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2018年1月20日土曜日

モハメド・オマル・アブディン「わが妄想」を読みました!


いや〜、面白かった。最高に面白かった。高野秀行さんの野球仲間アブこと、アブディンさんの本。ずっと前に買ってあって、積ん読になってたものだ。

スーダンで生まれて視力を失い、ひょんなことから日本にやってきて、そしてこの本を書くにいたった。アブディンさんは語学の天才である。すごい勢いで日本語を習得し、点字を習得し(そして「読める!」というその感覚、感動。スーダンでは盲目の人にはヘルパーが読み上げるしかないのだそうだ)そんな話が書いてある。めちゃくちゃ明るくて面白い。

しかしそんな彼も「自分はもともとは怠け者」ということを理解している。時々発生する「鬱」みたいな怠け癖。それによって落込むが、また持ち前の明るさで復活する。

これは元気になれる本だ。いや、ホント、めちゃくちゃ面白い。ただ1つ言えば…なんとなく読後達成感というか、オチみたいなものが欲しかったかなぁ、とは思う。読んでる時は最高に楽しいが、あれ、おわっちゃった…という感じ。とはいえ、アブさんの人生は続いていくわけで、これはこれでリアルなアブさんなんだろう。

それにしてもとにかく文章の天才。文章が素晴らしいからスイスイ読める。同じ話をまた違ったスタイルで書く事も可能なんだろうが…この文章力で一気に読ませる。いや、このヘンは高野さんのサポートゆえか。文庫版は最後に高野さんとの対談もついていて、ファンは必読。

こんな動画も発見。アブディンさん、日本語、めっちゃナチュラル!!



まぁ、でも動画みるより、とにかく読んだ方がいいな…。それにしても楽しい本だった。ちょっと漫画読んでる感覚かも(笑)

2018年1月18日木曜日

将来にたいしては、私も不安しかない


年明けからこんな記事を読む。しかしいろいろ考えるよね。忘年会や新年会で久しぶりに会う友達の話を聞くと、ホントにそれぞれの人生、いろいろあるんだなぁと思う。音楽業界なんて、今や仕事を離れていく人も多いから、ますますそうだ。残された私たちは、なんとなく彼らに見捨てられたような気持ちにもなる。

野崎さん、楽しそうでいいですね、とよく言われるが、将来については、私も不安しかない。でも普段こんなふうに脇目も振らずに仕事をしているので、もしかしたらそれが良い事なのかもしれない、とちょっと思った。いっぽうで、悠々自適な生活をしながらも、クリエティブな事が何もできてない人はたくさんいる。とはいえ、何がクリエティブで、何がクリエイティブでないのか。私もいつまでこの音楽業界という不毛なゲームに自分も参戦していくのかといつも悩んでいる。と言うよりか、いつまで自分がこの場に参戦できるのか、か。だからこそ… だからこそ、今は必死にやるしかない。

というわけで、将来に対して不安になった時に、自分を励ますために書いておく。

(1)とにかく忙しくする
ごちゃごちゃ考えるのは自分が暇だから。これ原則。人を悪口を言いたくなったときもそういう要因がある。注意した方がいい。考えてもしょうもないことを考える時間があったら目の前の仕事をしなさい。何もやることがなかったら窓ガラスを磨く。掃除をする。掃除はいい。部屋も整理されるしスッキリする。

(2)自分ではなく他の誰かのために動く
これ、めっちゃ効果がある。他の誰かが自分の仕事を楽しみにしてくれている、頼りにしてくれている。そしてこちらも誰かの頑張りを応援したい…そう思うだけで、俄然、お腹の中から力が出てきて仕事する気になる。自分のためだと思うと、ついついさぼりがち。日本に来たいと言ってくれているミュージシャンのために。私の場合はそれに尽きる。

(3) 今を大事にする
将来いずれいろんなことが起きるのだから、何も問題のないと思われる今の自由を存分に楽しむ。こう言ってはなんだが、世の中はとにかく悪くなる一方だ。明日の方が今日より悪くなる可能性の方が高い。ウチの両親だって、今はすこぶる元気だけど、かなり高齢だしな。加えて世の中が良くなる要素は残念ながら今の日本には1つもない。今の幸せは長く続かないのだから、今を大切にしよう。悪い方に想像しても,想像するだけ時間の無駄だ。

(4)身体を鍛える
 健康が一番。一番大切なものは健康だ。筋肉を鍛える。風邪をひかない。絶対にひかない。それがすべての自信につながる。

(5)新しいことをする
今回、映画の仕事をちょっとかじっただけで、かなり楽しかった。そしてそれがまた明日自分が別の仕事をしようとも、楽しんでやれるだろうという自信につながった。
 新しいことをしよう。新しい何かは自分に新しい視野をもたらしてくれる。そして自分の中にいくつも異なった時間のレイヤーを持つことが出来れば、それが精神的な健康につながる。映画をやる自分、ヴェーセンをやる自分、中央ヨーロッパをやる自分、ケルトをやる自分、人の仕事を手伝う自分。そしてさらに言えば、仕事する自分、家族人としての自分、友達としての自分、読書する自分、音楽を聴く自分。それぞれの自分を大切にして、それぞれの時間に悲鳴をあげさせないこと。(これ、この記事の受け売り

というわけで、今日も張り切っていきましょう!

