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2017年4月2日日曜日

カルデミンミットのアンナのお手伝い「フィンランド伝統音楽の日本における可能性」

12月に来日するカルデミンミットのシンガー/カンテレ奏者、アンナがプライベートで来日。シベリウス・アカデミーの卒業論文(修士論文なのかな…。BAレベルではあるけど、Universityではない…とか言ってましたが)の為の調査が目的というので、木曜日はその調査のお手伝いをしてきました。

テーマは「日本におけるフィンランド音楽の可能性について」。正直、そういう可能性が本当に日本にあるのかどうか、私にはよく分かりませんが…(笑)でも何らかのポジティブなものを彼女に伝えていかないといけないですよね〜。ちなみに彼女の専門分野は、同じシベリウス・アカデミーでも演奏の方ではなく、マネジメントの方なんだって。これは結構珍しいかも。というのは、ほとんどのミュージシャンはやっぱり演奏の方だから。

そんなわけで、春うららかな木曜日。都内にいらっしゃるワールドミュージック関係者の皆さんに大変お世話になりました。本当にありがとうございます。


まずは麻布十番で天ぷらそばのランチ。嬉しそう!















そして、最初のインタビューのお相手はこの方。カンバセーション・アンド・カムパニーに長く在籍され、現在も東京芸術劇場のアーツ部門のスタッフとして、多くのシアター・プロジェクトに係られている前田圭蔵さん。 前田さんからは「日本のマーケットは小さい。でもそもそも人口が多い為,どんなジャンルにでも可能性がある」という励まされるお話や、アディエマスの例などもあげて、日本におけるフィンランドの認知についてもお話いただきました。こういう話題は、私からは絶対に出てこないので、ホントに感謝。ありがとうございます〜。



続いては恵比寿に移動し、日本が誇る今年65周年の音楽雑誌ラティーナさんで、編集長の花田勝暁さんにお話を伺いました。1号発行するのに、それに係っているライターのおどろく程の数(! 驚愕の数字。これ全員を追いかけるの…大変だろうなぁ…)、特集はどうやって決めるのか、毎号載せるあらゆる情報の選択はどう行なわれているのか…等々。しかしこれを毎号、毎号、毎月やっているのですから、ホントに大変な作業です。花田さん、ご親切にも「他にもこんな雑誌がありますよ…」と他のワールドミュージックが載る可能性がある音楽雑誌も準備していてくれてた…。本当にありがとうございます。

あとカルデミンミットが掲載された号とか、フィンランド音楽が掲載されている号とかもアンナの資料になりそうな号をいただいちゃいました。本当にありがとうございます。

そして次はお店の見学に。ここは外せない、タワーレコード渋谷店のワールドミュージックコーナー。行ったらすぐにラティーナが並んでいたので、これはアンナにとって、とても分かりやすかった! 「花田さん、見つけましたよ〜」


こうやって、リリース元、メディア、店頭でチームとなっていろんな音楽を世の中に出す努力をしていく、ということなんですよね。



















そして、もちろん、今、話題の岸田コーナーも(笑)。 くるりの岸田繁さんがラティーナ65周年号によせて選んだ65枚のCDを紹介するコーナーまで出来ていました。岸田さん、 ラティーナさん、本当に素晴らしい。

花田さんもお話で強調されてましたが、ワールドミュージックのファンは年齢が高めなので、なんとか新しい若いファンを獲得し、次の世代につなげて行くために日々努力をしているのだそうです。



そしてこちらでは自分のCDを発見し、喜んで撮影するアンナ。

コーナー担当のカツオさん、この日はご不在でしたが、本当にいつも応援ありがとうございます!! 










続いてはこちらのディープな名物店にも。ふふふ、El Sur Recordsの店長、原田尊志さんと一緒に。ありがとうございます〜 カルデミンミットのCDも置いていただいていますよ! ご用命の祭はぜひ。



足下には在庫の整理をする怪し気な謎の中東料理専門家のお姿も(爆) サラーム海上さん、お邪魔いたしました!














そして、最後は……悔しいことに写真を撮影するのを忘れた!!! 日本のワールドミュージックのディストリビューターの重鎮、メタカンパニーの海老原政彦さん。

なので会社のロゴと、海老原さんのFacebookのID写真・ワンコとの写真を貼っておきます。すみません。海老原さんはアフリカものを始めとするワールドミュージックの音楽ライターでもありますが、今日は配給会社という視点から貴重なお話をうかがいました。(そしてこのあとに予定されているご飯のために出て来てくれたアンナの犬仲間(笑)通訳の染谷和美さんは、早めに私たちに合流くださり、通訳面でお手伝いをいただいちゃいました。助かっちゃった!) 

メタカンパニーさんも本当に歴史が長い。契約店舗の数や普段どうやってオーダーを取りまとめているかなど、いろいろ興味深いお話をいただきました。また「今、面白いのはアイリッシュや北欧音楽をやっている日本の人たちで、CDも良く売れているんですよ」ということ。なんと昨年タワー渋谷で一番売れたCDは、あの有名な日本のバンドなのだそうです… すごい!

そしてこれからのワールドミュージックは、そもそものプレイヤーとリスナーの垣根がない場所へ戻っていくのではないかというお話など、とても興味深く伺うことができました。確かにこのテの音楽は本来商業的な目的からは一番遠いところにあるもんですものね…

あとはまぁ、さっきの日本のバンドじゃないけれど、ヒットは本当にどこに隠れているか分からない、ということなんですよね。私もCDを定期的にリリースしなくなって随分たつけど…、いろいろ考えさせられました。まぁ、だからといって自分が良いと思わないものでも何でもリリースすれば良い、ということではないとは思うんですけどね。毎度のことだけど、いい音楽ほど売れない、ってなんか痛いほど分かっている(つもりになっているので)、ホントにいろいろ辛いです。でも本当に勉強になりました。海老原さん、さすがだよなぁ!

最後に通訳の染谷さんも一緒にお寿司を食べて,楽しい時間を過ごしましたー(寿司ざんまい! お茶もお水もしょっちゅう持ってきてくれる、さすがの接客。そしてお寿司のコスパは最高ですね…)


というわけで、ホントにいろんな方にお話を聴いて、とても勉強になった1日でした。

私も最初アンナにこの件を相談された時、調子にのって「じゃあ、私がいろいろ関係者に会わせてあげる!」と張り切って見栄を張ったのは良かったけど(笑)、前日になって「なんでこの忙しいのにお金にならん案件を引受けたんだっけー」と多少後悔しておりましたが、いや、自分のためにも、やって良かった。

っていうか,このフォーク業界にいるなら、こういう風に動かないとダメですよね、このジャンルで仕事するならね! 芸能界じゃないんだからね! それに、なんといっても、こういういろんな人の視点でお話が聴ける機会は滅多にないですから。

本当に協力してお話を聴かせてくださった皆さんに、ホントに感謝です。ありがとうございました。アンナもおつかれ。本当にありがとう。卒論、頑張ってねーーー!!

さて、そのアンナですが、今回プライベートな来日だけど、大阪で月曜日にトークショウもあるみたいです。

13名限定、参加費1,500円。詳しくはこちらへ


そして忘れちゃいけない、カルデミンミットのツアー。12月ですよ。こちらもとても楽しみです。

またカルデミンミットについては、アンナにしっかりインタビューをすることが出来ましたので、某音楽雑誌でご紹介させていただくことになりました。硬派で良い内容の話が取れたと思うので期待しててください。来日前には掲載されます。