったく知らなかった。「インド社会においてユーナックについての話題は、あらゆる種類の偏見や作り話と結びついています」「年ごろの女学生たちは、ユーナックを単にそれ(it)と呼んでいました」しかし写真家ダヤニータさんは、ユーナックの友人が出来て、考え方が変わったという。ユザーンでさえも「初めて見るインド」!

再びユザーンの言葉:「ザキール先生から教わった言葉で僕が強く覚えているのは「自分にとって、最もよい先生は自分自身でなければならない」ということ。彼から直接タブラを教えてもらえるのは1年のうち数日なんです。それ以外の日は自らが教師になる必要がある、と。演奏の弱点を見つけることも、その改善方法を模索することも、全部自分でやらないといけない。

そして先生は「自分になろうとするな」とも言っていました。ザキール・フセインになれるのはザキール・フセインだけ。彼も、高名なタブラ奏者だったお父さんのようになりたかったけれど、決してなれなかった。だからこそ、自分は自分であるしかない。誰もが常にオリジナルでいるようにしないとダメだ、というこ とを何度も教えられました」

なんかいい!!! めっちゃいいよ、ユザーン。感動した。
レイ・ハラカミさんとユザーンのこれ、大好き。2人が「斎藤牛蒡店」を訪ねるミニ・ドキュメンタリー。


アッ,肝心の写真展の告知忘れた。私も絶対に行きます。
『ダヤニータ・シン インドの大きな家の美術館』
2017年5月20日(土)~7月17日(月・祝)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 2階展示室
時間:10:00~18:00(木、金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜、7月17日は開館)
料金:一般800円 学生700円 中高生・65歳以上600円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜は65歳以上無料

2017年6月12日月曜日

再掲 すごく大事なこと 

私は昨年の7月9日土曜日にこういうブログを書きました。「すごく大事なこと」それを再掲します。我ながら良い事を言っている。

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今日のブログは、本当に真剣に書く。

ノンフィクションライター 角幡唯介さんの「同一状況下における状況と状況のすれ違い」という文章を読んだのは、もうだいぶ前だけど、そしてこの文章が実際に書かれたのも、本当にだいぶ前だと思うけれど、今ほどこの文章が響いてこない時はない。だから、今日はそれを紹介します。

「同一状況下における状況と状況のすれ違い」は、「探検家の日々本本」に収録されている、中島京子さん「小さいおうち」に対する書評です。

まず、角幡さんのいつもの書評と同様、この書評もご自身の探検の話から始まります(笑)。内容は「雪崩で死にそうになった経験」これが結構笑えるんだ…

角幡さんは今まで何度か雪崩にあっている。普通なら死んでいるところ、ものすごい運の強さで生き残った。普通、雪崩に埋まると雪はあっという間に氷と化し、そのまま埋まった人間は氷の中で固定され、息が出来なくってジワジワと死んで行く。そういう危険な目に角幡さんは3度もあっている。そのうちの2つのケースが、ここでは詳細に紹介されている。

で、どちらの状況も判断を見誤った自分のミスだと角幡さんは自分で認めている。刻々と変化する山の状況を見誤り、時には「焼肉が食いたい」というアホな目的のため、謝った判断を、危険な雪山の中で下してしまった。そして雪崩にあって初めて、どれだけ自分が周りが見えていなかったかということに気付いた。

恐ろしいのは決定的な一線をいつ越えたのかが、自分でもまったく分かっていなかったことだ、と角幡さんは言う。もちろん後から振り返れば、あれはあの時あの場所での判断がいけなかった…などと、あれこれ分かる。だが、実際の、その時はまったく状況が分かっていなかった、と。

角幡さんは説明する。状況というものは大きくわけて自分の外を構成する「大状況」と自分自身の周辺や内面を構成する「小状況」の2種類があると。通常、人は「小状況」にどっぷりつかり、「大状況」のことがまったく見えていない。そして「大状況」が危険水域に突入する時、「小状況」が切迫していなければ、「大状況」がマズいと判断する段階 になっても大丈夫でしょう、と判断してしまう。「小状況」の方が、いたって平和でのんびりしているから、いやいや大丈夫でしょう!…となってしまう。そこに同一の状況下で、認識のギャップが生じてしまう、と。