写真は昨日広尾でみつけたアイルランドの最高に美味しいバターKerrygold。こんなに高くて、売れるんだろうか。担当者は売れると信じて入荷したんだろうか(笑)。もちろん私は買いましたけどね。


三味線デュオ「輝&輝(キキ)」応援してま〜す

ところで、最近こんな女の子たちを応援してまーす。三味線デュオの輝&輝(キキって読みます)。



いいでしょ、これ。海外で人気でそう、最近応援してるんです、三味線デュオの2人。最初は後輩のF橋が「こんなのを手伝ってるんです」って持ってきた。そしたら知り合いのバンドがfbで彼女たちの動画をシェアしてたりして。これは、すごいな、と思って。

で、今まさに、彼女たちデュオ結成10周年のライブのプロモーションで頑張っているから、もっとも多くの人に知ってもらうべく、ラジオ番組を紹介しました。いつもウチのアーティストもお世話になってる「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」。出演の美登里さんも言ってたけど、なんていうか、若い子と仕事するとドキドキするよね。特に可愛い女の子とか、可愛い男の子とか(笑) 

とにかく音楽的にもしっかりしていて、真面目に頑張る彼女たちは、この番組にぴったりだと思って。みどりさん、ほんとにありがとうございました。生演奏もあるよ!! ラジコでも聞けるから,皆さん、ぜひチェックしてくださいね。
 
『トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ 』
出演:田中美登里 ゲスト:輝&輝
テーマ:キラキラ!津軽三味線
2018年1月20日(土)28:30~29:00 TOKYO FM=1月21日(日)4:30am~
 radiko.jp(1週間以内ならタイムフリー聴取可)
 http://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20180121043000 
 ※聞き始めから3時間以内、という制限がありますのでご注意ください。
1月20日(土)28:00~28:30 K-MIX(FM静岡)=1月21日(日)4:00am~
1月21日(日)0:00~1:00am MUSICBIRD THE AUDIO

MUSICBIRDはTOKYO FMグループの高音質CS衛星デジタルラジオ。 クラシック、ジャズなどジャンル別に多数のチャンネルがあり、これを聴くには専用のチューナーとアンテナが必要。
お問合せは03-3221-9000
http://www.musicbird.jp/  http://musicbird.jp/programs/twmw/

「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」アーカイヴズも放送中 
(月~土)0:00~1:00 
MUSICBIRD THE AUDIO http://musicbird.jp/programs/twmw_a/

そんなわけで輝&輝の10周年記念コンサート、情報はこちら。


頑張れ、白藤さん、武田さん。応援してますよ〜。30以上40くらいまでの子だと、平気で呼び捨てにしたり、男の子だったら「くん付け」にするんだけど、ここまで歳が離れてると、ついつい「さん付け」にしちゃう。うふふふふ(笑)

2018年1月16日火曜日

映画「LIFE!」を観ました。さわやかな感動!



You Tubeで観ました。今や町にDVDとか借りに行かずとも、¥300でネットで観れちゃうんだから、本当にいいよね!

なんで見たかというと、先日沖縄に行ったときに、この映画にグリーンランドが出てきますよ、と桜坂劇場の野田支配人に教えてもらったからだ。 なるほどこれはチェックせねばなるまい。

ストーリーは、こんな感じ。地味で真面目で何の取りえのない空想家のウォルター・ミッティ。 名門写真誌LIFEでネガフィルム整理の仕事をしている。密かに同僚のシェリルに思いを寄せるが、彼女に声をかける勇気もなく、日々あいかわらず空想と現実を行ったり来たり。

ある日出社したウォルターは、残念ががらこの出版不況のもとで長年続いてきたこの名門
雑誌が廃刊になることを知る。そしてLIFEの代表的なフォト・ジャーナリストのショーン・オコンネルは、ウォルターへここ数年間の彼のサポートにたいするお礼の手紙と最後の撮影フィルムを送りつけてきたのであった。(この写真家の役を演じる、ショーン・ペンがめっちゃかっこいいんだ)

ところがショーンが送ってきたフィルムの「これを表紙にせよ」という肝心のネガが見つからない。携帯ももたず、連絡先を誰に教えることなく、自由に世界を飛び回るショーンの行き先は、誰も知らない。出版社をバイアウトした新しい社長(らしき男)に嫌味を言われながら、ウォルターは、ショーンを追って冒険の旅へと出発するのだ。

とにかく景色が圧巻。確かにグリーンランドがたくさん出て来る。CGも多いけど、まちがいなくグリーンランド航空の機体であり、そして上空から眺めたヌークの町は、まちがいなくあのナヌークの2人が住む首都ヌークだ。カラフルな家々が本当に綺麗。そしてイヌイットの俳優たちも数名出演する。

でもこの俳優さん(ベン・スティーラー)、めっちゃ適役だと思ったら、監督/プロデュースもこの人なのね。どうりで。超ハマリ役。プロデュースってことは、お金も出してるのかな… 偉いよね。

だって普段はこんな風に「頭の良さそう〜」な感じなのよ。



それが、この映画では、めっちゃサエない男、そのものなんだもの。いくら演じているとはいい、これが違和感まったくない。すごい。 そして、また書いちゃうけど、ショーン・ペンが最高にかっこいいのよ。

で 、単純に地味な主人公が脱皮する話かと思ったら,最後の最後に真面目に働いて来た彼への素敵なプレゼントも用意されてる。

そう、きっと誰かが頑張るあなたを認めてくれている。そして信頼を寄せてくれている。素敵だわ。キュートで主人公を温かく見守るお母さんと、ちょっとイッチャってる妹も素敵。

どうやら、この映画って47年の映画のリメイクなんだって。こっちがオリジナル。夢見るウォルター・ミッティ。ウォルターの空想シーンにおけるアクションが、CGじゃないからショボいけど、こっちも面白そう(笑)



こちらは撮影シーン。ホントに極寒の海に飛び込んでるよ、ベン・スティーラー(笑)



あ、そうそう、この曲も効果的に使われてて印象に残った。大好きなナタリー・マーチャントのヴァージョンを貼付けておきます。



音楽が印象に残る良い映画だったな〜。皆さんも是非。落込んだ時に観ると、いいよ。なんか元気になるよ。


リンゴのお酒『シードルの事典』決定版!!

