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2017年3月2日木曜日

早野龍五先生写真展「之圖 。」アウグスビアクラブにお邪魔してきました!

皆さんは早野龍五先生はご存知ですよね。311以降、冷静かつ科学的なツイートで私たちを安心させてくださった原子物理学の先生。こちらの「ほぼ日」の「早野龍五さんが照らしてくれた地図」でもおなじみですね。

本当に震災直後のあの混乱の時期、私たちがどれだけ救われたか分かりません。その先生はツイートでよく「之圖。」と称してご自身の写真をアップされているのですが、今回、それらの写真を紹介した写真展が、私たちも良く通っているアウグスビアクラブで行なわれることになったので、そのオープニング・レセプションにお邪魔してきました〜。

というのも、実は先生の写真展のトップに掲載されているこの写真…




「2011 Apr 24, (見知らぬ方へ)散歩中に店長に呼び止められ,メッセージとBeerをいただきました,有難うございます,之圖」…と説明書きが付けられているこのビールとコースターの写真。

実は、このビールは私たちが早野先生にお贈りしたものなのです!

以下、早野先生の今回の展示会の紹介文より

「2011年3月11の東日本大震災とそれに続く原発事故以来、Twitterのフォロワー数が十数万人に急増しました。2011年4月末、そのフォロワーのお一人が、私宛に「献ビール」して下さいました。今回の写真展は、その思い出のビアクラブで開催します」

うわ〜、嬉しすぎる! 私たちは、この告知を見て狂喜乱舞したのでした。

はい、何が起こったかを最初から正確にお話ししますと、とにかく震災以降、私と友人たちは、もうほぼ毎週のように集まって、ご飯を食べ、語りあっていたのでした。あの頃の感覚を皆さんは覚えていますか? 私たちはもうとにかくいてもたってもいられなくて、みんなで集まってお酒を飲みながら語りあわずにはいられなかった。そして多くの人が早野先生のツイートを必死で追っていた、そんな時期だったのです。

そんなある日、早野先生がカウンターに置かれたビールの画像をツイートされていました。「あれ〜?」私たちはびっくりしました。それはまさに自分たちが良く通っている六本木のアウグスビアクラブのカウンターの写真だったからです。「これ、アウグスじゃない?」「えーーーっっ」「IPAじゃない、これ?」みたいな感じで盛り上がった私たち。こっそりアウグスビアクラブにビールを納品しているI課長(独身、家/車持ち。嫁募集中)をつつくと「実は時々お見えになっているみたいです」との情報。ナヌーッッッ!

それなら!と何とか早野先生にお礼の気持ちを伝えたい私たちが思い立ったのが、「先生にビールをご馳走しよう」ということだったのでした。

で、その日さんざん自分たちが飲み食いした会計にビールを1杯分追加してもらい、お店の人にはホントに手間だったと思うのですが(すみません)、ぜひ早野先生が次に見えられることがあったら、ぜひ私たちから一杯ご馳走して差し上げてください、とお願いしたのです。このときいっしょにいた友人の記憶によると、みんながバイントサイズのビールを主張したのに、「早野先生はいつもレギュラーサイズですから」とお店の人はレギュラーの代金しか受け取らなかった。うう、それ、もう覚えてないなー。そして友人の1人がコースターに酔っぱらったたまま鉛筆で、お礼のメッセージも書きそえました(爆)

で、そこから約2週間ほどたった日、ウチは震災以降の初ツアー、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルのスターパインズカフェの公演を行なっていました。公演後、スターパインズの長い階段を上がったところで、その時ライブを手伝ってくれていた友人の1人がTwitterのタイムラインをチェックしたらしく「早野先生が私たちのコースターをツイートしてる!」と、先生がアップしたこの写真を発見したのでした。私たちは狂喜乱舞。あの時の公演の大成功とともない、あの日の夜は震災以降始めての、忘れられない夜になったのでした。