ここで中島京子さんの「小さいおうち」の書評。この本では、 この状況と状況のすれ違う様が恐いほどリアルに書かれているらしい。(すみません、まだ読んでません)「小さいおうち」は戦前、戦中にかけて、とある裕福 な家庭に女中奉公した女性の回想ストーリー。その戦中の東京の市民の暮らしぶりが、とても見事に描かれている、と。そしてそれがあまりにも素晴らしいがゆえに、それが戦中の話であることをうっかり忘れてしまうほどだ、と。

普通戦中というと、皆さんはどんな生活を思い浮かべるだろうか。原子爆弾が落とされ、東京が焼け野原になり、人々はあのひどい歴史的事件の中でさぞ悲惨な暮らしをしていたのに違いない。そんな風に私たちは勝手に想像する。

が、違うのだ。そこには普通の生活があり、家族の明るい笑い声さえある。話題の中心は息子の受験のことだったり、今夜の夕食のメニューことだったりするのだ。

この作品のすばらしさは人間のそんな逞しさを、ものすごい説得力で描いたところだ、と角幡さんは言う。そして、たぶん、実際の戦中の状況は、本当にこんな感じだったのだろう、とも。戦争が近づいても、国際情勢や政治状況という「大状況」が大変なことになっていても、「小状況」は淡々と続いていたのだろう、 と。

「小状況」における平和な日々が続くかぎり、人々はリアリティーをもって「大状況」を想像することは出来ない、ということなのだ。危険な一線を越えた、と気付くのは家族が戦地に送られたり、空爆によって家が破壊されてからなのだ、と。

いろんなキナ臭いニュースが今日も報道されている。今すぐに戦争になるとは思わない。けれど、たった今、あなたが知ったそのニュースが、後から考えると決定的な一線だったということは、十分にあり得る話だよ、という一文で、この文章は締められている。

何度も言いますが、これ、だいぶ前に書かれた文章です。でも私は今ほどこの文章が心に響く事はありません。

とにかく皆さん選挙に行ってください。いろいろ思うところはあるけど、他の人に対して自分が言えることがあるとしたら、それだけだよね。それ以上は個人の考え方だと思うので、私は踏み込みません。私はもう火曜日に期日前投票で済ませました。

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しかし皆さん、ご存知のとおり、実際には多くの人は選挙にいかず、現在のこのありえない安倍政権の独裁的な状況が作りだされたわけです。今さら、何を言っても遅いんだわ…

さて、今日言いたいのは、この素晴らしい角幡唯介さんの書評…というか本をネタにしたエッセイ集「探検家の日々本本」が文庫化されました、ということです。文庫本いいよね。安いから人にプレゼントしやすいし。これはホントに面白い本なんで、是非皆さん読んでください。私は単行本の時点で、おそらくもう10回くらい読んでますが、人にプレゼント用にすでに6冊も購入してしまったよ。あぁ、ファン稼業って楽しすぎるわ…

いろいろ後悔があっても、過去は変えられません。でも、とにもかくにも次の選挙には必ず行くこと。今日自分が出来ることを、今日きちんとやること。そして走ること。食べること。

今日も張り切って行きましょう!


 
川内有緒の国連本も文庫化された。必読!!

昨日は角幡さんのトークイベントへ。楽しかった。早く極夜探検本が読みたい。

帰りのソロ飯は餃子20個! その後プールで90分泳ぐ!

サイン本。人にプレゼント用だから、自分の名前は入れてもらわない。

2017年6月10日土曜日

EU フィルムデイズ、ワイダ監督作品などポーランド映画2本、観てきました〜

今日は京橋のEU FILM DAYSさんにお邪魔してきました。EU FILM DAYSが終るまであと10日間。あと何本観れるかな…?

