出張5日目 ワルシャワ

翌日もこれまた天気がいい。そしてエジンバラより全然あったかい。去年同じ時期に来たときは厚いウィンターコート着てた記憶があるのだけど… 関係者に聞いたら、このフェスの時期、「天気は毎年違っている」のだそう。

とにかくみどりがまだ新芽というか新しくて、ホントに綺麗。タンポポがたくさん咲いている。

今日あった事は、実は今後の仕事のことなので、今は何も書けないが、とにかく充実していた。仕事上の超重要ミーティグ2本。そして今度こそ、というわけで「イースター蜂起」ならぬ「ワルシャワ蜂起博物館」に行く。ポーランドは歴史からして複雑で悲しくて、勉強することがたくさんある。そしていつもの事ながら、この国の人たちの忍耐強さと力には感動させられる。(ワルシャワ蜂起については、この案内が平易で分りやすいので、こちらをお薦めします)

そして…情けないのは、ワルシャワ2度目の私は、まぁ地下鉄というものに初めて乗ったのに、全然ダメダメだった事ですね。まずチケットを買うのに10分くらいかかり(なぜか最初にトライしたマシンでは英語の表記を探すことが出来なかった)、路線図を理解するのに10分くらいかかり、ホントに自分が旅をする能力が持ち合わせていないことをまざまざと実感。そのくせ、細かいことを事前に調べるのが面倒で嫌いなんだよね。次回新しい街、そして10年行ってない街に行く時は地球の歩き方くらい読んでおこう(爆)

さてこの日は昼は楽器フェア、そして夜は夜とて午後7時から朝7時まで続く30バンドが出演するダンス・ナイトが行なわれた。私のお目当てのバンドは、ダンスナイトのコアタイムの10時〜2時の間に出演するらしい。いったんホテルに戻ってメールをチェックしたり、広場にあるレストランでポーランド餃子食べてたら、あっという間に夜になり、またもやお昼寝の機会を逃す。そして、その彼らのスタージを見届ける。なにせ30バンド出演なので、演奏時間は30分ほどだったけど、なんというか、なぜ私が彼らの音楽に魅力を感じるのか、改めて確認した公演だった。一つ言えることは、もうなんというか、伝統音楽の、あのリズム体の上にちょこんとメロディ楽器が乗ったロックというかポップス的アプローチには、ほどほど飽きたという事だ。

確かにボシーバンドからこっち、ブズーキやギターの疾走するリズムというのは伝統音楽バンドにおける必須アイテムだったであろう。でも、伝統音楽をやるのであれば、やはりメロディの中にリズムがないとダメなのだ。ちなみにヴェーセンには、それがある。マーティン・ヘイズにもそれがある。そういう感じが、そこが、私はポーランドの今、特にワルシャワで復興している音楽の中で好きなところだ。とにかくフィドルの引っ張る力が、ものすごい。こういう音楽なら、企画書は無限に書ける。やっぱり、これが実行できる企画とそうでない企画の違いなんだよなぁ… 









ワルシャワ、オレは頑張るぜ!