 おおおっっ〜


出ました〜決定版! リンゴのお酒シードルのガイドブック。これは素敵。

というのも、私はシードルが大好き。

もちろんアイルランドの「マグナーズ」も掲載されていますよ。

左の写真はたくさんのページがさかれている日本のシードルのうちの1つ。すごい、国内でこんなに作られているんだ、全然知らなかったよ!!



都内で飲める場所が書いてある。なんと「のらぼう」にも置いてるんだ! 次回行ったらチェックしないと。




なんとリンゴができたよ〜って伝える役目を担ったのが、この「チャラパルタ」スペイン、バスク地方の打楽器。そうなんだ!!!?

わたしが初めて都内でシードルを飲んだのは、神楽坂のル・ブルターニュだった。ボウルで飲むのが新鮮だった。で、そのル・ブルターニュで出て来るシードルも当然載っている!(当然フランスのシードル)

著者は日本シードル協会の小野司さん。シードルを日本に広めるべく、日夜奮闘しているんだって。うーん、素敵。っていうか、ホント、もっと飲食店に置いてほしいよね。なんてったってグルテンフリー。リンゴしか使ってないからヘルシーだし、ビールの代わりにゴキュゴキュ言っちゃうよ。


PS
いつぞやこの本の編集者さんにいただいたシードルも載ってた!

2018年1月14日日曜日

中村征夫『極夜』写真展に行ってきました

で、私のグリーンランドとりあえず終った…と言ってるそばから、こんな写真展&トークイベントに行ってきました。中村征夫さんの写真展『極夜 Polar Night』

中村さんって私は実は全然知らなかったけど、すごく有名な写真家なんだね。海を撮ることで有名。

椎名誠さんとかとノリが一緒な感じかな。テレビのドキュメンタリーとかにも多く取り上げられているようで、トークショウは立ち見も出るほどのすごい混みようでした。実際,お話もめっちゃ面白かったのでした。会場はグリーンランドに興味がある人たちというよりも、中村さんのファンの方たちが多かったかな。

写真はイヌイットになっちゃった日本人、シオラパルクの大島育雄さんの20代のころ。

そう、この写真展は70年代のグリーンランド、シオラパルク村の極夜(11月から2月まで)の時期の写真の、デジタル・リマスターなのだ。 中村さんは当時報知新聞の記者をしていたらしく、1ケ月、この極北のシオラパルクに滞在したのだ。

70年代、植村直己さんが活躍しテレビがドキュメンタリーとして取り上げ、冒険や探検がメディアにもてはやされた時代。


子供たちの写真が最高に素晴らしい。

いいわぁ〜 ちょっとしたエッセイもついている。

大島さんところのお嬢さん。ソリの上でぐるぐる巻き(笑)
とにかく素敵な写真集です。

写真展はポートレート・ギャラリーにて17日まで。入場無料。




イヌイットの生活に興味をもった人はこれを見るといいよ。『極北のナヌーク』フラハティが1922年に撮ったもの。



あぁ、こんな風に自分もシンプルに生活してみたい… いや、絶対に無理なんだけど、めっちゃ憧れる。

そして中村さんの写真集はこちらです。



ちなみに中村さんと角幡唯介さんでトークショウがあるんだよなぁ。私はこの日はバルトロメイ・ビットマンのツアー明け。ボロボロな状態で行ってもなぁ…

新しいことにチャレンジしよう。「サウンド・オブ・レボリューション」


金曜日の夜に「サウンド・オブ・レボリューション」の東京での上映を終えた。まだ福岡での上映もこれからだし、映画館や映画祭にプレゼンしてあるところも若干ある。まだまだ興味ある「自主上映したいいです」という方(プロ・アマ問わず)には、是非という感じだが、、私としては、先週のこの上映で、とりあえずこの案件も一段落した感じだ。

自分にとっては、映画の仕事は初めてで、いろいろご迷惑をおかけしましたが、本当にお世話になった皆さん、ありがとうございました。

ビギナーズ・ラックだったとはいえ、素人仕事にしてはすごく上手くいったのではないだろうか。この映画に係るきっかけをつくってくれたナヌーク、そしてこの映画の監督、プロデューサー、本当にありがとう。そして貴重なアドバイスをたくさんくれたトーキョー ノーザン ライツの皆さん、ありがとう。DVDの発売を決めてくれたキングレコードさんも、この映画を1週間かけてくれた沖縄の桜坂劇場さんも。そしてこれからかけてくれる福岡のJab upさんも。それから応援コメントを寄せてくれたミュージシャンの皆さんも。本当にありがとうございました。

大きなスクリーンでこの映画をまた見た。もう何度目だろうか…この映画を観るのは。字幕のチェックから何から何度も何度も見ているので、おそらく30回くらい見ていると思う。それでもお客さんと一緒に見ていると、またもや本当にいい映画だなぁと改めて感動してしまう。

この映画、70年代のロックバンドのドキュメンタリーなのだが、予算の関係もあったのかもしれないが、スミを結成される前のマリクとペールの話は、すべてばっさりカットしてある。いきなりバンドがデビューした当時のセンセーショナルな様子、メンバーの葛藤に入るわけなのだが、そこに話を絞ったのは正解だったと思う。そしてグリーンランドがいかに変わっていったか、そして変わらないのかへと話は続く。

それにしても何度も見るといろいろ考えるね。で、今回再び大きなスクリーンで見て考えたことをメモ。

(1)オープニングがかっこいい。アナログ盤に針がおちて音楽が始まるあの感じ。めっちゃかっこいい。

(2)日本語の字幕がホントにいいな。ノーザンライツさんが手配を手伝ってくれた字幕。ほんとに素晴らしい。特に好きなところ。「クルリサット」という曲で、「クーリーサット〜」と町の名前を連呼する歌詞があるんだけど、「クーリーサット〜」ではなくそれを「炭坑の町よ」としたところ。「クルリサット」と字幕で町の名前を入れても、よく分らないからね。