今日はポーランド映画2本です。実はあと1年半くらいたたないとお話できないんですがが、現在のざきはポーランドおよび東欧関係の音楽,文化を必死に勉強中。今日は2本続けて貴重なポーランド映画が上映される日だったので(しかも偉い先生の解説付)これは良い機会だというわけで、勉強に出かけてきました。ちなみに和井田…もといワイダ監督のお名前はもちろん存知あげておりましたが、まだ映画は1本も観た事がなかったのでした。

まず1本目はアンジェイ・ワイダ監督の作品「すべて売り物」(1968年作)


映画製作の現場を題材にしたシュールな作品。映画制作の現場に主演俳優があらわれず、監督が代役をつとめ列車に飛び込むシーンを撮影していると、なんとその主演俳優は列車から飛び降りようとして事故死をしていていた。俳優の妻と監督の妻、監督… 映画をどうしても仕上げたい監督は若い俳優に良い役をあたえたのはいいが、果たして映画は完成するのか? 実はこの作品、監督の代表作「灰とダイヤモンド」の名優ツィブルスキの死の2年後に公開になったので、監督は友人の死をこんな形で表現しようとしたのかも…という説もあり。正直、映画の中の現実が、撮影されているストーリーとの間を行ったり来たりする展開なので、どうも私は馴染めず、なんどもウトウトしてしまったが、最後に若い俳優が馬とはしゃぎ回る自然なシーンで終ってみれば、妙な納得感/見応え感もあり。上映後、解説者としてポーランドを代表する映画研究家、クラクフのヤギェロン大学教授のルベルスキ先生がお話しされ、なんとなく概要を掴んだ感じ。

続いては、ワイダ監督の代表作「灰とダイヤモンド」の主演俳優ズピグニェフ・ツィブルスキの名演をオムニバスでつなげた作品「ズビシェク」(ズビシェクは、ズビグニェフの愛称)。なんと上映前にばったり、後輩のY氏に会う。休日だというのに、あいかわらず勉強熱心だよなぁ! 氏はなんと「灰とダイヤモンド」が卒論だったというから驚きだ。ワルシャワへもクラクフへも、私なんかよりもずっと前にとっくに訪問済み。やるなぁ! 2年後のウチのポーランド企画、手伝ってもらおうっと、と勝手に思う。もっとも、確かに今回のこの上映は、ここでしか観られない超貴重なものだったらしく、ワイダ監督ファンのY氏も外せなかったのであろう。それにしても、昼間の映画上映に比べ、会場はほぼ満員のぱっつぱつ状態だった。解説には先ほどのルベルスキ教授に加え、映画評論家の佐藤忠男先生も登場。私は「灰とダイヤモンド」すらまだ観てないので(絶対に観ます!)、ただの名場面シーンをつなげたにすぎないこの映画は、正直どんなもんかと思ったのだけど何故か妙に引き込まれてしまった。なんというか、この俳優さんの生き様というか、役はそれぞれだというのに、そこに妙な一貫性があり、説得力があり、実際「すべて売り物」より全然楽しめた1本でした。1969年作。

先生がおっしゃっていたことで、心に残ったキーワードは「言葉にできない怒り」「身悶えしながら死んでいく若者たち」「自分は他の人とは違うと事の表明」 など、今後ポーランドの企画書を書くにあたってヒントになりそうな企画書ワードがザックザク…。「共産主義はいやだという内心を発言することができない」が、「共産主義に対する理想もあった」「こんなはずではない、という葛藤」「体制にあわせていけば裏切りものと言われてしまう、その怒り」などなど。うーん、なんとなくポーランドが分かってきた来た気がするぞ。教授によれば、ポーランドには、ポーランド・ロマン主義の伝統ってのがあるんだって。自分の置かれた悲劇性を一歩離れて皮肉に観るようなところがポーランド人にはあるんだと…。なるほど。

ツィブルスキは人々のために何かしたい、っていう人だったらしい。で、ボランティアで朗読会などをひらいたりしていたところ、人々の反応がよく、それをミッションと感じ、俳優を目指すようになったんだって。(このミッションってのが、いかにもカトリック系ではあるよね…。でも感覚としては分かるなぁ…)亡くなった原因っていうのも、人に呼ばれると断らない人だったので、あっちに呼ばれ、こっちに呼ばれ、毎晩お酒を飲んでいるうちに自分の健康を害し…という事だったらしい。でもあれはゆるやかな自殺だったのではないか、とルベルスキ教授。

また教授の話で面白かったのは、ホントに「灰とダイヤモンド」は、ポーランド中で大ヒットしたんだって。この映画によってツィブルスキは一躍有名人になった。教授も子供のころ彼に憧れて黒いサングラスを親に頼んで買ってもらった。で、学校では、子供たち皆がツィブルスキに憧れて黒いサングラスをかけていた。先生もそれに文句は言わなかったんだって。それは先生も黒いサングラスをかけていたから(笑)

佐藤先生が67年に書いたという「チブルスキー(当時はこういう表記だったらしい/笑)追悼」という、当時「映画評論」に掲載された記事も配られた。こういう貴重な資料、助かる!

