失敗とは

佐々木俊尚さんが昨日の朝話題にしてたこれ。興味深いと思ったので,ご紹介します。確かに失敗する人はいつも失敗している。そしてとにかく何をやっても上手くいかない。

まさにこれおっしゃる通りで小さな成功体験を積み重ねるしかないのだ。この前まで来日してたバルトロメイ・ビットマンだって成功したと思ってるのは、もしかしたら私だけかもしれない。こんな小さなノイズみたいな出来事、みんなすぐ忘れちゃうよね。

でもいいんだ、それで。私は大成功だったと思っているから。無名の若い子やって良かった。また無名の子をやる勇気をもらった。そうやってなんとか続けていける、そう思えた。

それにね、大事なものなんてこの世にほとんどない。一番大事なのはまず命。そして健康。その次に大事なのは信頼関係だ。それさえ守れれば、致命的なものは何もないのだ。特に信頼関係は、宝ものだと思う。一生の宝もの。ミュージシャンとの信頼関係、そして取材して応援してくれた人との信頼関係、チケット買ってくれて初来日の彼らのライブに来てくれたお客さんとの信頼関係。
これも納得で、運動での成功体験も、めっちゃ大事。私は学校に行ってた時、体育教師に恵まれず運動の楽しさを誰にも教わらなかった。だからスポーツは大嫌いだった。だけど、大人になってそれは克服したよ。今は身体を動かすのが大好きだ。
最後のこの方がおっしゃる事も本当に納得。成功とか失敗ってホントに主観的なもので、おそらく周りは「あいつまた失敗した」と思っているのだろう。でも私ったら、ホントにお気楽なもんで、自分では大満足だったりするのだから! 事業でいえば、金銭的失敗はいくらでもある。それをなんとか他の事業で埋めていく…の繰り返しなのだ。きちんと「利益率ウン%」とか決めながらやる事業ではないのだから。そういえば勝間和代さんの、確かご実家がそうだと言っていたけど、小さな町工場の社長はきちんと事業を計算し、1つ1つの案件で一定の利益を生み出しているわけではけっしてなく、大抵は赤字で、でも時々大きく利益が出る事業がたまにあって、それでやっとホッとする…みたいな繰り返しだ、と言っていたことがあるが、ウチもまさにそれである。 でもとにかくTHE MUSIC PLANTは、なんとか営業を続けていけるわけだし、これが幸せと言わなくてなんと言おう。

数日前の投稿と同じになるが、この仕事はホントにいい。たまに人の仕事を手伝えば,自分がいかに普段恵まれているかを再認識する。そして人の仕事を手伝えばギャラがもらえる。小さな失敗はいくらでもあるし、それで反省もするかな。でもそれはそれで「学べた」「大きく失敗する前に学べた」みたいな感じで、成功だと思える。だから自分の仕事はいつでも成功するし、後悔したことなんか一度もない。それはすべて自分で決めたことだから。その繰り返し。ま、人には迷惑かけてるのだろうし、周りの理解があってこそだと思うのだけど。そして、だからこそ取りかかかる前に、めっちゃ慎重になるわけでもあるのだけど。

自分で決めて自分で実行出来るってなんて素敵なんだろう、といつも思う。今回もゼロからアーティストを組み立ててゼロから育てたことが良かった。たった8ケ月の超特急企画だったけど、ホントに楽しかったし、またいつでもゼロからスタートしようと思えた。

まだまだこれからも新しいアーティストを紹介していきますよ。とりあえず向こう1年は予定が埋まっているので頑張ります。

さて、今日も張り切って参りましょうかね…と、自分を奮い立たせる。ホントは辛くてしょうがないのだが。あぁ、低空飛行でもいいから継続する幸せがほしい。そろそろ真剣に結婚でも考えてみようか…と、ベランダの草花に水をやる。でもそんなのはすぐ飽きるし、やっぱりダメだ(爆)