ペールが「私たちの演奏は、そこそこだったと思う」って言うところ。この訳が上手い。「そこそこ」ってのがいい。「まぁまぁ」だと、またちょっと違う。そして、これを言う時のペールの表情もいい。まさに謙虚って感じ(笑) あのシーン、めっちゃ好き。


この映画を見たほとんどすべての人がマリクのファンになると思うのだけど、ペールもいいんだ。悩んだような、悲しそうな、いろんな表情から、彼がすごくいい人なんだというのが伝わってくる。それにしても2人のソングライターが、上手くいかなくなるのがバンドの定め。それでも出来上がった音楽は永遠なのだ。

(3)あの字幕訂正したいなーと思うところ。これ、悩ましいんだけど、マリクとペールの紹介時に、画面に縦書きで入る「ソングライター」というところ。「ソングライター」ではなく「作詞家」「作曲家」と言い切っちゃえば、分りやすかったかなとちょっと思った。スミの曲はほとんどマリクが全部の歌詞を書き、ペールが全部の曲を書いている。時々ペールが歌詞を書いているのもあり、マリクが曲を書いているのもあるから、言い切るのは抵抗があるんだけど,そうしちゃった方がわかりやすかったかも。で、なんで「ソングライター」にしたかというと、元の字幕が英語でSONG WRITERって書いてあるんだよね。それに引っ張られたんだよね。うーん。「作家」でも良かったんだけど、それだと本書く人みたいだしさー。悩ましい。

(4)このお父さん好き。思いがあふれる感じとか、何度見ても泣ける。



(5)プロコルハルムのシーン、おそらくBBCとかから借りてきているのだろうけど、借りてくるのさぞ高かっただろうな、と思う。数秒だが、ここだけでおそらく映画製作費の10%は使っているのではないか。動くプロコルハルム、初めて見たよ。

 
 (6)スミの曲は12弦ギターが最高にいいね。最高にいい。この曲は74年のもの。映像は2000年代に入ってグリーンランドで再結成国内ツアーした時のもの。



クリスチャンによれば、この12弦ギターの印象的なフレーズは、グリーンランド人がギターを買ったら,最初に必ず習うものなんだって。「天国への階段」とか、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」みたいな感じ(笑)

(7)スミの解散話のシーンで、流れる、最後のアルバムに入っているグリーンランドのドラムダンスがフィーチャーされたこの曲。めっちゃかっこいい。



ドラムダンスを歌うのはイゴン・シキバット。もう亡くなっちゃった人だけど、めっちゃかっこいいよね!!  イゴン・シキバットはクリスチャン・エルスナー(ナヌーク)の自主制作映画とかにも出演している。

(8)ナヌークのエルスナー兄弟の出演シーン。ほんの数分なんだけど、やっぱりいい。でもこの映像がシューティングされた時のクリスチャンは最高にデブっていた。


最後に皆さんにがっかりすることを1つ教えてあげましょう。この映画の宣伝用スティル写真。誰に見せても「かっこいい!」とすっごく褒められるこの写真だけど、残念ながら氷山の部分はPhotoshopのたまもの(笑)。危なくて、実際はこんなに氷山に接近できないですから。で、こっちが映画にちらっと出て来る、元になった写真。


それにしても映画の仕事は面白かった。普段やったことない仕事をするのはホントに楽しい。もちろん「隣りの芝生効果」だし、見た目ほど良い事はないのだが、それでもホントに面白かった。もちろん、私の素人仕事であちこち迷惑もかけているから「面白かった」なんて言ったら不謹慎かもしれないけど。そして、グリーンランドの文化(の一部)を初めてこんな形で日本に紹介できたことを本当に誇りに思う。

新しいことをやるのは本当に大事だ。みんなも新しいことをやろう。それが世の中を楽しく,明るくする。時々ここにも書いているけど、お金と暇があれば誰でも出来ることを羨ましく思ったり重要視してはいけない。人のやっていることをあれこれ批評している時間があるのなら、自分で自分にしか出来ない何かを成し遂げよう。そっちの方が100倍大事。

スミ、ありがとう! そしてあれこれ自由にやらせてくれたプロデューサーのEmile Peronardに大感謝。ほんとにありがとう。Emileこんなのfacebookページに載せてる(笑)グリーンランド、56,000人の人たちが喜んでくれると思うと、ホントにうれしい。



DVDは、2月7日発売です! アマゾンで注文受付も開始しました。あとVideo On Demand系でも配給があるはずなので、楽しみにしていてください。



PS
ここでも売ってるよ〜



2018年1月12日金曜日

佐々木俊尚さん、山田稔明さんが『サウンド・オブ・レボリューション』をご紹介くださいました! 

『サウンド・オブ・レボリューション〜グリーンランドの夜明け』いよいよ今夜ユーロスペースにて9時からDVD発売記念の特別上映があるのですが、まずは昨日山田稔明さん(GOMES THE HITMAN)がご紹介くださいました。ありがとうございます!!

「その舞台がどこであれ、時代に翻弄されるのはいつも市井の人間であり、その戸惑いや想い、理想や希望は世界共通のものだと感じる」「何よりスミが奏でる音楽がとてもよかった。ソリッドで、メロディアスで、ささくれていて、懐かしいようで新鮮。ウェールズ語で歌うイギリスのゴーキーズ・ザイゴティック・マンキにも似た不思議な感覚がクセになる」山田さん、本当にありがとうございます!!!