で、今日から岩波ホールで公開になったワイダ監督の最新作/遺作の「残像」も注目です。これはいわゆるスターリン時代のポーランドの話。現在、ポーランドも非常に極端な政治体制だそうで、今こそ、この時代の悲劇をあえて思い出そうっていう動きがあるのだそうです。日本もホントに人ごとじゃないよね! これは絶対に行かないと〜




このETVの番組も必見… 


「灰とダイヤモンド」もネットに上がってた。英語のサブタイトルで観れる。

エドガー・アラン・ポー「アナベル・リー」




こんな話知ってました? 怪奇小説で有名なエドガー・アラン・ポー。なんと26歳の時に従姉妹の13歳の少女と結婚した。妻の若すぎる年齢ゆえに表向きは兄妹として過ごしていたのだそうです。ポーはアメリカで始めて文筆業だけで食べていた作家と言われていますが、アルコールと賭博にまみれた生活はとても貧しく、貧しさゆえに彼女を病気で失い、2年後に彼自身も謎の死をとげています。

この曲はこの若い妻、Virginia Clemmに捧げられた曲で、歌詞はエドガー・アラン・ポーが亡くなる数ヶ月前に書かれたものだそう。

サラ・ジャロースのヴァージョンで。かっこいいなぁ、と思ったらドーナルがブズーキ弾いてる❤ 歌詞はここに日本語訳があります。



さーて、今日も張り切っていきましょう!(私は今日はポーランド映画を2本見る予定。なにごとも勉強ですな…)

2017年6月9日金曜日

林田直樹「ルネ・マルタン プロデュースの極意」を読みました

いや〜読み終わった。あっという間に読めます,この本。ルネ・マルタン氏のインタビューから構築された、自己啓発本みたいな装丁のこの本。いや、実際あなたの人生にちょっとした勇気を与えてくれること間違いなし! 「ルネ・マルタン プロデュースの極意」アルテスパブリッシング。

ルネ・マルタン氏は知ってる人、多いですよね? 毎年すごい人数を有楽町の国際フォーラムに集めて行なわれる「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のプロデューサー。アーティスティック・ディレクター。世界で年間1,000本以上の公演を成功させているんだって。多くのミュージシャンから尊敬されて、頼りにされて…まさに私から見たら夢のようなお仕事。うらやましーーっ!

ここにはプロデュースの極意だけではなく、ビジネスのヒントや人生を豊かにする哲学が書かれています。ページを開くと右にマルタン氏の言葉。そして左に林田さんの解説が書かれており、とても分かりやすい。

いくつか心に響いた言葉を書き出してみると…

「私たちが売っているのは夢でありエモーションなのです」

「音楽祭やコンサートでのプロデューサーの責任は大きいのです。なぜ、あるアーティストを呼んで,別のアーティストを呼ばなかったのか。その選択に責任をおいながら毎年注意深く企画を作っていく」

「絶対に低価格であるべきです」

「アイディアなら誰でも美しいものをいくらでも思いつくことができる。でもそれを実現させるときに必要となるのが経営。経営とはすなわち実現のことなのです」

「私の力の根源は財政的なものではありません。私の背中を教えてくれる強力な人間関係があるからこそ、リスクを恐れずにいられるのです」

「自分の精神状態を乱すような相手とはできるだけ距離を置く」「熱心に近づいてくる人が、自分の仕事を破壊してしまう有害な相手であることもありうる」

「あるときメニューインはナントにやってきて、財団を作ったから一緒に仕事をしてくれないかと私に依頼してきました。破格の報酬とポストを提示され、ほとんど契約書にサインするだけみたいな状況でした。メニューインのことは尊敬していましたし、申し出には非常に感銘を受けましたが、私にはできかねますとていねいにお断りしました。彼の仕事のお手伝いならできる状態にありましたし、彼らの高い要求に応じられる自分でありたいと常に思っていましたが、自分自身の独立性を保つことのほうが、私には大切だったからです」

