「バンド臨終図鑑」を読みました。

この本を何故だか読みたいとtwitterで呟いたら,友達が貸してくれた。すでに何故読みたいと思ったのか,その理由は忘れたのだが(笑)、なかなか興味深く読めた。1つ1つコラム形式なので、興味あるバンドだけ読んで、読み飛ばしてもいい。

しかしここに載ってるバンド、90年代以降の日本のバンドはほとんど分からないし、ホント自分が何も知らないのに呆れる。名前だけ知ってるあのバンド、このバンド。なるほどねぇ…。なのでほとんど読み飛ばしてしまった。

それでもバンド内が大揉めに揉めた事でも知られるハウンド・ドッグ、チェッカーズ、X JAPANなどは非常に興味深く読んだ。そしてこの本が出たのは2010年くらいなのだが、その後7年ほどで、またそれぞれに大きな変化があるので、ついついwikiとかで調べてしまったり。うーん、バンドって、なんか、すごいよね… ただでさえ大変なのに、売れてしまえば売れてしまったでホントに大変。

それにしてもバンドというのは不思議な生き物だ。私はバンドを応援するのは大好きだが、万が一自分が楽器が出来たとしてもバンドに入ろうとは絶対に思わない。そもそもフリーランスの集合体であるバンドが上手くいくわけがない。だからこそバンドは美しく、私は応援したいと思う。

55年前に結成されたチーフタンズは10年かかってセミプロからプロのになったと言っていたが、今の時代、バンド結成最初の2年くらいでビジネス・ベースに持っていかないと、とてもじゃないけど続かないだろう。いったんビジネスになってしまえば、生活のためにバンドは続くようになる。そこのレベルに短期間で持っていくまでが、スタッフとしてはホントに勝負なのだ。しかも最近は誰もが最短距離を行きたがる。そういうんじゃないんだけどなぁ、って思うんだけど、バンドは待ってくれない(笑)

今出ている文庫本のヴァージョンは情報もアップデートされてSMAPまで掲載されているらしい。それにしてもこういう中世みたいな本の装丁、流行ってるねぇ…

さて涼しい朝、今日も張り切って参りましょう!