そしてなんと今朝は佐々木俊尚さんが紹介してくれたよ。佐々木さん、ありがとうございます。




そして…




な、なんと探検家の高野先輩まで。ありがとうございます。今、高野さん、海外なんだよね。

さて、今日がその上映です。都内1回だけです。9時から渋谷のユーロスペースにて。皆さん、会場でお会いしましょう!!! 予約などはユーロスペースのページへ。


Fast Eddie Clarkeさん、安らかに



大ショック。私はモーターヘッドとかよく知らないけど、キングレコードの藤原真理子先輩(といっても、同じ時期に会社にいたことはない)の旦那さんということで、真理子さんのfbでいつも元気な姿を拝見していた。

1月10日に病院で肺炎で亡くなったとのことだが…風邪をこじらせちゃったんだろうか。67歳。まだ早いよね。 大ショックだ… この前までおウチのソファーで、ワンコと一緒にまったりしてたのに。っていうか,この前、なんかツアーしてたよね?!

真理子さん、愛犬のクッキーちゃん、本当に言葉もないです。どうか、安かに。

クッキー・パパの若いころ…ご冥福をお祈りいたします。

2018年1月11日木曜日

フィンランドの朝ごはん

話題のWORLD BREAKFAST ALL DAYに行ってきた

昨日は寒かったから、あったまるぅ〜

フィンランドの朝ご飯。

ここ数日都内をチラシ巻き行脚しているのですが、その途中に外苑前でフィンランドの朝ご飯、いただいて来ました。WORLD BREAKFAST ALL DAY。店内はフィンランドグッズであふれ、フィンランド放送局が流されてて、まるでフィンランドにいるみたいだったよ。お店は、外苑前にあります。駅から見るとワタリウムも手前かな。2ケ月、フィンランドの朝ご飯を提供しているそうです。(他に台湾、スコットランド、イングランドの朝ご飯もあり。こちらはレギュラーメニューらしい)

こんなに美味しいカレリアン・パイは初めてかも。京都のキートスさんのも美味いけど、あっちはプロの味。こっちのは、もっと家庭的な手作り感がある。お店のホームページはこちらです。フィンランドの朝食の詳細はここ

ドリンクも頼まないといけないので、合計2,000円越えになるので、ちょっと高めだけど、このクオリティなら納得でしょう。

ところで食べてるそばから、メトロの情報誌にこんなの見つけて、こっちも食べたくなった…(笑) 食いしん坊な私!


今週は来月にせまったバルトロメイ・ビットマン(from ウィーン)のチラシ巻き。普段行ったことのない高尚な感じのヴァイオリン/チェロ屋さんにチラシをお願いしているのだけど、寒いドライな風ふきあれる日にチラシをまきに「すみません〜」と入っていくと、店内はだいたいあったかく湿っていて(楽器のためか?)ぬくぬく。

また飛び込み営業の私にも紅茶とかが素敵な器で出て来ちゃうそうな、そんな高貴な雰囲気で、都内10店舗以上まわったのだけど、なんと断られたところは1ケ所もなかったんだよ、すごい!

とある大手さんなんか「ありがとうございます、公演の成功をお祈りしております」とまで言ってくれちゃって、こちらが恐縮してしまったよ。なんか言われたら「マティアスのパパはなぁ!」とか言おうと思って準備していたんだが(爆)

ありがとうございます、楽器店さん。都内ヴァイオリン屋さんでチラシを見つけたら,野崎頑張ってるなーと思ってください。

公演の詳細はこちらですよ。また2人の取材スケジュールも現在熱血調整中。メディアの皆さん、ライターの皆さん、取材をお待ちしております〜(と、呼びかけても無名なウチのミュージシャンに向こうから話は来ないので、こちらから必死に営業する/笑)


そして明日金曜日はいよいよ都内で、こちらの上映があります。ユーロスペースにて21時より。是非ご来場くださいね!! あ〜、ドキドキ(笑)


発売日からだいぶたったので、もうCDさげられちゃってるかな、と思ったら、まだこんなに大きく展開してくれてました。タワー渋谷さん、ありがとう!!


2018年1月10日水曜日

ベタですが…今年の健康目標所信表明!

経理をやっていると一目瞭然なのだが、去年は2年がかりでのぞんだICE STATIONが2月に終って、最後の数ヶ月間(2016年夏くらいから2017年2月までくらい)、チケット売るのが本当に大変で大変で、あまりに忙しすぎて先のプランンニングがまったく出来なかった。そのため2017年の秋の企画がすっぽり抜け落ち、おかげでかなり安直にすごしてしまった。もっとも直前に入ってきた仕事とかもあったので、なんとか食いつなげたが、ホントにMUSIC PLANT終ったかと思ったよ…。

そして、一方の2018年は… 公演数が少なかった分、2017年の2月から今にいたるまで時間がある間、必死にプランニングしていたこともあって、2018年はおそらくかなり忙しくなる。それはいいことだ。だが心配でもある。今年いっぱい、そして来年の春にかけても、ものすごく忙しいことが予想されるから。で、そんなハードな毎日を乗り切るには、なんといっても体調管理。健康が資本ってことになる。

よく人生の半分風邪ひいてる人がいるが、そういう人は時間がもったいないと思う。明日には天変地異や戦争や交通事故で死ぬかもしれないのに、風邪ひいてたら美味しいものも食べられないでしょう。いや、もちろん生まれつき身体が弱い人っていると思うのだけど、健康でいられる身体なのに自己管理をおこたるのは、まったくもってもったいない。長生きする必要はまったくないけれど、生きている時間を楽しむためにも元気でいることは必須だ。

しかしそれにしても自分がなぜ風邪もめったにひかないのか考えてみた。考えられる理由は下記のとおり(持って生まれた要素はのぞく)