あなたが必要なときにはいつも私はそこにいる」「尊敬する相手のためなら、できることは何でもやる

「生きるためのお金を得ることは必要ですが、もっと比類のない豊かなものは人間関係のほうです

「私は男女の間の友情というものを信じています。大恋愛も結局のところ、多くの場合は友情関係だと思っています。よく一緒に仕事をする相手、とても信頼している相手にのことを、ある意味では私は愛しているのだと思います。男性であろうと、女性であろうと

そしてさらにすごいのは、マルタン氏のこういった本は、なんと日本でだけ、林田直樹さんだからこそ実現したんだってこと。すごい! 氏と日本の不思議な縁も感じますね。そして出版にあたりルネ氏のチェックは一切なかったとのこと。いや、ホント、世の中にバイオ本、評伝、いろいろあるけど、本人のチェックが入ったものはおおよそ面白くないからね…。この本もそこがいい。ただ1つだけルネ氏側からあった条件はフランスに来て,実際の現場をみて取材をしてほしいということだったそうですよ。すごいね。すごい信頼関係。林田さんはルネ氏に何度も日本でインタビューしている他、フランスでも10日間以上にも及ぶインタビューを決行。そうして出来た本が、この本なんです。うーむ。

いや,実際、すごい信頼関係だと思う。本にはルネ氏のプライベートなことや、セックスについての記述もあります。そんなところは、やっぱり氏もフランス人だよな、と思う。ある意味、とってもチャーミング(笑)。(ちなみに編集者さんによると、セックスの部分はさすがにルネ氏が語りたがったわけではなく、「そこを聞かねば、この企画は完成しない」と考えた林田さんと編集者さんが、林田さんの取材の追加日を設けてまで聞き出したんだとか… すごいね!)

ただラ・フォル・ジュルネ自体については、私もいろいろ思っていることはなきにしもあらず。100%もろ手をあげて「あれはすごい!」「ルネ氏、天才!」と絶賛するつもりはありません。でも何か意見が言えるほど体験してないのも事実なのよね。特にこの『低価格の実現』は、ウチのような弱小プロモーターにおいては、ホントに悩ましい問題。人数が確実に集まり、スポンサーが付いてくれているラ・フオル・ジュルネだから可能なんでしょ、とかなんとか言いたくなる。

ホント難しいんだよね。こういう企画。例えばアーティストの長いキャリアを考えれば、フェスみたいな場所で無料に近い値段で見せて、果たしてどうなの?ということはある。無料で来たお客さんは、私は基本、また無料のイベントに戻って行くと考える。果たしてそのアーティストがどんなに素晴らしくても次の来日時に、そういったお客さんが果たして5,000円払ってくれるのか… とか。

だからルネ氏の言うことに私も100%賛同しているわけではない。でもルネ氏の言う「新しい耳をもった聴衆と出会うことが演奏家には何よりも必要です」ってのは、すごくすごくすごくすごく良く分かる。ミュージシャンに対して、そういう機会を私たちは作っていかないといけない。それこそが私たちみたいな仕事をしている人間の使命でもあるわけです。では、いったいどうしたらいいのか。これがホントに難しい。

本当にこの仕事は難しいです。でも、この本は悩める私たちに勇気をくれます。どんな職業の人でも、自分で仕事を生み出すようなプロデューサー的立ち場にいる人なら共感できると思う。是非是非読んでみてください。ルネ氏の言葉は力をくれます。ちょっとフランス人っぽいけど、すべてに愛を優先していいんだ、ってね。

今日も張り切って行きましょう!

2017年6月8日木曜日

再び、文春をチェーーーーーック!! 高野さん主催のシュールストレミング試食会に清水克行先生登場!

今日発売になった週刊文春も必読ですよ!! シュールストレミングの続報到着。前回、発酵が進みすぎて、竜宮の玉手箱よろしく中味は空っぽだったスウェーデン1臭い魚。高野さんは、リベンジとして通販でシュールストレミングをゲットしたのでした。けっこうな高額商品。みんなでご相伴に預かろうと再び集まったのは、私がポーランドから戻ってきた翌々日だった。

そうそう、あの時のアボカドの卵黄がけ、中華風おかゆ、すべてが美味しかったなぁ…。しかしバーベキューって、必ず最後は焼かなくていいものを焼いたり、へんなものを混ぜたりして終るよね(笑/何が入っているか不明な焼きそばとか、何でもかんでも焼いちゃって焦げ臭くなるとか…)あわれシューレストレミングもしっかり網の上で焼かれたのですが、果たして… 詳しくは文春をお読みください。しかし焼く事を提案したカサイ、焼いてくれた川内イオくん、でかした!(笑)