そんなことがあったので、その後、私たちはアウグスビアクラブに行くたびに「早野先生来たら、どうしようね。ビールご馳走したのは、私たちですって挨拶してみる?」「えーっっ、もう覚えてないよー」とか言ったりしていたのでした。結局早野先生には、お店で遭遇することはなかったのですが…

そして6年たった今日、先生の写真展があることを知り、このビールの写真も展示されることを知った私たちはさっそく花なんぞ購入し先生の写真展にお邪魔しました。

六本木駅の花屋からビアクラブまでの道すがら私たちは「どうしよう、私たちがこのビールを贈ったものです、って言った方がいいのかな」とか「人がいっぱいで挨拶できないんじゃない?」「でもどうする、もし“あのビールは私がご馳走しました!”って人が何人も押し掛けてたら、あれが私たちだって、どうやって証明する?」とかギャイギャイ言いながら(笑)

お店についたらちょうど早野先生や関係者の方のスピーチの途中だったのですが、ビアクラブの店長が、すぐ私たちを先生に紹介してくださり、いきなり私たちはスピーチを振られビックリ。「いや、実は私たちは通常5人の飲み仲間なんですけど、今日はたまたま2人で来ました」と皆様にご挨拶。うわ〜、今日はすごい関係者の方ばかりだろうなぁ… そして私たちは無事に先生にお礼を直接言うことが出来たのでした。しかしお店の人たちはさすが飲食店だけあって、私たちがどういうチームか、早野先生にあかすことはなかったようで、先生は男性しかも1名から贈られたものだと信じていたそうです。面白いね!

ちょっとここのところバタバタだったので、伺おうかどうかギリギリまで迷ったのですが、思い切ってお邪魔して本当に良かったです。先生が「やっと会えましたね」と喜んでくださって、いろんな方にも話しかけられ、なんかすっごくすっごく良いことをした気分になりました。嬉しすぎる。

ううう、感激。っていうか、皆さん、私もツアーが終わってお客さんからお礼のメールとかもらうとすごく嬉しいけど… そういう感謝の気もちは、でもそんな風に伝えた方がいいです。こういう時代だから、なおさら… 本当にあの時、私たちはホントに必死だった。呆然としていた。自分が築き上げたすべてが崩れるかとみんなが不安に思ってた、あの時期。あの時間を忘れたくないですね。今では「もうちょっと儲かれば…」とかすぐ文句言っちゃうけど、仕事が出来ているだけで、もう幸せだって、ウチのミュージシャンがみんな元気で演奏できただけで幸せだって、噛み締めないといけないですね。

また今日のビアクラブでは、私が震災以降復興支援も兼ねてお手伝いしていた Tさんの事務所のK君も来ており、久しぶりに元気そうな顔が見れて、とても嬉しかったのでした。思い出すなぁ、震災直後のあの感じ…。いや、過去のことにしてはいけない。K君も、チェルノブイリの様子をレポートしたり、今でも必死に原発のニュースを私たちに流してくれています。

というわけで、早野先生といっしょに感激の撮影。先生がTwitterに写真をあげてくださいました〜 うわ〜い、自慢しちゃおう!!


早野先生、あらためてありがとうござます。そして皆さんもぜひこのアウグスビアクラブでの写真展におこしください。アウグスビアクラブは、ビールも美味しいけど(特に昼ビールは最高です)、ピザが最高に美味しいですので、ぜひ堪能してください。ぜひ。

早野龍五先生の写真展は3月31日まで。11:00〜23:00。ほぼ10日ごとに展示替えということなので、私たちのビールの写真は10日まで展示されるそうです。



PS
先生にJPPのCDプレゼントしちゃった。ヴァイオリンを弾かれる方なので、もしかしたら、と思って…

PPS
六本木駅からみてアウグスビアクラブの手前にある「黒澤」で葱そば。これが絶品なのよ!(麻布十番の黒澤はカレーうどんが美味いんだけど)