yuki kuroyanagi 「Thank You RAMONES」を読みました。感動!!









昨日が発売日で昨日Amazonからウチに届いて、ちょっとだけ読むつもりで夜寝る前に読み始めたらそのまま止まらなくて,久々に夜明けを見ちゃいました。上は本を受け取ってから読み終わった朝の5時までの私のツイートです。いや、この本、すごいです!

是非読んでみて。ラモーンズを、よく知らない人でも大丈夫。私も全然知りませんから! いまだに曲が覚えられない。ジョーイの歌ってたCMになった曲は知ってるけど、あれはカバーだし(笑)でもメンバー間のいろんなことや、メンバーが次々死んじゃったこととかは知ってるよ。ユキさんの「I Love RAMONES」を読んだから。この本はラモーンズのファンであるかどうかはまったく関係なく、めっちゃくちゃ楽しめます。久しぶりにページを進める手が止まらなかった。アッという間に読み終ってしまった。

だからおそらくラモーンズのファンの人だったり、彼らの音楽が好きだったりする人なら、たまらないものがあると思うよ。きっと私なんかの数倍も感動なんだろうね。すごいよ。

なんていうか、こうやって真剣に生きてる人にはいろんな事が起こるんだね、と思った。

ユキさんとはいつリアルで知り合ったんだっけ…。もう覚えていないけど、まだ10年たってないと思う。比較的新しい友達の1人だ。でもCJがフジで来日するくらい(2013年)までには、内緒の話をするくらいには仲良くなっていた。だからCJの来日のことや、ファンクラブ・ツアーのことなどはリアルタイムで結構聞いてたし、ちょこちょこエピソードも知っていたんだけど、この本読むとなんだか感動も新鮮というか、なんというか、また新たな感動がガンガン込み上げてきた。いや、ホントにすごい。

最初の方に書かれていたバーン編集部での広告エピソードは笑った、笑った。当時は音楽雑誌やラジオがとても力を持っていた時代。そのリアルな風景…。ついに根負けする編集長(笑)。あとユキ/大谷邸に遊びに来るジョニーのエピソードは、めちゃくちゃシュールだ。最初はそういういろんなエピソードが積み重なって書かれた本かな、と思っていたら、CJのベース盗難事件(これはちゃんと知るのは初めてだった)、そしてフジ、そのあとのソロツアー、それからファン・クラブ・ツアーなど、大きな「ネタ」(と言ってしまうとナンだけど)が待ち受けており,本としての読み応えもバッチリ用意されていた。特にファン・クラブ・ツアーは、これはもうハイライトだね。お墓参りのシーンは、ユキさんが考えたのか、編集の人が考えたのか、めちゃくちゃイキで素敵な演出があり、おおおおっっっっ!と1人、布団の中で超盛り上がってしまった。これは泣かずにはおれん。この辺からもう号泣の嵐なのだった。

それにしても、ラモーンズとそのファンの人たちには、ちょっと信じられないことが一杯起こるのだ。でもそれは分かる。みんな真剣に生きてるから。そしてこのバンドにいろんな人が思い入れてるから。そしてそういう奇跡を当たり前のこととせず、ユキさんが、しっかり受け止めているいるから。こういうのを「持ってる」って言う。私も自分で自分が「持ってる」って感じる時あるけど、これはそれと同じ。とにかく不思議な奇跡が次々おこる。この感じ、皆さんにもあるんじゃないかな。いや、真剣に生きてる人なら、絶対に分る。私も、ウチのバンドにもある。

誰かのファンになったことがある人なら、間違いなく共感できる本だ、これは。

「I Love RAMONES」もめっちゃ良い本だったけど、これはさらにその上を言っている。こう言っては何だけど,メンバーが亡くなっているのも奇跡がこんなに起こる理由の一つかもしれない。

そしてジョニーは生きてるね。ジョニーはユキさんの中に生きてるよ。ファンの人の中に生きてる。

それをすごーく思った。今回も思った。ジョニー、ありがとう。ラモーンズ、ありがとう。いや〜、凄い本だった。一晩あけて、まだ呆然としている。

さてCJはまた明日くらいに来日。ソロ・ツアーが始まるよ!  HEY HO LET'S GO!

2017/10/30 (Mon) Shibuya CLUB QUATTRO  
2017/10/31 (Tue) Nagoya CLUB QUATTRO 
2017/11/1 (Wed) Umeda CLUB QUATTRO 
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2017/11/3 (Bankholiday) Fukuoka Early Believers
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