昨日は朝日カルチャーで「白夜の国の伝統音楽」講座でした!

白夜とは…北緯66.6度以上の国でみられる太陽が沈まない現象…というわけで、そういったエリアで聞ける伝統音楽をご紹介してきました。

どんな講義にしようかと悩み、事前に北欧、伝統音楽などでググると良く出て来るのが北欧伝統音楽=ケルト音楽という考え方。まず北欧はケルト文化圏ではない…という事を言いたかったですね。でもまぁ、なんだろ「ケルト音楽」って「ケルトっぽい音楽の総称」って考え方もあるみたいなので、最近はそれはそれでいいのかなと思います。ヴェーセンなんかも,今だにレコード屋さんでケルトのコーナーに入れられている時あるし。

で、紹介したのは下記のグループ。
スウェーデン ウメオの伝統歌謡グループ「クラヤ」(埋め込み禁止なので、URLだけ紹介します) というのもシークレットウィンドウにして北欧伝統音楽でYou Tubeでワザと日本語で書いてググるとこれが出て来るからです。こういうのが日本で典型的な伝統音楽として認識されているのかも。

そこから、とにかくこのあと「体験」できるグループとして、来日が近い人たちをご紹介しました。
ドリーマーズ・サーカス 来日の詳細はここ。

12/8 ケルティック・クリスマス オリンパス八王子(八王子)
12/9 ケルティック・クリスマス すみだトリフォニーホール(錦糸町)
12/11 単独公演 渋谷区文化総合センター大和田、伝承ホール(渋谷)

カルデミンミット 来日の詳細はここ。

12/2 サルビアホール(神奈川県鶴見)

そして白夜の期間はなんといってもフェスティバル・シーズン!!ということで、代表的なフェスティバルをいくつかご紹介しました。

KAUSTIINEN FOLK MUSIC FESTIVAL(カウスティネン、フィンランド)

今年50周年を迎えるフィンランドの名門フェスティバル…この映像しょっちゅう紹介してますよね…わたし。ホント好き。伝統音楽の強さを感じる。

FORDEFESTIVALEN (フォルデ、ノルウェー)

国際的なアーティストが集結したノルウェーの大変豪華なフェスティバル。

そのあと各国楽器紹介!

ノルウェーのハルダンゲル・フィドル(ハーディングフェーレ)
演奏するのは弦だけど下に共鳴弦があって、ナチュラルリバーブ感がある。ノルウェーのハルダンゲル地方で生まれたもの。ボディの周りに刺繍のような装飾がある。グリーグが、ペールギュント前奏曲に使っている。





フィンランドのカンテレ
フィンランドのカンテレ ツィター課の撥弦楽器(はつげんがっき/なんらかの方法で弦をはじいて演奏するもの)。神話「カレワラ」で賢者ワイナミョイネンが作ったことになっている。バルト海域、全体に見られる楽器。
参考リンク:日本カンテレ友の会 


スウェーデンのニッケルハルパ
参考リンク:ニッケルハルパ協会 


そして最後はレソノサウンド(巣鴨)のご協力のもと、ニッケルハルパの歴史とか学びつつ楽器体験コーナー! 演奏家の小柏奈々さんもご来場くださり、可愛らしい民族衣装を見せていただいた他、体験演奏をお手伝いいただきました。本当にありがとうございます。 いいなぁ…体験コーナー。なんというか「物事を伝えた」って感覚がすごくするんだよね。

こういうのいいわ。またどっかでやろう… こういった場を提供してくださった<朝日カルチャーセンターさん、レソノサウンドさん、そして参加してくださったお客様、ありがとうございました。 なおニッケルハルパを体験したい方はレソノサウンドさんへお問い合わせください。週末にはセッションもやってるみたいです。

こいつがニッケルハルパ。私は触ったことすらりません(自慢)



バタバタしてちゃんとした写真とれなかったけど、民族衣装、めっちゃ可愛い!!!


モデルはカルチャーセンターのSさんです(笑)ありがとうございました〜