(1)通勤電車に乗らない。
(2)同僚がいない。
(3)子供がいない。子供がいると学校からもらってくる。
(4)さぼりがちだか、それなりに運動をしている。
   でも風邪を引かないのは運動する前からだからあまり関係ないのかも。
(5)眼鏡をかけてて粘膜が外部と接触していないのもいいのかも?
(6)水分をしょっちゅう取っている。
   病気を引き起こす菌は水と一緒に胃に入ると死滅するらしい。胃は身体の外w
(7)外から帰って来たら服を必ず着替える。手洗い/うがいはサボっているが…
(8)それでも来てしまった風邪は、来る事前に止める。

というわけで記憶にある限りでは、インフルにもなったことがないんだよ。生まれてこのかた経験をしたことのないのは骨折、入院、蜂にさされること。

なったら、どんなに怖いだろうと思うととても恐怖。若いうちに経験しておきたかったのだが…
 
で、今年の私の目標。さんざんあーだこーだやってきたが、やはり自分にはダイエットは必要がないことを確信した。現在わたしの体脂肪率は21。これだけ健康でいるのは私がチョイ・デブだからである。それを証拠に体脂肪率10以下のかっこいい人たちは、みんなよく病気をしてバタバタと倒れている。私は痩せる必要はない。ダイエットよりも、私が考えなきくちゃいけないのは筋トレだ。筋肉をもっと付けなくっちゃ。

あと姿勢の問題。歳とっても若く元気に見える人をよく観察すると,その人がなんで若くみえるかを分かるのだが、大きな理由は、やはり姿勢。女の人は特に。実際、姿勢が悪いと肉のつきかたも全然違ってくる。

というわけで、今年は姿勢をよくすることを考えたい。特に私は座っている時の姿勢が悪いことこの上ない。必ず右斜めになっている。事務所では腰矯椅子みたいなのに座っているのに、効果がまるでなく気がつくと斜めに座っている。これは困ったことだ。この姿勢の悪さが、おそらく強烈な肩こりを引き起こしている。実は自覚症状がまるでないのだが、マッサージをしてもらうといつも施術師の方にビックリされるほど、私の肩はコリコリだ。腕をまわしただけでバキバキ音がするくらい。そしてマッサージをしてもらうと、肩がびっくりするほど軽くなるので、やはりこっていたんだなと私も思うのだが、マッサージにいっても、それは一時的な治療にしかならず、これはもう根本的な身体の作りが重要なのだ。

あとは腸内細菌のためにも運動だな。走るのを週に2回。これは続けたい。週に1回マスト、2回できれば…といったところか。

というわけで、今年52歳になる。60歳までは働くんだろうな…ということを考えると、本当に残された時間はないのだよ。 やらなくちゃいけない仕事、来日を楽しみにしているアーティストは数えきれない。頑張らねば!! というか、もう来年5月末くらいまでは絶対に倒れるわけにはいかない。一気に行くぞ!! 

では、今日も張り切って出かけまーす。

1月12日(金)のユーロスペース、みなさん来てね〜21:00から「サウンド・オブ・レボリューション」上映あり。野崎も行ってます。ご予約などはこちらへ。


そして2月はこの子たちの初来日。プロモーション絶賛継続中で、現在は取材ブッキングしてます。媒体の皆さん、音楽ライターの皆さん、ラジオ番組やってらっしゃる皆さん、是非。もうかなり埋まってきてます。詳細はここ。

2018年1月9日火曜日

バルトロメイ・ビットマン、ピーター・バラカンさんにご紹介いただきました。



バルトロメイ・ビットマンをピーター・バラカンさんが紹介してくれました。この動画、気に入っていただけたようです。ありがとうございます〜。

「もしまだミュージック・ビデオがかけられるショウを僕が続けていたとしたら(ひと昔前の話だけど…)この映像を間違いなくかけたでしょうね。彼らは来月日本に来るようです」



バルトロメイ・ビットマン。はい、来日します。初来日ですが、次があるかは…分りませんので、皆さん、ぜひ応援してあげてください。おかげ様でまったくの無名の新人なのに、チケット好評いただいております。

公演は2月12日 Star Pine's Cafe。昨日みたいな3連休の最終日。夕方5時から。チケット前売¥6,000+オーダー。詳細はここ。お申し込みフォームはこちら


2018年1月8日月曜日

「芸を追え」とは言いますが…

かなり前になるが業界のおじさんが主催する勉強会があり、興味深いお話を伺った。講師は俳優/演出家の方。私が主催する勉強会ではないので、あまり詳しくはあかせないが、興味深かったことを自分用にメモっておく。

お話すっごく面白くて、俳優の仕事とは、無意識でやっていることを意識化する事だって、おっしゃった。興味深い。確かに、俳優という職業をひと言で表すとそういう事になるのかもしれない。

ちなみに先生によると俳優は今、4万人くらいいると言われている。そのうち俳優業で食べていけているのは400人くらい。他は何らかの副業を抱えている人が多い、とのこと。(同じ統計が「ミュージシャン」でも取れないかな。でも似たような数字なんだろうな)

「仕事を追うな、芸を追え」と言われる世界。好きなことやってるんだから、お金は関係ないだろう、という世界」だと。(音楽と一緒だね…)

また、マスコミで生きてきた俳優さんと、舞台で生きてきた俳優さん… ギャラの概念がまったく違うということ。これも一緒だ! イメージを高級にして高く売る音楽家(時々実態がないこともある)、そしてライヴ活動中心でリアルがちゃんとある等身大の音楽家。全然お金の概念が違う。これは私の感想だが、本当にヘルシーな人は両方の概念が理解出来る人だと思う。私自身もそうありたい。…話がそれた。(もっと話がそれるがギャラの話を自分でできる音楽家は信用できる)

その他,心に残ったこと:「人間はものを作るときに、取り入れたものをつなげる本能がある」心の中で構築したものを伝えて行く本能がある。それをちゃんと伝えていこうとするのがアートである。自分の中に貯めたものがないと、人に伝えられない… うーん、良い事言う!