そして すごいでしょ。この拡大部分にも書かれているとおり、そう、あの日はなんと高野さんの「室町時代」本でもおなじみ明治大教授の清水克行先生も、お見えになったのだから! 清水先生、面白い! すごいよ、ホントにウチは文壇バーみたい。私はさしずめ文壇マダム? ミュージシャンに会ってももうあまり感動ないけど、大好きな作家さんに会えるとそれだけで胸がおどる! いいなぁ、これからもノンフィクション作家の皆さん集めてバーベキューやろうかしら。

ところで高野さんが忘れ物。ウチに缶切り忘れていった… 

なんだかシュールストレミング臭いのでしばらくベランダに放置しておいたら大丈夫になった。

早いうちに辺境ドトールに返しにいかなくちゃ。それにしてもこの件は今年前半のハイライトでした。 楽しかったよl〜。高野さん、本当にありがとうございました。

辺境ブレンドもいただいております。
納豆犬まどちゃんと高野さんの写真載せちゃお。今回は手袋もしっかり装備しましたよ。それにしても納豆犬、発酵食品は得意です。ちょっと犬には塩分がきつすぎると思うけど。しかしホントに見た事もないような大きなハエが集まってきたのにはビックリした。ハエって臭いがあつまって生まれるものなんだろうか…

そうそう、高野さんといえば、もうすぐあの超名著「ソマリランド」が文庫化されます。ホントにすごい本です。楽しみ!! あれを読むとね、平和でいい国なんて自分たちで作れる、って思っちゃう。いろんな希望をくれる本です。今の時代に読むとぴったりよ。

そして今度こそ高野本の聖地松戸良文堂書店さんへ行き、著書にサインをもらい、辺境ドトールに缶切りを返却、高田馬場にシャン料理を食べに行こう。

前にも行こうと思ってたのに、スケジュールの都合で行けなかったから。これで揃ってない高野本を買おう…っていうか、角幡さんとの対談本「地図にないところで眠りたい」が、チャート最下位で悔しいので、私が5冊くらい買ってチャート操作をしないと!!!



文学の宝庫アイルランド〜ハートと同時代を生きたアイルランドの作家たち


昨日だか一昨日だかTwitterで紹介したら、たくさんRTいただいたので、こちらでも紹介しておきます。「文学の宝庫アイルランド〜ハーンと同時代を生きたアイルランドの作家たち」という展示が松江市の小泉八雲記念館で6月27日から始まります。約1年間、続きますよ。松江は飛行機で行けば、あっという間だし、是非皆さんもこの機会に「スピリチュアル山陰」を訪ねてみてみれば? ケルト・ファンなら響き合うものがいっぱいあると思います。


小泉八雲記念館を訪ねた時のマーティン・ヘイズ。














ルナサもお邪魔しました。ハーンの机に座っておどけるケヴィン・クロフォード。












今回紹介されるのは6人のアイルランドの作家たち。皆さんはよ〜くご存知でしょうが…

●ブラム・ストーカー(1847〜1912)
「ドラキュラ」で有名な小説家ですね。いかにも世紀末のゴシック小説、ホラー小説。ドラキュラのモデルになったのはルーマニア人の貴族だったらしいのですが、小説にしたのはアイルランド人だったんですね。このヘンの話も面白いですよ。ダブリン生まれ。公務員の両親のもとに7人兄弟の3番目として生まれ、小さいころは虚弱体質。そういう人がドラキュラに惹かれるの、分かるような気がする。「ドラキュラ」は劇化され大ヒットに。でもこの劇化がなかったら、この人ずっと無名だったかもという説あり…。




