分かりやすく説明することは大事なのだが…

今日は台風で関西出張が飛んでしまった。ちょっと残念だが、ふってわいた事務に集中できるオフィス日に歓喜。仕事が仕事が進むくーん!…と言いたいところだが、低気圧のせいか、運動する気にもならず、インスタントラーメンを朝から食べてウダウダ。うーん、低気圧のせい。こんなことなら無理しても行った方が良かったかも。いいや、気合いを入れて仕事しよ。まだ午前中だ。

さて今朝の話。Facebookを眺めていたら、ウォールでラテン音楽の一派の皆様が、とある音楽サイトが掲載した南米音楽に関する記事の批判を展開しており、それが直接の原因ではないだろうけど、結果記事はそのホームページ(というかブログ)から削除され「お詫び」が掲載される事になった…という事があった。(訂正:すみません、これとある方からのご指摘によると削除されたのは、グループサウンズの記事だという事でした。そこに南米音楽に言及した部分があった、という話だそうです。失礼いたしました)

正直「やる気あって素人とはいえど一生懸命書いたんだろうから、マニアな連中が攻撃して可哀想だなぁ」「また“マニアがジャンルを潰す”…か」 と思って、私はサイトの運営者の方にちょっと同情していたのだけど…

自分が分かるジャンルで同サイトを検索してみたら,確かに…確かにこれはまずい。これがブリティッシュ・トラッドの名曲なのだろうか…


京都の名門ライブハウスさんの運営なのに、残念だ。でもこのブログはたくさん広告が貼られビジネス的には成功しているように見える。文章もすごく平易で短めで非常に分かりやすい。Twitterのフォロワー数もフォロー返しをしているとはいえ立派な数だ。こういうやり方の方が、やはり世間に受け入れられるのだろうか。

私を含め、いわゆるそのジャンルを長くやっているといわれるマニアな側にも、いろいろ反省すべき点はある。昨日のパン講演は講演でも思ったことなんだけど、こちらが知っていれば知っているほど人に説明する時に断言できることは少なくなり「いったい自分が何を知っているというのか」というジレンマに落ち入るのも事実。そして、それが自分の説明を分かりにくくさせているのも事実。自分が間違ったことを言わないがために、どうしても話が複雑になる。逆にばっさり切っていいほど、こちらは知らないわけではない。単純に分かりやすくマニアじゃない人にも説明するのは、ホントにバランスが難しい。

でもそもそも間違ったことを伝えてはもともこもならない。うーん。とはいえ、いったい私なんぞが、どの程度、自分の担当ジャンル(?というものがあるとするのならば?)を分かりやすく何も知らない人に伝えようと努力しただろう。

ま、そんなことを考えたのでした。

だいぶ前の映像だけど、かっこいいな、ウォリス。すかっとする!



ウォリス・バード、もうすぐ来日します。詳細はここ。11/6(月)Star Pine's Cafeにて。