しかし現在、舞台の世界は厳しい。仲間うちでチケットを買いっこして、なんとか回っている感じ。お客の半分が実は関係者みたいなイベントがホントに多い。きっと自分たちは一般の人には「もう一度見たい」という感覚を与えきれてないんだろうな、と悩む。

それ痛いほど分かる。ウチのアーティストたち、みんなすごく音楽がいい。演奏がいい。少なくとも私はそう信じている。でもきっとお客さんがリピートしないのは、それが物足りないんだろうな…と。

なんか、このヘンの問題は音楽の仕事と一緒だよね。時々思うのだけど、例えばポール・ブレイディなんて、ホント有無を言わせないくらいのライブを毎回やっているのに、なぜか「もっと聞きたい」「もう一度行こう」という事にならないのか。お客さんがなぜ増えないのか。本当に悩む。いや,こっちの問題ですよ。こっち側の問題なんですけどね…。こちらとしても、ものすごくいいものを見せてきたという自負はある。でも今まで来た人にもう一度来てもらうには、どうしたらいいのか。考える。とても難しい。

が、これは私の意見だが、だからこそ… 何かに惹かれて来てくれた新しいお客さんはやはりとても有り難いのだ。で、その何かは何なのか… 私にも分らない。他の主催者たちも分っていないだろう。音楽や映画、演劇、芸術は言葉では説明できない何かを運ぶ。それが誰かにリーチして、それが動員になる。

音楽関係、舞台関係やってる方は、みんな同じこと考えてるだろうな。ま、何はともあれ張り切って参りましょう。

そして、この映画も同じだ。70年代、グリーンランドの自治権獲得に大きく貢献したバンドなのだが、本人は「世界は音楽では変えられなかった」と思っているだろうところが、非常に興味深い。

マリク、まだ早いよ、結論を出すのは。グリーンランドは70年代からあまり変わっていない、と多くの人は言うだろう。が、おそらくあなたたちのおかげでグリーンランド語は残る。70年代、デンマーク語で行なわれていた教育が、自治権獲得後の現在はグリーンランド語で行なわれ、高等教育のも国内で可能になった。そして今でも島に住む90%以上がグリーンランド語を話す。今、世界の消滅危惧言語を見渡してみれば、これだけその国で、その国のオリジナルの言葉が話されている場所はない。地球温暖化が進み、氷がとけて犬ぞりや狩猟文化は北極の地から消えるだろう。形あるものはすべて消える。それは時間の問題だ。でも、それを思えば、言葉が残ること、それこそがグリーンランドの本当の勝利と言えるんじゃないか。そして、あなたたちの音楽はやっぱりグリーンランドを勝利に導いたんじゃないか。

音楽って時々,そんな風に意外な伝わり方をする。それはアーティスト自身にはコントロールできないし、もちろんスタッフにも。そこがロマンチックだし、予想できないし、だから誰にもハンドルできないんだよな、と思う。それがこの仕事の面白いところでもある。

東京は1/12(金)21:00より ユーロスペースにて。どうぞよろしくお願いいたします。




PS
越塚ハムの人も開発当時は、まさかコンビーフがこんな食べ方をされることは思いつかなかったのではないか。それが文化。肉の脂をあますことなく食すには、これが一番。炒めたらもったいない。




2018年1月7日日曜日

沖縄で「サウンド・オブ・レボリューション」を観ました。ぐっと来た!

沖縄に初上陸! 笑われちゃうかもしれませんが、本当です。始めて来た沖縄。 なんだか湿った空気の感じが台湾みたい。温かいし… と思って、地図を見たら台湾、確かにめっちゃ近かった!  東京より近いや!!

グリーンランドの映画をプロモーションしてたら、この映画が私を沖縄に連れて来てくれたよ! 本当にそれを思うと新しいことはやるもんだと思う。この映画をかけることを決めてくれた桜坂劇場さんに本当に感謝! そしてまさに「少人数の人にしか話されていない言語と音楽」という現場にいる下地イサムさんと楽しいマネージャーさんにも出会えて本当に楽しかった。応援のためにちょっと顔を出そうかなと思ったら、トークショウまで出させていただき、感激。本当にありがとうございました。

昨日の朝は11時ぐらいの飛行機で沖縄へ。羽田空港で買った弁当を食べる。炭水化物はやめておこうと思ったのに…またもや… 炭水化物と糖質と塩分の嵐がオレを吹き抜ける。


沖縄に到着。そして街を歩けば珍しいものばっかり!!


ブルーシール、もちろんいただきました〜


上間綾乃さん、発見!  おじゃましてまーすw


そして…上映です!


しかし沖縄の人たちといっしょにこの映画を見ていると、なんかいちいち映画の中のマリクのセリフが、重かった。「ここは僕たちの島だ。グリーンランド人が治めるべきだ」「僕らは抑圧されている」「まるで植民地じゃないか」沖縄でこの映画を沖縄の人たちといっしょに見ることは、東京で見るのとは意味が全く違う。 こんなすごい経験が出来て、本当に幸せだ。グリーンランドの人たち、喜んでるよー 監督もプロデューサーも泣いていると思う。

で、映画が終わってトークショウをやらせていただいたのだけど、下地イサムさん、「ミャークフツ」という宮古の言葉で歌うシンガーソングライターさんとご一緒させていただきました。

これなんか、字幕ついてるよ。(なぜか埋め込めない…。すみません、リンク先に飛んでください)下地さんがミャークフツで歌い始めたきっかけは、お父さんの還暦のお祝いに曲をプレゼントしたことだったんだって! そしてミャークフツって、日本語と全然違うんだよね。このミャークフツの、言ってみれば言葉が回るような感覚は、日本語にはない、って下地さんはおっしゃってました。下地さんは、その後色々勉強して、言葉を習った。下地さんにとっては、こんなにいいものが自分の近くにあったんだ!という感覚なんだって。 宮古では、方言の大会や、お年寄りが子供に民話を読み書かせするようなスマフツ・ボランティアという機会もあるそうで、沖縄の地方言語の中でも力強く残っている(残ろうとしている)言葉らしい。すごいね!  