●ラフカディオ・ハーン(1850〜1904)
小泉八雲。子供の頃に「怪談」を読んでいない人はいないはず。日本人には馴染みの深い人です。アイルランド/ギリシャ人の両親のもとにギリシャで生まれ、ダブリンで育ちます。精神を病んだ母との別離を経て、アイルランドでたくさんの物語を叔母に聞かされながら育った。ニューオリンズでの新聞記者時差を経て来日。1896年には日本国籍を取得して日本人になります。日本の民話などに魅せられ怪談を執筆。八雲=怪談という人が多いと思うけど、私が好きなのはこの「日本の面影」などのエッセイ集。多様性を受け入れることの素晴らしさをハーンは、私たちに時代を超えて教えてくれている。そして…ひ孫である小泉凡さんの「八雲のいたずら」! 文庫化されてたんだ。これは必読ですよ。感想はここ。あと最近の注目はこのハーンの「クレオール料理読本」。まだ手に入れてないけど、早くゲットしなくちゃ! とにかくアイルランドと日本の関係を語る上で外せないが小泉八雲なんです。




●オスカー・ワイルド(1854〜1900)
私はこの6人の中では一番読んだのはワイルドかも。「幸せな王子」などの子供文学に始まって「サロメ」「ドリアン・グレイの肖像」など。いつぞや公開された映画も圧巻でした。オスカー役の彼が素敵でさ…。悪い男(ジュード・ロウ)にひっかかるオスカーが悲劇なんだけど、私にとっては、いわゆる「本物のそっくりさん」がその役をやる、ってのの先駆けだったかも。この方、ルックスも似てるし、体も大きくてオスカー役にピッタリだった。ワイルドは、ダブリン生まれで、オックスフォード大学に学びロンドンに移り住み、派手で耽美的、退廃的な生活を好み、実はゲイだった。当時ゲイは犯罪です。それを隠しながら執筆し、見つかって収監され、失意のままに亡くなった。




●ジョージ・バーナード・ショー(1856〜1950)
1冊お薦めするとしたら、「マイ・フェア・レディ」の元ネタになった「ピグマリオン」でしょうか。ダブリン生まれ。スコットランド貴族の裕福な家庭育ち。ロンドンに渡って批評家、劇作家として名をはせ、執筆に励みました。政治家としても活躍。1925年、ノーベル文学賞受賞。




●ウィリアム・バトラー・イェーツ(1865〜1939)
正直、本は劇か詩だから、読んでもあまり理解できないし,オカルト&幻想趣味がすごすぎて私にはついていけないところがあるけど…。お薦めするとしたら、やはりこのヘンかな…。2月に行なわれた「鷹姫」のアヌーナと日本の能による再演は圧巻でした。お父さんは画家のジョン・バトラー・イェーツ。ウィリアムはロンドンに生まれ、15歳の時にアイルランドに帰郷。幼少期を過ごしたスライゴーが心の故郷でした。グレゴリ夫人などとともに、アイルランドの文藝復興を促した張本人。英語で書かれた詩でもっとも美しいとされるのが、イェーツの作品です。1923年、ノーベル文学賞受賞。



●ジェイムス・ジョイス(1882〜1941)
ダブリンといったらこの方。『ダブリン市民」は何度も読みました。「ユリシーズ」もおすすめ。でも実際は生涯のほとんどを海外ですごし、だからこそダブリンがくっきり浮かびあがる。で、すみません、私も「フィネガンズ・ウエイク」は飾っているだけで読んでことはありません。 しかし「ダブリン市民」はいろんな訳が出てるのね。読み比べてみたら面白いかもしれない。



しかしこれ纏めていて分かったのだけど、この時期のアイルランド作家、って皆おぼっちゃんというか、皆、地位のあるお父さんの家に生まれていることが多いね。そしてみんななんらかの幻想主義というか、オカルト主義というか…それをケルトと呼んでしまえば、それなのかもしれないけど。

ちなみにアイルランドにはノーベル文学賞を受章した作家が4人いて(人口の少ない小さな国にしてこの確率はすごい!)、バーナード・ショー、イエーツの他はベケットと、シェイマス・ヒーニになります。

それにしても、アイルランドの父を持つハーンが松江に流れ付き、ここで日本の民話に惹かれたのは分かるような気がする。時々、松江の小泉祥子さん(小泉凡さんの奥様)が投稿する夕日&宍道湖の写真を見ると、ここにはやっぱりここに神様はいるよな…と思う。うーん、松江、また行きたい。



ハーンの考え方って本当に大好き。これもいいでしょう? 現代を生きる私たちがハーンから学べるところは本当に多いのです。



NHKで凡先生の番組が放送されたときのレポート。こちらも是非読んでね!

では,今日も張り切って参りましょう!