一度やるといった仕事は、きちんとやろうよ…

また嫌なものを見てしまった… いつぞや出会った、やたら夢と理想をかかげる若者が、こちらのメールにいっさい返事がなくあきれていたら、某所で連載コラムを書いているのを発見したのだ。

そこに書いてある事には、起業して数ヶ月の自分だが、まったく事業がうまく行かず落込んでいるのだ、という。「全てを真摯に受け止めています。こんな時だからこそ」「僕はあきらめません」「がむしゃらに今を生きます」とか書いている…。

うーん、今のあなたに必要なことは「がむしゃらに生きる」事ではなく「もらったメールにきちんと返事をするこ」と、ではないのかな? 何かが根本的に間違っているような気がする…  こういう人、ホントに多い。

やたら夢をかかげて熱血ぶる人。そのくせ何にも行動が伴ってない人。

昨日も昨日でまたもや新しいバンドの売り込みがある。最近はすっぱり断るだけではなく「あなたが渡航費、宿泊費、ビザ代、会場費、全部持つならやってもいいわよ」と返事を書いてみることにしている。それにきちんと返事してくるバンドだったら、検討してもいい。

「僕らもたいへんなので、難しいです。でも可能性を一緒に探りませんか?」と言われたら、私だって考える。例えば私が自分でやらなくても,人に紹介できるかもしれない。

でもだいたいはそう書くとバンドの方からは返事もなくフェイドアウトで終っていく。「なんだ、誰も真剣に日本に来たいだなんて思ってないじゃん」っていうことになる。っていうか、お礼のひと言くらいなのかなぁ…「ありがとう」は?

仕事について厳しすぎるかな…オレ。そりゃあ、いろんな人がいて、みんなが共存できる世界を作るのは大事だけど…。でも、みんな、社会人なら、もっとちゃんと常識的にやろうよ! ビジネス・メールには、きちんと返事を書いていこうよ! 

でも、ただでさえ厳しいこの時代に叫ぶと、あんたは厳しすぎる人…と思われてしまうのだろうか。私もゆとりがなさすぎかも。

先日も利益がちっとも出ない仕事を、半ばいやいやながら引受けたら、メールのやりとりでちゃっちゃと終ることなのに、打ち合わせをしたいと言われ「全然利益が出ないので、とてもじゃないけど無理です」とはっきり言ったよ。

…という話をfacebookに書いたら、某有名な文化人の方にも言われた。「あぁいう事前打ち合わせ好きな人ってなんとかならないですかね…」まったくだ… みんなヒマなんだろうか。

…などと愚痴りたくなるのも、私がヒマだからかもしれない。仕事、仕事。仕事しようっっと! 

分かっているのだ、今、公演がなくて人の仕事を引受けたりしているから、こういう事になる。早く自分の仕事を作って自分のスケジュールを埋めないと… どんどん私の人生は「他人様のやりたい事」に侵食されちゃうぞ! 

GGという雑誌の美術館親父ネタが炎上しているらしい。うん、暇ですね、皆さんも。怒らなくてはいけない事はこの世にもっとあるでしょうに。かっこよく生きるためにやるべきことは、たった1つ。男も女も関係ない。目の前の事に真剣に、夢中になること。それが出来る人はかっこいいよ。

ペッテリ・サリオラの新着ビデオ! この曲かっこいいよね。ペッテリも一瞬一瞬、一音一音に夢中だ。だからかっこいい。昨晩も後輩の家に遊びに行ったら、最初に見た時から比べてライブが格段に良くなった、とさんざん褒められる。嬉しいねぇ…



今日も張り切って行きましょう! 今さらだけどかっこいいよ、このアルバム。