で、そうした消えてしまいそうな言葉を運ぶのに、音楽はやっぱりすごく効果的で、 言葉の背景にあるもの、あるがままの気持ちを音楽の力を借りて伝えるような、そんな感覚らしい。下地さんの歌も意味を分っているのかはさだかではないけど、子供が口ずさんでくれてることがあるのだそうです。素敵すぎるよね。

しかし今、このレポートをテレビを見ながら書いているのだけど、自分はLGBTだという方が「LGBTという言葉が流行りだして、前はなんか変なやつ、というくくりだったのに、今ではみんなが“あぁそうなのね”的な視線になった」みたいな話してるのを聞いていて、それとまさに重なるんだけど、言葉ってある意味、限定的/暴力的な部分もあるのよ。それは人間と人間がコミュニケーションをするための道具であったはずなのだけど… 言葉にした途端、全てが何か固定されちゃうというか…。

言葉が分らない方がロマチックでいい、という話を下地さんに持ちかけたところ、下地さんは、確かに通じてない方がなんとか伝えようとする気持ちが働くし、発信する側としては楽しい作業だとおっしゃっていました。うん、ここを楽しいと思えるのが、さすがだと思う。そして、また下地さんは自分は音楽をやっているだけの人間で、この言葉がいい、かっこいい、そして宮古の言葉で歌うのは楽しいと思って続けているだけなので、少しでも言葉が長く残ればいいという気持ちでいるって話されてました。スミのように社会への義務感とかそういうのはないそうで、うーん、下地さん、自然体で、すごくいいなぁ!

そして例えば東京やニューヨークとかで歌うと、相手(リスナー)の貫禄が違うという話も面白かった。向こう側(リスナー側)は圧倒的な多数な訳で、大きく構えて「さぁ、聞いてみようじゃないの」と、ある意味上から目線かもしれないけど、じっくり聞いてくれる場がある。沖縄や地元で歌うのとは全然違うという事でした。それを思うと、やはり外国で自国の言葉で歌うって、ものすごく重要なのかも。 いろいろ考えました。

というわけで、以上、簡単なまとめですが、下地さんの発言は私が対談中にメモったもの(録音したかったのに忘れた…)、もしかしたら間違って記憶しているかもしれません。いずれにしても文責は野崎にあります。あしからず。

それにしても沖縄、面白かった! 食べ物も最高!




そして…コラーゲンいただきます!


「サウンド・オブ・レボリューション」沖縄での上映は12日まで続きます。是非ご来場ください。 詳細はこちら。


 下地さんは、東京でも1月にライブがある。NHKライブビート… あっっ、募集終っちゃった。ガッテム!  下地さんの活動の情報はこちら。下地さん、新良幸人さんと、こんなユニットやってる。かっこいい!!!!



最後に宮古の言葉で「ありがとう」って流暢に言おうと思ってたんだ…「たんでぃがぁーたんでぃ」。覚えられない! でも下地さんに言ってもらって、それを耳で聞いてTandigar Tandyと英語で書くと、覚えられる気がする。ちなみにグリーンランド語の「ありがとう」は「こやな」。「こ」は「く」と「こ」の間だね。 Qで始まる。Qujanaq。グリーンランド語も無理矢理アルファベットを元から存在してた言葉にあわせて付けたわけだけど、沖縄の言葉はどうなのかな。五十音じゃなくて、別の文字があったのかな… なんかいろいろ興味が湧いてきたのでした。沖縄、素敵。行ってハマる人がいるの、分る気がする。私もハマりたいけど、とにかく時間がない!! でもナヌークの2人つれて沖縄に来て、下地さんとやりたいなぁ…

それにしてもこの映画をかけてくれた桜坂劇場さんに感謝。初めて行った桜坂劇場は、なんか本屋さんやカフェもやってこの町の文化のハブみたいなところだった。那覇に来たら、ぜひいらしてください。石巻のくじらカレーとか売ってたので購入しちゃった。 次回はゆっくり買い物に来たいなぁ。それにしても沖縄良かった。

実は年内、もう1回沖縄に来る予定があるのだ。それは、まぁ夏以降、発表します。

「サウンド・オブ・レボリューション」東京はユーロスペースにて1/12(金)1回だけの特別上映。また福岡でも上映されます。


PS.
いろんなアーティストが出演する、こんなフェスティバルもあるよ。2月10日、11日

PPS. 那覇空港のJALの出口の近くにある沖縄そばが美味いというのを聞きつけ、朝ご飯をしっかり食べたのにもかかわらず、これも食べた。お腹いっぱい…


PPS こちらのコンピレーション、わたしみたいな沖縄音楽初心者におすすめ。下地さんのアルバムはアマゾンでは切れてるな〜

2018年1月5日金曜日

映画「サウンド・オブ・レボリューション」中川五郎さんにツイートいただきました!


ユーロスペースさんのホームページにウチの映画が… 感動。12日、東京、首都圏の皆さん、是非いらしてくださいね〜 詳細はここです。他にも沖縄、神戸でも上映会があり。

中川五郎さんが映画の感想をツイートしてくれた! 60年代後半から歌ってきた中川さんが言うと説得力ある…。



五郎さんのCDも好評発売中ですよ。



五郎さんのお話、いいですよ…必聴。